こんにちは。
今回は、クリンソウについてまとめていきたいと思います。
みなさんは、クリンソウの群生を見たことがありますか?
また、ご自宅で群生の一部を切り取ったような風景を作ってみたくはありませんか?
クリンソウを育てるのは、想像している以上に簡単です。
なぜなら、クリンソウは山野草なので、とても丈夫なのです。
この機会に、クリンソウの育成に挑戦してみてましょう!
今回はクリンソウについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずはクリンソウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
クリンソウの育て方は?
クリンソウは、とても育てやすい品種です。
育てるときに、特に注意が必要なのは乾燥です。
この乾燥対策を中心に置いて、環境や土など準備してあげましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、クリンソウが好む環境についてお伝えします!
クリンソウの育て方!環境はどうする?
クリンソウは、山間部の湿地に自生しているので、湿り気のある環境を好みます。
日当たりの環境は季節のよって違います。
春と秋は日当たりの良い場所で管理しましょう。
夏は、直射日光が苦手なので、木漏れ日が入る涼しい日陰などに置いてあげます。
寒さに強く、高温多湿に弱い性質があります。
また乾燥に弱いので、西日などに当たるような場所は避けましょう。
花期を過ぎたら、日光の当たらない明るい日陰で管理してあげましょう。
クリンソウは、条件が合えばどのような土でも元気に育ちます。
自生場所から考えて、湿気がポイントになりそうです。
次は、クリンソウに適した用土についてお伝えします!
クリンソウを育てる際の適した用土は何?
水はけがよくかつ、水持ちもよい土が適しています。
配合する場合は「鹿沼土7:軽石または日向土3」がおすすめです。
市販の山野草用の培養土でもよく育ちます。
地植えする場合、水持ちが悪いような土壌なら、鹿沼土を混ぜたりして、土壌改良を行いましょう。
もともと強くて元気なクリンソウは、どれくらい肥料を与えればいいのでしょうか?
次は、クリンソウに必要な肥料についてお伝えします!
クリンソウの育て方!肥料はどうする?
生育期の3~6月と9月~10月頃は薄めた液体肥料を2週間に1回与えましょう。
元肥は必要ありません。
肥料がなくても元気に育ってくれます。
乾燥が苦手なクリンソウは水やりの量が最も重要なポイントです。
では次は、クリンソウの水やりポイントについてお伝えします!
クリンソウを育てる際の水の量はどうする?
クリンソウは湿地に自生しているので、常に水分を必要とします。
冬は休育期ですが、土が乾燥しているときは水やりをしましょう。
葉がしおれるのを防ぐために、乾燥のし過ぎに注意が必要です。
春~秋は土の表面が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。
すぐに乾いてしまう場合は、受け皿に水を溜めて、鉢底から吸わせる「腰水」を行う方法もあります。
以上で基本的なクリンソウの育て方については終わりです。
次はクリンソウの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
クリンソウの種まき時期と種まきのポイントは?
花から種を採取する場合は、6~7月頃に種ができるので、その種を採取してまきます。
種は乾燥してしまうと発芽しにくくなるので、採取したらすぐにまきましょう。
クリンソウの種は、まいてから冬の低温を経験してから発芽します。
芽が出るのは翌年の春になるので、それまで乾燥に注意しながら管理しましょう。
小さな花が可愛らしいクリンソウですが、地面の中は大変なことになっています!
クリンソウは、植え替えが大切です。
次は、クリンソウの植え替えのポイントについてお伝えします!
クリンソウの植え替えのポイントは?
クリンソウの根はとてもよく育つので、鉢植えの場合はすぐ根が詰まってしまいます。
水切れも起こしやすくなるので、1年に1回、植え替えをしてあげましょう。
植え替えの時期は、新しい葉っぱが出る前(2~3月頃)が適期です。
クリンソウは株がよく育つのでとても増やしやすいです。
次は、クリンソウの増やし方についてお伝えします!
クリンソウの増やし方は?
先ほどお伝えした、種を採取して増やす方法と、株分けがあります。
植え替えの時期に合わせて行いましょう。
新しい芽が出ていたら、丁寧に1芽ずつナイフで切り分けましょう。
無理に引っ張って取ったりはしないでください。
それぞれを新しい土に植えてあげます。種まきよりも簡単なのでおすすめです。
クリンソウの学名の「Primula」には「最初」という意味があります。
花の咲く時期がこの名前の由来になっているようです。
次は、クリンソウの見頃についてお伝えします!
クリンソウの見頃っていつ頃?
クリンソウの花が咲くのは、春~初夏までです。
早春にいち早く花を咲かせることから「Primula」という名前が付けられました。
花の色は、ピンクや白で茎を上に伸ばしながら、段々に花をつけます。
この段々に咲く姿が、お寺の屋根の先端にある「九輪」に似ていることから日本名の「九輪草」になったと言われています。
クリンソウが群生している光景はとても美しいです。観光に行った際などぜひ見に行ってみてください。
次は、クリンソウの群生地についてお伝えします!
