みなさんこんにちは。
今回は、エレモフィラニベアについてまとめていきたいと思います。
エレモフィラニベアは、ゴマノハグサ科・エレモフィラ属に属する常緑低木です。
(ハマジンチョウ科で分類されることもあります。)
学名は「Eremophila nivea」で、オーストラリアが原産地です。
また、シルバーリーフを持つエレモフィラニベアは、「ホワイトツリー」の流通名も持っています。
今回は、エレモフィラニベアについてのポイント、
以上16個の点についてお伝えします。
まずはエレモフィラニベアの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
エレモフィラニベアの育て方は?
エレモフィラニベアを育てるには、環境がとても重要です。
南関東以西の暖地では心配ないと思いますが、強い霜はまず避けましょう。
また、高温多湿に弱く、風通しの悪いじめじめとした場所も苦手です。
そのため、地植えよりも鉢植えにして移動できるようにしたほうが育ちやすいでしょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、エレモフィラニベアが好む環境についてお伝えします!
エレモフィラニベアの育て方!環境はどうする?
エレモフィラニベアは、日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。
しかし、真夏の直射日光を嫌うので鉢植えの場合は、真夏は半日陰に移動しましょう。
また、過湿も嫌うので梅雨時期も長雨には当てないように軒下などで育ててください。
冬場は、凍結や強い霜が降りる心配がある場合はてください、3℃以上の室温が保てる室内に移動しましょう。
また、暖地で霜が降りる心配のない地域では、地植えも可能です。
地植えする場合は、強い直射日光や雨が当たりにくい、ひさしのある場所で水はけの良い環境で育ててください。
次は、エレモフィラニベアに適した用土についてお伝えします!
エレモフィラニベアを育てる際の適した用土は何?
エレモフィラニベアは、水はけの良い用土で育てましょう。
市販の草花用培養土にパーライトを2割混ぜると、水はけが良くなります。
自分で土を配合する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2の配合が良いでしょう。
また、地植えする場合は植え付ける2週間前に苦土石灰を混ぜて、苦土石灰を混ぜてから1週間経過したら腐葉土を混ぜてください。
次は、エレモフィラニベアに必要な肥料についてお伝えします!
エレモフィラニベアの育て方!肥料はどうする?
エレモフィラニベアは、地植えの場合は追肥は必要ありません。
鉢植えの場合は、3月~5月と9月~11月に定期的に緩効性化成肥料を与えてください。
では次は、エレモフィラニベアの水やりポイントについてお伝えします!
エレモフィラニベアを育てる際の水の量はどうする?
エレモフィラニベアは、乾燥気味に育てましょう。
地植えの場合は、水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、春~秋にかけて葉土の表面が乾いたら水やりをし、冬場は土の表面が乾いてから3日ほど経過してから水やりをしましょう。
水やりをしすぎると、根腐れの原因になりますので注意してください。
以上で基本的なエレモフィラニベアの育て方については終わりです。
次はエレモフィラニベアの写真をお見せします!
エレモフィラニベアの画像(写真)!特徴は?どんな花?一年草なの?
エレモフィラニベアは、樹高約1m~1.5mになる低木です。
花は、花径約1.5cm、長さ約2cm~4cmのベル状の合弁花で、おじぎをしているように垂れながら咲きます。
花冠は5裂していてやや反り返り、紫色の花を付けます。
葉は細く線形で白銀色のシルバーリーフで、葉茎には短い毛が密生しています。
そして、乾燥地に自生しているため、茎や葉に水分を溜め込む性質があり、とても柔らかい葉茎をしています。
また、エレモフィラニベアは、常緑多年草なので一年草ではありません。
花期は1年に1回ですが、年間を通して美しいシルバーリーフを観ることができます。
次に、エレモフィラニベアの開花時期をお伝えします!
エレモフィラニベアの開花時期や季節はいつ頃なの?
エレモフィラニベアの開花時期は、3月~5月と花期は長いです。
また、環境が合うともっと長く花を観ることができます。
そして、エレモフィラニベアは常緑多年草なので、開花後も美しいシルバーリーフは枯れません。
そのため、カラーリーフとして重宝されている一面もあります。
次は、エレモフィラニベアの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
エレモフィラニベアの苗の植え付けのポイントは?
エレモフィラニベアの植え付けは、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
植え付ける際には根鉢を崩さないようにしてください。
根が繊細なので、根を傷付けると枯れる原因になります。
軍手などをして、優しく植え付けましょう。
それでは次に、エレモフィラニベアの鉢植えや地植え(花壇)、庭で育てる際のポイントをお伝えします!
