みなさんこんにちは。
今回は、ラベンダーについてまとめていきたいと思います。
ラベンダーは「シソ科 」「 ラベンダー属」の地中海沿岸原産の常緑低木で、草丈は約20~130cmにもなります。
ラベンダーの学名は「Lavandula」。
別名「ラヴェンダー」とも呼ばれるハーブで、花色は「紫・ピンク・白」です。
ラベンダーは「ハーブの女王」と呼ばれ、古代ローマ時代から薬草として使われてきました。
ラベンダーの原種は約30種類ほどあり、他に亜種・変種・栽培品種が存在していますがその中でも
「イングリッシュラベンダー」は最も香りが良く、代表的な品種です。
イングリッシュラベンダーは耐寒性があるので日本で一番寒い北海道でも栽培することができます。
ここからはイングリッシュラベンダーを元に説明していきたいとおもいます。
今回は、ラベンダーについてのポイント、
以上18個の点についてお伝えします。
まずはラベンダーの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ラベンダーの育て方(栽培)は?
ラベンダーはどの品種も高温多湿を嫌います。
ラベンダーは春と秋の時期に一番成長するので、1年中風通しの良く乾燥した場所で育て、蒸れないように注意していればラベンダーの花の香りを楽しめます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ラベンダーが好む環境についてお伝えします!
ラベンダーの育て方!環境はどうする?
ラベンダーはどの品種も日当たりと風通しがよい場所を好んでいます。
ですが、直射日光は苦手なので夏の時期は気を付けてください。
イングリッシュラベンダーは高温多湿に弱いので寒冷地向きですが、フレンチラベンダーは平地でも育てやすいです。
このように環境に合わせた品種を選んであげると初心者でも失敗せずに育てられそうですね。
次は、ラベンダーに適した用土についてお伝えします!
ラベンダーを育てる際の適した用土は何?
ラベンダーは鉢植えも地植えの場合も水はけの良い土を選んでください。
ラベンダーの用土は、市販のハーブ専用培養土でも良いのですが、ラベンダーは弱酸性~中性土壌が最も適しているので酸性土壌は避けてください。
腐葉土:赤玉土(小):日向土(小):パーライトを4:3:2:1の割合で混合した土に小さじ1杯分の苦土石灰を混ぜた土か、日向土の代わりに鉢底石を使用しても良いでしょう。
地植えで使用する場合、ラベンダーの根が良く育つので堆肥や腐葉土といった有機物をすき込むのもおすすめです。
次は、ラベンダーに必要な肥料についてお伝えします!
ラベンダーの育て方!肥料はどうする?
ラベンダーの肥料は、基本的に植え付けの時か植え替え時に元肥として与えますが、
3月頃と9月~10月頃に1度追肥として緩効性化成肥料を施しましょう。
では次は、ラベンダーの水やりポイントについてお伝えします!
ラベンダーを育てる際の水の量はどうする?
ラベンダーは基本的に朝に水やりをしましょう。
特に、夏の時期の水やりする時間帯に注意してください。
日中に水やりをすると湿度が高くなってしまうので気温が上がる前の早朝に行うようにしてください。
ラベンダーの水の与え方は、土が乾いている状態でたっぷりと水やりをあげてください。開花中は、水切れさせないように気を付けましょう。
ラベンダーは耐寒性があるので鉢植えの場合は、霜が直接当たらない場所の寒さのある軒下に移動させてあげましょう。
以上で基本的なラベンダーの育て方については終わりです。
次はラベンダーの写真をお見せします!
ラベンダーの画像(写真)!特徴は?毒性はあるの?
