オウバイは名前に「梅」と入りますが、ウメの仲間ではなくジャスミンの仲間です。
病害虫に強く、屋外でも育てやすい花です。
オウバイを育てる際のポイントは、過剰な管理をしないこと!
いくつかのポイントをおさえておくだけで、枝垂れ咲くうつくしい花を毎年楽しむことができます。
この記事を読んで、ご自宅で「黄梅(オウバイ)」を育ててみましょう!
今回は黄梅(オウバイ)についてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずは黄梅(オウバイ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
黄梅(オウバイ)の育て方は?
オウバイは寒さに強いので、北海道以外の寒冷地でも、地植えで育てることができます。
また、オウバイはつるのように枝を垂らして成長するという特徴を持っています。
支柱やフェンスなどに這わせたり、プランタースタンドを利用して鉢植えで育てるのもおすすめですよ。
ほかにも盆栽仕立てや生垣などにするのも人気があります。
ご自身がどのようにしてオウバイを育てていきたいのかをイメージしながらこの記事を読んでいってくださいね!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、黄梅(オウバイ)が好む環境についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の育て方!環境はどうする?
黄梅(オウバイ)は、日当たりがよくやや乾燥した環境を好みます。
日当たりが悪いと株が弱くなり、花つきも悪くなるのでよく日に当てて育てましょう。
湿度の多い環境では、地上の枝の節から根が出てしまうことがあります。
この根が出た節には花がつきにくいので、根を出さないようにするためにやや乾燥気味に管理してください。
冬は寒風に当たると強く乾燥して枝枯れしやすくなるので、風よけを行い乾燥させすぎないように注意が必要です。
オウバイに適した用土の条件は1つだけです。
この条件さえ合っていれば、どのような土でも元気に育ってくれるので、チェックしておきましょう!
次は、黄梅(オウバイ)に適した用土についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)を育てる際の適した用土は何?
水はけのよい土でよく育ちます。
市販の培養土は「草花用」を使いましょう。
配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:川砂(軽石)1」がおすすめです。
庭土には腐葉土をたっぷり混ぜ込んで土壌改良しておきましょう。
オウバイはもともと丈夫な性質なので、多くの肥料を必要としません。
肥料を与える場合は、あげ過ぎに注意が必要です。
次は、黄梅(オウバイ)に必要な肥料についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の育て方!肥料はどうする?
黄梅(オウバイ)を地植えで育てる場合は、1~2月のあいだに1回、完熟堆肥を施します。
株の周りに数か所穴を掘って、肥料を埋めましょう。
鉢植えの場合は、同じ時期に1回と花後に1回、緩効性化成肥料を施します。
チッソ分が多いと葉や枝ばかりが茂り花つきが悪くなるので、リン酸とカリ分が多い肥料を使ってください。
水の管理は「ある時期」の乾燥に注意するだけで、あとはむずかしくありません。
では次は、黄梅(オウバイ)の水やりポイントについてお伝えします!
黄梅(オウバイ)を育てる際の水の量はどうする?
オウバイを地植えで育てる際には降雨のみで水は十分です。
鉢植えで育てる際には表土が乾いたらたっぷり水やりを行いましょう。
花がつぼみの時期に強く乾燥する場合は、霧吹きでつぼみにかるく水をかけてあげると、
つぼみが落ちてしまうのを防ぐことができますよ。
ただし、水をかけすぎないように注意してくださいね。
以上で基本的な黄梅(オウバイ)の育て方については終わりです。
次は黄梅(オウバイ)の画像をご紹介します!
黄梅(オウバイ)の画像(写真)!
オウバイは、モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)の半つる性落葉低木です。
このソケイ属やジャスミン属には花に香りがあるものが多いですが、オウバイの花にはほとんど香りがありません。
また、オウバイの花は乾燥させてハーブティーにすることができます。
解熱や利尿作用などの効能があるんですよ。
葉は薬として使われ、はれものや切り傷を治す薬効があります。
俳句などでは「初春の季語」としてつかわれ、日本でも古くから親しまれてきました。
そんなオウバイの花の見頃はいつなのでしょうか?
