暑さに強く、初心者でも育てやすいラン科の植物です。
「ラン科の植物を育ててみたいけどむずかしそう」とあきらめていた方に、ぜひ挑戦してほしい品種です。
花数が多くボリュームのある花姿にするためには、環境や管理にいくつかポイントがあります。
この記事では、初心者の方でもわかりやすいように、育て方のポイントをまとめてみました。
最後には花姿にぴったりの花言葉もご紹介するので、どうぞ最後までチェックしてみてくださいね!
今回はオンシジューム(オンシジウム)についてのポイント、
以上15個の点についてお伝えします。
まずはオンシジューム(オンシジウム)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
オンシジューム(オンシジウム)の育て方は?
オンシジュームは強い直射日光や寒さに弱いので、鉢植えにして季節にあわせた場所に移動しながら育てましょう。
花茎がよく伸びるので倒れないように、30㎝くらいになったら支柱を立てます。
オンシジュームを枯らさずに育てるためには、適した環境と水分管理が重要なポイントです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、オンシジューム(オンシジウム)が好む環境についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の育て方!環境はどうする?
オンシジュームは日当たりがよく、温暖な気候を好みます。
春と秋は屋外でよく日に当てて育てましょう。
耐暑性がありますが、強い日光は葉焼けの原因になるので苦手です。
夏は明るい日陰もしくは遮光ネットなどで、35%ほど遮光した環境で管理します。
梅雨や秋の長雨には当てないようにしてください。
冬は10℃以上の気温が必要なので、室内の日当たりのよい場所で管理します。
夜間に5℃以下になるような場合は、鉢に段ボールをかぶせて、温度が下がりすぎるのを予防しましょう。
用土の配合がむずかしい場合は、市販の培養土を使うのもおすすめですよ。
次は、オンシジューム(オンシジウム)に適した用土についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)を育てる際の適した用土は何?
水はけと保水性のある用土が適しています。
一般的には「水ゴケ」を使って植え付けを行います。
市販の「洋ラン用のミックスコンポスト」もおすすめです。
肥料を与える場合は、「量」に注意が必要です。
次は、オンシジューム(オンシジウム)に必要な肥料についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の育て方!肥料はどうする?
4~9月に週に1回を目安にして、1000倍に希釈した洋ラン用の液肥を施しましょう。
夏は肥料を控えめに。2週間に1回を目安に与えます。
オンシジュームは多くの肥料を必要としません。
濃すぎたり多すぎる肥料は、成長不良の原因になるので注意してくださいね。
オンシジュームは季節や植え込み材にあわせた水やりが、栽培の大きなポイントになります。
では次は、オンシジューム(オンシジウム)の水やりポイントについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)を育てる際の水の量はどうする?
水苔やミックスコンポストの表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えます。
夏は植え込み材が乾きやすいので、水切れに注意してください。
秋と冬は水を控えめに管理します。
花芽が出てきたら地上部が乾かないように、葉水で水分を与えましょう。
以上で基本的なオンシジューム(オンシジウム)の育て方については終わりです。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の画像をお見せします!
オンシジューム(オンシジウム)の画像(写真)!
ラン科オンシジューム属の着生植物です。
寒さは苦手ですが、洋ランの中では耐寒性があるほうです。
花は小ぶりで甘い香りのする品種が多くあります。
環境適応力が高いので、育てやすい種類のランです。
そんなオンシジュームの花が観賞できるのは、いつ頃なのでしょうか?
次は、オンシジューム(オンシジウム)の開花時期や季節についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の開花時期や季節はいつ頃なの?
オンシジュームは「春咲き」「秋咲き」「冬咲き」の品種があります。
開花時期は4~6月、9~10月、12~1月です。
開花期間が長く、環境があっていれば1カ月以上咲きつづけます。花色は黄、橙、赤、ピンクなど。
花びらの縁はフリル状になり、アレンジなどにもよく使われます。
オンシジュームは、園芸店や大型ホームセンターなどで購入することができます。
価格は3号鉢花なしの苗で1,000円前後です。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の苗の植え付けのポイントについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の苗の植え付けのポイントは?
