みなさんこんにちは。
今回は、サクラソウ(さくら草)についてまとめていきたいと思います。
桜によく似たかわいらしい花を咲かせるサクラソウ!
春の草花として江戸時代に武士の間で流行し、現代でもサクラソウ愛好家は多数います。
サクラソウは、川岸などに自生しています。
育てるポイントは、この自生地の環境にヒントが隠されていますよ!
庭植えは、初心者の方には少し難しいかもしれません。
はじめてサクラソウを育てるという方には、鉢植えでの栽培をオススメします!
今回はサクラソウについてのポイント、
以上13個の点についてお伝えします。
まずはサクラソウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
サクラソウ(さくら草)の育て方(栽培方法)は?手入れはどうするの?
サクラソウは乾燥に弱いので、水切れには充分注意をしましょう。
4月から5月の春に花が咲きます。
夏の暑さに弱い性質もあり、葉っぱが黄色くなってきます。
葉が黄ばんで来たら涼しい半日陰の風通しの良い所に移しましょう。
夏でもカラカラに乾燥しないような場所や、落葉樹の下などに植えれば庭植えとしても育てる事は可能です。
しかし土作りや管理がとても難しいので、サクラソウ栽培初心者の方はまずは鉢植えで育てることからはじめましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、サクラソウが好む環境についてお伝えします!
サクラソウの育て方!環境はどうする?
サクラソウは寒さにはとても強いですが、暑さと乾燥には弱い植物です。
木陰や少し日陰になるような場所に置き、1年を通して適度な湿度を保つことが置き場所選びのポイントです。
雨を避けられる場所に置くことも大切です。
サクラソウを雨に当てると茎が折れてしまったり、花が傷んでしまうことがので雨が当たる場所には置いてはいけません。
次は、サクラソウに適した用土についてお伝えします!
サクラソウを育てる際の適した用土は何?
サクラソウを栽培する際に適した土は、水持ちと水はけの良い土です。
具体的には、鹿沼土と軽石砂を7:3の割合で配合した土を作ります。
市販の土を使われる方も、「軽石砂」と「腐葉土」を混ぜ水はけのよい土を作りましょう。
次は、サクラソウに必要な肥料についてお伝えします!
サクラソウの育て方!肥料はどうする?
サクラソウを育てる際には、3月から4月に、草花用の液体肥料を1500倍に薄めたものを月1~2回程度与えます。
肥料を与えることで、花のつき方や、ツヤがよくなる事が期待できますよ。
ただし、腐葉土等栄養価の高い用土を使用するのであれば、肥料は少なく与えるか、与えなくても大丈夫でしょう。
では次は、サクラソウの水やりポイントについてお伝えします!
サクラソウを育てる際の水の量はどうする?
サクラソウは湿り気のある土を好みます。
土が乾ききると枯れてしまいますので、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
庭植えの水やりは特に必要ありません。
サクラソウの葉は6月から7月に枯れてしまいますが、土の中で根は生きています。
葉が枯れても時々は水やりをすることを忘れないでくださいね。
以上で基本的なサクラソウの育て方については終わりです。
次に、サクラソウの画像(写真)をお伝えします。
サクラソウの画像(写真)!特徴は?群生地や自生地はどこ?一年草なの?それとも多年草?
サクラソウは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
夏越し冬越しの世話をして育てれば、地上部は枯れても毎年春に可愛い花を咲かせてくれますよ。
サクラソウ属のグループは世界で500~600種ほどもあるといわれています。
桜の花姿に似ていることに因んでサクラソウと名付けられ、桜の開花に続いて4月から5月に咲きます。
江戸の昔から日本人にこよなく愛されてきた花で、観賞に値する花が多いのも特徴です。
日本では北海道から本州にかけての高原に広く自生しており、林間の湿地帯には群生が見られます。
さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地は名所としても有名で、特別天然記念物にも指定されています。
サクラソウの園芸品種は江戸時代後期に多く作出され、現在でも300種以上が栽培されています。
荒川流域に端を発したサクラソウですが、全国に名所スポットが点在しているのもこの花の人気を物語っていますね。
次は、サクラソウの開花時期や季節はいつ頃なのかをお伝えします。
サクラソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
桜によく似た山野草・サクラソウ。
花の開花時期は春の4~5月です。
桜の開花に続いて少し後に見ごろを迎えますよ。
草丈は15~20㎝ほどで、茎の先端に直径2~3㎝位の可憐な花を複数つけるのが特徴です。
花の色は、代表的なピンクをはじめ、白や紫のほかにも複色あります。
花の形は、清楚な印象の一重から、フリルのような花びらが華やかな八重咲タイプのものまであります。
次に、サクラソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期やポイントをお伝えします。
サクラソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期やポイントは?
