みなさんこんにちは。
今回は、ヒョウタンについてまとめていきたいと思います。
ヒョウタンは、ウリ科ユウガオ属に属するツル性の植物です。
学名は「Lagenaria siceraria var. gourda」で、世界中で古くから実を利用されてきました。
日本でも縄文時代に伝わってから現在に至るまで、様々な用途で使われています。
そして、ヒョウタンは縁起ものとされているので、育ててみるのも良いでしょう!
今回は、ヒョウタンについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはヒョウタンの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヒョウタンの育て方(栽培)は?
ヒョウタンは、ツル性の植物なのでツルを張る支柱やネット、棚を用意しましょう。
良く育つので、できれば地植えにして育てた方が良いですが、大きめのプランターで小型の品種ならベランダでの栽培も可能ですよ!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヒョウタンが好む環境についてお伝えします!
ヒョウタンの育て方(栽培)!環境はどうする?
ヒョウタンは、日当たりと風通しの良い環境であれば十分に育ってくれます。
西日が射すような場所で、葉がしおれてしまったとても、水やりをするとすぐに回復してくれます。
日当たりさえあればどんな日差しでも育ってくれますよ。
次は、ヒョウタンに適した用土についてお伝えします!
ヒョウタンを育てる際の適した用土は何?
ヒョウタンは、水はけの良い土であれば十分に育ってくれます。
しかし、連作障害を起こしやすいので、前年にウリ科の植物を植えた土には、植え付けないでようにしましょう。
次は、ヒョウタンに必要な肥料についてお伝えします!
ヒョウタンの育て方(栽培)!肥料はどうする?
ヒョウタンの実を生らすには、十分な肥料が必要です。
植え付ける前に鶏糞や堆肥、化成肥料をたっぷりと用土に混ぜましょう。
では次は、ヒョウタンの水やりポイントについてお伝えします!
ヒョウタンを育てる際の水の量はどうする?
ヒョウタンは、葉が大きいので毎日水やりをしましょう。
土の表面が乾いたら水やりをするのが基本なので、真夏は1日2回の水やりが必要になりますね。
しかし、梅雨時期などは株の状態を観ながら、過湿にならないように水やりをしてください。
以上で基本的なヒョウタンの育て方については終わりです。
次はヒョウタンの写真をお見せします!
ヒョウタンの画像(写真)!特徴は?毒性はある?
ヒョウタンは、北アフリカが原産です。
3m~5mほどに成長する上、葉が大きいので緑のカーテンとしても利用されています。
また、果実はくびれた形をしていると思われがちですが、丸い形のものから長細いものまであります。
いろいろな品種を合わせて育てるもの楽しそうですね。
そんなヒョウタンは、果実のイメージがとても強いと思いますが、花もとても美しいです。
フリルがついたような、縁が波打っている白色の花を咲かせます。
雌花には、小さなヒョウタンが付いているのが見えるのでとても可愛らしいです。
しかし、花は夕方から朝にかけて咲く夜開性なので、栽培していないと観ることはあまりないでしょう。
純白の美しい花を観られたら、とても貴重ですね。
美しい花とは裏腹に、ヒョウタンには毒があり、食べると食中毒を起こしてしまいます。
主な症状は、唇のしびれや吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などです。
ヒョウタンは食用にはなりませんので注意してくださいね。
次に、ヒョウタンの開花時期をお伝えします!
ヒョウタンの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヒョウタンの開花時期は、7月下旬~9月下旬です。
開花から収穫までは30日~45日ですが、収穫が早すぎると水に漬けると壊れてしまいます。
収穫が遅くなっても問題はありませんし、収穫までもっと時間のかかる品種もあります。
葉やツルが枯れてから収穫しても良いので、早まらないようにしましょう!
収穫の目安になるように、果実が出来た時期を記載しておくと良いかもしれませんね。
次は、ヒョウタンの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
ヒョウタンの苗の植え付けのポイントは?
ヒョウタンの苗の植え付けは、本葉が4枚~5枚生えたものを植え付けましょう。
時期は、4月~5月が適期ですよ。
地植えする場合は、株同士の間隔を90cm~100cmはあけましょう。
植え付け時期がまだ寒い場合は、腐葉土やワラを使って株元を保温してあげてくださいね。
それでは次に、ヒョウタンをベランダやプランターで育てる際のポイントをお伝えします!
