みなさんこんにちは。
今回は、レースフラワーについてまとめていきたいと思います。
レースフラワーは「セリ科」「ドクゼリモドキ属」の一年草で、しっかりした茎で草丈は50cm~150cmにもなり、とても小さな白色の花が放射状にまとまり咲きます。
レースのように繊細な姿をしていることからレースフラワーと呼ばれるようになりました。
学名は「Ammi majus」「Ammi visnaga」です。
和名は「ドクゼリモドキ」といい、猛毒の「ドクゼリ」に似ていることから名付けられましたが、レースフラワー(和名ドクゼリモドキ)には毒はありません。
今回は、レースフラワーについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはレースフラワーの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
レースフラワーの育て方は?
レースフラワーは、日当たりと風通しの良い場所で育て、高温多湿は避けましょう。
レースフラワーは日本でのみ「一年草」として扱われている理由は、日本の気候に合わないため夏期に枯れてしまうことから、本来は「多年草」であるレースフラワーは「一年草」となっているようです。
レースフラワーを育てる際に夏期に枯れてしまった場合でも、種を蒔けば新しく芽を出してくれますので安心してください。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、レースフラワーが好む環境についてお伝えします!
レースフラワーの育て方!環境はどうする?
レースフラワーは温暖な気候を好み、乾燥に強く、耐寒性もありますが高温多湿が苦手です。
レースフラワーは暖かい時期になるにつれて草丈が伸びてきて、花期には1m以上にもなりますのでこの時期は陽の光を当ててあげましょう。ですが、耐暑性はあまりないことを覚えておきましょう。
レースフラワーは茎は太いのですがドンドン伸びていくので、風対策に支柱を立ててあげてくださいね。
次は、レースフラワーに適した用土についてお伝えします!
レースフラワーを育てる際の適した用土は何?
レースフラワーは、水はけのよいものであれば用土は基本的に何を使用しても構いませんが、主に適しているのは、
「赤玉土:腐葉土」を「7:3」の割合で配合した土または、市販の草花用培養土をおすすめします。
次は、レースフラワーに必要な肥料についてお伝えします!
レースフラワーの育て方!肥料はどうする?
レースフラワーは肥料をあまり与えない方が良いでしょう。
レースフラワーに肥料を多く与えてしまうと、花付きが良くならず、草丈が伸びるだけになってしまいます。
レースフラワーを鉢植えで育てる場合は、2~3月頃にリン酸が多い緩効性の肥料を少しだけあげましょう。
では次は、レースフラワーの水やりポイントについてお伝えします!
レースフラワーを育てる際の水の量はどうする?
レースフラワーの基本的な水の与え方は、必ず土の表面が乾いたのを確認してから与えてください。
レースフラワーを地植えで育てる場合は、降雨のみで大丈夫です。
レースフラワーを鉢植えで育てる場合も、屋外での栽培なら降雨のみで構いませんが、土が乾いている期間が続くようならば水を与えてあげましょう。
レースフラワーを鉢植えで屋根がある場所で栽培している場合は、土の表面が乾いたら一度にたっぷりと水を与えます。ですが、鉢皿に溜まった水をそのままにしてしまうと根腐れしてしまうので捨てるように注意してください。
以上で基本的なレースフラワーの育て方については終わりです。
次はレースフラワーの写真をお見せします!
レースフラワーの画像(写真)!特徴は?
レースフラワーを英名で「Queen anne’s Lace」と呼ばれています。
呼び名の由来は、イギリス(英国)の当時のアン女王がレース作りが優れていたことから名付けられました。
レースフラワーは開花期が長く、ボリュームがあり、可愛らしい見た目からドライフラワー・フラワーアレンジメントなどでたくさん使用されています。
次に、レースフラワーの開花時期をお伝えします!
レースフラワーの開花時期や季節はいつ頃なの?
レースフラワーの開花時期は5月~6月頃です。
レースフラワーは日本では初めに神奈川県から野生で確認され、それから日本各地で野生化していますが、その見た目の美しさや花持ちの良さから商品としてお花屋さんでもよく売られています。
次は、レースフラワーの苗の植え付けのやり方をお伝えします!