サクラソウは、厳寒期を避けた冬季に植え替えを行います。
10月〜2月の間頃に済ませましょう。
植え替えのときには、鉢底石を多めに入れて、水のはけ具合を良くしておきます。
鉢から取り出した根についた古い土をよく洗い流し、根は広げるようにして浅植えしてください。
芽の先が気持ち上向きになるようにして、横向きに植えたら、土を被せていきましょう。
地植えでは、落葉樹の下などに植え付けるのがベストです。野生種もしくは丈夫な園芸品種を選ぶと良いでしょう。
鉢植えでは、5月の開花後から秋になるまでは涼しいところで育てるようにしてください。
次は、サクラソウの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントをお伝えします。
サクラソウの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
サクラソウを鉢植えやプランター栽培で育てる場合には、2月~5月まで日当たりの良い環境で育てましょう。
先ほどもお伝えした通り、サクラソウへの水やりは、表土が乾き始めたら十分に与えます。
夏の休眠期で湿乾を判断しづらいときは、トレニアのような一年草を近くに植えておき、水やりの目安するとよいですよ。
地上部が黄ばんできたら半日陰へ移し、秋までなるべく涼しい場所に置いて管理してください。
園芸品種の中には雨に当たると花が傷むのがあるため、雨を避けられる場所に置いてください。
庭植えの場合は、サクラソウを夏の日差しや乾燥から守るため、落葉樹の下に植えると安心です。
水やりは雨に任せてもよいですが、サクラソウや周辺の植物がしおれているようなら水を与えてください。
6月頃には葉が黄ばんで枯れ、夏から秋にかけて休眠期に入ります。根の近くの葉は残して地上部を処分します。
次はサクラソウの寄せ植えのポイントについてお伝えします!
サクラソウの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
サクラソウは、夏に葉が枯れても土に中で根は生きているので、水やりをせずにいると完全に枯れてしまいます。
地上部が枯れてしまっているので、水やりのタイミングが難しいですね?
そこでオススメなのが、寄せ植えです。
「トレニア」や「インパチェンス」など湿気に強い花とサクラソウを寄せ植えにすると、寄せ植えを楽しむこともできますし、サクラソウの水切れを防ぐことができますよ。
また、ジュリアンとサクラソウの寄せ植えは、春を待ちわびる季節にぴったりの華やかな色合いが楽しめます。
同じ宿根草のクリスマスローズやミニ・シクラメンとシックに組み合わせるのもおすすめですよ。
春を待つ寄せ植えの足元を可愛くまとめたいなら、丸っこい小花のスカビオサを配しましょう。
斑入りの葉模様が美しいバコパやシレネ・ユニフローラで足元を飾るとシックで大人っぽくまとまります。
ぜひ可憐なサクラソウの寄せ植えにチャレンジしてみてくださいね。
次に、サクラソウの切り戻しのポイントをお伝えします。
サクラソウの切り戻しのポイントは?花が終わったらどうするの?
サクラソウの枯れた花をそのままにしておくと種が実ってしまうので、株の栄養が奪われてしまいます。
もし種を採取しないならば、花殻を小まめに摘むか、咲き終わり次第、花首から切り落としましょう。
サクラソウは地際に新しい根を作るので、花後は株もとを覆うように土を盛ってください。
休眠でしっかり栄養を蓄えたら、翌春にはまた新しい花を咲かせてくれますよ。
次は、サクラソウの株分けのやり方をお伝えします。
サクラソウの増やし方!株分けのやり方は?
