みなさんこんにちは。
今回は、キンシバイについてまとめていきたいと思います。
深い緑色の葉の中に黄色い花を咲かせ、梅雨を彩るキンシバイ。
枝は枝垂れており、うつむくように花を咲かせます。
中国が原産のオトギリソウ科・オトギリソウ属の半常緑低木です。
そんなキンシバイを増やす方法とそのやり方とは・・・?
詳しく書いてありますので、ぜひチェックしてみてください!
今回はキンシバイについてのポイント
以上11個の点についてお伝えします。
まずはキンシバイの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
キンシバイの育て方は?
キンシバイは、生長が早いため、鉢植えよりも地植えで育てることをオススメします。
次々に枝が伸びていくので、剪定して好きな形に整える楽しさもあります。
また、暑さにも寒さにも強い上に、病害虫の被害もほとんどないので、比較的育てやすい植物となっています。
ぜひ挑戦してみましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、キンシバイが好む環境についてお伝えします!
キンシバイの育て方!環境はどうする?
キンシバイは日当たりのいい場所から半日陰の環境が適しています。
また、キンシバイはグングンと生長するため、スペースを確保しておくことをオススメします。
狭い場所に植えると、全体的に窮屈そうな印象になってしまったり、ほかの植物を覆ってしまうことがありますので、他の植物からは十分に距離を置くことをお勧めします。
次は、キンシバイに適した用土についてお伝えします!
キンシバイを育てる際の適した用土は何?
キンシバイは水はけ、保水性がよく、腐植質の土が適しています。
ですので、腐葉土などを3割ほど混ぜておくことをオススメします。
自分で作る場合、赤玉土を3、鹿沼土を4、腐葉土を3の割合で混ぜるとよいでしょう。
次は、キンシバイに必要な肥料についてお伝えします!
キンシバイの育て方!肥料はどうする?
キンシバイを育てる際には、3月と9~10月に緩効性化成肥料を与えましょう。
花が咲き始める前と花が咲き終わった後、と覚えると忘れずに肥料を与えることができます。
緩効性化成肥料だけでもいいのですが、たまに固形の油かすを与えるとより良いでしょう。
どちらも、ホームセンターや園芸店、インターネットなどで購入可能です。
また、植え付ける際にも土に混ぜておくことをオススメします。
次は、キンシバイの水やりポイントについてお伝えします!
キンシバイを育てる際の水の量はどうする?
キンシバイを庭植えで育てる場合には、ほとんど必要ありません。
しかし、夏の乾燥する時期には朝に水を与えるとよいでしょう。
鉢植えの場合、土が乾燥していたらたっぷりと与えましょう。
以上で基本的なキンシバイの育て方については終わりです。
次に、キンシバイの写真をお見せします。
キンシバイの実や花の画像(写真)!特徴や香りはどんな感じ?
キンシバイの花の特徴は何と言ってもこの鮮やかな黄色です!
光の当たり具合によっては金色に輝いているようにも見えます。
花自体には香りがないのですが、不思議なことに葉のほうは千切ってみると少し爽やかないい香りがします。
次は、キンシバイの開花時期や季節はいつ頃なのかをお伝えします。
キンシバイの開花時期や季節はいつ頃なの?紅葉するの?
キンシバイの開花時期は6月~7月です。
梅雨のどんよりとした天気に、キンシバイの鮮やかな色が一層映えます。花の後には実がなります。
意外かもしれませんがキンシバイの葉は秋になると、鮮やかな緑から一転、深みのある濃緋色に紅葉します。
夏の始まりには花を楽しみ、秋には紅葉を楽しめるんです!
次は、キンシバイの植え付けや植え替えについてお伝えします!
キンシバイの苗の植え付けや植え替えのポイントは?
キンシバイの植え付けは、3~4月または9~10月に行いましょう。
鉢に植える場合、植え付ける苗よりも1~2回りほど大きい鉢を準備することをオススメします。
地に植える場合、日当たり、水はけのよい場所に植えましょう。
苗を植え付けた後に水を与えたら棒などでつつき、土と根をなじませます。
キンシバイの植え替えは、3~4月、もしくは、9~10月に行いましょう。
根鉢よりも1回りほど大きい穴を掘り、底部分に腐葉土を混合したものを入れた後に植え付けましょう。
その後、根鉢まわりに水を注いだら棒などでつつき、根と土をなじませます。
次は、キンシバイを鉢植えや庭植えで生垣として育てる際のポイントについてお伝えします!
キンシバイの鉢植えや庭植えで生垣として育てる際のポイントは?
キンシバイは半常緑であるため、生垣として使うのに適しています。
樹高は1mほどの低木なので、玄関付近などに植えるとよいかもしれませんね。
また、定期的に剪定を行いましょう。
次は、キンシバイの剪定についてお伝えします!
キンシバイの剪定の時期とポイントは?
キンシバイの剪定は3月に行いましょう。
花がつかなくなった枝や枯れた枝を基部分から切りましょう。
さらに大きく育てたい場合には形を整える程度に浅く切り、小さくまとめたい場合、地の際から30cmほどの高さで切るとよいでしょう。
次は、キンシバイの増やし方についてお伝えします!
キンシバイの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
キンシバイを増やす方法には・・・挿し木や株分けなどがあります!
株分けの場合、3~4月、もしくは、9~10月に植え替えと同時に行うとよいでしょう。
土から株を掘り上げ、適当な大きさに分けてから、育てたい場所へと植え付ければ完了です。
では、挿し木は一体どうやればいいのでしょうか?
