みなさんこんにちは。
今回は、ハコネウツギについてご紹介していきたいと思います。
ハコネウツギは、スイカズラ科タニウツギ属に属する落葉低木です。
ハコネウツギの特徴は病気や害虫に強く、丈夫な落葉樹です。
生育経過で花の色が変わるので、1本の木から様々な色の花を見ることができますよ!
ハコネウツギの別名は「サキワケウツギ」「ゲンペイウツギ」「ベニウツギ」です。
「ウツギ」のように幹の中が空洞になります。
今回はハコネウツギについてのポイント、
以上10つの点についてお伝えしたいと思います。
まずは、ハコネウツギの育て方の基礎からお伝えしますね!
目次(クリックで飛べます)
ハコネウツギ(箱根空木)の育て方は?
ハコネウツギの開花時期は、5月から6月になります。
ハコネウツギは落葉性の植物なので、冬になると葉が落ちてしまいます。
枯れてしまったように見えますが、驚かなくても大丈夫です。
*ウツギの詳しい剪定方法等については、こちらをご覧ください。
それではハコネウツギの好む環境からお伝えします。
ハコネウツギ(箱根空木)の育て方!環境はどうする?
ハコネウツギは日当たりのよい場所を好みます。
ハコネウツギは、寒さ、大気汚染、害虫に強いです。
反対に、暑さと日陰(一日中)が嫌いです。
日当たりが好きにも関わらず、開花時期の6月の暑さは苦手のようです。
なので、午前中に日が当たって午後には日陰になるような場所が最適です。
鉢植えで外で育てる場合には、大きな木の下に置くとハコネウツギが好きな環境になりそうです。
いずれにしても、葉っぱが焼けてしまうなどの場合には、さらに日の光が弱いところに移動するようにしましょう。
次はハコネウツギに適した用土についてお伝えします。
地植えの場合と、鉢植えの場合とそれぞれ書いているので見ていってくださいね。
ハコネウツギ(箱根空木)を育てる際の適した用土は何?
ハコネウツギを育てる際に使う土は、一般的には庭の土で大丈夫です。
なので、ハコネウツギをそのまま植えてしまっても構いません。
ただし、庭の土が痩せている土壌の場合は下記に書いてある肥料を混ぜるようにしましょう。
「赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土2:川砂1」で用土を作りましょう。
次は、ハコネウツギに必要な肥料についてお伝えします。
ハコネウツギ(箱根空木)の育て方!肥料はどうする?
ハコネウツギを育てる際に肥料が必要となるのは、主に植え付けの時です。
ハコネウツギは、腐葉土や完熟堆肥などの肥沃な土壌を好みます。
なので、植え付けをするときに「堆肥」や「腐葉土」を庭の土と混ぜて植えましょう。
植え付け後は、ハコネウツギは丈夫な為、追加で肥料が必要になることはありません。
植える場所の土が痩せている場合は「油かす」や「化成肥料」などの固形肥料をあげるようにしましょう。
次に、ハコネウツギを育てる際の水の量についてお伝えします。
ハコネウツギ(箱根空木)を育てる際の水の量はどうする?
ハコネウツギは、湿った用土を好みます。
ただし、地植えの場合にはこれはあまり気にしなくても大丈夫です。
連日のように日照りが続くような場合には、朝に水やりをするとよいでしょう。
鉢植えの場合ですが、朝に一度の水やりと土の表面が乾いてきたなと思ったら水をたっぷりとあげるようにしましょう。
それでは、ハコネウツギの写真を見ていきましょう!
どんな樹形をしているのでしょうか?
ハコネウツギの写真(画像)!樹形はどんな形をしているの?
こちらがハコネウツギの写真です。
冒頭でもお伝えしたように、最初は白色の花を咲かせますが、その花はだんだんと赤色に変化していきます。
成長過程で色が変わるのですが、その理由については、次にお伝えしますね。
ハコネウツギの樹形ですが、枝は株元から分枝して、樹高2~3m程度までに成長します。
次は、ハコネウツギの特徴についてお伝えします。
ハコネウツギの特徴はなんと言ってもあのキレイな花ですよね!!
ハコネウツギ(箱根空木)の特徴って何?
ハコネウツギの特徴は、なんと言っても花の白とピンクのキレイなコントラストでしょう。
しかし、これらの花は咲いてからずっと同じ色をしているわけではないのです。
ハコネウツギの花は、成長過程で色が変わるんです!
