みなさんこんにちは。
今回は、クルクマについてまとめていきたいと思います。
白や淡いピンクなどの、上品で透明感ある花苞が幻想的なクルクマ。
その美しさから、現在は結婚式のブーケや装飾としても人気があります。
クルクマの栽培は中級者向けです。
決して簡単とは言えませんが、要所のポイントに注意すれば、大きな美しい花を咲かせることができます。
クルクマを育てる際に注意が必要なのが、〇〇切れです!
〇〇はクルクマにとって、欠かせないものなので、しっかり把握しておきましょう!
このようにポイントをお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回はクルクマについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはクルクマの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
クルクマの育て方(栽培方法)は?
クルクマの開花時期は、品種によりズレはありますが、6〜10月です。
球根の植え付けは、5月中旬頃、最低気温が16℃以上になってからが適しています。
クルクマの球根は、発芽する部分と、養分を貯蔵する部分(ミルクタンク)に分かれたやや細長い形をしています。
あらかじめ深い穴を掘って、表土から3〜5cmのところに、発芽する部分を上にして球根を植え付けましょう。
地植えの場合は、球根同士の間を15cm程度あけるようにしてください。
クルクマは、地温が上がるまでなかなか発芽しません。
焦らされるのが嫌な方は、不織布などでトンネルを作り保温してあげると地温が上がり発芽が早くなりますよ。
トンネルは、梅雨が明け気温が高くなってきたら外してくださいね。
10月下旬頃になると、気温が下がって休眠に入りはじめます。
この時期まだ咲いているクルクマがあれば、切り花にしてお部屋に飾ると咲き続けますよ。
また、クルクマはとても丈夫で、病害虫の被害はほとんどありません。
ここからはさらに詳しくお伝えします。
最初は、クルクマが好む環境についてお伝えします!
クルクマの育て方!環境はどうする?
クルクマは、十分日に当たることで、株が大きくなり花付きが良くなります。
しっかりと日の当たる暖かい場所で育てましょう。
また、熱帯植物のため暑さにはとても強いですが、冬の寒さには耐えられません。
気温が10℃を下回ると枯れ、球根が腐ってしまう可能性があります。
鉢植えの場合は室内で管理し、地植えは球根を掘り起こして暖かい場所で保存し越冬しましょう。
次は、クルクマに適した用土についてお伝えします!
クルクマを育てる際の適した用土は何?
クルクマは、水はけよく保水性もある土が適しています。
鉢植えの場合は、「赤玉土と腐葉土」を混ぜたものに少量「バーミキュライト」を加えたものか、市販の草花用の培養土を使うとよいでしょう。
地植えは、植え付ける場所の土に「腐葉土」や「完熟堆肥」「バーミキュライト」を混ぜ込みましょう。
次は、クルクマに必要な肥料についてお伝えします!
クルクマの育て方!肥料はどうする?
クルクマは、生育期には特にたくさんの肥料を必要とします。
肥料が切れてしまうと草丈が伸びず、花も小さくなったり、本数が減ってしまったりします。
植え付けの際に、ゆっくり効くタイプの化成肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。
7〜10月の生育が旺盛なときは、速効性のある液体肥料を薄めて月に2〜3回程度与えると、葉の艶もよくなりますよ。
では次は、クルクマの水やりポイントについてお伝えします!
クルクマを育てる際の水の量はどうする?
クルクマは、10月下旬〜3月の休眠期以外は乾燥を嫌います。
鉢植えの場合は、土の表面が白っぽく乾いていたら、水が鉢の底から滲み出るくらいたっぷりと与えましょう。
夏は特に水分の蒸発が早いため、土の状態をこまめに観察してあげてくださいね。
乾燥が激しいと感じたら、朝と夕方涼しい時間帯にそれぞれ1回ずつ水を与えてください。
地植えの場合は雨だけで十分です。
もし日照りが続き土の乾燥が気になるようであれば、クルクマの株元にしっかり水を与え、土に水を染み渡らせてください。
寒くなり地上部が枯れ始める10月下旬から、芽が出始めるまでの3月の休眠期は、水やりは必要ありません。
以上で基本的なクルクマの育て方については終わりです。
次に、クルクマの画像(写真)をお見せします!
