みなさんこんにちは。
今回は、ウコンザクラについてまとめていきたいと思います。
ウコンザクラは日本原産の「バラ科」「桜属」の落葉樹です。
日本だけでも固有種や交配種を含め600種類以上ある桜の中で、ウコンザクラは唯一黄色の花を咲かせる珍しい品種です。
素敵な花なので、日本国外でも人気の高い品種となっています。
ウコンザクラの名前の由来ですが、ショウガ科のウコンの根を用いた染料の「鬱金色」に似た色にウコンザクラの花弁の色がなることから名付けられたそうです。
ショウガ科のウコンとは別物で、混同されないように「鬱金桜」「鬱金の桜」と呼び分けされることがあります。
ウコンザクラは戦争で焼けてしまったりしたことにより、現在日本では数少ない桜となっています。
今回は、ウコンザクラについてのポイント、
以上10つの点についてお伝えします。
まずはウコンザクラの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ウコンザクラの育て方は?
ウコンザクラは日当たりが良く水はけのよい場所を好みます。
なので、ウコンザクラは別名「黄桜」とも呼ばれます。
ウコンザクラの黄色い花は開花後徐々に白くなっていき最終的にはピンク色の花に変化します!
ウコンザクラだけで様々な色の花が楽しめるなんて素敵ですよね。
また、桜のまとめの記事もあります。
有名な桜の一覧をまとめていますので、こちらの記事もぜひご覧になってください!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ウコンザクラが好む環境についてお伝えします!
ウコンザクラの育て方!環境はどうする?
ウコンザクラは日当たりが良く水はけのよい場所を好みます。
日当たりが良くないと、花の付きが悪くなることが多いのでウコンザクラは日のよく当たる場所で育てましょう。
ウコンザクラは病害虫などにも強い植物ですが、日当たりや風通りの悪い場所で育てると毛虫が発生する確率が上がるので気を付けてくださいね。
そして、毛虫などの害虫を見つけたらすぐに殺虫剤で駆除をしてください!
次は、ウコンザクラに適した用土についてお伝えします!
ウコンザクラを育てる際の適した用土は何?
ウコンザクラは肥沃な土地を好みますが、根が傷むので植え付けの際は土には肥料を足さないでくださいね。
次は、ウコンザクラに必要な肥料についてお伝えします!
ウコンザクラの育て方!肥料はどうする?
ウコンザクラは植え付けの際や、植え付けてすぐの肥料はやめておいてください。
ウコンザクラの根が落ち着いてきた1年後くらいから肥料を上げてくださいね。
1月下旬~2月中旬に寒肥として、また、4月の花が咲いた後と8月~9月頃の根の活動が活発な頃に有機性肥料をあげてください。
では次は、ウコンザクラの水やりポイントについてお伝えします!
ウコンザクラを育てる際の水の量はどうする?
ウコンザクラの水やりですが、庭植えの場合は水をやらなくても雨水だけで大丈夫です。
しかし、夏の日照りが続くような時や、植え付けて1年目は根付きが良くなるようにたっぷりと水をあげてください。
鉢植えのウコンザクラの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげてください。
以上で基本的なの育て方については終わりです。
次はウコンザクラの写真をお見せします!
ウコンザクラの画像(写真)!
ウコンザクラの花は、10枚~20枚ほどの花弁が重なり合う形で咲く八重咲となります。
このウコンザクラの黄色の花がだんだんと白くなっていく様子も楽しみですね。
ウコンザクラの名前の由来となったウコン(鬱金)はこちらです。
ウコンは染色だけでなく、香辛料としても有名で色々な料理などに幅広く利用されていますね。
次は、ウコンザクラの開花時期をお伝えします!
ウコンザクラの開花時期や季節はいつ頃なの?
ウコンザクラの開花時期は、4月中旬~5月上旬になります。
同じサトザクラの仲間のカンザンやフゲンソウといった代表的な桜より少し遅れて咲き始めます。
次に、ウコンザクラを鉢植えで育てる(苗の植え付け)のポイントをお伝えします。
ウコンザクラを鉢植えで育てる(苗の植え付け)のポイントは?