次は、黄梅(オウバイ)の見頃についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の見頃はいつ頃なの?
オウバイは初春に咲く花で、開花時期は3~4月頃です。
分岐した枝に約3㎝ほどの、梅に似た黄色い花を咲かせます。
このことが「黄梅(オウバイ)」という名前の由来になっています。
寒さに強いオウバイですが、雪の多い地域では鉢植えにして、冬は室内での管理をおすすめします。
次は、黄梅(オウバイ)の鉢植えのポイントについてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の鉢植えのポイントは?
オウバイを鉢植えで育てる際には根腐れ防止のため、受け皿には水を溜めないようにしましょう。
冬ではない霜や凍結の心配がない時期は、屋外のよく日の当たる場所で育てます。
室内に置く場合は窓辺などの明るい場所で管理し、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。
オウバイの黄色い花は、盆栽にできる花のなかでは珍しいとされており、人気があるんですよ。
しかし地植えでは2メートル近くまで成長するオウバイを、どうやって盆栽にするのでしょうか?
次は、黄梅(オウバイ)の盆栽についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)は盆栽で育てられるの?
オウバイの中でも草丈の低い「姫黄梅」などの品種を選べば、盆栽で育てることもできます。
ただし、オウバイを盆栽で育てていると根腐れしやすくなるので、
水のあげ過ぎに注意して、風通しのよい環境で管理することがポイントです。
表土が白く乾燥してからたっぷり水やりをして、肥料は盆栽用のものを使いましょう。
咲き終わった花はこまめに摘み取ることで、樹形をきれいに保つことができますよ。
鉢植えや盆栽仕立てで育てている場合は、根づまりを防ぐために定期的な植え替えが必要になります。
次は、黄梅(オウバイ)の植え替えについてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の植え替えのポイントは?
オウバイを鉢植えで育てていると、鉢内が根でいっぱいになってきます。
1~2年に1回を目安に、3~4月または9月下旬~10月の時期に植え替えしましょう。
鉢植えは一回り大きな鉢と新しい土に、盆栽は新しい植え込み材に取り換えてください。
オウバイは放っておくと枝があちこちに伸びて樹形が乱るので、剪定をして整えてあげましょう。
次は、黄梅(オウバイ)の剪定についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の剪定(切り戻し)のポイントは?
黄梅(オウバイ)の剪定は「時期」と「切る位置」がポイントになります。
時期は花後すぐに行い、梅雨に入る前に終わらせておきましょう。
時期が遅くなると、翌シーズンの花芽を切り落としてしまう場合があるので注意してください。
剪定位置は新芽がついている部分のすぐ上です。または分岐している部分のすぐ上で切り落とします。
全体が伸びすぎている場合は、花後すぐに短く切り戻すこともできます。
元気のいい枝を切り落として、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね?
その場合は落とした枝を利用して、株を増やしてみませんか!
次は、黄梅(オウバイ)の増やし方についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の増やし方!
オウバイは「挿し木」で増やすことができます。
剪定で落とした枝を「挿し穂」に使って、ご自宅のオウバイを増やしてみましょう。
では、黄梅(オウバイ)の挿し木(挿し芽)のやり方についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
黄梅(オウバイ)の挿し木は春~秋のあいだ、いつでも行うことができます。
剪定や切り戻しにあわせて行いましょう。
枝を先端から10~20㎝の長さにカットして、切り口を30分~1時間水に浸しておきます。
湿らせた挿し木用の土に挿していき、明るい日陰で管理しましょう。
土が乾燥しないように注意して、発根するまで育てます。
発根したら1本ずつ育苗ポットに移して、よく根が成長したら鉢や庭に定植させてください。
地植えで育てていたり、屋外で管理しているときに、心配になるのが病気や害虫の被害だと思います。
オウバイはどのような病害虫に注意が必要なのでしょうか?