咲き始めは白い色をしているのですが、段々とピンク色になっていくのです。
また、ハコネウツギは潮風に強いという大きな特徴があります。
そのため海岸付近では、防風効果と緑化のために栽培されることも多いのです。
また、名前に「ハコネ」とつき、漢字も「箱根」ですが、箱根にはハコネウツギは少ししかないそうです(笑)
次に、ハコネウツギの苗の植え方をお伝えします。
ハコネウツギの苗の植え方は?
次の見出しでもお伝えしますが、ハコネウツギを鉢植えで育てるのは、このサイトではおすすめしていません。
代わりに、地植えで育てる際のハコネウツギの苗の植え方をお伝えすると、地植えにする場所の土はフカフカにしておきましょう。
なぜなら、ハコネウツギは、湿った土が好きだからです。
カチカチのような乾いた土壌では、水を吸収することが出来なくなってしまうので、もしも不安であれば、腐葉土を庭の土に混ぜておくとよいでしょう。
次に、ハコネウツギの鉢植え方法についてご紹介します。
ハコネウツギの鉢植えはあまりおススメできませんが、、、
ハコネウツギ(箱根空木)の鉢植えのポイントとは?
いきなりですが、ハコネウツギは鉢植えに向いていません。
なぜなら、ハコネウツギの枝がすぐ伸びてしまって剪定が大変だからです。
※ウツギの剪定方法等はこちらをご覧ください。
庭に植える場合も剪定は必要ですが、庭に植えるほうが鉢植えで育てるよりは剪定をする頻度が減ります。
それでも鉢植えで育てる場合には、大きな鉢を使い、苗をゆったり植えることがポイントになります。
次に、ハコネウツギの増やし方をお伝えします!
ハコネウツギの増やし方は?挿し木の方法はどうするの?
ハコネウツギは、主に挿し木で増やします。
挿し木とは、例えばハコネウツギであればハコネウツギの株から枝を切り取り発根をさせることをいいます。
挿し木はハコネウツギのようなタネからは増やしにくい植物でおこなう増やし方です。
まずは、挿し木に使用する枝を親のハコネウツギから切り取ります。
この切り取ったものを「挿し穂」と言います。
親のバイカウツギの込み合ってしまっているような部分から剪定も兼ねて使用するのもオススメです。
挿し穂は、15cmから20cmになるようにしましょう。
挿し穂を水に1時間ほどつけた後に新しい土に挿します。
この時、新しい清潔な土を使用する事がポイントです。
こうする事で、病気が土にあった場合にはここで防ぐ事ができます。
土に挿した後に水をたっぷり与えれば、挿し木は終わりです。
簡単なので、ハコネウツギを増やしたい場合には、挿し木で増やしましょうね。
次は、ハコネウツギの注意するべき害虫の対策方法をお伝えします!
ハコネウツギ(箱根空木)の害虫対策はどうする?
ハコネウツギを育てる際には、アブラムシや「ルリコンボウハバチ」の幼虫、「ナガチャコガネ」の幼虫に注意が必要です。
鉢の赤ちゃんやコガネムシの赤ちゃんが来ることもあるんですね。
コガネムシの幼虫は、↑のようなカブトムシの幼虫の小さい感じです。
彼らの場合は、攻撃してこないので、そっと別なところに移動させてあげましょう。
アブラムシがたくさん湧いてしまった場合には、アブラムシ用の薬があるので使って駆除しましょう。
それでは、ハコネウツギの値段の相場をお伝えします!
ハコネウツギを購入する際には、こちらの値段を基準に検討しましょう!
ハコネウツギの値段の相場はどれくらいなの?
ハコネウツギは、楽天市場で相場を見てみると1000円から6000円の間で購入できるようです。
あまりに安すぎると、うまく育たないやワケありの可能性もあるので、ある程度の予算は考えた方が良いですね。
また、大きいハコネウツギを買うのであれば、家まで届けてくれるインターネットショッピングで購入することを強くおすすめします!
なので、もしも店舗でハコネウツギを購入する際にも、こちらの値段を参考に品定めしていきましょうね。
次にハコネウツギの花言葉についてお伝えします。
ハコネウツギは複数の花言葉があるのですよ〜。
ハコネウツギ(箱根空木)の花言葉は何があるの?