ウコンザクラの植え付けの際のポイントとしては、植え付ける場所に肥料を入れないことです。
ウコンザクラの根は傷つきやすいので、植え付けの際直接肥料に当たると傷んでしまうことがあります。
なのでウコンザクラに肥料を与える際は、根が落ち着いて芽が活動を始めてから上げてください。
ウコンザクラは本体の木を支えるために根がとても発達するので、鉢植えで育てる場合は4~5年以内で植え替えてあげてください。
ウコンザクラの鉢植えを直接地面に置いて育てている場合、鉢底から出てきたウコンザクラの根がそのまま地中に伸びてしまうことがあります。
なので、ウコンザクラの鉢は棚の上や、厚めの板の上、コンクリートの板の上、分厚いゴムシートの上などにおいてあげるといいですね。
そして、鉢底からウコンザクラの根が出てきていたら切り取ってあげてください。
鉢底からウコンザクラの根が出てきたら根が詰まってきたということですし、年数に関係なく植え替えてあげるのがよいかもしれません。
地面に植え付ける際も同様に土に肥料を入れずに植え付け、根が落ち着いて芽が活動をはじめてから肥料をあげてください。
ウコンザクラを植える場所として、日当たりがよく風通しがよい場所なのはもちろん、樹本体を支えられる根がしっかり張れるくらいの場所に植えてくださいね。
次は、ウコンザクラの植え替えのポイントをお伝えします。
ウコンザクラの植え替えのポイントは?
ウコンザクラの植え替えの際のポイントも植え付けの時と同様で、植え替える場所に肥料を入れないことです。
植え付けの時と同様に、肥料は根が落ち着いて芽が活動を始めてから上げてください。
ウコンザクラの根も傷つきやすいので、植え替えの際根をほぐしすぎないようにしてください。
次は、ウコンザクラの剪定(切り戻し)のポイントをお伝えします。
ウコンザクラの剪定(切り戻し)のポイントは?
ウコンザクラの枝は放っておいてもある程度樹形はまとまりますが、伸びてきた枝同士が触れ合うと新芽の成長が抑えられるという特徴があります。
そして、枝葉が茂りすぎると風通りが悪くなり、病気や害虫が発生しやすくなるので「枝抜き」という混みすぎた枝を間引いていく剪定方法をとります。
ウコンザクラを剪定する際は、木の先端のほうで伸びすぎていたり絡まりあっていたり、また弱く細かったり内向きに生えている枝や株元近くのヒコバエを選んで枝の付け根から切り取ってください。
桜の木の剪定はプロでないと難しく、切った切り口をそのまま放っておくと切り口から雨水や細菌が入り込み非常に枯れやすいので、昔から「桜切るバカ」とも言われています。
なのでウコンザクラの枝を剪定した際も、必ず切り口に癒合材や接ぎロウを塗って保護してあげましょう。
次に、ウコンザクラの増やし方をお伝えします。
また、挿し木で増やせるのでしょうか。
ウコンザクラの増やし方!挿し木で増やせるの?
ウコンザクラは種まきや挿し木、接ぎ木のいずれででも増やすことができます。
しかし、ウコンザクラの挿し木や接ぎ木は他の木に比べると発根する確率が低い植物といわれています。
もし挿し木をするのであれば、2月下旬~3月中旬に新芽の付いている枝を使用するか、花が咲き終わった後の6月~7月に枝を切り取って行ってくださいね。
次は、ウコンザクラのかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします
ウコンザクラのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ウコンザクラも他の桜同様にテングス病にかかったり、毛虫に葉を食われたり、樹の中に侵入されてやられたりします。
ウコンザクラがテングス病などにかかった場合は4~7年以内に枯れてしまう原因になるので早急に手当てしてください。
テングス病にかかり、小枝が固まり状やほうき状に密生しているのを発見したら、根元の部分も含めて枝を切り取って処分してください。
ウコンザクラの切り口部分にはペースト剤を塗り、それ以上の感染を防いでください。
ウコンザクラの木に毛虫を発見した場合、発見次第殺虫剤などで駆除してください。
ウコンザクラの樹肌や根元におがくずのようなものを発見した場合、樹の中に虫が侵入していますのでおがくずを取り除いて穴を確認してください。
穴を確認したら穴の中に殺虫剤を入れ、その穴は土などを練って粘土状にしたものでふさいであげましょう。
次に、ウコンザクラの花言葉をお伝えします。
ウコンザクラの花言葉はなに?
ウコンザクラの花言葉は「優れた美人」です。
ウコンザクラはとても珍しい黄色の花を咲かせる桜で、別名「美人桜」とも呼ばれています。
このウコンザクラの別名から花言葉がとられたようですね。
ウコンザクラに似た種類や品種は何があるの?