オンシジュームの植え付けに適して時期は、4月上旬頃です。
開花株を購入して、そのまま育てるのが一般的です。
花なしの苗を購入したら、適した用土と株よりも少し大きな鉢に植え付けしてください。
鉢植えでの管理は、次のポイントをおさえておきましょう。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の鉢植えのポイントについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の鉢植えのポイントは?
オンシジュームはやや小さめの鉢で育てることがポイントです。
鉢が倒れそうな場合は、プランタースタンドを利用したり、二重鉢にするのもおすすめです。
植え込み材にあわせて鉢の素材も変えましょう。
水もちのよい水苔には、通気性のある素焼き鉢を使います。
水はけのよいミックスコンポストには、保水性のあるプラ鉢を使うのがおすすめです。
屋外で管理する場合は、ハンギングにするか、通気性のよい棚に置いて管理しましょう。
地面に直接置くと、鉢内に熱がたまりやすくなるので注意してくださいね。
花つきがよくボリュームのある品種は、花壇に植えてみたくなりますよね。
オンシジュームは地植えで育てることができるのでしょうか?
次は、オンシジューム(オンシジウム)は地植え(花壇)にできるのかについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)は地植え(花壇)にできるの?
オンシジュームは、冬は10℃以上の温度が必要で、5℃以下になると成長が止まって枯れてしまいます。
また梅雨や長雨に当たると過湿になり、腐りやすくなってしまいます。
季節にあわせて管理場所を移動させる必要があることから、地植えには向いていません。
鉢植えで育てている場合は、定期的な植え替えが必要になります。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の植え替えのポイントについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の植え替えのポイントは?
オンシジュームの植え替えは2~3年に1回を目安に行います。
バルブ鉢からはみ出してきたり、植え込み材が古くなってきたら植え替えのサインです。
新芽が活動をはじめる4月上旬頃に行います。
古い水ゴケなどの植え込み材を丁寧に取り除いて、新しい水苔などへ植え替えしましょう。
植え替えのときに株が大きく育っていたら、次のような方法で株を増やすことができます。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の増やし方についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の増やし方!
オンシジュームは「株分け」で増やすことができます。
バルブが4~5本以上つくようになったら、株分けしましょう。
では、オンシジューム(オンシジウム)の株分けのやり方についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の株分けのやり方は?
植え替えの時期にあわせて行います。
1株に2~3本バルブがつくように切り分けましょう。
あまり細かく分けすぎると、うまく成長できないことがあるので、大きめに分けることがポイントです。
一般的な草花は、花後に種を採取することができます。
ではオンシジュームは種を採取して、種まきすることができるのでしょうか?
次は、オンシジューム(オンシジウム)の種まきについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)は種まきで増やせるの?
オンシジュームは自宅栽培での実生はむずかしいです。
種ができないので、種まきをすることができません。
株を増やす場合は「株分け」を行いましょう。
屋外で管理していると、害虫の被害を受けることがあります。
ではどのような種類の害虫や病気に注意すればよいのでしょうか?
次は、オンシジューム(オンシジウム)のかかりうる病気や害虫についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
「アブラムシ」や「ナメクジ」などの食害に注意してください。
害虫は見つけ次第すぐに駆除しましょう。
植え替えのとき、バルブの古い皮のあいだに「カイガラムシ」がいる場合もあるので、古くなった皮は剥がして、カイガラムシをしっかり駆除してください。
害虫を駆除することによって、ウイルス病などを防ぐことができます。
開花期間の長いオンシジュームは、切り花としても人気があります。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の切り花のやり方についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の切り花のやり方は?
花が咲いたら早めに切り取り、切り花にしましょう。
切り口を水に浸して、よく切れるハサミで斜めに切ります(水切り)。
花瓶の水は少なめにして、切り花延命剤がよく効くので、花瓶の水に入れるのをおすすめします。
水は常にきれいな状態を保つことが、切り花を長持ちさせるポイントです。
購入した株の花がしおれてしまったり、なかなか咲かなくて困っている方は、次のポイントに注意してみてください。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の花が咲かない原因についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の花が咲かない原因は?