レースフラワーの苗の植え付けのやり方は?
レースフラワーは苗からも種からも育てられます。
うまく育てることができれば、こぼれ種でまた咲いてくれます。
レースフラワーの苗で育てる場合は、まずホームセンターや園芸店などで苗を購入しましょう。
植え付けの適期は10月~11月になりますが、寒冷地で育てる場合は、春に行ってくださいね。
また、注意するポイントとしてレースフラワーの苗を植えつける場合は、ポットから取り出す際に根鉢を崩さないように気を付けましょう。
そうしたら、株間を30cm~40cmくらいあけて植えつけ、水をたくさん与えましょう。
レースフラワーを鉢植えで育てる場合は準備した土に、「緩効性化成肥料」か「堆肥」を少量だけ施しておくと良いでしょう。
それでは次に、レースフラワーの生け花にするポイントをお伝えします!
レースフラワーの生け花にするポイントは?
レースフラワーは様々な花と相性が良く、花期が長いので花持ちも良いので重宝されます。
ですが、花が咲き終わるとき花弁が散っていく姿が次から次へとパラパラ落ちていくので、花殻など始末をするのに適していない場所やお見舞いなどに持っていくには不向きかもしれません。
次は、レースフラワーの寄せ植えの仕方をお伝えします!
レースフラワーの寄せ植えの仕方!
レースフラワーは多湿に弱いです。
レースフラワーは基本的には背が高くなるので寄せ植えなどする場合は、土の表面が隠れることがないように注意をしないと日当たりが悪くなってしまったり蒸れて育たなくなってしまうので気を付けて下さい。
次に、レースフラワーの増やし方をお伝えします!
レースフラワーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
レースフラワーの種まきは、春と秋の時期に行いましょう。
レースフラワーの種まきの適期は、9月~10月です。
寒冷地で育てる場合は、春の3月~4月です。
レースフラワーは、明るい日陰で乾燥させないように注意しながら、水を与えていれば一週間前後で発芽します。
ポットまきの場合は、3号ポットに種をまいて成長したら株が小さいうちに植え付けましょう。
大きくなってから植え付けると、移植に弱いレースフラワーは根が傷んで枯れてしまいます。
それでは次に、レースフラワーに似た花をお伝えします!
レースフラワーに似た花(似てる花)は何がある?
レースフラワーと似ている花に、「オルレア」という花があります。
オルレアは「セリ科」「オルレア属」で「ホワイトレース」という名で主に呼ばれています。
レースフラワーとよく似た名前で、しかも同じセリ科のため姿もよく似ています。
ですが、2つをよく見比べてみると花の形も違います。
オルレアは、大きな花弁が小さな花弁を囲むように咲き、レースフラワーよりも全体的に大きいのが特徴です。
次は、レースフラワーの販売価格をお伝えします!
レースフラワーの値段や販売価格はどれくらいなの?
レースフラワーの苗は3号サイズで200円~350円で程で購入できます。
200円以下で購入できる場合もあるようで、気軽に育てられますね。
次に、レースフラワーとかすみ草やカサブランカの違いをお伝えします!
レースフラワーとかすみ草やカサブランカの違いはなに?
レースフラワーとかすみ草は見た目も用途も似ています。
どちらも白色で小さな花が豪華に咲くので、他の花を際立たせてくれることから花束によく使用されます。
また、ドライフラワー・押し花・切り花など様々な場面で見かけることができます。
カサブランカは心地よい上品な香りの百合で、レースフラワーやかすみ草同様の白色の花です。
ウェディングブーケ(ブライダルブーケ)でかすみ草やレースフラワーと組み合わせてアレンジされることが多いです。
それでは次に、レースフラワーの花言葉をお伝えします!
レースフラワーの花言葉はなに?
レースフラワー(ホワイトレースフラワー)の花言葉は「細やかな愛情」「可憐な心」「感謝」です。
感謝の気持ちを伝えたい相手に、このレースフラワーのお花を渡せば、思いがより一層伝わりそうですね。
ちなみに、ブルーレースフラワーの花言葉は「優雅な振る舞い」「無言の愛」。
ラックレースフラワーの花言葉は「幼い夢」です。
最後に、レースフラワーの種類をお伝えします!