サクラソウは、株分けによって数を増やすことが可能です。
植え替えを行うときに同時に作業をするとよいでしょう。
株分けの適期は、10~11月か2~3月です。
鉢から元気な株を選び、根に付いた土をきれいに落とし、古くなった根や枯れた茎を取り除きます。
ナイフで切り分けなくても、株が自然と分かれてくれますよ。
それぞれの茎に芽が1~2個以上残るようにして植え付けていきます。
次は、サクラソウの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします。
サクラソウの種まき時期と種まきのポイントは?こぼれ種でも育つの?
サクラソウは宿根草ですが、花後にできる種から種まきで増やすこともできます。
6月頃にできる種を採種し、乾燥させないように冷蔵庫で保存します。
種まきの適期は3月頃です。
湿った土に、密にならないようバラまきし、覆土は軽くかぶせます。
水を欠かさないように注意し、土が湿った状態を保ってください。 発芽するまでは半日陰に置いて管理します。
発芽後は、日当たりと風通しのいい場所に移動させ、本葉が2~3枚くらいまで成長したら鉢上げして育てましょう。
植え場所が適地であれば、こぼれ種でも自然に育ちます。
次に、サクラソウのかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします。
サクラソウのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
サクラソウは、灰色カビ病という病気にかかることがあります。
低い温度で多湿の環境で発生しやすい病気で、葉や花に灰色のカビの症状が現れて、枯れてしまいます。
予防対策としては、水はけのよい土を使用して、植物の間を取って植え付けることです。
また、窒素を多く含む肥料を施すのを控え、風通しをよくする工夫をしましょう。
それでも病気にかかったら殺菌剤を撒いて病気を最小限にとどめるよう対策しましょう。
サクラソウにつきやすい害虫として、ハダニやアブラムシ、ヨトウムシ、ネコブセンチュウがあります。
ハダニは、乾燥しているときに発生しやすいので、霧吹きで葉水をしたり水やりを怠らないようにしましょう。
葉裏につくことが多いので、裏側をチェックしてください。発生してしまったら薬剤を撒いて撃退しましょう。
アブラムシは暖かくなってくると出てくる厄介な虫です。
茎や葉だけでなく、花の蕾に付いて汁を吸引して株を弱らせてしまいます。発見次第殺虫剤を撒いてください。
ヨトウムシも見つけたらすぐ捕殺してしまいます。
ネコブセンチュウが発生すると根の部分がコブ状になるので見るとすぐわかります。
コブの部分を取り除いて新しい土に植え替えましょう。駆除後は感染した鉢は煮沸消毒することを忘れずに。
サクラソウに似た花がたくさんあるのをご存知でしたか?
次は、サクラソウに似た花をいくつかご紹介します!
サクラソウに似た花(似ている花)は何があるの?クリンソウとの見分け方は?
サクラソウに似た花には、サクラソウの仲間の場合や、全く別の種類の花がたくさんあります。
こちらはサクラソウ科なのでサクラソウですが、大型のサクラソウで、大きさは50センチぐらいです。
とても大型なのでサクラソウに似てるけど、別の花かな?と思われる方も多いと思います。
ナデシコ科の「レッドキャンピオン」「ホワイトキャンピオン」
こちらはナデシコ科なので別のお花ですが、サクラソウととてもよくにています。
他にもたくさんサクラソウに似た花が自然に自生していたり、園芸店などで見かける場合があると思うので、探してみてはいかがでしょうか?
園芸店では、サクラソウ科と書いていれば、サクラソウの品種や仲間ですよ。
次はサクラソウの花言葉についてお伝えします。
サクラソウの花言葉や学名はなに?何日の誕生花なの?
サクラソウの花言葉は「初恋」「憧れ」「純潔」です。
ピンクや白などのかわいらしく清楚なサクラソウの花の姿に由来があるといわれています。
サクラソウ属の学名はPrimula sieboldii(プリムラ・シーボルディ)。
江戸時代に長崎に医官として滞在したドイツ人博物学者シーボルトの名前にちなんで名付けられました。
園芸店で出回っているサクラソウの多くは、プリムラ・シネンシス、プリムラ・ポリアンサ、プリムラ・オブコニカなどで、桜草(プリムラ・シーボルディ)本種ではないようです。
次は、サクラソウの種類についてお伝えしますね。
サクラソウの種類(仲間)や品種は何があるの?