「ラベンダー」の語源は、lavare「洗う」というラテン語からきているそうです。
ラベンダーの実を揉むと殻が割れ、ラベンダー独特の香りがするオイルがでてきます。
ラベンダーの効能は、リラックスや精神安定が特に一般的に熟知されており、他にも殺菌・防虫・消化促進があります。
ラベンダーは猫にとって毒性があることが近年判明されました。
ラベンダーには多くの種類がありますが、猫が死んでしまう恐れがあるラベンダーの種類は6種類あります。
「ラバンディン系」「アングスティフォリア系」「プテロストエカス系」「デンタータ系」「ストエカス系」です。
ラベンダーを食べたり、香りを嗅いだりすることで猫の腎臓や肝臓の内臓組織を破壊してしまいます。
特に免疫力がない子猫や老猫など身体の弱い猫を飼っている場合は、ラベンダーやその成分のあるものは避けてあげてくださいね。
次に、ラベンダーの開花時期をお伝えします!
ラベンダーの開花時期や季節(見頃)はいつ頃なの?
ラベンダーの見頃は初夏で、開花時期は、4月~7月頃です。
代表的なイングリッシュラベンダーのその他の品種の開花時期は、
「ラバンディン系」が6月上旬~7月下旬。
「アングスティフォリア系」は4月下旬~6月中下旬。
「ストエカス系」は4月上旬~6月中旬になります。
次は、ラベンダーの苗の植え付けのやり方をお伝えします!
ラベンダーの苗の植える時期と植え付けのやり方は?
ラベンダーの苗の選び方は、節と節の間が徒長していない株で葉の色が良いもの、そして表土に苔が生えていないものを選んでください。
苔が生えているということは、土が過湿しているということなので、
湿度が苦手なラベンダーには不向きです。
初心者におすすめのラベンダーは、「ラディンバン系」「ストエカス系」「デンタータ系」の3つです。
苗を買う場合は、その土地や気候にあった品種を確認して育てましょう。
鉢植えの植え付け方は、
①鉢底ネットを入れた鉢に、鉢底石を敷きます。
②肥料を混ぜた用土を、鉢の半分まで入れます。
③ポットから苗を抜き、植えつけたら隙間をなくすように土を苗の周囲に被せていきます。
④株元だけにたっぷりと水やりしてください。
地植えの場合は
①日当たりと風通しのよい場所に深さ30cmくらいの穴を掘ります。
②穴の中にポットごと苗を置き、土の表面よりも、苗の部分の土の表面が20cmくらい高くなるように土を戻して表面を盛り上げます。
③株元だけに、たっぷりと水やりしましょう。
それでは次に、ラベンダーの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントをお伝えします!
ラベンダーの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
ラベンダーは高温多湿が苦手なので、地植えの場合は土を盛り上げることにより水はけをよくさせてあげられます。
ラベンダーを鉢植えにする場合のポイントは、通気性がよく土に熱がこもりにくく、素焼きの鉢を使用し、購入した苗の2サイズ程大きい鉢に植えましょう。
プラスチックの鉢だと蒸れて根腐れをしてしまったり、鉢が小さいと根の成長を妨げてしまいます。
次は、ラベンダーの植え替えのポイントをお伝えします!
ラベンダーの植え替えのポイントは?
ラベンダーは、春の桜の季節になると新芽を伸ばし始め、根の成長期なので植え替えによって起こるダメージが最小限に済みます。
なので、3月~4月頃に植え替えをしましょう。
ラベンダーを植え替えする時のポイントは、
肥料は、リン酸が多めの緩効性化成肥料を使用しましょう。
ラベンダーを鉢植えで育てる場合は、植え替えをしてから1週間は明るい日陰に置いてあげて、それからは日当たりのいい場所に置きます。
そして、株が成長するごとに鉢の大きさを大きくしていくが大切です。
ラベンダーは毎年、春の桜の季節に大きな鉢に植え替えをしてあげることで、さらに大きな株へと成長します。
ですが、鉢穴から根が出てしまっている場合や水を与えてもすぐに乾燥するようであった場合は、根詰まりを起こしているので早急に植え替えが必要となります。
次に、ラベンダーの寄せ植えを花壇でする際のポイントをお伝えします!
ラベンダーの寄せ植えを花壇でする際のポイント!