レースフラワーの種類や品種は何があるの?別名はなに?
レースフラワーは主に「ホワイトレースフラワー」と呼ばれています。
レースフラワーの花色は白色のみになりますが、レースフラワーの種類は3つあります。「ホワイトレースフラワー」「ブラックレースフラワー」「ブルーレースフラワー」。
「ブラックレースフラワー」「ブルーレースフラワー」は名前の通り、白色以外の花色をしています。
「ブルーレースフラワー」は「ブルー」という名ですが、実は、青色・ピンク色・白色があります。
ブルーレースフラワーは「ウコギ科 」「トラキメネ属」(またはセリ科・チドメグサ科)で、レースフラワー(ホワイトレースフラワー)と属性が違います。
なので当然のことながら、ブルーレースフラワーの白色とレースフラワー(ホワイトレースフラワー)は別物です。
非常に分かりにくいですが注意しましょう。
レースフラワーの品種には「アミ・マユス」「アミ・ビスナガ」などがあります。
「アミ・マユス」は、和名「ドクゼリモドキ」で葉は1~3回の三つ葉でギザギザしています。
薬草としても使用されています。
「アミ・ビスナガ」の和名「イトバドクゼリモドキ」で糸のように葉が細いので名付けられました。
花は、小花が隙間なく大きな丸い形を作ります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
レースフラワーのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①レースフラワーの育て方(環境、土、肥料、水やり)
レースフラワーの日当たりと風通しが良い場所に赤玉土7:腐葉土3(または培養土)に元肥として緩効性化成肥料を少し混ぜ、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えましょう。高温多湿には注意してください。
②レースフラワーの画像(写真)!特徴は?
白色の小さな花が放射線状に咲きます。
③レースフラワーの開花時期や季節はいつ頃なの?
レースフラワーの開花時期は5月~6月頃です。
④レースフラワーの苗の植え付けのやり方は?
レースフラワーの植え付けの適期は10月~11月ですが、寒冷地で育てる場合は、春の時期に行う。
レースフラワーの苗を植えつける場合はポットから取り出す際に根鉢を崩さないように気を付けて株間を30cm~40cmくらいあけて植えつけ、水をたくさん与えましょう。
⑤レースフラワーの生け花にするポイントは?
レースフラワーは他の草花と組み合わせてアレンジできますが、花殻など始末をするのに適していない場所やお見舞いなどに持っていくには不向きです。
⑥レースフラワーの寄せ植えの仕方!
レースフラワーは草丈が伸びるので、背が低い草花で蒸れさせないよう、土の表面に風が通るように考えて寄せ植えをしましょう。
⑦レースフラワーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
レースフラワーの種まきの適期は、9月~10月です。寒冷地で育てる場合は、春の3月~4月です。
種は3号ポットに蒔いたら明るい日陰で水をたっぷり与えて育てましょう。
⑧レースフラワーに似た花(似てる花)は何がある?
「オルレア」は、大きな花弁が小さな花弁を囲むように咲き、レースフラワーよりも全体的に大きいのが特徴です。
⑨レースフラワーの値段や販売価格はどれくらいなの?
レースフラワーの苗は、3号ポットで200円~350円くらいで販売されている。
⑩レースフラワーとかすみ草やカサブランカの違いはなに?
レースフラワーとかすみ草はどちらも白色で小さい花をつけることから用途も同じで、カサブランカとレースフラワーはウェイディングフラワー(ブライダルブーケ)として組合わせて使用されることが多い。
⑪レースフラワーの花言葉はなに?
レースフラワーの花言葉は「細やかな愛情」「可憐な心」「感謝」。
⑫レースフラワーの種類や品種は何があるの?別名はなに?
レースフラワーは別名「ホワイトレースフラワー」と呼ぶ。
レースフラワーの種類は「ホワイトレースフラワー」「ブラックレースフラワー」「ブルーレースフラワー」の3つある。
ブルーレースフラワーには白色・青色・ピンク色があるが属性が違う。
レースフラワーの品種には「アミ・マユス」「アミ・ビスナガ」などがある。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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