みなさんこんにちは。
今回は、スカビオサについてお伝えしていきたいと思います!
スカビオサは、マツムシソウ科マツムシソウ属の総称です。
スカビオサは、「西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)」のことを指し、品種改良された園芸品種が主流です。
そのため、「松虫草(マツムシソウ)」と呼ばれる日本固有の植物は、スカビオサとは違う植物ですので注意しましょう。
今回はスカビオサについてのポイント、
以上15個の点についてお伝えします。
まずはスカビオサの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
スカビオサの育て方は?
スカビオサは、育てやすい植物です。
しかし、寒い場所には適していますが、夏場の高温多湿を嫌います。
スカビオサは多年草ですが、多くがヨーロッパ原産のため日本の暑さに弱く、一年草扱いされるものもあります。
暖かい地方で育てる場合は、鉢植えにして夏場は涼しい場所に移動させることをおすすめします。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、スカビオサが好む環境についてお伝えします!
スカビオサの育て方!環境はどうする?
スカビオサは、風通しが良く日当たりのいい場所で育てましょう。
高温多湿を嫌いますが、耐寒性はありますので戸外での越冬ができる植物です。
次は、スカビオサに適した用土についてお伝えします!
スカビオサを育てる際の適した用土は何?
スカビオサは、水はけの良い用土で育てましょう。
市販の培養土で十分ですが、用土を自分で配合する場合は、赤玉土4:軽石砂4:腐葉土2の割合で混ぜた土を使用しましょう。
しかし品種によっては、ややアルカリ性の用土を好みますので、その場合は、土に苦土石灰を混ぜ込んで用土の改良をしてから植え付けましょう。
次は、スカビオサに必要な肥料についてお伝えします!
スカビオサの育て方!肥料はどうする?
スカビオサの肥料は、控えめにしましょう。
肥料を与えすぎると、草丈が伸びすぎて倒れやすくなります。
そのため、地植えの場合は、腐葉土や堆肥を元肥として混ぜれば追肥は必要ありません。
鉢植えの場合は培養土を使用するか、春と秋に少量の緩効性化成肥料を置き肥すれば十分です。
では次は、スカビオサの水やりポイントについてお伝えします!
スカビオサを育てる際の水の量はどうする?
スカビオサは、乾燥に強い植物です。
しかし、生育期に乾燥が強すぎると花付きが悪くなるので、生育期には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
注意すべき点は、夏場の多湿な状態で蒸れることを嫌う点です。
スカビオサは、生育期でも夏場の水やりは朝か夕方にしましょう。
以上で基本的なスカビオサの育て方については終わりです。
次はスカビオサの写真をお見せします!
スカビオサの画像(写真)!
スカビオサは、種類や品種によって花色や草丈が違います。
また、1年草もあれば多年草もありますので、育てる環境や好みによってお好きな品種をお選びください。
(スカビオサ・オクロレウカ)
(スカビオサ・アトロプルプレア)
(スカビオサ・コルムバリア)
次に、スカビオサの開花時期をお伝えします!
スカビオサの開花時期や季節はいつ頃なの?
スカビオサの開花時期は、品種にもよりますが、4月~6月又は9月中旬~10月です。
一年草の品種は、開花後に枯れますが、種を残すので翌年に芽を出す可能性もあります。
また、多年草のタイプでも夏の蒸れによって枯れてしまうこともありますので、育てる環境を工夫しましょう。
次は、スカビオサの苗の植え付けのポイントをお伝えします。
スカビオサの苗の植え付けのポイントは?
スカビオサは、3月~4月又は9月中旬~10月に植え付けましょう。
苗を植え付けるときは、根をいじらずにそのまま植え付けることがポイントです。
植え付けたら、たっぷりと水やりをしてくだい。
スカビオサの品種の中には、草丈が長いものもあるので、そのような品種を植え付ける場合は、支柱を立てて育てましょう。
次に、スカビオサの鉢植えのポイントをお伝えします。
スカビオサの鉢植えのポイントは?
スカビオサを鉢植えで育てる場合は、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けましょう。
鉢底に2㎝~3cmの軽石を入れてから用土と株を入れてください。
そうすることで水はけが良くなりますので必ず行いましょう。
次に、スカビオサの地植えで育てる際のポイントをお伝えします。
スカビオサの地植え(花壇)のポイントは?
スカビオサを地植えする場合は、苗よりも一回り大きな穴を掘り、植え付けてください。
草丈に合わせて、10㎝~30㎝ほど株同士の間隔をあけて植え付けましょう。
次に、スカビオサの寄せ植えの仕方をお伝えします。
スカビオサの寄せ植えの仕方!