ヒョウタンをベランダやプランターで育てる際のポイントは?
ヒョウタンをベランダで育てる場合は、「千成ひょうたん」などの小型種を選ぶと良いでしょう。
栽培がしやすく、一般的なヒョウタン型の実を生らせますが、10cmほどの実なのでベランダでも十分に栽培できます。
小型種であれば、10号鉢に植えてアサガオのようにアンドン仕立にしたり、大型プランターに植えてネットを付けて緑のカーテンにするなど、様々なツルの伸ばし方が出来ますよ。
次は、ヒョウタンの追肥や摘心のポイントをお伝えします!
ヒョウタンの追肥や摘心のポイントは?
ヒョウタンは、生育が旺盛なので肥料がたくさん必要です。
植え付けてから2週間後と、実が生りだしたときに化成肥料を追肥しましょう。
そして、ヒョウタンの苗が棚やネットの頂点にまで成長するまでは、脇芽を摘み取りながら育てていきます。
頂点に届いたら一番上の部分を摘み取ります。
これを摘心と言います。
摘心をすることで子づるが増え、この子づるをまた摘心すると孫づるが増えていきます。
増えてくれることで、花がたくさんついて、実りのよい苗に育ってくれますよ。
次に、ヒョウタンの種取りはいつがいいのかをお伝えします!
ヒョウタンの種取りはいつがいいの?
ヒョウタンの種取りは、秋になって実の色が茶色に変わり、殻が堅くなったら行いましょう。
茎についていた頂点にドリルなどで穴をあけて、10日ほど水に漬けて内部を腐らせたら、逆さにすると液体とともに種が出てきますよ。
工芸品などに利用する際も、この種取りを行ってから乾燥させてくださいね。
次は、ヒョウタンの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!
ヒョウタンの種まき時期と種まきのポイントは?
ヒョウタンの種まき時期は、4月上旬~5月下旬です。
発芽適温は25℃~30℃なので、一般的には直まきせずに育苗ポットに1cmほどの穴をあけて、3粒~4粒づつ種をまきます。
発芽するまで乾かさないように水やりをしながら、家庭菜園用のビニール温室や保温マットなどで適温を保ってあげましょう。
ですが、過湿になりすぎると種が腐ったり、カビが生えてしまいますので水はけの良い用土を使用して様子を観ながら水やりをしてくださいね。
それでは次に、ヒョウタンのかかりうる病気(うどんこ病など)や害虫の対策方法をお伝えします!
ヒョウタンのかかりうる病気(うどんこ病など)や害虫の対策方法は?
ヒョウタンは、風通しや日当たりが悪くなると「うどんこ病」や「灰色カビ病」といった病気に感染しやすくなります。
また、アブラムシにも注意しましょう。
病気や害虫は混み合っている部分を剪定し、多湿を避けることで予防が出来ます。
また、有機物を肥料として積極的に与えて、根を強くすることで株自体が強くなるので、病気の予防にもなります!
土づくりもしっかり行いましょう!
もし病気にかかってしまったら、清潔なハサミやナイフで病気の場所を切り落とし、殺菌剤を散布してください。
次は、ヒョウタンの楽しみ方をお伝えします!
ヒョウタンの楽しみ方!グリーンカーテンや工芸品(徳利)など
ヒョウタンは、徳利にして水を入れたりお酒を入れていたというイメージが強いと思います。
でも、楽しみ方はそれだけではなく楽器にしたり、ヒョウタンランプや花器にしたり楽しみ方はたくさんありますよ。
徳利や工芸品にする場合は、まずヒョウタンの皮をはいでから乾燥させることが必要です。
日当たりと風通しの良い場所に吊るしておけば乾燥してくれますが、小形のものでも1ヶ月~2ヶ月はかかります。
時間はかかりますが、手作りの徳利や楽器が出来たら楽しいですよね!
また、グリーンカーテンにする場合は、ツルを誘引してひもで留めながら育ててくださいね。
次に、ヒョウタンのおすすめの食べ方をお伝えします!
