みなさんこんにちは。
今回は、かすみ草(カスミソウ)についてまとめていきたいと思います。
かすみ草は、ナデシコ科ギプソフィラ属の植物です。
学名は、「Gypsophila」です。
かすみ草は、品種によりますが草丈が20㎝のものや1m以上に育つものもあります。
小さな花をたくさん咲かせ、種類によっては、花の色が白だけでなく、薄いピンク色をしているものもあります。
今回は、かすみ草(カスミソウ)についてのポイント、
以上16個の点についてお伝えします。
まずはかすみ草(カスミソウ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
かすみ草(カスミソウ)の育て方(栽培)は?
かすみ草は、「長日植物」と呼ばれる種類に分類される植物です。
1日に12時間以上は日光を浴びないと花が咲かないので、日光をかなり必要とします。
また、高温多湿を嫌うので、環境や用土には気を付けてあげましょう。
かすみ草は茎が細いので、支柱をしてあげると良いです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、かすみ草(カスミソウ)が好む環境についてお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の育て方!環境はどうする?
かすみ草は、日光を浴びなければ花が咲きません。
日当たりが良く、風通しのよい場所で育ててください。
次は、かすみ草(カスミソウ)に適した用土についてお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)を育てる際の適した用土は何?
かすみ草は、水はけよい用土で育てましょう。
カスミソウの学名、「Gypsophila(ギプソフィラ)」は、ギリシャ語の「gypsos(石膏)」と「philein(好む)」が語源となっています。
カスミソウが、石灰質の土壌を好んで育つことに由来するそうです。
そのため、酸性土を好まないので、植え付けの1週間前に、土に石灰質の土壌改良剤を混ぜ、アルカリ性の土で育ててあげましょう。
鉢植えの場合も、「ハイポネックス鉢・プランター用培養土」などの清潔な培養土に土壌改良剤を1割ほど混ぜてあげると、カスミソウに適した用土を作ることができます。
次は、かすみ草(カスミソウ)に必要な肥料についてお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の育て方!肥料はどうする?
かすみ草は、肥料が無くても育ちますが、与えた方が株が良く育ちます。
鉢植えの場合は、開花前の3月~5月と、休眠期前の10月~11月に追肥してあげましょう。
ハイポネックスなど、液肥での追肥が簡単です。
かすみ草を地植えする場合は、元肥としてマグァンプK中粒を混ぜ込んで土を耕しましょう。
では次は、かすみ草(カスミソウ)の水やりポイントについてお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)を育てる際の水の量はどうする?
かすみ草は、地植えの場合は降雨のみで育ちます。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら水をあげましょう。
かすみ草は湿気を嫌うので、様子を見ながら多湿になりすぎないように気を付けてあげましょう。
以上で基本的なかすみ草(カスミソウ)の育て方については終わりです。
次はかすみ草(カスミソウ)の写真をお見せします!
かすみ草(カスミソウ)の画像(写真)!匂い(臭い)はどんなかんじなの?
かすみ草をアップで見ることは、なかなかないかもしれませんね。
かすみ草にもいろいろな種類がありますが、こちらは八重咲きのかすみ草です。
かすみ草は、匂いのない花だと思っている方も多いと思います。
しかし、実際は香りが強いです。
かすみ草に含まれる、メチル酢酸という物質が、独特な匂いを発するのです。
この独特な匂いは、トイレや加齢臭などの匂いと似ています。
また、かすみ草は、バラなどの香りの強い植物と一緒にブーケにすることも多いため、匂いを抑える薬剤を花屋さんが使っていることもあります。
また、最近では香りの少ない品種も出回っています。
かすみ草を植える時や、花束を作るとき、匂いが心配な方は一度花屋さんに相談したり、品種を選んだり工夫してみましょう。
次に、かすみ草(カスミソウ)の種や苗の販売価格をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の種や苗の値段はいくらぐらい?
かすみ草の種は、150円~350円くらい、苗は700円前後です。
種も苗もネット販売もされていますし、大型スーパーやホームセンターでも購入することができます。
次は、かすみ草(カスミソウ)の開花時期をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
カスミソウの開花時期は、5月~7月頃です。
白、又はピンクの花を多数咲かせるのが特徴です。
カスミソウの種類によって、一年草、二年草、多年草とあります。
それでは次に、かすみ草(カスミソウ)の苗の植え付けのポイントをお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の苗の植え付けのポイントは?
かすみ草は、種から育てるよりも苗から育てる方が簡単です。
苗の植え付け時期は、開花期を避けた時期で2月~4月、又は10月~11月が最適です。
植え付ける時は、根がとても繊細なので根と土が絡まった「根鉢」を崩さないように植えましょう。
次は、かすみ草(カスミソウ)の鉢植えで育てる際のポイントをお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の鉢植えで育てる際のポイントは?