スカビオサを寄せ植えする際は、品種をきちんと選びましょう。
スカビオサは、品種によって開花時期や花色、草丈も異なりますので、あらかじめ品種の詳細を調べてから寄せ植えをすると良いでしょう。
次に、スカビオサの増やし方をお伝えします。
スカビオサの増やし方!
スカビオサの増やし方は、品種によって異なります。
1年草や2年草の品種は、種まきで増やしましょう。
多年草の品種は株分けや、挿し木(挿し芽)で増やすことをおすすめします。
まずは、スカビオサの挿し木のやり方をお伝えします。
スカビオサの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
スカビオサの挿し木は、3月~4月に行いましょう。
挿し木のやり方は、花の付いていない若い茎を7㎝~10㎝ほどの長さに切り、切り口を数時間水につけてください。
その後、バーミキュライトなど肥料の入っていない用土を使用し、育苗ポットに挿します。
根付くまで水やりをし、秋ごろに鉢植えや地植えにして育てましょう。
次に、スカビオサの種まきのポイントをお伝えします。
スカビオサの種まき時期と種まきのポイントは?
スカビオサの種まきは、9月~10月に行いましょう。
種を購入したらすぐにまいた方が発芽率は良いです。
しかし、気温が高すぎると発芽しないので、タイミングを考えて購入しましょう。
スカビオサの種まきのやり方は、育苗ポットにバーミキュライトなど肥料の入っていない用土を入れ、種を2~3粒づつまきます。
その際の覆土は薄くて構いません。
発芽するまで1週間~2週間程度かかりますので、乾燥しないように水やりを続け、発芽したら間引きながら元気な芽を育てましょう。
冬場はいりませんが、11月頃まで薄めた液肥を1週間に1回与てください。
春に暖かくなり、本葉が3枚~4枚程度になったら、鉢植えや地植えにして育てていきましょう。
次は、スカビオサの株分けのやり方をお伝えします。
スカビオサの株分けのやり方は?
スカビオサの多年草品種は、株分けを3年に一回は行いましょう。
多年草の品種は、大きくなりすぎると蒸れて枯れやすくなります。
植え替えの時期は、夏場でなければいつでも良いので、鉢植えでも地植えでも行ってください。
スカビオサの株分けは、株を彫り上げ花芽が2~3個付くようにハサミなどで切り分けて植え付けるだけです。
特に手がかかるような株分けではないので、定期的に行いましょう。
次に、スカビオサに似た花をご紹介します。
スカビオサに似た花は何がある?
スカビオサは、同じマツムシソウ科マツムシソウ属に属するマツムシソウ(松虫草)によく似ています。
マツムシソウは、日本の北海道から九州の山地の草原で見ることができます。
スカビオサと似ていますが、マツムシソウは日本の固有種なので別の植物です。
マツムシソウには高山型変種変種もあり、タカネマツムシソウと呼ばれている品種もあります。
マツムシソウより草丈が低いのが特徴です。
(タカネマツムシソウ)
次は、スカビオサの冬越しのやり方をお伝えします。
スカビオサの冬越しはどうする?
スカビオサは、耐寒性があるので、外でも越冬できます。
しかし、凍結には弱いので、株元を腐葉土や藁などで覆ってあげると良いでしょう。
それでは次に、スカビオサの花言葉と英語でなんというのかをお伝えします。
スカビオサの花言葉はなに?英語ではなんて言うの?
スカビオサの花言葉は、「恵まれぬ恋」、「不幸な恋」、「私は全てを失った」など、明るい花言葉ではありません。
海外では紫色や青色は、不幸や悲しみを表すとされていることから、このような花言葉はが付けられたそうです。
スカビオサは英語にすると、「Scabiosa」です。
最後に、スカビオサの種類や品種をお伝えします。
スカビオサの種類や品種は何があるの?
