【女郎花(オミナエシ)のまとめ!】種まきの時期や花言葉等11個のポイント!








オミナエシは寒さ、暑さにも強く、丈夫な性質をもつので、手をかけなくてもどんどん育ちます。

適した環境を整えることで、毎年花を咲かせる多年草です。

 

 

初心者の方でも、簡単に育てることができる品種なので、庭のスペースなどにぜひ植えてみてくださいね。

適した環境や育て方のポイントに合わせて、「女郎花」という名前の由来もご紹介します!

 

今回はオミナエシ(女郎花)についてのポイント、

①オミナエシ(女郎花)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②オミナエシ(女郎花)の花の季節はいつ頃なの?
③オミナエシ(女郎花)を鉢植えで育てるポイントは?
④オミナエシ(女郎花)を地植えで育てるポイントは?
⑤オミナエシ(女郎花)の増やし方はどうする?
⑥オミナエシ(女郎花)を株分けで増やすポイントは?
⑦オミナエシ(女郎花)のかかりうる病気や害虫は?対策方法は?
⑧オミナエシ(女郎花)の苗の価格はどのくらい?
⑨オミナエシ(女郎花)の名前の由来とは?
⑩オミナエシ(女郎花)の別名は何がある?
⑪オミナエシ(女郎花)の花言葉はなに?

 

以上11個の点についてお伝えします。

まずは、オミナエシ(女郎花)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

オミナエシ(女郎花)の育て方は?

 

オミナエシは日当たりのよい池のほとりや、草地に自生しています。

 

自生地に近い環境を作ると、放任でもよく育ち、草丈も大きくなります。

鉢植えにすることもできますが、庭植えにして自然のままに育てるのがおすすめです。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、オミナエシ(女郎花)が好む環境についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の育て方!環境はどうする?

 

オミナエシは日当たりがよく、風通しのよい環境を好みます。

暗い場所では成長が悪くなり、枯れてしまうこともあります。

 

 

真夏の強すぎる直射日光に弱いので、夏は遮光するか、直射日光の当たらない場所に植え付けしましょう。

 

オミナエシは環境と用土が合ってさえいれば、よく育つところが、初心者には嬉しいポイントです。

 

ではオミナエシに合う用土とは、どのようなものでしょうか?

次は、オミナエシ(女郎花)に適した用土についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)を育てる際の適した用土は何?

 

オミナエシは「乾燥し過ぎる土以外」であれば、土質は選びません。

市販の草花用培養土でもよく育ちますし、配合する場合は「赤玉土4:鹿沼土4:腐葉土2」がおすすめの割合です。

用土の準備ができたら、次は肥料の種類や頻度をみてみましょう。

次は、オミナエシ(女郎花)に必要な肥料についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の育て方!肥料はどうする?

 

庭植えの場合は植え付け時に、庭土に緩効性化成肥料を加えて、よく混ぜ込んでおきましょう。

追肥は必要ありません。

鉢植えの場合は春~秋に、草花用の肥料を施します。

 

庭植え・鉢植えどちらにも言えることは、「肥料は少量与える」ということです。

過肥になると葉ばかりが茂り、花つきが悪くなりますし、株も弱くなってしまうので注意しましょう。

 

花がたくさん咲けば、種も多く採取することができます。

この種を使って、オミナエシを種から育ててみませんか?

 

次はオミナエシ(女郎花)の種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の種まき時期と種まきのポイントは?

 

花後に果実が熟したら茎ごと切り取り、風通しのよい場所で数日乾燥させます。

 

種を取って封筒などに入れ、冷暗所で保管しましょう。

種の保管は、乾燥やカビに注意してください。

 

3~4月頃に、種まき用の土を入れた種まき箱や育苗ポットにまきましょう。

 

 

土が乾燥しないように管理して、発芽したらこみ合っている部分の芽を間引きます。

根がしっかり張ってきたら、鉢や庭に定植します。

 

定植させたオミナエシには、適した水やりを行うのが大切なポイントです。

では次は、オミナエシ(女郎花)の水やりポイントについてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)を育てる際の水の量はどうする?

 

庭植えの場合は降雨のみで管理し、日照りが続くときは水やりを行ってください。

 

鉢植えの場合は表土が乾いたら、たっぷり水やりを行います。

とくに夏の暑い時期は土が乾燥しやすいので、必要であれば1日2回、水やりを行います。

 

 

オミナエシは水を好むので、乾燥し過ぎないように管理してあげましょう。

 

以上で基本的なオミナエシ(女郎花)の育て方については終わりです。

次はオミナエシ(女郎花)の花の季節についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の花の季節はいつ頃なの?

 

オミナエシの花の季節は6~9月です。

暖かい地域では10月頃まで花を楽しめます。

 

まっすぐ伸びた花茎の先端に、黄色い小さな花を集合させて咲かせます。

 

 

オミナエシは花や葉がとても臭いので、切り花には向きません。

この匂いが「別名」の由来にもなっていますので、後ほどご紹介しますね。

 

オミナエシは鉢植えや庭植えにして楽しみましょう。

まずはオミナエシ(女郎花)を鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)を鉢植えで育てるポイントは?