エレモフィラニベアの鉢植えや地植え(花壇)、庭で育てる際のポイントは?
エレモフィラニベアは、雨に当たると倒れやすいうえに、根腐れを起こしやすくなります。
また、霜や多湿にも弱いので基本的には鉢植えにして季節ごとに移動しながら育てることをおすすめします。
鉢植えにする場合も、プラスチックの鉢ではなく陶器の鉢のほうが蒸れなくて良いです。
霜が降りない地域で、花壇や地植えにする場合は雨に当たらないように軒下などに植え付けるか、雨よけをしっかりと行いましょう。
次は、エレモフィラニベアの植え替えのポイントをお伝えします!
エレモフィラニベアの植え替えのポイントは?
エレモフィラニベアの植え替えは、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
根が弱く、根の成長が遅い性質があるので植え替えは、2年~3年に1度行えば十分です。
植え付けの時と同じく、根鉢を崩さないように根をいじらずに1回り大きめの鉢に植え替えましょう。
また、エレモフィラニベアは乾燥状態を好みますが、植え替え直後に乾燥によって枯れることもありますので、植え替え後は水やりをしましょう。
次に、エレモフィラニベアの寄せ植えに合う植物をお伝えします!
エレモフィラニベアの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
エレモフィラニベアは、美しいシルバーリーフを持っています。
そのため、寄せ植えにはいろいろなパターンを楽しめるでしょう。
例えば、ユーカリ・グニ―やモクビャッコウなどのシルバーリーフ同士で寄せ植えにすると、シックなイメージで美しいです。
逆に、ピンク色や白色などの花を咲かせるシクラメンやビオラなどと合わせても、カラフルで良いでしょう。
また、乾燥状態を好むラベンダーと一緒に寄せ植えにすると同じような環境で育てられるため、長く楽しめます。
次は、エレモフィラニベアの剪定のポイントをお伝えします!
エレモフィラニベアが垂れる!剪定のポイントは?
エレモフィラニベアは、剪定を好みません。
どうしても剪定が必要な場合は、花後に行いましょう。
特に小さな株だと剪定によって枯れることがあります。
そのため、剪定をする場合は5号鉢以上に成長している株にしてください。
そして、大きな株であっても花後に伸びた枝を整える程度にすると、新芽が出てきてボリュームのある株に成長してくれます。
また、エレモフィラニベアが垂れすぎて切り戻しをしたい場合は、切り戻した後に癒合剤を塗ることをおすすめします。
そして、エレモフィラニベアは、葉茎に水分を溜めているので、強めに剪定する場合は株が一気に乾燥しないように注意しましょう。
それでは次に、エレモフィラニベアの増やし方をお伝えします!
エレモフィラニベアの増やし方!挿し木のポイントは?
エレモフィラの挿し木は、5月に行いましょう。
挿し木のやり方は、まず新しく元気な枝を5cm~10cmほどに切り落とします。
切り落とす際は、あまり小さく切り落とさないように注意しましょう。
切り落とした枝の下の方に生えている葉は取り除いて、コップなどに水を入れて1時間ほど挿して吸水させます。
吸水させたら、パーライト5:酸度調整済みピートモス5に混ぜた用土か、挿し木用土を湿らせてから挿してください。
明るい日陰で管理し、土の表面が乾いたら水やりをしてください。
成功すれば1ヶ月ほどで苗に成長しますが、水をやりすぎないことが成功のポイントになります。
次は、エレモフィラニベアの花が咲かない原因をお伝えします!
エレモフィラニベアの花が咲かない原因は?
エレモフィラニベアの花が咲かない原因として多いのは、剪定してしまったことです。
エレモフィラニベアの花は、新しく出た枝にしか付きません。
そのため、その枝を剪定してしまったり挿し木に使ってしまうと花が付きません。
剪定は、開花後にすぐに行って夏以降は手を付けないようにしましょう。
また、水のやりすぎでの根腐れや、直射日光にも気を付けましょう。
次に、エレモフィラニベアが枯れや黒ずみの原因や対策をお伝えします!
エレモフィラニベアが枯れや黒ずみの原因や対策は?