クリンソウの群生地はどこらへんなの?
クリンソウの群生地には次のような場所があります。
九十九谷森林公園(長野県)
八千穂高原自然園(長野県)
ちくさ湿原(国内最大級)(兵庫県)
御嶽山麓(兵庫県)
六甲山高山植物園(兵庫県)
宇津江四十八滝花の森花園(岐阜県)
日光・中禅寺湖畔(栃木県)
ノンノの森(北海道)
などがあります。
「サクラソウ」という花をご存知でしょうか?
サクラソウとクリンソウはサクラソウ科で、自生する場所も似ています。
この二つの違いは何でしょうか?
次は、クリンソウとサクラソウの違いについてお伝えします!
クリンソウとサクラソウの違いはどこ?
クリンソウは、サクラソウの仲間で一番大きな種類です。
サクラソウは、上に茎をのばし先端に5~10個の花をつけます。
花びらが5枚に深く避けて開ききます。
草丈はクリンソウよりも低く、触ると高確率でかぶれが起きます。
クリンソウは、茎を中心に円状に花を咲かせ、それを茎に数段作ります。
草丈は30~90センチととても大きいです。
クリンソウの花をつける姿は花言葉にも関係しています。
次は、クリンソウの花言葉についてお伝えします!
クリンソウの花言葉はなに?
クリンソウの花言葉は「幸福をかさねる」「物覚えのよさ」「物思い」「少年時代の希望」です。
クリンソウの何段も花を重ねて咲かせる姿から「幸福をかさねる」という花言葉がついたようです。
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クリンソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①クリンソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
クリンソウは、湿り気のある環境を好みます。
日当たりの環境は季節のよって違います。とくに夏や秋の直射日光は避けましょう。
水はけがよくかつ、水持ちもよい土が適しています。
地植えする場合、水持ちが悪いような土壌なら、鹿沼土を混ぜたりして、土壌改良を行いましょう。
生育期の3~6月と9月~10月頃は薄めた液体肥料を2週間に1回与えましょう。
元肥は必要ありません。肥料がなくても元気に育ってくれます。
乾燥が苦手なクリンソウは水やりの量が最も重要なポイントです。
クリンソウは湿地に自生しているので、常に水分を必要とします。
冬は休育期ですが、土が乾燥しているときは水やりをしましょう。
葉がしおれるのを防ぐために、乾燥のし過ぎに注意が必要です。
春~秋は土の表面が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。
すぐに乾いてしまう場合は、受け皿に水を溜めて、鉢底から吸わせる「腰水」を行う方法もあります。
②クリンソウの種まき時期と種まきのポイントは?
花から種を採取する場合は、6~7月頃に種ができるので、その種を採取してまきます。
種は乾燥してしまうと発芽しにくくなるので、採取したらすぐにまきましょう。
③クリンソウの植え替えのポイントは?
クリンソウの根はとてもよく育つので、鉢植えの場合はすぐ根が詰まってしまいます。
水切れも起こしやすくなるので、1年に1回、植え替えをしてあげましょう。
④クリンソウの増やし方は?
種を採取して増やす方法と、株分けがあります。植え替えの時期に合わせて行いましょう。
⑤クリンソウの見頃っていつ頃?
クリンソウの花が咲くのは、春~初夏までです。
⑥クリンソウの群生地はどこらへんなの?
クリンソウの群生地には次のような場所があります。
九十九谷森林公園(長野県)
八千穂高原自然園(長野県)
ちくさ湿原(国内最大級)(兵庫県)
御嶽山麓(兵庫県)
六甲山高山植物園(兵庫県)
宇津江四十八滝花の森花園(岐阜県)
日光・中禅寺湖畔(栃木県)
ノンノの森(北海道)
⑦サクラソウとクリンソウの違いはどこ?
サクラソウは、上に茎をのばし先端に5~10個の花をつけます。
草丈はクリンソウよりも低く、触ると高確率でかぶれが起きます。
クリンソウは、茎を中心に円状に花を咲かせ、それを茎に数段作ります。
草丈は30~90センチととても大きいです。
⑧クリンソウの花言葉はなに?
クリンソウの花言葉は「幸福をかさねる」「物覚えのよさ」「物思い」「少年時代の希望」です。
まとめて植えると自分だけのクリンソウの群生を楽しむことができます。
少量でも、とてもきれいですよ!ぜひ育ててみてください。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
クリンソウについて、こんなに丁寧で愛情たっぷりの説明ありがとうございました。以前ドイツ在住であった姉の想い出に「クリンソウの花の香りは桜餅」多分日本を懐かしんだ言葉だったと思います。
桜餅の香りは、桜の葉の醗酵したクマリンという成分だとか??わたしも一度クリンソウの香りにふれてみたいです。