ラベンダーは実は、寄せ植えには向いていない植物です。
ラベンダーは他の草花と寄せ植えした場合、こまめな水やりが必要になってしまうので乾燥した環境を好むラベンダーには不向きな状態になってしまいます。
また、寄せ植えにすると蒸れやすくなるので、多湿が苦手なラベンダーには辛い環境といえます。
なのでラベンダーを育てる場合は寄せ植えではなく、「置き合わせ」という、ラベンダーの鉢と他の草花の鉢を組み合わせて置く方法で楽しみましょう。
それでは次に、ラベンダーの剪定(切り戻し)のポイントをお伝えします!
ラベンダーの剪定(切り戻し)のポイントは?強剪定しても大丈夫?
ラベンダーは、植え替え後に風通しがよくなるよう剪定しましょう。
ラベンダーは乾燥した環境を好み、高温多湿を嫌うので風通しが悪くなると蒸れてしまい、変色を起こしたり、枯れてしまうので枯れた枝や枯れ葉を見つけたらすぐに取り除いてあげましょう。
また、一般的にラベンダーの剪定は、ラベンダーの花が終わった後に行います。
翌年に向けて多くの花をつけさせたい場合は、新芽の剪定を行いましょう。
新芽が出なくなってしまうので必ず脇芽を残すように注意しながら、高さをそろえて剪定ばさみでカットします。
高さが出ないようにカットすれば、株がドンドン伸びて成長してしまうラベンダーの株が強風で倒れてしまうことを防げます。
次は、ラベンダーの増やし方をお伝えします!
ラベンダーの増やし方!
ラベンダーを増やす方法は、「挿し木」「挿し芽」「株分け」があります。
次に、ラベンダーの挿し木(挿し芽)のやり方をお伝えします!
ラベンダーの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
ラベンダーは、3月~4月頃か9月中下旬〜10月中旬の時期に挿し木(挿し芽)で増やしましょう。
①若い枝で茎の部分が硬いをものを選び、芽から10cmくらいの位置を剪定ばさみなどで斜めに切り落とします。
②切り落とした枝は、下から5cmまでの位置にある葉をすべて取り除きます。
③水が入ったバケツの中に、丸一日かけて水揚げを行います。
④深さがない鉢に挿し木用の土や赤玉土(小)を入れておきます。
差し口を作るために棒を挿し、穴を作ったら挿し木を入れ、用意しておいた土を被せて倒れないようにします。
⑤(植え替え時と同様)1週間は明るい日陰に置いてあげて、それからは日当たりのいい場所に置きます。
それでは次に、ラベンダーの種まき時期をお伝えします!
ラベンダーの種まき時期と種まきのポイントは?
ラベンダーの種は3月~4月に蒔きましょう。
ラベンダーの種皮は硬いため、発芽までに2週間くらいの時間がかかり、発芽適温の20℃前後を維持しながら発芽するまでの間は土が乾かないように水を与え続けなければなりません。
また、ラベンダーを成長させるための適温は15℃~20℃で、芽が出てから花が咲くまでに2年もかかってしまうのでかなりの時間と手間が必要です。
次は、ラベンダーの株分けのやり方をお伝えします!
ラベンダーの株分けのやり方は?
ラベンダーの株分けは、挿し木や植え付け時期同様の3月〜5月か9月〜10月頃に行います。
株分けに使用するラベンダーは、数年育てた元気な株です。
ラベンダーの株はできるだけ根を傷つけずに優しく手で分けるか、ハサミなどを使いましょう。
根を傷つけてしまうと植え替えた後に枯れてしまうので慎重に行いましょう。
次に、ラベンダーのかかりうる病気や害虫の対策法をお伝えします!
ラベンダーのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ラベンダーが好む乾燥した環境は、害虫の「ハダニ」が繁殖しやすい状態になります。
特に、4月~5月頃はこのハダニとアブラムシの被害が出やすく、風通しの悪い環境になってしまうと「うどんこ病」にかかってしまいます。
ラベンダーの葉が黄色くに変色している場合は、「ハダニ」が原因なので、大量の水をかけて洗い流すか害虫用スプレーを吹きかけてあげましょう。
「アブラムシ」にも同じように早めに対処しましょう。
それでは次に、ラベンダーの花が咲かない原因をお伝えします!
ラベンダーの花が咲かない原因は?根腐れが原因なの?
ラベンダーの花が咲かない原因はたくさんあります。
①株が十分に育っていない
花を咲かせるには、株と根の両方がしっかりと張っている必要があります。
また植え付けをして間もない場合は、株が十分に育っていないのでラベンダーが咲くのは翌年になります。
植え付けをした年は、最適な環境で元気で頑丈に育ててあげましょう。
②肥料が多すぎる
ラベンダーの肥料は3月~5月または9月~10月の期間で年2回だけ、緩効性化成肥料を少量与えます。
ラベンダーの肥料で窒素成分が多いものを使うと、葉は増えますが花は付きにくくなってしまうので注意が必要です。
③鉢植えで根詰まりや根腐れしている
鉢植えの場合、鉢底から根が出ているのが見えたら、根詰まりを疑いましょう。
根詰まりを起こすと株全体が弱り、花を咲かせる力が無くなるので状態が悪化すると根腐れしてしまいます。
また、プラスチックの鉢を使用することで蒸れて根腐れの原因になります。
④花芽がついていない
イングリッシュラベンダーは年に1~2回咲きますが、
苗を買った時期が6月頃の場合は、すでに花が終わっているという可能性もあります。
⑤剪定が足りない
伸びすぎてしまった茎や古い茎などを剪定し、枯れ葉なども取り除きましょう。
次は、ラベンダーが枯れる原因をお伝えします!
ラベンダーが枯れる(枯れた)原因はなに?
ラベンダーは常緑樹なので、弱っていると葉色が変色して茶色や黒色になります。
葉が黒くなってしまう原因は、蒸れているので根腐れして枯れているかもしれません。
次に、ラベンダーに似た花をお伝えします!
ラベンダーに似た花は何がある?
ラベンダーに似た花を3つご紹介します。
1つめは「ローズマリー」です。
ローズマリーは「シソ科」「マンネンロウ属(ロスマリヌス属)」で特有の強い香りがします。
開花時期は11月~5月でラベンダー同様の有名なハーブです。
ローズマリーの花色は薄紫・青などがあり、立ち性のローズマリーが特に似ているそうですがローズマリーは11月~5月の寒い時期です。
開花時期も見分けるコツですね。
2つめは「ブルーサルビア」です。
ブルーサルビアは「シソ科」アサギリ属」で多年草ですが、寒さに弱いため、日本では多年草ではなく一年草とされています。
開花時期は5月~10月で、春に1度咲いて夏を越せば、また秋に2度目の花を咲かせてくれます。
花色は青で、高温多湿と寒さが苦手なので日本で育てる上で初心者には不向きです。
3つめは「ムスカリ」です。
ムスカリは「キジカクシ科」「ムスカリ属」で生命力があり、寒さにも暑さにも強く、育てやすいので日本ではよく見かけられる植物です。
開花時期は3月~5月中旬で、花色は青・紫・白などがありますが青色が特に見かける色です。
花の形は、ブドウの房のような花をつけます。
それでは次に、ラベンダーの花言葉をお伝えします!
ラベンダーの花言葉はなに?和名や英語ではなんていうの?
ラベンダーの花言葉は「私に答えてください」「沈黙」「期待」「疑惑」「不信感」。
ラベンダーの「沈黙」の由来は、「ラベンダーの精神安定効果」からといわれているようです。
ラベンダーの「疑惑」は、「不思議なほど強い香り」のようだからといわれています。
ラベンダーの英語の花言葉は「silence(沈黙、静寂)」「devotion(献身的な愛)」「distrust(疑惑)」。
最後に、ラベンダーの種類をお伝えします!