サクラソウの仲間や品種は300種以上と言われています。
「ニホンサクラソウ」という品種は年々数が減り続け、絶滅が心配されています。
また園芸品種の青葉の笛・南京小桜は江戸時代から親しまれている伝統園芸品種です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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サクラソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは13個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①サクラソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
サクラソウは寒さにはとても強いですが、暑さと乾燥には弱い植物です。
木陰や少し日陰になるような場所に置き、1年を通して適度な湿度を保つことが置き場所選びのポイントです。
サクラソウ栽培に適した土は、水持ちと水はけの良い土です。
3月から4月に、草花用の液体肥料を1500倍に薄めたものを月1~2回程度与えます。
サクラソウは湿り気のある土を好みます。
土が乾ききると枯れてしまいますので、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
サクラソウの葉は6月から7月に枯れてしまいますが、土の中で根は生きています。
葉が枯れても時々は水やりをすることを忘れないでくださいね。
②サクラソウの画像(写真)!特徴は?群生地や自生地はどこ?一年草なの?それとも多年草?
サクラソウは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。4月から5月に開花します。
冬に地上部は枯れても春になれば可愛い花を咲かせてくれますよ。
江戸の昔から日本人にこよなく愛されてきた花で、観賞に値する花が多いのも特徴です。
日本では北海道から本州にかけての高原に広く自生しており、林間の湿地帯には群生が見られます。
さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地は名所としても有名で、特別天然記念物にも指定されています。
③サクラソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
サクラソウの開花時期は春の4~5月です。
桜の開花に続いて少し後に見ごろを迎えますよ。
草丈は15~20㎝ほどで、茎の先端に直径2~3㎝位の可憐な花を複数つけるのが特徴です。
花の色は、代表的なピンクをはじめ、白や紫のほかにも複色あります。
花の形は、清楚な印象の一重から、フリルのような花びらが華やかな八重咲タイプのものまであります。
④サクラソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期やポイントは?
サクラソウは、厳寒期を避けた冬季に植え替えを行います。
10月〜2月の間頃に済ましてください。
植え替えのときには、鉢底に大きい粒の軽石を通常よりも多めに入れて、水のはけ具合を良くしておきます。
鉢から取り出した根についた古い土をよく洗い流し、根は広げるようにして浅植えしてください。芽の先が気持ち上向きになるようにして、横向きに植えたら、土を被せていきましょう。
地植えでは、落葉樹の下などに植え付けるのがベストです。野生種もしくは丈夫な園芸品種を選ぶと良いでしょう。
鉢植えでは、5月の開花後から秋になるまでは涼しいところで育てるようにしてください。
⑤サクラソウの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
鉢植えやプランター栽培は、2月~5月まで日当たりの良い環境で育てます。雨を避けられる場所に置いてください。
水やりは、表土が乾き始めたら十分に与えます。
地上部が黄ばんできたら半日陰へ移し、秋まで涼しい場所で管理してください。
庭植えの場合は、日差しや乾燥から守るため、落葉樹の下に植えると安心です。
水やりは雨に任せてもよいですが、サクラソウや周辺の植物がしおれているようなら水を与えてください。
6月頃には葉が黄ばんで枯れ、夏~秋は休眠します。根の近くの葉は残して地上部を処分しましょう。
⑥サクラソウの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
サクラソウは、夏に葉が枯れても土に中で根は生きているので、水やりをせずにいると完全に枯れてしまいます。
地上部が枯れているので、水やりのタイミングが難しいかもしれません。そこでオススメなのが、寄せ植えです。
「トレニア」や「インパチェンス」など湿気に強い花とサクラソウを寄せ植えにすると、寄せ植えを楽しむこともできますし、サクラソウの水切れを防ぐことができますよ。
また、ジュリアンとサクラソウの寄せ植えは、春を待ちわびる季節にぴったりの華やかな色合いが楽しめます。
同じ宿根草と組み合わせるのもおすすめですよ。春の寄せ植えの足元には、丸っこい小花のスカビオサが可愛いですね。
斑入りの葉模様が美しいバコパやシレネ・ユニフローラで脇を飾るとシックで大人っぽくまとまります。
⑦サクラソウの切り戻しのポイントは?花が終わったらどうするの?