クルクマの画像(写真)!特徴は?
クルクマはショウガ科クルクマ属の多年草です。
白やピンクの色鮮やかな美しい部分は、花弁ではなく苞。
本来の花部分は、トーチのように重なった苞の間に隠れるように咲いているんですね。
夏など暑い時期でも元気に咲いてくれる花姿は圧巻で、背の高い種類は特に見事なんですよ!
ところで、みなさんは「ウコン」という植物をご存知ですか?
栄養ドリンクなどの宣伝でも、「ウコン成分配合!」なんて強調されているのをよく見かけますよね。
実は、ウコンとはクルクマ属の仲間なんです。
元々ショウガ科に属していることからも分かるように、クルクマの仲間には食用・薬用として利用される種が数多くあります。
もちろん観賞用としての種類もあるので、興味がある方はぜひ、品種をよく調べてから手に取ってみることをおすすめします!
それでは次は、クルクマの開花時期や季節をお伝えします。
クルクマの開花時期や季節はいつ頃なの?
クルクマの開花期は5〜10月頃です。
長い間じっくりと花姿を楽しめそうですね!
次に、クルクマの球根の値段や販売価格はいくら位なのかをお伝えします。
クルクマの球根の値段や販売価格はいくら位なの?
クルクマの相場は大体500〜1500円ほどです。
もちろん、品種にこだわりがあるか、いくつ栽培したいかで価格は変わってきますので、希望する栽培方法に合わせて柔軟に予算対応してくださいね!
次は、クルクマの苗や球根の植え付け(植え方)のポイントをお伝えします。
クルクマの苗や球根の植え付け(植え方)のポイントは?
クルクマの植え付けのポイントは、高温処理をすることです。
クルクマはより暖かな気温を好みます。球根を保温してあげることで、より生育が促されます。
また、ただ植えただけだと発芽までに1ヶ月程度かかってしまうので、「もっと早く育てたい!」という場合も、やはり高温処理をおすすめします。
ペットボトルの底部分を切り取ったものを球根の上にかぶせてあげるだけでも保温はなされますので、余裕のある方はぜひやってみてくださいね!
次はクルクマの鉢植えにするポイントについてお伝えします!
クルクマの鉢植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
クルクマは、花数が増えるとボリュームが出るので、鉢は大きめのものを選ぶようにしましょう。
5〜6号の鉢に1球か、7号の鉢に2球が目安です。
クルクマは暑さに強いので、水切れにならないように気をつけておけば、夏の間もベランダなど外に出しておいても問題なく育ちます。
ただ寒さには弱いので、最低気温が10℃を下回るようになったら、室内などに移動してあげましょう。
次に、クルクマの寄せ植えに合う植物はなにがあるのかをお伝えします。
クルクマの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
クルクマは花姿が大きく色鮮やかで目立ちやすいため、寄せ植えの際はセンタープランツとして配置してあげるのがおすすめです。
背が高いことも特徴なので、高低差を活かした寄せ植え作りをしたいですね。
葉を中心とした植物と組み合わせるなら、背が低く葉色が豊富なヒューケラ、トロピカルな葉模様のカラジウム。
花と組み合わせるなら、こじんまりとした姿が控えめで愛らしい千日紅などがよい相手となるでしょう。
次に、クルクマの挿し木のやり方はどうするのかをお伝えします。
クルクマを増やすにはどうするの?