キンシバイの挿し木は5月~6月に行いましょう。
枝を10cmほどの長さで切り、挿し木用の土に挿しましょう。
このとき、葉は先端部分に5枚ほど残し、他の葉や蕾は切ってしまいましょう。
土は、市販されている挿し木用の土を使うと安心です。
挿した後は水を与え、日陰で管理しましょう。
次は、キンシバイが枯れる原因と対策方法をお伝えします。
キンシバイが枯れる原因と対策方法は?
キンシバイを鉢植えで育てる場合は、根詰まりに注意しましょう。
比較的育てやすいキンシバイですが、その成長の早さが原因であっという間に鉢の中に根がびっしり詰まってしまうことがあります。
そうすると根が十分に水や栄養を吸えずに酸欠のような状態になることがあります。その状態を放置していると、根詰まりが原因で枯れることがあります。
対策としては、植え替えの時期に一回りから二回りくらい大きめの鉢に植え替えてあげましょう。
次は、キンシバイに似た花についてお伝えします!
キンシバイに似た花は何がある?オトギリソウやヒペリカム、ビヨウヤナギとの違いは?
キンシバイに似た花には、ビョウヤナギがあります。
こちらはビョウヤナギです。
そしてこちらがキンシバイです。
確かに色が似ていますが、判別するときには雄しべをチェックしましょう。
ビヨウヤナギはキンシバイに比べて、雄しべが長いです。
また、雄しべの数が非常に多いです。
次に、オトギリソウとの違いです。
写真では見分けるのが少し難しいのですが、実際のキンシバイとオトギリソウは、葉が全然違います。
キンシバイのほうが葉が丸みを帯びていて、葉脈もやや薄めです。
ヒペリカムとキンシバイもかなり似ていて、よく間違われます。
それもそのはず。なぜなら、ヒペリカムは、キンシバイの品種改良から生まれた園芸品種だからです。
こちらがヒペリカム。
そしてこちらがキンシバイです。
違いがお分かりいただけるでしょうか?
花弁に若干のねじれのようなものがあるのが、ヒペリカムだといわれています。
キンシバイ、オトギリソウ、ヒペリカム、ビョウヤナギ、見比べてみるとどれもかなり似ています。
ちなみに、この4種類の植物は、どれも「オトギリソウ科オトギリソウ属」に分類されるため、場合によってはどれもまとめて「オトギリソウ」と呼ばれることもあります。
また、場合によっては「別名:ヒペリカム」のように、同じものとして扱われていることもあります。
次は、キンシバイの花言葉についてお伝えします!
キンシバイの花言葉はなに?漢字では「金糸梅」と書く!
キンシバイの花言葉には「きらめき」「太陽の輝き」などがあります。
それらは、花が太陽のように輝いて見えることからつけられたといわれています。
他にも、「悲しみを止める」や「魔除け」といった花言葉もあり、その可憐で明るい見た目から、人を勇気づけるような花言葉が多いのが特徴です。
また、キンシバイは漢字で「金糸梅」と書きます。
次は、キンシバイの種類や品種についてお伝えします!
キンシバイの種類や品種は何があるの?
キンシバイはオトギリソウ属ですが、日本が原産の種類は20種ほど確認されています。
品種には、葉に斑が入るヒペリカム・モセリアナム‘トリカラー’や、もともとのキンシバイよりも花も葉も大きく、開花期の長いヒペリカム‘ヒドコート’などがあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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キンシバイのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①キンシバイの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりのいい場所から半日陰の環境が適しています。
土は、水はけ、保水性がよく、腐植質のものが適しています。
肥料は、3月と9~10月に緩効性化成肥料を与えましょう。
水は、庭植えの場合はほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は土が乾燥していたらたっぷりと与えましょう。
②キンシバイの実や花の画像(写真)!特徴や香りはどんな感じ?
鮮やかな黄色い花が特徴のキンシバイ。
その花に香りはありませんが、葉は爽やかないい香りがします。
③キンシバイの開花時期や季節はいつ頃なの?紅葉するの?
開花時期は6月~7月のちょうど梅雨ごろです。
秋には葉が濃緋色に染まります。
④キンシバイの苗の植え付けや植え替えのポイントは?
キンシバイの植え付けは3~4月と9~10月に行いましょう。
鉢に植える場合、植え付ける苗よりも1~2回りほど大きい鉢を準備することをオススメします。
地に植える場合、日当たり、水はけのよい場所に植えましょう。
⑤キンシバイの鉢植えや庭植えで生垣として育てる際のポイントは?
高さ1mほどの低木なので、玄関先などがお勧めです。
成長が早いので剪定を忘れずに。
⑥キンシバイの剪定の時期とポイントは?
キンシバイの剪定は3月に行いましょう。
花がつかなくなった枝や枯れた枝を基部分から切りましょう。
⑦キンシバイの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
キンシバイの増やし方には挿し木や株分けなどがあります。
キンシバイの挿し木は5月~6月に行いましょう。
枝を10cmほどの長さで切り、挿し木用の土に挿しましょう。
⑧キンシバイが枯れる原因と対策方法は?
鉢植えの場合は、根詰まりを原因に枯れることがあるので、植え替えの際に一回りか二回り大きな鉢に植え替えましょう。
⑨キンシバイに似た花は何がある?オトギリソウやヒペリカム、ビヨウヤナギとの違いは?
色が似ていますが、雄しべの長さや多さが違います。
⑩キンシバイの花言葉はなに?漢字では「金糸梅」と書く!
キンシバイの花言葉には「きらめき」「太陽の輝き」などがあります。
⑪キンシバイの種類や品種は何があるの?
日本が原産のキンシバイの種類は20種ほど確認されています。
品種には、葉に斑が入るヒペリカム・モセリアナム‘トリカラー’や、開花期の長いヒペリカム‘ヒドコート’などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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