枯れた花をそのままにしておくと種が実ってしまうので、株の栄養が奪われてしまいます。
もし種を採取しないならば、花殻を小まめに摘むか、咲き終わり次第、花首から切り落としましょう。
サクラソウは地際に新しい根を作るので、花後は株もとを覆うように土を盛ってください。
休眠でしっかり栄養を蓄えたら、翌春にはまた新しい花を咲かせてくれますよ。
⑧サクラソウの増やし方!株分けのやり方は?
サクラソウは、株分けによって数を増やすことが可能です。株分けの適期は、10~11月か2~3月です。
鉢から元気な株を選び、根に付いた土をきれいに落とし、古くなった根や枯れた茎を取り除きます。
株が自然と分かれてくれるので、それぞれの茎に芽が1~2個以上残るようにして植え付けていきます。
⑨サクラソウの種まき時期と種まきのポイントは?こぼれ種でも育つの?
サクラソウは宿根草ですが、花後にできる種から種まきで増やすこともできます。
6月頃にできる種を採種し、乾燥させないように冷蔵庫で保存します。
種まきの適期は3月頃。湿った土に、密にならないようバラまきし、覆土は軽くかぶせます。
水を欠かさないように注意し、土が湿った状態を保ってください。 発芽するまでは半日陰に置いて管理します。
発芽後は、日当たりと風通しのいい場所に移動させ、本葉が2~3枚くらいまで成長したら鉢上げして育てましょう。
植え場所が適地であれば、こぼれ種でも自然に育ちます。
⑩サクラソウのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
サクラソウは、灰色カビ病という病気にかかることがあります。
予防対策としては、窒素を多く含む肥料を施すのを控え、水はけのよい土を使用して、植物間を取って植え付けるなど、風通しをよくする工夫をしましょう。
それでも病気にかかったら殺菌剤を撒いて病気を最小限にとどめるよう対策しましょう。
サクラソウにつきやすい害虫として、ハダニやアブラムシ、ヨトウムシ、ネコブセンチュウがあります。
ハダニは、霧吹きで葉水をしたり水やりを怠らないようにしましょう。発生したら薬剤を撒いて撃退しましょう。
アブラムシは茎や葉だけでなく、花の蕾に付いて汁を吸引して株を弱らせてしまいます。発見次第殺虫剤を撒きます。
ヨトウムシも見つけたらすぐ捕殺してしまいます。
ネコブセンチュウが発生したら、寄生しているコブの部分を取り除いて新しい土に植え替えましょう。
⑪サクラソウに似た花(似ている花)は何があるの?クリンソウとの見分け方は?
サクラソウに似た花には、サクラソウの仲間や、全く別の種類の花がたくさんあります。
「クリンソウ(九輪草)」は、大型のサクラソウで、大きさは50センチぐらいです。
ナデシコ科の「レッドキャンピオン」「ホワイトキャンピオン」は、サクラソウととてもよくにています。
他にもたくさんサクラソウに似た花が自然に自生していたり、園芸店などでサクラソウの品種や仲間が見つけられます。
⑫サクラソウの花言葉や学名はなに?何日の誕生花なの?
サクラソウの花言葉は「初恋」「憧れ」「純潔」です。
ピンクや白などのかわいらしく清楚なサクラソウの花の姿に由来があるといわれています。
世界で約400種が知られているサクラソウ属の学名はPrimula sieboldii(プリムラ・シーボルディ)です。
江戸時代に長崎に医官として滞在したドイツ人博物学者シーボルトの名前にちなんでいます。
園芸店で出回っているサクラソウの多くは、プリムラ・シネンシス、プリムラ・ポリアンサ、プリムラ・オブコニカなどで、桜草(プリムラ・シーボルディ)本種ではないようです。
⑬サクラソウの種類(仲間)や品種は何があるの?
サクラソウの仲間や品種は300種以上と言われています。
「ニホンサクラソウ」という品種は年々数が減り続け、絶滅が心配されています。
また園芸品種の青葉の笛・南京小桜は江戸時代から親しまれている伝統園芸品種です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしておきましょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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