ハコネウツギの花言葉は「移り気」「親切」「人の魅力を引き出す」「秘密」です。
「移り気」は、ハコネウツギの花の色が変わるために、このような花言葉がついたようです。
ちなみに、ハコネウツギは6月12日の誕生花でもあるんですよ。
もし、お友達や家族に上記の誕生日の方がいればプレゼントしてみてもいいですね。
次に、ハコネウツギとニシキウツギ、タニウツギの違いについて考察していきたいと思います。
ハコネウツギとニシキウツギ、タニウツギの違いはなに?
まずは、属性をまとめます。
ハコネウツギは、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木です。
ニシキウツギも同じく、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木です。
(上はニシキウツギの写真)
タニウツギも同じく、スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木です。
(上はタニウツギの写真)
すべてのウツギが、同じスイカズラ科タニウツギ属の植物ということですね。
また、ハコネウツギとニシキウツギを比べると、ハコネウツギは沿岸部に自生していることが多いのですが、ニシキウツギは、山間部に自生しているのがポイントでしょう。
ハコネウツギとタニウツギの見分け方ですが、ハコネウツギは白色と赤色の花それぞれ咲かせているのに対して、タニウツギは、花ひとつひとつの単位で白色と赤色が混ざった花を咲かせます。
こちらをポイントとして見分けるとよいでしょう。
それでは、今回お伝えしたことを振り返っていきましょう。
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ハコネウツギ(箱根空木)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10つありました。
1個ずつ振り返ってみましょう!
①ハコネウツギの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ハコネウツギは日当たりのよい場所を好みます。
開花時期の6月の暑さは苦手なので、午前中に日が当たって午後には日陰になるような場所が最適です。
ハコネウツギを育てる際に使う土は、一般的には庭の土で大丈夫です。
庭の土が痩せている土壌の場合は「堆肥」や「腐葉土」を庭の土と混ぜて植えましょう。
植え付け後は、ハコネウツギは丈夫な為、追加で肥料が必要になることはありません。
地植えの場合には降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたなと思ったら水をたっぷりとあげるようにしましょう。
②ハコネウツギの写真(画像)!樹形はどんな形をしているの?
ハコネウツギは、最初は白色の花を咲かせますが、その花はだんだんと赤色に変化していきます。
ハコネウツギの樹形ですが、枝は株元から分枝して、樹高2~3m程度までに成長します。
③ハコネウツギの特徴ってなに?
ハコネウツギの特徴は、なんと言っても花の白とピンクのキレイなコントラストです。
ハコネウツギの花は、成長過程で色が変わるんです!
咲き始めは白い色をしているのですが、段々とピンク色になっていくのが特徴です。
④ハコネウツギの苗の植え方は?
ハコネウツギを鉢植えで育てるのは、このサイトではおすすめしていません。
地植えにする際には、場所の土はフカフカにしておきましょう。
⑤ハコネウツギの鉢植えのポイントとは?
鉢植えで育てる場合には、大きな鉢を使い、苗をゆったり植えることがポイントになります。
⑥ハコネウツギの増やし方は?挿し木の方法はどうするの?
挿し穂を水につけた後は、新しい清潔な土を使用する事がポイントです。
⑦ハコネウツギの害虫対策はどうする?
ハコネウツギを育てる際には、アブラムシや「ルリコンボウハバチ」の幼虫、「ナガチャコガネ」の幼虫に注意が必要です。
⑧ハコネウツギの値段の相場はどれくらいなの?
ハコネウツギは、楽天市場で相場を見てみると1000円から6000円の間で購入できるようです。
⑨ハコネウツギの花言葉は何があるの?
ハコネウツギの花言葉は「移り気」「親切」「人の魅力を引き出す」「秘密」です。
⑩ハコネウツギとニシキウツギ、タニウツギの違いはなに?
すべてのウツギが、同じスイカズラ科タニウツギ属の植物です。
見分け方はもう一度この見出しの部分を見てみましょう。
ハコネウツギは、初心者の方にはちょっと難しいかもしれませんが、注意するポイントを押さえれば丈夫で育てやすい品種です。
公園などにもよく植えられているので、鑑賞しに赴くのもまた、いいかもしれませんね!
それでは今回はこれで失礼します。
最後まで見ていただきありがとうございました。
大変参考になりました。
自分は、よくわかりませんが同じような花を見かけたことがありますが花の香りがユリの香りに良く似ていました。
ハコネウツギの花は、芳香性があるのでしょうか?