ヒョウタンは食べられる?おすすめの食べ方は?
ヒョウタンは、観賞用なので食べられません!
食べると食中毒を起こすので注意しましょう。
また、ヒョウタンの仲間で、かんぴょうとして食べられるユウガオにも強い毒性がある品種もあります。
食用に出来る品種には、必ず食用と記載がありますので確認してから植え付けるようにしましょう。
それでは最後に、ヒョウタンの花言葉をお伝えします!
ヒョウタンの花言葉はなに?
ヒョウタンの花言葉は、「繁栄」・「利得」・「円満」・「夢」・「幸福」などです。
とても縁起の良い、前向きな花言葉がたくさん付いているので、商売をしている方へのプレゼントにしても喜ばれるでしょう。
風水では、ヒョウタンは邪気を払う力があるとされているので、お守りとして1つ持っていると良いことが起こりそうな予感がしますね。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ヒョウタンのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒョウタンの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ヒョウタンは、日当たりと風通しの良い環境であれば十分に育ってくれます。
水はけの良い土に、十分な肥料を混ぜて用土を作ってください。
ヒョウタンは、葉が大きいので毎日水やりをしましょう。
②ヒョウタンの画像(写真)!特徴は?毒性はある?
ヒョウタンは、北アフリカが原産です。
果実はくびれた形をしていると思われがちですが、丸い形のものから長細いものまであります。
花は、フリルがついたような縁が波打っている白色の花です。
ヒョウタンには毒があり、食べると食中毒を起こしますので注意してください。
③ヒョウタンの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヒョウタンの開花時期は、7月下旬~9月下旬です。
開花から収穫までは約30日~45日ですが、収穫が遅くなっても問題はありません。
葉やツルが枯れてから収穫しても良いので、早まらないようにしましょう!
④ヒョウタンの苗の植え付けのポイントは?
ヒョウタンの苗の植え付けは、本葉が4枚~5枚生えたものを植え付けましょう。
時期は、4月~5月が適期ですよ。
⑤ヒョウタンをベランダやプランターで育てる際のポイントは?
ヒョウタンをベランダで育てる場合は、小型種を選ぶと良いでしょう。
⑥ヒョウタンの追肥や摘心のポイントは?
ヒョウタンは、生育が旺盛なので肥料がたくさん必要です。
植え付けてから2週間後と、実が生りだしたときに化成肥料を追肥しましょう。
摘心は、ヒョウタンの苗が棚やネットの頂点にまで成長したら行いましょう。
⑦ヒョウタンの種取りはいつがいいの?
ヒョウタンの種取りは、秋になって実の色が茶色に変わり、殻が堅くなったら行いましょう。
⑧ヒョウタンの種まき時期と種まきのポイントは?
ヒョウタンの種まき時期は、4月上旬~5月下旬です。
発芽適温は25℃~30℃なので、ポットに種をまきます。
発芽するまで乾かさないように水やりをしながら、保温マットなどで適温を保ってあげましょう。
⑨ヒョウタンのかかりうる病気(うどんこ病など)や害虫の対策方法は?
ヒョウタンは、「うどんこ病」や「灰色カビ病」といった病気に感染しやすくなります。
また、アブラムシにも注意しましょう。
病気や害虫は混み合っている部分を剪定し、多湿を避けることで予防が出来ます。
⑩ヒョウタンの楽しみ方!グリーンカーテンや工芸品(徳利)など
ヒョウタンは、徳利にして水を入れたりお酒を入れていたというイメージが強いと思います。
でも、楽しみ方はそれだけではなく楽器にしたり、ヒョウタンランプや花器にしたり楽しみ方は様々です。
また、グリーンカーテンにする場合は、ツルを誘引してひもで留めながら育ててくださいね。
⑪ヒョウタンは食べられる?おすすめの食べ方は?
ヒョウタンは、観賞用なので食べられません!
食べると食中毒を起こすので注意しましょう。
⑫ヒョウタンの花言葉はなに?
ヒョウタンの花言葉は、「繁栄」・「利得」・「円満」・「夢」・「幸福」などです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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