庭にヒペリカムの花が咲いているだけで、パッと明るくなり元気なイメージがあります。
年間を通して花から実まで成長を長く楽しむことができることでも人気の高い植物です。
一番中心の蕾が咲く姿は、王冠みたいで特徴的な形をしています。
今回はヒペリカムについてのポイント、
以上17の点についてお伝えします。
まずはヒペリカムの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヒペリカムの育て方は?
暑さ寒さに強く放っておいても増えるほど丈夫なヒペリカム。
地植えだけでなく鉢植え、寄せ植えに切り花でも育成ができるので、幅広い環境で楽しめる植物です。
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光が苦手なので半日陰が適地となります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヒペリカムが好む環境についてお伝えします!
ヒペリカムの育て方!環境はどうする?
寒さ暑さにも耐えるヒペリカムは、最低-8℃の寒さまで耐えて、最高37℃の暑さまで対応できます。
幅広い温度に耐えるヒペリカムですが、極限の状態では、元気に生育することができません。
なので、生育するのに適温の5℃~25℃で育ててください。
次に、ヒペリカムに適した用土についてお伝えします!
ヒペリカムを育てる際の適した用土は何?
ヒペリカムの用土は水ハケの良いものを選んでください。
庭植えは掘り上げた用土に腐葉土などをたくさん混ぜてあげて、元肥として、少量の完熟堆肥を加えましょう。
鉢植えは、赤玉土(小粒)6割に腐葉土を3割とピートモス1割程度を配合してください。
次に、ヒペリカムに必要な肥料についてお伝えします!
ヒペリカムの育て方!肥料はどうする?
ヒペリカムの肥料は春と秋頃に与えてください。
植え付けの時は、ゆっくりと長く効き目のある緩効性肥料を用土に混ぜてください。
その後秋の9月中旬~10月と春先の3月頃に、植え付け時と同じ肥料を与えましょう。
肥料を与える場合は、量が多すぎてしまうと肥料焼けを起こす原因になりますので、注意しましょう。
では次に、ヒペリカムの水やりポイントをお伝えします!
ヒペリカムを育てる際の水の量はどうする?
ヒペリカムは水が切れてしまうとすぐにグッタリした状態になるので、水を切れさせないように気を付けてください。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥してきたらたっぷりと水を与えてください。
地植えの場合は、降雨だけでも育成が可能です。
しかし、乾燥してしまうと最悪枯れてしまうことがありますので、夏の猛暑日などは、朝もしくは夕方に水やりを行いましょう。
以上で基本的なヒペリカムの育て方については終わりです。
次に、ヒペリカムの写真をお見せします!
ヒペリカムの花の画像(写真)!
切り花では綺麗な赤に色づいたものを見かけることが多いヒペリカムですが、
花色も鮮やかでおひさまのように元気な黄色をしています。
品種によって濃淡の違いはありますが、ヒペリカムの品種の花色はすべて黄色となります。
1本の枝にたくさんの蕾をつけるヒペリカムの写真はこちらです。
次は、ヒペリカムの開花時期や紅葉が観れる季節についてお伝えします!
ヒペリカムの開花時期や紅葉が観れる季節はいつ頃なの?
少し濃い目な黄色がとても魅力的なヒペリカムの花色は、おひさまカラーとも呼ばれています。
ヒペリカムの開花時期は6~7月頃となっており、その時期になると黄色い花をたくさん枝に咲かせます。
花期を終えて、秋が深まってくると、日光が良く当たる場所へ移動させるときれいに紅葉し淡く小さな実を色付けていきます。
次に、ヒペリカムの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
ヒペリカムの苗の植え付けのポイントは?
ヒペリカムの植え付け適時期は春先の3月〜4月頃、もしくは9月下旬〜10月頃となります。
強い直射日光を嫌いますので、植え付け場所は午後から日陰になるような場所を選んでください。
用土は水ハケが良く、乾燥しにくい腐植質を含んだものを選ぶと元気良く育成できます。
次に、ヒペリカムの鉢植えのポイントをお伝えします!
ヒペリカムの鉢植えのポイントは?
鉢植えの場合の水やりは、土の表面が乾燥してきたらたっぷりと水を与えましょう。
プランターや大きい鉢に植える時にはポット苗がすぐに植えることができるのでオススメとなります。
植え替えをおこなう場合は、必ず水ハケの良い用土を選んでください。
次に、ヒペリカムの地植え(花壇)のポイントをお伝えします!