エレモフィラニベアが枯れる原因で一番多いのは、根腐れです。
水のやりすぎには注意し、保湿性のある用土は使用しないでください。
また、長雨にも当たらないようにしないと、根腐れだけでなく葉が黒ずむ原因になります。
エレモフィラニベアの葉は、短毛が密生しているので塗れると傷んでいきます。
そのようなことにならないように、鉢植えで育てて移動できるようにするのが一番です。
地植えの場合は、雨よけをしてあげましょう。
また、エレモフィラニベアは株が大きくなると下の方の葉が枯れやすくなります。
枯れた葉はすぐに取り除いてください。
次は、エレモフィラニベアの販売場所をお伝えします!
エレモフィラニベアの販売場所は?どこで買えるの?
エレモフィラニベアは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
しかし、苗は3000円~10000円を超えるものまであり、少々高額な印象ですが観賞価値を考えると1度は植え付けてみたいですね。
それでは次に、エレモフィラニベアでドライフラワーの作り方をお伝えします!
エレモフィラニベアの花を楽しもう!ドライフラワーの作り方!
エレモフィラニベアのドライフラワーは、収穫したら湿度を下げてゆっくりと乾燥させましょう。
収穫して、そのまま逆さに吊るして風通しの良い場所で乾燥させても良いです。
また、リースにして吊るしておけば自然と乾燥していききれいなリースになります。
次は、エレモフィラニベアの冬越しの方法をお伝えします!
エレモフィラニベアの冬越しの方法は?
エレモフィラニベアは、寒さに弱い植物です。
そのため、霜が降りたり雪の降る地域では鉢植えにして、冬場は日当たりが良く3℃以上ある室内で管理しましょう。
また、冬場は水やりを控え、土の表面が乾いて3日ほど経過してから水やりをしてください。
次に、エレモフィラニベアの花言葉をお伝えします!
エレモフィラニベアの花言葉はなに?
エレモフィラの花言葉は 、「憧れの佳人」 や「瞳の佳人」です。
「佳人」とは美しい女性を指す言葉なので、白銀の葉茎に紫色の花を付ける花姿から、このような花言葉が名付けられたのでしょう。
それでは最後に、エレモフィラニベアの種類や品種をお伝えします!
エレモフィラニベアの種類や品種は何があるの?
エレモフィラは、オーストラリア固有の植物で200種類ほどが確認されています。
エレモフィラニベアはその種類の中の1つで、日本で1番流通している種類です。
その他の種類は日本では見かけることは少ないですが、代表的なものを以下にご紹介します。
①エレモフィラグラブラ
エレモフィラニベアと同じく葉茎に毛が密に生えていて、橙色や黄色の花を付けます。
②エレモフィラマクラタ
エミューブッシュの名前でも流通していて、赤色、黄色、ピンク色などの花色があり、葉茎にはほとんど毛がありません。
③エレモフィラトビーベル
エレモフィラニベアよりも葉茎の毛は密ではなく、葉の幅が広く四季咲き性が強い種類です。
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それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
エレモフィラニベアのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは16個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①エレモフィラニベアの育て方(環境、土、肥料、水やり)
エレモフィラニベアは、日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。
しかし、霜の降りない地域では地植えが可能ですが、季節によって移動できる鉢植えのほうが育てやすいでしょう。
用土は水はけの良いものを使用し、追肥は鉢植えの場合のみ春と秋に緩効性化成肥料を与えてください。
水やりは、地植えの場合は必要ありません。
鉢植えの場合は、乾燥気味に育てることを意識して水やりをしましょう。
②エレモフィラニベアの画像(写真)!特徴は?どんな花?一年草なの?
エレモフィラニベアは、樹高約1m~1.5mになる低木です。
花は、花径約1.5cm、長さ約2cm~4cmのベル状の合弁花です。
花冠は5裂していてやや反り返り、紫色の花を付けます。
葉は細く線形で白銀色のシルバーリーフで、葉茎には短い毛が密生しています。
また、エレモフィラニベアは常緑多年草なので一年草ではありません。
③エレモフィラニベアの開花時期や季節はいつ頃なの?
エレモフィラニベアの開花時期は、3月~5月です。
常緑多年草なので、開花後も美しいシルバーリーフは観賞することができます。
④エレモフィラニベアの苗の植え付けのポイントは?
エレモフィラニベアの植え付けは、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
植え付ける際には根鉢を崩さないようにしてください。
根が繊細なので、根を傷付けると枯れる原因になります。
⑤エレモフィラニベアの鉢植えや地植え(花壇)、庭で育てる際のポイントは?