ラベンダーの種類や品種は何があるの?
ラベンダーは多くの品種があります。
その中でも「イングリッシュラベンダー」は見た目の美しさと香りで一番といわれています。
ラベンダーの原種は、「ストエカス系」「アングスティフォリア系」「プテロストエカス系」「ラバンディン系」「デンタータ系」の5つに分類されます。
「ストエカス系」のラベンダーは、花径と花穂が長く、ウサギの耳に似た形の花を咲かせます。
「ラバンディン」はコモンラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種です。
「ラバンディン系」は他に比べて暑さに強く、暖地で育てやすいです。
「デンタータ系」のラベンダーは、四季咲きもあり、暖かい地域ならば冬も開花します。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ラベンダーのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは18個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ラベンダーの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりと風通しがよい場所に、市販のハーブ専用培養土か、腐葉土:赤玉土(小):日向土(小):パーライトを4:3:2:1の割合で混合したものに小さじ1杯分の苦土石灰を混ぜた土で
肥料は、植え付けの時か植え替え時に元肥として与えますが、3月頃と9月~10月頃に1度追肥として緩効性化成肥料を施しましょう。
基本的に朝に土が完全に乾いた状態で水やりをしましょう。
②ラベンダーの画像(写真)!特徴は?毒性はあるの?
ラベンダーは猫にとって毒性があることが近年判明されました。
猫が死んでしまう恐れがあるラベンダーの種類は6種類あります。
「ラバンディン系」「アングスティフォリア系」「プテロストエカス系」「デンタータ系」「ストエカス系」です。
ラベンダーを食べたり、香りを嗅いだりすることで猫の腎臓や肝臓の内臓組織を破壊してしまいます。
特に免疫力がない子猫や老猫など身体の弱い猫を飼っている場合は、ラベンダーやその成分のあるものは避けてください。
③ラベンダーの開花時期や季節(見頃)はいつ頃なの?
「イングリッシュラベンダー」の開花時期は4月~7月頃です。
その他の品種の開花時期は、
「ラバンディン系」が6月上旬~7月下旬。
「アングスティフォリア系」は4月下旬~6月中下旬。
「ストエカス系」は4月上旬~6月中旬
④ラベンダーの苗の植える時期と植え付けのやり方は?
苗は、節と節の間が徒長していない株で葉の色が良いもの、そして表土に苔が生えていないものを選んでください。
鉢植えの植え付け方は、
①鉢底ネットを入れた鉢に、鉢底石を敷きます。
②肥料を混ぜた用土を、鉢の半分まで入れます。
③ポットから苗を抜き、植えつけたら隙間をなくすように土を苗の周囲に被せていきます。
④株元だけにたっぷりと水やりしてください。
地植えの場合は
①日当たりと風通しのよい場所に深さ30cmくらいの穴を掘ります。
②穴の中にポットごと苗を置き、土の表面よりも、苗の部分の土の表面が20cmくらい高くなるように土を戻して表面を盛り上げます。
③株元だけに、たっぷりと水やりしましょう。
⑤ラベンダーの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
ラベンダーは高温多湿が苦手なので、地植えの場合は土を盛り上げることにより水はけをよくさせます。
ラベンダーを鉢植えにする場合のポイントは、通気性がよく土に熱がこもりにくく、素焼きの鉢を使用し、購入した苗の2サイズ程大きい鉢に植えましょう。
⑥ラベンダーの植え替えのポイントは?
3月~4月頃に植え替えをします。
リン酸が多めの緩効性化成肥料を使用し、鉢植えで育てる場合は、植え替えをしてから1週間は明るい日陰に置いてあげ、次に日当たりのいい場所に置きます。
毎年、桜の咲く季節に大きな鉢に植え替えをして株が成長するごとに鉢の大きさを大きくしてあげますが、
鉢穴から根が出てしまっている場合や水を与えてもすぐに乾燥するようであった場合は、早急に植え替えをしましょう。
⑦ラベンダーの寄せ植えを花壇でする際のポイント!