ヒペリカムの地植え(花壇)のポイントは?
地植えの場合の水やりは必要なく、降雨だけでも元気に育成することができます。
乾燥した環境には弱く、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
夏の暑い日が続く高温期には、朝か夕方にたっぷり水やりをしてください。
次に、ヒペリカムの植え替えのポイントをお伝えします!
ヒペリカムの植え替えのポイントは?
根が丈夫なヒペリカムの植え替え時期は真夏の7~8月頃と真冬の12~2月以外であれば、植え替えが可能となります。
生育がとても早いヒペリカムの植え替えは、根詰まりを引き起こさないように、1年に1回程度は行ってください。
春の時期に植え替えを行うと、根がよく張るため株が充実した状態で冬を迎えることができます。
次に、ヒペリカムの寄せ植えの仕方についてお伝えします!
ヒペリカムの寄せ植えの仕方は?
ヒペリカムは切り花や地植えだけでなく、寄せ植えとしても楽しむことが出来る植物です。
母の日の寄せ植えとしても、主役の花を引き立てることが可能な名脇役として人気が高いです。
寄せ植えには、ヒペリカムの実を他の花やリーフと組み合わせることも多くあります。
具体的には、ユーフォルビアやゼラニウム、ペンタスはいかがでしょうか??
(写真はユーフォルビア)
*ユーフォルビアの育て方や花言葉等はこちらをご覧ください!
(写真はゼラニウム)
*ゼラニウムの育て方や花言葉等はこちらをご覧ください!
(写真はペンタス)
*ペンタスの育て方や花言葉等はこちらをご覧ください!
次に、ヒペリカムの剪定(切り戻し)のポイントをお伝えします!
ヒペリカムの剪定(切り戻し)のポイントは?
通常は秋もしくは強い霜の心配がない春先に行ってください。
ヒペリカムを育成する時は、ボリュームが出て、年に2回花と実できることもあるので、
6月下旬までに剪定をすることをオススメします。
地際から15㎝位、1~2節程度残して行いましょう。
次に、ヒペリカムの冬越しのやり方をお伝えします!
ヒペリカムの冬越しのやり方は?
成長が早いヒペリカムの花は新枝の先端部に咲くので、秋の間に広がりすぎた場合、冬に根際から邪魔な枝や徒長した枝を刈り込んであげましょう。
肥料は基本的に春と秋に与えますが、寒肥えとして冬の間に有機肥料を株元に与えて冬越しをしましょう。
次に、ヒペリカムの増やし方をお伝えします!
ヒペリカムの増やし方は?
横に生長していくヒペリカムは、種まきや挿し木の他に株分けで増やすことが可能となります。
株分けの適時期は初夏の5~7月頃となっており、植え替えをする時に行うと効率が良く行えます。
株分け方法はまず土から株を取り出して、手などで株を分けてください。
分けた株の植え付けは通常の植え付け同手順で行いましょう。
次に、ヒペリカムの挿し木のやり方をお伝えします!
ヒペリカムの挿し木のやり方はどうするの?
ヒペリカムの挿し木の適時期は初夏の5~7月頃となります。
挿し木の方法はよく育っていて元気のある枝を選び、先から15cm程の長さに切り落とし、先端の葉を数枚残しましょう。
切り口を斜めに切っておき、水に1時間程度浸けたら赤玉土(小粒)か挿し木用の土に枝を挿しましょう。
次に、ヒペリカムの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!
ヒペリカムの種まき時期と種まきのポイントは?
種と苗から育てる植物のヒペリカムは、種まきの場合は4~5月頃に行いましょう。
種まきは、まず9~10月頃に採取しておいた実をじゅうぶんに乾燥させてください。
春になったら育苗箱に赤玉土(小粒)か種まき用の用土を入れて、種を蒔いたら用土が乾燥しないように水やりを行い、日陰で管理してあげましょう。
↑上記の用土は、ヒペリカムの種まきと挿し木の両方に使用できます!
次に、ヒペリカムが枯れる原因をお伝えします!
ヒペリカムが枯れる原因はなに?
さび病に弱いヒペリカムは病気にかかってしまうと最悪の場合枯れてしまうことがあります。
また乾燥した環境には弱く、水が切れてしまうとすぐにグッタリと元気がなくなった状態になってしまいます。
そのままにしてしまうと、葉が痛んでしまったり、枯れるケースもあるので注意してください。
次に、ヒペリカムのかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします!
ヒペリカムのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ヒペリカムは一部の品種でさび病にかかることがありますので、
風通し良く栽培したり、発生した場合には殺菌剤を散布し対応してください。
また、ヒペリカムに最も付きやすい害虫はアブラムシとなります。
少数の場合は1匹ずつブラシで取り除くことができますが、大量に発生した時は取れないので、その場合は枝を切り落としてしまいましょう。
次に、ヒペリカムの花言葉と風水の関係性をお伝えします!
ヒペリカムの花言葉と風水の関係性は?
一般にヒペリカムと呼ばれる品種は正式にはヒペリカム・アンドロサエマムの花名で、英語では「Tutsan」と呼ばれています。
ヒペリカムの花言葉は鮮やかなおひさまカラーの花を咲かせることにちなんだ「きらめき」、花が散った後に愛らしい実をつけることに由来した「悲しみは続かない」となります。
ヒペリカムは風水で財運と家庭運を呼び込むと言われており、家に飾ったり、西側の庭に植えると効果的となります。
最後に、ヒペリカムの種類や品種をお伝えします!
ヒペリカムの種類や品種は何があるの?
黄色が鮮やかなヒペリカムには様々な品種があります。
アンドロサエマム
河岸や海岸の近くに生える事が多いアンドロサエマムは、
小さくて可愛らしい花が特徴で、秋にできる実をに観賞し楽しむ品種です。
株は自然に分枝して株立ち状になり、高さは70㎝程まで成長します。
6月~8月頃になると、黄色い花を咲かせ、花期を終えると赤色の果実を実らせます。
シュガーフレアー
黄花とカラフルな実が特徴的なシュガーフレアーはガーデニングで人気のある品種です。
4~5月頃に愛らしい花を咲かせて花期を終えると実を楽しむことができます。
丈夫な半常緑低木ですので毎年花を咲かせます。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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ヒペリカムのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒペリカムの育て方(環境、土、肥料、水やり)
暑さ寒さに強く放っておいても増えるほど丈夫なヒペリカムは、
地植えだけでなく鉢植え、寄せ植えに切り花でも育成ができるので、幅広い環境で楽しめる植物です。
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光が苦手なので半日陰が適地となります。
②ヒペリカムの画像(写真)!
切り花では綺麗な赤に色づいたものを見かけることが多いヒペリカムですが、
花色も鮮やかでおひさまのように元気な黄色をしています。
品種によって濃淡の違いはありますが、ヒペリカムの品種の花色はすべて黄色となります。
③ヒペリカムの開花時期や紅葉が観れる季節はいつ頃なの?
少し濃い目な黄色がとても魅力的なヒペリカムの花色は、おひさまカラーとも呼ばれています。
ヒペリカムの開花時期は6~7月頃となっており、その時期になると黄色い花をたくさん枝に咲かせます。
花期を終えて、秋が深まってくると、日光が良く当たる場所へ移動させるときれいに紅葉し淡く小さな実を色付けていきます。
④ヒペリカムの苗の植え付けのポイントは?
ヒペリカムの植え付け適時期は春先の3月〜4月頃、もしくは9月下旬〜10月頃となります。
強い直射日光を嫌いますので、植え付け場所は午後から日陰になるような場所を選んでください。
用土は水ハケが良く、乾燥しにくい腐植質を含んだものを選ぶと元気良く育成できます。
⑤ヒペリカムの鉢植えのポイントは?
鉢植えの場合の水やりは、土の表面が乾燥してきたらたっぷりと水を与えましょう。
プランターや大きい鉢に植える時にはポット苗がすぐに植えることができるのでオススメとなります。
植え替えをおこなう場合は、必ず水ハケの良い用土を選んでください。
⑥ヒペリカムの地植え(花壇)のポイントは?
地植えの場合の水やりは必要なく、降雨だけでも元気に育成することができます。
乾燥した環境には弱く、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
夏の暑い日が続く高温期には、朝か夕方にたっぷり水やりをしてください。
⑦ヒペリカムの植え替えのポイントは?