エレモフィラニベアは、雨に当たると倒れやすいうえに根腐れを起こしやすくなります。
また、霜や多湿にも弱いので鉢植えにして季節ごとに移動しながら育てることをおすすめします。
鉢植えにする場合も、プラスチックの鉢ではなく陶器の鉢のほうが蒸れなくて良いです。
地植えにする場合は、雨に当たらないように軒下などに植え付けるか、雨よけをしっかりと行いましょう。
⑥エレモフィラニベアの植え替えのポイントは?
エレモフィラニベアの植え替えは、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
植え替えは、2年~3年に1度行えば十分です。
植え付けの時と同じく、根鉢を崩さないように1回り大きめの鉢に植え替えましょう。
植え替え直後に乾燥によって枯れることもありますので、植え替え後は水やりをしてください。
⑦エレモフィラニベアの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
エレモフィラニベアは、美しいシルバーリーフを持っています。
そのため、ユーカリ・グニ―などのシルバーリーフ同士で寄せ植えにするとシックなイメージで美しいです。
逆に、ピンク色や白色を咲かせる花と合わせてもカラフルで良いでしょう。
また、乾燥状態を好むラベンダーと一緒に寄せ植えにすると長く楽しめるでしょう。
⑧エレモフィラニベアが垂れる!剪定のポイントは?
エレモフィラニベアは、剪定を好みません。
どうしても剪定が必要な場合は、花後に行いましょう。
また、剪定をする場合は5号鉢以上に成長している株にしてください。
そして、大きな株であっても花後に伸びた枝を整える程度にしてください。
また、エレモフィラニベアが垂れすぎて切り戻しをしたい場合は、切り戻した後に癒合剤を塗ることをおすすめします。
エレモフィラニベアを強めに剪定する場合は、株が一気に乾燥しないように注意しましょう。
⑨エレモフィラニベアの増やし方!挿し木のポイントは?
エレモフィラの挿し木は、5月に行いましょう。
挿し木のやり方は、まず新しく元気な枝を5cm~10cmほどに切り落とします。
あまり小さく切り落とさないように注意しましょう。
切り落とした枝の下の方の葉は取り除いて、1時間ほど水に挿して吸水させます。
吸水させたら、挿し木用土を湿らせてから挿してください。
明るい日陰で管理し、土の表面が乾いたら水やりをしてください。
水をやりすぎないことが成功のポイントになります。
⑩エレモフィラニベアの花が咲かない原因は?
エレモフィラニベアの花が咲かない原因として多いのは、剪定してしまったことです。
エレモフィラニベアの花は、新しく出た枝にしか付きません。
そのため、その枝を剪定してしまったり挿し木に使ってしまうと花が付きません。
剪定は、開花後にすぐに行って夏以降は手を付けないようにしましょう。
⑪エレモフィラニベアが枯れや黒ずみの原因や対策は?
エレモフィラニベアが枯れる原因で一番多いのは、根腐れです。
水のやりすぎには注意し、保湿性のある用土は使用しないでください。
また、長雨にも当たらないようにしないと、根腐れだけでなく葉が黒ずむ原因になります。
鉢植えで育てて移動できるようにするのが一番です。
地植えの場合は、雨よけをしてあげましょう。
また、エレモフィラニベアは株が大きくなると下の方の葉が枯れやすくなります。
枯れた葉はすぐに取り除いてください。
⑫エレモフィラニベアの販売場所は?どこで買えるの?
エレモフィラニベアは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
⑬エレモフィラニベアの花を楽しもう!ドライフラワーの作り方!
エレモフィラニベアのドライフラワーは、収穫したらゆっくりと乾燥させましょう。
収穫して、そのまま逆さに吊るして風通しの良い場所で乾燥させても良いです。
また、リースにして吊るしておけば自然と乾燥していききれいなリースになります。
⑭エレモフィラニベアの冬越しの方法は?
エレモフィラニベアは、寒さに弱い植物です。
そのため、霜が降りたり雪の降る地域では鉢植えにして育てましょう。
冬場は日当たりが良く、3℃以上ある室内に移動して管理してください。
⑮エレモフィラニベアの花言葉はなに?
エレモフィラの花言葉は 、「憧れの佳人」 ・「瞳の佳人」です。
⑯エレモフィラニベアの種類や品種は何があるの?
エレモフィラは、オーストラリア固有の植物で200種類ほどが確認されています。
エレモフィラニベアの他にも、「エレモフィラグラブラ」や、「エレモフィラマクラタ」などの種類があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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