スカビオサとは、マツムシソウ科マツムシソウ属の総称です。
約70種類が地中海地方を中心に、ヨーロッパやアフリカ、アジアに分布しています。
その中でも代表的な種類をご紹介します。
①スカビオサ・コーカシカ
草丈が60㎝ほどで、花径が約6㎝~8cmのフリルのある淡い青色の花を咲かせます。
コーカサス地方が原産で、一年草扱いですが四季咲き性があります。
濃い青紫色の花を咲かせるファーマという品種や、ラベンダーブルーの花色のパーフェクタなどの品種があります。
②スカビオサ・アトロプルプレア
南ヨーロッパが原産で、花径は5㎝ほどです。
エースオブスペイドという品種は、黒色のつぼみに黒赤色の花を咲かせます。
他にも、白色の花を咲かせるスノーメイデンなどの品種があります。
③スカビオサ・オクロレウカ
ヨーロッパや西アジアが原産で、草丈が60㎝ほどの種類です。
開花は、10月~11月の秋ごろで、淡い黄色の小さな花を咲かせます。
ムーンダンスなどの品種があります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
スカビオサのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①スカビオサの育て方(環境、土、肥料、水やり)
スカビオサは、風通しが良く日当たりのいい場所で育てましょう。
市販の培養土を使用すれば、追肥も必要ないです。
水やりは生育期のみ行い、夏場は朝か夕方に水やりをしましょう。
②スカビオサの画像(写真)!
スカビオサは、種類や品種によって花色や草丈などが異なります。
自分に合ったスカビオサを選んでくださいね。
③スカビオサの開花時期や季節はいつ頃なの?
スカビオサの開花時期は、品種にもよりますが、4月~6月又は9月中旬~10月です。
④スカビオサの苗の植え付けのポイントは?
スカビオサは、3月~4月又は9月中旬~10月に植え付けましょう。
苗を植え付けるときは、根をいじらずにそのまま植え付けることがポイントです。
植え付けたら、たっぷりと水やりをしてくだい。
草丈が長い品種を植え付ける場合は、支柱を立てて育てましょう。
⑤スカビオサの鉢植えのポイントは?
スカビオサを鉢植えで育てる場合は、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けましょう。
水はけを良くするために、鉢底に2㎝~3cmの軽石を入れてから用土と株を入れてください。
⑥スカビオサの地植え(花壇)のポイントは?
スカビオサを地植えする場合は、苗よりも一回り大きな穴を掘り、植え付けてください。
草丈に合わせて、10㎝~30㎝ほど株同士の間隔をあけて植え付けましょう。
⑦スカビオサの寄せ植えの仕方!
スカビオサは、品種によって開花時期や花色、草丈も異なりますのであらかじめ品種の詳細を調べてから寄せ植えをすると良いでしょう。
⑧スカビオサの増やし方!
スカビオサの増やし方は、品種によって異なります。
1年草や2年草の品種は、種まきで増やしましょう。
多年草の品種は株分けや、挿し木(挿し芽)で増やすことをおすすめします。
⑨スカビオサの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
スカビオサの挿し木は、3月~4月に行いましょう。
花の付いていない若い茎を7㎝~10㎝ほどの長さに切り、切り口を数時間水につけてください。
その後、バーミキュライトなど肥料の入っていない用土を使用し、育苗ポットに挿します。
根付くまで水やりをし、秋ごろに鉢植えや地植えにして育てましょう。
⑩スカビオサの種まき時期と種まきのポイントは?
スカビオサの種まきは、9月~10月に行いましょう。
種まきのやり方は、育苗ポットにバーミキュライトなど肥料の入っていない用土を入れ、種を2~3粒づつまきます。
発芽するまでは、乾燥しないように水やりを続け、発芽したら間引きながら元気な芽を育てましょう。
冬場はいりませんが、11月頃まで薄めた液肥を1週間に1回与てください。
⑪スカビオサの株分けのやり方は?
スカビオサの多年草品種は、株分けを3年に一回は行いましょう。
植え替えの時期は、夏場でなければいつでも良いので、鉢植えでも地植えでも行ってください。
スカビオサの株分けは、株を彫り上げ花芽が2~3個付くようにハサミなどで切り分けて植え付けましょう。
⑫スカビオサに似た花は何がある?
スカビオサは、同じマツムシソウ科マツムシソウ属に属するマツムシソウ(松虫草)によく似ています。
⑬スカビオサの冬越しはどうする?
スカビオサは、耐寒性があるので、外でも越冬できます。
しかし、凍結には弱いので、株元を腐葉土や藁などで覆ってあげると良いでしょう。
⑭スカビオサの花言葉はなに?英語ではなんて言うの?
スカビオサの花言葉は、「恵まれぬ恋」、「不幸な恋」、「私は全てを失った」などです。
スカビオサは英語にすると、「Scabiosa」です。
⑮スカビオサの種類や品種は何があるの?
スカビオサとは、マツムシソウ科マツムシソウ属の総称で約70種類が存在しています。
一部をご紹介すると、「スカビオサ・コーカシカ」という種類には、「ファーマ」という品種など多数の園芸品種があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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