かすみ草を鉢植えにする場合は、根がとても繊細なので、苗より一回り大きい鉢を準備してください。
また、排水をよくするために鉢底石を必ず敷きましょう。
次に、かすみ草(カスミソウ)の地植えで育てる際のポイントをお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
かすみ草を地植えをする場合は、株と株の間を20~30cmくらい開けて植えてください。
かすみ草は根が繊細なので、植え替えをすると弱ってしまうことがあります。
植え付けの場所は変えないように場所を選びましょう。
また、かすみ草は梅雨の時期の多湿を好まないので、地植えの際は、十分に水はけのよい環境を作ってあげましょう。
それでは次に、かすみ草(カスミソウ)の寄せ植えの仕方をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の寄せ植えの仕方!
かすみ草は、品種によっては1mくらいの草丈になりますので、品種によっては寄せ植えには適さないものもあります。
また、湿気を嫌い、日当たりと風通しの良い場所を好みますので、同じような環境を好むお花と寄せ植えをしてあげましょう。
次は、かすみ草(カスミソウ)の切り戻しのポイントをお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の切り戻しのポイントは?
かすみ草の花がほぼ咲き終わったら、根元から茎を切ってしまいましょう。
切ってあげると、他の株や花に栄養がいくので、長い期間楽しめます。
非常に簡単な切り戻しで良いので、やってみてくださいね。
次に、かすみ草(カスミソウ)の増やし方をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の増やし方!
かすみ草の増やし方としては、挿し木・種まき・株分けが挙げられます。
挿し木をする場合は、枝の先端部で丈夫そうな枝を使うと良いでしょう。
種まきで増やす場合は、開花時期が過ぎたら、剪定せずにそのまま置いておくと種袋が付き、成熟して種ができます。
その種を蒔くことで簡単に増やすことができます。
かすみ草の株分けは、ハサミなどで株分けするだけですが、失敗する場合も多いようです。
それでは次に、かすみ草(カスミソウ)の挿し木のやり方をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の挿し木のやり方はどうするの?
かすみ草の挿し木には、4月~5月、又は9月~10月が適しています。
太くて丈夫な新芽の先端を、3~5cm程度の長さに切って挿します。
用土には、清潔な赤玉土や、パーライトの細粒を使用しましょう。
または、挿し木専用土も販売されているので、そちらを使用してもよいでしょう。
切り口には発根促進剤をまぶし、乾燥に注意しながら育ててください。
はじめは日陰に置き、根が生えてきたら徐々に日向に移してあげると良く育ちます。
根が出るまでは1か月~2か月ほどかかるでしょう。
次は、かすみ草(カスミソウ)の種まき時期をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の種まき時期と種まきのポイントは?
かすみ草の種まきは、9月~10月の秋に行いましょう。
4~5粒程の種を、3センチほどの間隔を空けて蒔いてください。
覆土には、バーミキュライトの細粒を使用し、種が少し見える程度にするのが適しています。
かすみ草の種を蒔いた後は、挿し木と同じく、乾燥させないように日陰で発芽まで管理してください。
発芽をしたら、徐々に日向へ移動させながら間引きをし、育てましょう。
次に、かすみ草(カスミソウ)の株分けのやり方をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の株分けのやり方は?
かすみ草の株分けは、3月又は9月下旬~10月中旬頃に行いましょう。
株をハサミなどで2つ以上に分けて植えるだけですが、根が繊細なので傷つけないように注意して株分けしてください。
それでは次に、かすみ草(カスミソウ)に似た花をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)に似た花は何がある?
かすみ草に似た花はいくつかあります。
具体的には、ハイブリッドスターチスと呼ばれる、小さな白い花を付けるスターチスの仲間や、レースフラワーが挙げられます。
次は、かすみ草(カスミソウ)の花言葉をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の花言葉はなに?英語や漢字ではどう書くの?
かすみ草の花言葉は、「清らかな心」・「無邪気」・「親切」・「幸福」です。
かすみ草は、真っ白な花の可憐さや、結婚や出産などのお祝いにも欠かせない花ということから、この花言葉が付いたようです。
かすみ草は英語にすると、「baby’s breath(ベイビーズブレス)」です。
ベイビーブレスとは、「愛しい人の吐息」、「赤ちゃんの吐息」を意味します。
かすみ草は、海外でも大切な人へのイメージを持たれる花なのですね。
かすみ草を漢字で書くと「霞草」です。
いくつも分かれた枝先に多数の小さな花が付く様子が、春霞がかかったように見えることから名付けられたようです。
最後に、かすみ草(カスミソウ)の種類をお伝えします!