クルクマを増やす際におすすめなのは「分球」です。いわゆる株分けですね。
クルクマはうまく生育が進めば、1つの株から3〜4つほどの子球根が生まれます。
その子球根を切り分けてそれぞれ植え付ければ、数を増やすことができます。
このとき、根先のイモ状のふくらみを持った部分を切り取らないよう注意してください。
ふくらんでいる部分は、養分貯蔵体、またはミルクタンクと呼ばれる部位です。
その名の通り、栄養貯蔵庫の役割を果たしています。
養分がたくさん蓄えられているとても繊細な部分ですので、分球の際にはやさしく丁寧に作業することを心がけてくださいね。
寒さには弱いクルクマ。
では、どのように冬を越せばよいのでしょうか?
次は、クルクマの冬越しのやり方や球根の保存方法についてお伝えします!
クルクマの冬越しのやり方や球根の保存方法は?植えっぱなしにしてもいいの?
クルクマは寒さに弱いので、鉢植えは鉢ごと室内に入れて管理すれば大丈夫ですが、地植えの場合は、球根を掘り起こし保存しておくと安心です。
掘り起こしは、葉や茎が完全に枯れてからではなく、2/3程度枯れてまだ緑の葉が少し残っているときに行うのがコツです。
クルクマの球根は、発芽する丸い球根にぶら下がるように、養分を貯蔵する小さな白い水球(ミルクタンク)と呼ばれるものがついています。
このミルクタンクを切り離さないよう、慎重に掘り起こしてくださいね。
掘り上げた球根は暖かい場所で乾燥させます。
葉や茎がついたままのものは、完全に枯れるまで待つと綺麗に取れますよ。
乾燥した球根は、ビニール袋などに入れたバーミキュライトやおがくずに埋めて、なるべく10℃以上が保てる場所で保管しましょう。
時々カビが発生していないかチェックしてくださいね。
ところで、クルクマの白やピンクなどの花のように見える部分は苞と言って、本来の花を保護しているものです。
花は苞に包まれ目立ちません。
この美しい花苞と目立たない花を持つクルクマには、どのような花言葉があるのでしょうか?
次は、クルクマの花言葉についてお伝えします!
クルクマの花言葉はなに?
クルクマの花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」「乙女の香り」「忍耐」「因縁」です。
「あなたの姿に酔いしれる」は、ハスに似た幻想的な姿にちなんでいるといわれています。
女性はプレゼントされると嬉しいですね!
さて、クルクマ の種類や品種にはどのようなものがあるかご存知ですか?
次は、クルクマの種類や品種についてお伝えします!
クルクマの種類や品種は何がある?
クルクマはショウガ科クルクマ属の総称で、熱帯アジア、アフリカ、オーストラリアなどに約50種が分布しています。
薬用として有名なウコンは、クルクマ属の一種なんですよ!
今回は、数ある中から、美しい花を咲かせる品種をいくつかお伝えしますね。
「クルクマ アリスマティフォリア」
原産地はタイで、ピンク色の花を咲かせます。
日本では主に観賞用として栽培されていますが、タイでは根をカレー粉として使ったり、薬用として用いたりします。
「クルクマ ペティオラータ」
マレーシアが原産で、淡いピンクの花を咲かせます。「ロータス・ジンジャー」という別名を持っています。
「ポニチャー・オレンジ」
透明感のあるオレンジ色の花が一際目を引きます。
「チェンマイルージュ」
タイの地名からその名前がついています。濃い鮮やかなピンク色の花を咲かせます。
「チェリープリンセスデーン」
白地に淡いピンク、爽やかな緑色のグラデーションが可愛らしい品種です。
「ラブリーエメラルド」
日本最大のクルクマ生産地である糸島のオリジナル品種です。緑色と褐色のストライプのグラデーションが特徴的です。
「紫苑」
濃い紫がかった色が魅力的な品種です。バラに似た蕾をつけます。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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クルクマのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①クルクマの育て方(環境、土、肥料、水やり)
クルクマはしっかりと日の当たる場所で育てましょう。
用土は、水はけよく保水性もあるものが適しています。
多肥を好むので、植え付けの際に緩効性の化成肥料を土に混ぜ込み、7〜10月の生育が旺盛なときは、液体肥料を薄めて月に2〜3回程度与えましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が白っぽく乾いていたら、水が鉢の底から滲み出るくらいたっぷりと与えましょう。
地植えの場合は雨だけで十分ですが、もし日照りが続き土の乾燥が気になるようであれば、クルクマの株元にしっかり水を与えてくださいね。
10月下旬〜3月の休眠期は、水やりは必要ありませんよ。
②クルクマの画像(写真)!特徴は?