ウコンザクラに似ている植物として、同じ桜であるギョイコウ(御衣黄)やスマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)などがあります。
ギョイコウはウコンザクラに似た黄緑色の花を咲かせますが、ウコンザクラの花より緑色が強く花弁の厚みがあります。
スマウラフゲンゾウはウコンザクラの花より濃い黄色の花を咲かせますが、花弁数がとても多いのが特徴となっています。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ウコンザクラのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ウコンザクラの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ウコンザクラは日当たりが良く水はけのよい場所を好みます!
日当たりが良くないと、花の付きが悪くなることが多いのでウコンザクラは日のよく当たる風通しのよい場所で育てましょう。
ウコンザクラの水やりですが、庭植えの場合は水をやらなくても雨水だけで大丈夫です。
②ウコンザクラの画像(写真)!
ウコンザクラの花は、10枚~20枚ほどの花弁が重なり合う形で咲く八重咲となります。
そして、ウコンザクラの名前の由来となったウコン(鬱金)はこちらです。
染料としてだけでなく、今ではおなじみの食材でもありますね。
③ウコンザクラの開花時期や季節はいつ頃なの?
ウコンザクラの開花時期は、4月中旬~5月上旬になります。
同じサトザクラの仲間のカンザンやフゲンソウといった代表的な桜より少し遅れて咲き始めます。
④ウコンザクラを鉢植えで育てる(苗の植え付け)のポイントは?
ウコンザクラの植え付けの際のポイントとしては、植え付ける場所に肥料を入れないことです。
また、ウコンザクラは鉢植えで育てる場合は4~5年以内で植え替えてあげてください。
地面に植え付ける際も同様に土に肥料を入れずに植え付け、根が落ち着いて芽が活動をはじめてから肥料をあげてください。
ウコンザクラを植える場所として、日当たりがよく風通しがよい場所なのはもちろん、樹本体を支えられる根がしっかり張れるくらいの場所に植えてくださいね。
⑤ウコンザクラの植え替えのポイントは?
ウコンザクラの植え替えの際のポイントも植え付けの時と同様で、植え替える場所に肥料を入れないことです。
植え付けの時と同様に、肥料は根が落ち着いて芽が活動を始めてから上げてください。
ウコンザクラの根も傷つきやすいので、植え替えの際根をほぐしすぎないようにしてあげてください。
⑥ウコンザクラの剪定(切り戻し)のポイントは?
ウコンザクラを剪定する際は、木の先端のほうで伸びすぎていたり絡まりあっていたり、また弱く細かったり内向きに生えている枝や株元近くのヒコバエを選んで枝の付け根から切り取ってください。
桜の木の剪定はプロでないと難しく、切った切り口をそのまま放っておくと切り口から雨水や細菌が入り込み非常に枯れやすいので、昔から「桜切るバカ」とも言われています。
なのでウコンザクラの枝を剪定した際も、必ず切り口に癒合材や接ぎロウを塗って保護してあげましょう。
⑦ウコンザクラの増やし方!挿し木で増やせるの?
ウコンザクラは種まきや挿し木、接ぎ木のいずれででも増やすことができます。
しかし、ウコンザクラの挿木や接ぎ木は他の木に比べると発根する確率が低い植物といわれています。
もし挿木をするのであれば、2月下旬~3月中旬に新芽の付いている枝を使用するか、花が咲き終わった後の6月~7月に枝を切り取って行ってくださいね。
⑧ウコンザクラのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ウコンザクラも他の桜同様にテングス病にかかったり、毛虫に葉を食われたり、樹の中に侵入されてやられたりします。
ウコンザクラがテングス病にかかり小枝が固まり状やほうき状に密生しているのを発見したら、根元の部分も含めて枝を切り取って処分してください。
ウコンザクラの木に毛虫を発見した場合、発見次第殺虫剤などで駆除してください。
⑨ウコンザクラの花言葉はなに?
ウコンザクラの花言葉は「優れた美人」です。
ウコンザクラはとても珍しい黄色の花を咲かせる桜で、別名「美人桜」とも呼ばれています。
⑩ウコンザクラに似た種類や品種は何があるの?
ウコンザクラに似ている植物として、同じ桜であるギョイコウ(御衣黄)やスマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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