かすみ草(カスミソウ)の種類や品種は何があるの?
かすみ草の原種は、約125種類にも及びます。
最も一般的な種類は、ウクライナやイランなどを原産地とする「エレガンス種」です。
草丈は20cm~50cmと中型で、一年草です。
細かく枝分かれした先に、小さな花が株を覆うように咲くのがこの種類の特徴です。
エレガンス種には、「アルタイル」と「ベールスター」が一般的な品種として挙げられます。
また、花屋さんで切り花として一般的に見かけるのは、「パニクラータ種」になります。
地中海沿岸からシベリアの寒い地域が原産で、「宿根カスミソウ」とも呼ばれる多年草の種類です。
茎が細く、小花を無数に咲かせるのがこの種の特徴です。
主な品種は、「フェスティバルスノーシリーズ」です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
かすみ草(カスミソウ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは16個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①かすみ草(カスミソウ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
かすみ草は、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
用土は培養土で十分ですが、酸性の土を好まないので、アルカリ性の土に変えてから植え付けましょう。
また、水はやりすぎないように注意し、肥料が多い方が丈夫に育ちます。
②かすみ草(カスミソウ)の画像(写真)!匂い(臭い)はどんなかんじなの?
かすみ草に含まれるメチル酢酸という物質が、独特な匂いを発します。
③かすみ草(カスミソウ)の種や苗の値段はいくらぐらい?
かすみ草の種は、150円~350円くらい、苗は700円前後です。
④かすみ草(カスミソウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
カスミソウの開花時期は、5月~7月頃です。
⑤かすみ草(カスミソウ)の苗の植え付けのポイントは?
かすみ草の苗の植え付け時期は、開花期を避けた時期で2月~4月、又は10月~11月が最適です。
植え付ける時は、根がとても繊細なので根と土が絡まった「根鉢」を崩さないように植えましょう。
⑥かすみ草(カスミソウ)の鉢植えで育てる際のポイントは?
かすみ草を鉢植えにする場合は、苗より一回り大きい鉢を準備し、排水をよくするために鉢底石を必ず敷いてください。
⑦かすみ草(カスミソウ)の地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
かすみ草を地植えをする場合は、株と株の間を20~30cmくらい開けて植えてください。
かすみ草は根が繊細なので、植え替えをしないように場所を選びましょう。
⑧かすみ草(カスミソウ)の寄せ植えの仕方!
かすみ草は、1mくらいの草丈になる品種もあるので、寄せ植えには品種を選びましょう。
また、湿気を嫌い、日当たりと風通しの良い場所を好みますので、同じような環境を好むお花と寄せ植えをしましょう。
⑨かすみ草(カスミソウ)の切り戻しのポイントは?
かすみ草の花がほぼ咲き終わったら、根元から茎を切るだけで十分です。
⑩かすみ草(カスミソウ)の増やし方!
かすみ草は、種まきと挿し木、株分けで増やすことができます。
⑪かすみ草(カスミソウ)の挿し木のやり方はどうするの?
かすみ草の挿し木には、4月~5月、又は9月~10月が適しています。
乾燥に注意しながら育て、はじめは日陰に置き、根が生えてきたら徐々に日向に移してください。
⑫かすみ草(カスミソウ)の種まき時期と種まきのポイントは?
かすみ草の種まきは、9月~10月の秋に行いましょう。
挿し木と同じく、乾燥させないように日陰で発芽まで管理し、発芽をしたら、次第に明るいところへ移動させながら間引きをし、育てましょう。
⑬かすみ草(カスミソウ)の株分けのやり方は?
かすみ草の株分けは、3月又は9月下旬~10月中旬頃に行いましょう。
株をハサミなどで2つ以上に分けて植え付けます。
⑭かすみ草(カスミソウ)に似た花は何がある?
かすみ草には、ハイブリッドスターチスやレースフラワーなど、似た花がいくつかあります。
⑮かすみ草(カスミソウ)の花言葉はなに?英語や漢字ではどう書くの?
かすみ草の花言葉は、「清らかな心」・「無邪気」・「親切」・「幸福」です。
かすみ草は英語にすると、「baby’s breath(ベイビーズブレス)」です。
かすみ草を漢字で書くと「霞草」です。
⑯かすみ草(カスミソウ)の種類や品種は何があるの?
かすみ草の原種は、約125種類にも及びます。
「エレガンス種」という種類には、「アルタイル」と「ベールスター」が一般的な品種として挙げられます。
また、花屋さんで切り花として一般的に見かけるのは、「パニクラータ種」で、主な品種は、「フェスティバルスノーシリーズ」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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