クルクマはショウガ科クルクマ属の多年草です。
夏など暑い時期でも元気に咲いてくれる花姿は圧巻で、背の高い種類は特に見事なんですよ!
元々ショウガ科に属していることからも分かるように、クルクマの仲間には食用・薬用として利用される種が数多くあります。
もちろん観賞用としての種類もあるので、興味がある方はぜひ、品種をよく調べてから手に取ってみることをおすすめします!
③クルクマの開花時期や季節はいつ頃なの?
クルクマの開花期は5〜10月頃です。
④クルクマの球根の値段や販売価格はいくら位なの?
クルクマの相場は大体500〜1500円ほどです。
⑤クルクマの苗や球根の植え付け(植え方)のポイントは?
クルクマの植え付けのポイントは、高温処理をすることです。
クルクマはより暖かな気温を好みます。球根を保温してあげることで、より生育が促されます。
また、ただ植えただけだと発芽までに1ヶ月程度かかってしまうので、「もっと早く育てたい!」という場合も、やはり高温処理をおすすめします。
⑥クルクマの鉢植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
クルクマは、花数が増えるとボリュームが出るので、鉢は大きめのものを選ぶようにしましょう。
5〜6号の鉢に1球か、7号の鉢に2球が目安です。
クルクマは暑さには強いですが寒さに弱いので、最低気温が10℃を下回るようになったら、室内などに移動してあげましょう。
⑦クルクマの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
葉を中心とした植物と組み合わせるなら、背が低く葉色が豊富なヒューケラ、トロピカルな葉模様のカラジウム。
花と組み合わせるなら、こじんまりとした姿が控えめで愛らしい千日紅などがよい相手となるでしょう。
⑧クルクマを増やすにはどうするの?
クルクマを増やす際におすすめなのは「分球」です。いわゆる株分けですね。
子球根を切り分けてそれぞれ植え付ければ、数を増やすことができます。
このとき、根先のイモ状のふくらみを持った部分を切り取らないよう注意してください。
養分がたくさん蓄えられているとても繊細な部分ですので、分球の際にはやさしく丁寧に作業することを心がけてくださいね。
⑨クルクマの冬越しのやり方や球根の保存方法は?植えっぱなしにしてもいいの?
クルクマは寒さに弱いので、地植えの場合は、球根を掘り起こし保存しておくと安心です。
掘り起こしは、葉や茎が完全に枯れてからではなく、2/3程度枯れてまだ緑の葉が少し残っているときにおこなうのがコツです。
掘り上げた球根は暖かい場所で乾燥させましょう。
乾燥した球根は、ビニール袋などに入れたバーミキュライトやおがくずに埋めて、なるべく10℃以上が保てる場所で保管してください。
時々カビが発生していないかチェックしてくださいね。
⑩クルクマの花言葉はなに?
クルクマの花言葉は、「あなたの姿に酔いしれる」「乙女の香り」「忍耐」「因縁」です。
⑪クルクマの種類や品種は何があるの?
クルクマはショウガ科クルクマ属の総称で、熱帯アジア、アフリカ、オーストラリアなどに約50種が分布しています。
薬用として有名なウコンは、クルクマ属の一種です。
日本では、福岡県糸島市が生産地として有名です。
ご自宅のお部屋やお庭にクロクマを迎え、その姿に酔いしれてみませんか?
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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