 

オミナエシは根を横へ伸ばして成長します。

鉢植えの場合、この根が土の表面に出てきてしまうことがあります。

 

根が乾燥すると枯れてしまうので、見つけたら土をかぶせて埋め直してあげましょう。

 

根がよく育つので、毎年植え替えを行うのも、上手に育てるポイントです。

 

休眠期である3月が適期です。

根を3分の1ほど切り詰めて、新しい土に植え替えをしましょう。

 

次はオミナエシ(女郎花)を地植えで育てるポイントについてお伝えします。

 

オミナエシ(女郎花)を地植えで育てるポイントは?

 

手を加えずに自然の形で育てることが、オミナエシの魅力を引き立ててくれます。

 

 

種を採取せずに、こぼれ種で増やしていくのもおすすめです。

土が乾燥し過ぎないように管理しましょう。

 

種で増やせるオミナエシですが、他にはどのような増やし方があるのでしょうか?

次はオミナエシ(女郎花)の増やし方についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の増やし方はどうする?

 

オミナエシは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。

 

種まきで増やす方法は「種まきのポイント」をご覧くださいね。

株が大きく育っているものは、株分けで増やすことができます。

 

やり方を詳しくみてみましょう。

次はオミナエシ(女郎花)を株分けで増やすポイントについてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)を株分けで増やすポイントは?

 

植え替え時期(3月頃)に合わせて、剪定バサミで株を大きめに切り分けましょう。

あまり細かく分けないことがポイントです。

 

分けた株をそれぞれ新しい土と場所に植え付けをします。

株分けは増やす目的の他にも、3年以上経って弱ってきた株を元気にする効果もあります。

 

庭植えにしている場合も、数年に一度は株分けを行いましょう。

 

放っておいてもよく育つので、病気や害虫の被害にあっていても、気づかないことがよくあります。

オミナエシが気を付けなければいけない、病気や害虫の種類を知っておくことで、予防することもできるので覚えておきましょう。

 

次はオミナエシ(女郎花)のかかりうる病気や害虫の種類と対策方法についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)のかかりうる病気や害虫は?対策方法は?

 

かかりうる病気に「うどんこ病」「立ち枯れ病」があります。

 

乾燥のし過ぎを防いで、土は水はけのよいものを使うことで、予防することができます。

発症した部分は取り除いて、病気が広がらないようにしましょう。

害虫の心配は特にありませんが、害虫は葉がこみ合っている部分につきやすい傾向があります。

密集し過ぎている場所は、移植して風通しをよくしてあげましょう。

 

自生するオミナエシは、一部で絶滅危惧種にも指定されています。

オミナエシを育てる場合は、園芸店やネット通販などで、園芸用の苗を購入しましょう。

 

では次はオミナエシ(女郎花)の苗の価格についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の苗の価格はどのくらい?

 

オミナエシは、9cmポット苗が500円前後で販売されています。

株や花茎が大きくなるにつれて、価格も上がります。

 

 

「女郎花」はどうしてこのような字がつけられたのか、ご存知ですか?

 

「オミナエシ」という名前にはどのような意味があるのでしょうか?

次ではオミナエシ(女郎花)の名前の由来についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の名前の由来とは?

 

「オミナ」は女を、「エシ」は古語で「へし(圧)」を意味しています。

オミナエシの花が「美女を圧倒する美しさだ」ということからこの名前がつけられました。

 

 

「女郎花」という漢字は、平安時代の話が由来になっています。

 

ある男に恋をしていた女は、叶わぬ恋をはかなんで川に身を投げました。

 

その時に脱いだ衣から「オミナエシ」が生えてきたという話から「女郎花」の漢字がつけられたと言われています。

この話をもとに、謡曲(能の詞章)が作られたそうです。

 

オミナエシには他の呼び方が、いくつかあります。

次はオミナエシ(女郎花)の別名についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の別名は何がある?

 

別名には「オミナメシ」があります。

 

もち米で炊くご飯を「男飯」と呼び、粟で炊いたご飯を「女飯」と呼びました。

オミナエシの黄色く小さな花が、この「女飯」に似ていることから「オミナメシ」と呼ばれ、これが「オミナエシ」に変わったとされています。

 

 

他にも「チメグサ」があります。

秋の七草として知られ、オミナエシの古名です。

 

粟飯に似ていることから「粟花(アワバナ)」「蒸粟(ムシアワ)」とも呼ばれます。

漢方では、全草を乾燥させて煎じたものを「敗醤(ハイショウ)」花だけを集めたものを「黄屈花(オウクツカ)」と呼ばれます。

 

オミナエシは「敗醤」の名のように、花や葉から醤油が腐ったような臭いがします。

切り花におすすめできないのは、このためです。

 

たくさんの別名をもつ、オミナエシにはどのような花言葉があるのでしょうか?