次は、黄梅(オウバイ)のかかりうる病気や害虫についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
オウバイは病気や害虫に強い性質をもっているので、ほとんど心配はいりません。
まれに春先に「アブラムシ」がつく場合があるので、見つけ次第テープやブラシを使ってしっかりと駆除しましょう。
オウバイは英語で「Winter jasmine(ウィンタージャスミン)」と呼ばれています。
春が来る前(冬)に咲くジャスミンという意味があるんですよ。
では花言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか?
次は、黄梅(オウバイ)の花言葉についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の花言葉はなに?
オウバイの花言葉は「恩恵」「優美」「気高い」「控えめな美」「期待」です。
初春に花を咲かせることで、春の訪れを「期待」させてくれることが花言葉の由来になっています。
枝を垂らして小花を咲かせる様子から、「優美」「控えめな美」といった花言葉がつけられました。
種が採れずに、おもに挿し木のみで繁殖されるので、オウバイにはさほど多くの園芸品種はありません。
次は、黄梅(オウバイ)の種類や品種についてお伝えします!
黄梅(オウバイ)の種類や品種は何があるの?
オウバイの仲間には、次のようなものがあります。
「姫黄梅」
花や葉が小さく、5月頃に開花する品種です。
高温多湿にならないように、風通しのよい場所で管理します。
寒さに弱いので冬は室内の明るい場所で管理しましょう。
「雲南黄梅」
オウバイモドキとも呼ばれています。
オウバイよりも花や葉がやや大きく、常緑低木で冬でも葉は落ちないのが特徴です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
- オススメ記事
黄梅(オウバイ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①黄梅(オウバイ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりがよくやや乾燥した環境を好みます。
水はけのよい土でよく育ちます。
地植えの場合は、1~2月のあいだに1回、完熟堆肥を施してください。
鉢植えの場合は、同じ時期に1回と花後に1回、緩効性化成肥料を施します。
地植えでは降雨のみで育てます。
鉢植えは表土が乾いたらたっぷり水やりを行いましょう。
②黄梅(オウバイ)の画像(写真)!
オウバイの画像をご紹介しました。
風情ある黄色い花をぜひチェックしてみてくださいね!
③黄梅(オウバイ)の見頃はいつ頃なの?
オウバイは初春に咲く花で、開花時期は3~4月頃です。
➃黄梅(オウバイ)の鉢植えのポイントは?
鉢植えは根腐れ防止のため、受け皿には水を溜めないようにしましょう。
霜や凍結の心配がない時期は、屋外のよく日の当たる場所で育てます。
⑤黄梅(オウバイ)は盆栽で育てられるの?
根腐れしやすくなるので、水のあげ過ぎに注意して、風通しのよい環境で管理することがポイントになります。
咲き終わった花はこまめに摘み取ることで、樹形をきれいに保つことができます。
⑥黄梅(オウバイ)の植え替えのポイントは?
1~2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。
時期は3~4月または9月下旬~10月が適期です。
一回り大きな鉢と新しい土に植え替えします。
⑦黄梅(オウバイ)の剪定(切り戻し)のポイントは?
時期は花後すぐに行い、梅雨に入る前に終わらせておきましょう。
剪定位置は新芽がついている部分のすぐ上です。
または分岐している部分のすぐ上で切り落とします。
全体が伸びすぎている場合は、花後すぐに短く切り戻すこともできます。
⑧黄梅(オウバイ)の増やし方!
オウバイは「挿し木」で増やすことができます。
⑨黄梅(オウバイ)の挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
挿し木は春~秋のあいだいつでも行うことができます。
枝を先端から10~20㎝の長さにカットして、切り口を30分~1時間水に浸しておきます。
湿らせた挿し木用の土に挿していき、明るい日陰で管理しましょう。
土が乾燥しないように注意して、発根するまで育てます。
⑩黄梅(オウバイ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
オウバイは病気や害虫に強い性質をもっているので、ほとんど心配はいりません。
⑪黄梅(オウバイ)の花言葉はなに?
オウバイの花言葉は「恩恵」「優美」「気高い」「控えめな美」「期待」です。
⑫黄梅(オウバイ)の種類や品種は何があるの?
オウバイの品種には「姫黄梅」「雲南黄梅」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す