根が丈夫なヒペリカムの植え替え時期は真夏の7~8月頃と真冬の12~2月以外であれば、植え替えが可能となります。
生育がとても早いヒペリカムの植え替えは、根詰まりを引き起こさないように、1年に1回程度は行ってください。
春の時期に植え替えを行うと、根がよく張るため株が充実した状態で冬を迎えることができます。
⑧ヒペリカムの寄せ植えの仕方!
ヒペリカムは切り花や地植えだけでなく、寄せ植えとしても楽しむことが出来る植物です。
母の日の寄せ植えとしても、主役の花を引き立てることが可能な名脇役として人気が高いです。
寄せ植えには、ヒペリカムの実を他の花やリーフと組み合わせることも多くあります。
⑨ヒペリカムの剪定(切り戻し)のポイントは?
通常は秋もしくは強い霜の心配がない春先に行ってください。
ヒペリカムを育成する時は、ボリュームが出て、年に2回花と実できることもあるので、
6月下旬までに剪定をすることをオススメします。
地際から15㎝位、1~2節程度残して行いましょう。
⑩ヒペリカムの冬越しのやり方は?
成長が早いヒペリカムの花は新枝の先端部に咲くので、
秋の間に広がりすぎた場合、冬に根際から邪魔な枝や徒長した枝を刈り込んであげましょう。
肥料は基本的に春と秋に与えますが、寒肥えとして冬の間に有機肥料を株元に与えて冬越しをしましょう。
⑪ヒペリカムの増やし方!
横に生長していくヒペリカムは、種まきや挿し木の他に株分けで増やすことが可能となります。
株分けの適時期は初夏の5~7月頃となっており、植え替えをする時に行うと効率が良く行えます。
株分け方法はまず土から株を取り出して、手などで株を分けてください。
⑫ヒペリカムの挿し木のやり方はどうするの?
挿し木の適時期は初夏の5~7月頃となります。
挿し木の方法はよく育っていて元気のある枝を選び、先から15cm程の長さに切り落とし、先端の葉を数枚残しましょう。
切り口を斜めに切っておき、水に1時間程度浸けたら赤玉土(小粒)に枝を挿しましょう。
⑬ヒペリカムの種まき時期と種まきのポイントは?
種と苗から育てる植物のヒペリカムは、種まきの場合は4~5月頃に行いましょう。
種まきは、まず9~10月頃に採取しておいた実をじゅうぶんに乾燥させてください。
春になったら育苗箱に赤玉土(小粒)を入れて、種を蒔いたら用土が乾燥しないように水やりを行い、
日陰で管理してあげましょう。
⑭ヒペリカムが枯れる原因はなに?
さび病に弱いヒペリカムは病気にかかってしまうと最悪の場合枯れてしまうことがあります。
また乾燥した環境には弱く、水が切れてしまうとすぐにグッタリと元気がなくなった状態になってしまいます。
そのままにしてしまうと、葉が痛んでしまったり、枯れるケースもあるので注意してください。
⑮ヒペリカムのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ヒペリカムは一部の品種でさび病にかかることがありますので、
風通し良く栽培したり、発生した場合には殺菌剤を散布し対応してください。
また、ヒペリカムに最も付きやすい害虫はアブラムシとなります。
少数の場合は1匹ずつブラシで取り除くことができますが、
大量に発生した時は取れないので、その場合は枝を切り落としてしまいましょう。
⑯ヒペリカムの花言葉はなに?風水の関係性は?
一般にヒペリカムと呼ばれる品種は正式にはヒペリカム・アンドロサエマムの花名で、英語では「Tutsan」と呼ばれています。
ヒペリカムの花言葉は鮮やかなおひさまカラーの花を咲かせることにちなんだ「きらめき」、
花が散った後に愛らしい実をつけることに由来した「悲しみは続かない」となります。
⑰ヒペリカムの種類や品種は何があるの?
黄色が鮮やかなヒペリカムには様々な品種があります。
アンドロサエマム
河岸や海岸の近くに生える事が多いアンドロサエマムは、
小さくて可愛らしい花が特徴で、秋にできる実をに観賞し楽しむ品種です。
株は自然に分枝して株立ち状になり、高さは70㎝程まで成長します。
6月~8月頃になると、黄色い花を咲かせ、花期を終えると赤色の果実を実らせます。
シュガーフレアー
黄花とカラフルな実が特徴的なシュガーフレアーはガーデニングで人気のある品種です。
4~5月頃に愛らしい花を咲かせて花期を終えると実を楽しむことができます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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