次はオミナエシ(女郎花)の花言葉についてお伝えします!

 

オミナエシ(女郎花)の花言葉はなに?

 

 

オミナエシの花言葉は「美人」「はかない恋」「親切」「約束を守る」です。

オミナエシの花が咲く姿が、繊細で女性的に見えることから、これらの花言葉がつけられました。

 

それでは、最後に今回お伝えした事をまとめたいと思います。

 

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オミエナシのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。

覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!

 

①オミナエシ(女郎花)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

オミナエシは日当たりがよく、風通しのよい環境を好みます。

湿気の多い場所や、暗い場所では成長が悪くなり、枯れてしまうこともあります。

オミナエシは乾燥し過ぎる土以外であれば、土質は選びません。

市販の草花用培養土でもよく育ちますし、配合する場合は「赤玉土4:鹿沼土4:腐葉土2」がおすすめの割合です。

庭植えの場合は植え付け時に、庭土に緩効性化成肥料を加えて、よく混ぜ込んでおきましょう。追肥は必要ありません。

鉢植えの場合は春~秋に、草花用の肥料を施します。

3~4月頃に、種まき用の土を入れた種まき箱や育苗ポットにまきましょう。

土が乾燥しないように管理して、発芽したらこみ合っている部分の芽を間引きます。

根がしっかり張ってきたら、鉢や庭に定植します。

庭植えの場合は降雨のみで管理し、日照りが続くときは水やりを行ってください。

鉢植えの場合は表土が乾いたら、たっぷり水やりを行います。

 

②オミナエシ(女郎花)の花の季節はいつ頃なの?

オミナエシの花の季節は6~9月です。暖かい地域では10月頃まで花を楽しめます。

まっすぐ伸びた花茎の先端に、黄色い小さな花を集合させて咲かせます。

 

③オミナエシ(女郎花)を鉢植えで育てるポイントは?

オミナエシは根を横へ伸ばして成長します。鉢植えの場合この根が土の表面に出てきてしまうことがあります。

根が乾燥すると枯れてしまうので、見つけたら土をかぶせて埋め直してあげましょう。

根がよく育つので毎年植え替えを行うのも、上手に育てるポイントです。

 

④ オミナエシ(女郎花)を地植えで育てるポイントは?

手を加えずに自然の形で育てることが、オミナエシの魅力を引き立ててくれます。

種を採取せずに、こぼれ種で増やしていくのもおすすめです。

 

⑤オミナエシ(女郎花)の増やし方はどうする?

オミナエシは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。

 

⑥オミナエシ(女郎花)を株分けで増やすポイントは?

植え替え時期(3月頃)に合わせて、剪定バサミで株を大きめに切り分けましょう。

あまり細かく分けないことがポイントです。

 

⑦オミナエシ(女郎花)のかかりうる病気や害虫は?対策方法は?

かかりうる病気に「うどんこ病」「立ち枯れ病」があります。

乾燥のし過ぎを防いで、土は水はけのよいものを使うことで、予防することができます。

発症した部分は取り除いて、病気が広がらないようにしましょう。

害虫の心配は特にありませんが、害虫は葉がこみ合っている部分につきやすい傾向があります。

密集し過ぎている場所は、移植して風通しをよくしてあげましょう。

 

⑧オミナエシ(女郎花)の苗の価格はどのくらい?

オミナエシは、9cmポット苗が500円前後で販売されています。

 

⑨オミナエシ(女郎花)の名前の由来とは?

「オミナ」は女を、「エシ」は古語で「へし(圧)」を意味しています。

オミナエシの花が「美女を圧倒する美しさだ」ということからこの名前がつけられました。

「女郎花」という漢字は平安時代の話が由来になっています。

ある男に恋をしていた女は、叶わぬ恋をはかなんで川に身を投げました。

その時に脱いだ衣から「オミナエシ」が生えてきたという話から「女郎花」という漢字がつけられたと言われています。

 

⑩オミナエシ(女郎花)の別名は何がある?

別名には「オミナメシ」があります。

もち米で炊くご飯を「男飯」と呼び、粟で炊いたご飯を「女飯」と呼びました。

オミナエシの黄色く小さな花が、この「女飯」に似ていることから「オミナメシ」と呼ばれ、これが「オミナエシ」に変わったとされています。

他にも「チメグサ」があります。

粟飯に似ていることから「粟花(アワバナ)」「蒸粟(ムシアワ)」とも呼ばれます。

漢方では、全草を乾燥させて煎じたものを「敗醤(ハイショウ)」花だけを集めたものを「黄屈花(オウクツカ)」と呼ばれます。

 

⑪オミナエシ(女郎花)の花言葉はなに?

オミナエシの花言葉は「美人」「はかない恋」「親切」「約束を守る」です。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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