ラベンダーは、寄せ植えには向いていない植物なので「置き合わせ」という、ラベンダーの鉢と他の草花の鉢を組み合わせて置く方法で楽しみましょう。
⑧ラベンダーの剪定(切り戻し)のポイントは?強剪定しても大丈夫?
植え替え後の花が弱っている状態が続いた時やラベンダーの花が終わった後に剪定します。
多くの花をつけさせるために、必ず脇芽を残すように注意しながら、高さをそろえて剪定ばさみでカットします。
次は、ラベンダーの増やし方をお伝えします!
⑨ラベンダーの増やし方!
ラベンダーは挿し木で増やすことが出来ます。
⑩ラベンダーの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
ラベンダーは、3月~4月頃か9月中下旬〜10月中旬の時期に挿し木(挿し芽)で増やしましょう。
①若い枝で茎の部分が硬いをものを選び、芽から10cmくらいの位置を剪定ばさみなどで斜めに切り落とします。
②切り落とした枝は、下から5cmまでの位置にある葉をすべて取り除きます。
③水が入ったバケツの中に、丸一日かけて水揚げを行います。
④深さがない鉢に挿し木用の土や赤玉土(小)を入れておきます。差し口を作るために棒を挿し、穴を作ったら挿し木を入れ、用意しておいた土を被せて倒れないようにします。
⑤(植え替え時と同様)1週間は明るい日陰に置いてあげて、それからは日当たりのいい場所に置きます。
⑪ラベンダーの種まき時期と種まきのポイントは?
3月~4月に種蒔きをします。
発芽適温の20℃前後を維持しながら発芽するまでの間は土が乾かないように水を与え続けなければなりません。
ラベンダーを成長させるための適温は15℃~20℃で、芽が出てから花が咲くまでに2年もかかるので、種まきで育てる場合は初心者には不向きです。
⑫ラベンダーの株分けのやり方は?
株分けは3月〜5月か9月〜10月頃に行い、数年育てた元気な株を、できるだけ根を傷つけずに優しく手で分けるか、ハサミなどを使いましょう。
⑬ラベンダーのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
「ハダニ」「アブラムシ」などの害虫は大量の水をかけたり、害虫スプレーを使用します。
風通しの悪い環境になってしまうと「うどんこ病」にかかるので、常に風通しが良い状態になるように管理しましょう。
⑭ラベンダーの花が咲かない原因は?根腐れが原因なの?
ラベンダーの花が咲かない原因はたくさんあります。
①株が十分に育っていない
②肥料が多すぎる
③鉢植えで根詰まりや根腐れしている
④花芽がついていない
⑤剪定が足りない
根詰まりを起こすと株全体が弱り、花を咲かせる力が無くなるので状態が悪化すると根腐れしてしまいます。
また、プラスチックの鉢を使用することで蒸れて根腐れの原因になります。
⑮ラベンダーが枯れる(枯れた)原因はなに?
弱っていると葉色が変色して茶色や黒色になります。
葉が黒くなってしまう原因は、蒸れているので根腐れして枯れているかもしれません。
⑯ラベンダーに似た花は何がある?
「ローズマリー」「ブルーサルビア」「ムスカリ」があります。
⑰ラベンダーの花言葉はなに?和名や英語ではなんていうの?
花言葉は「私に答えてください」「沈黙」「期待」「疑惑」「不信感」。
英語の花言葉は「silence(沈黙、静寂)」「devotion(献身的な愛)」「distrust(疑惑)」。
⑱ラベンダーの種類や品種は何があるの?
「イングリッシュラベンダー」は見た目の美しさと香りで一番といわれています。
ラベンダーの原種は、「ストエカス系」「アングスティフォリア系」「プテロストエカス系」「ラバンディン系」「デンタータ系」の5つに分類されます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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