オンシジュームの花が咲かない原因には、次のような原因が考えられます。
「根腐れ」
購入株がすでに根腐れしている可能性があります。
バルブにシワがよっていなくて、パンッと張りのあるものを選びましょう。
鉢が大きすぎると根腐れを起こしやすくなります。
鉢のサイズに注意して、適した水やりを行いましょう。
「日光不足」
強い直射日光は遮光しますが、日陰の多い場所では花は咲きません。
遮光する日光は35%ほどが適しています。
「水切れ」
バルブがしおれてきたら、水分不足のサインです。
強く水切れを起こすと修復できなくなるので、バルブがしわしわになる前に、水をあげるようにしてください。
オンシジュームの和名は「群雀蘭(ムレスズメラン)」といいます。
花びらが、茎に群れる小鳥や蝶に見立てられたことが由来になっています。
花言葉も名前にちなんだものがあるので、ご紹介したいと思います。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の花言葉などについてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の花言葉はなに?いつの誕生花なの?
オンシジュームの花言葉は「いっしょに踊って」「可憐」です。
オンシジュームの英名は「Dancing lady orchid(ダンシングレディーオーキッド)」といい、「踊る女性のラン」という意味があります。
このことが「いっしょに踊って」の由来になっているんです。
花びらがひらひらと舞う蝶のようにみえることが、「可憐」の由来になっています。
オンシジュームは、1月15日、11月28日の誕生花です。
オンシジューム属には中南米を中心に、約400以上の種類があります。
改良品種もとても多く、小輪で香りのよいものや、大輪でボリュームのあるものなどさまざまです。
次は、オンシジューム(オンシジウム)の種類や品種についてお伝えします!
オンシジューム(オンシジウム)の種類や品種は何があるの?
オンシジュームの品種には次のようなものがあります。
「オンシジウム・アロハイワナガ」
代表的な交配品種です。暑さや寒さに強くて丈夫で育てやすく、しっかりとしたバルブができるのが特徴です。
「オンシジウム・メイフェア イエロー・エンジェル」
花びらには斑が入らずに、全体が鮮やかな黄色に色づく品種です。花茎がよく育ち、草丈がやや高くなります。
「オレンジウム・トゥインクル」
小型の品種で、甘い芳香があります。白またはクリーム色などがあり、花が垂れるように咲きます。やや暑さに弱いですが、比較的育てやすい品種です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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オンシジュームのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オンシジューム(オンシジウム)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりがよく、温暖な気候を好みます。
水はけと保水性のある用土で育てましょう。
4~9月に週に1回を目安にして、1000倍に希釈した洋ラン用の液肥を施します。
水苔やミックスコンポストの表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えます。
夏は水切れに注意して、秋~冬はやや控えめに管理してください。
②オンシジューム(オンシジウム)の画像(写真)!
オンシジュームの画像をご紹介しました。
蝶のようにひらひらと揺れる、かわいい花をチェックしてみてくださいね!
③オンシジューム(オンシジウム)の開花時期や季節はいつ頃なの?
オンシジュームは「春咲き」「秋咲き」「冬咲き」の品種があります。
開花時期は4~6月、9~10月、12~1月です。
➃オンシジューム(オンシジウム)の苗の植え付けのポイントは?
植え付けに適して時期は、4月上旬頃です。
苗を購入したら、適した用土と株よりも少し大きな鉢に植え付けしてください。
⑤オンシジューム(オンシジウム)の鉢植えのポイントは?
オンシジュームはやや小さめの鉢で育てることがポイントです。
鉢が倒れそうな場合は、プランタースタンドを利用したり、二重鉢にするのもおすすめです。
水もちのよい水苔には、通気性のある素焼き鉢を使います。
水はけのよいミックスコンポストには、保水性のあるプラ鉢を使うのがおすすめです。
⑥オンシジューム(オンシジウム)は地植え(花壇)にできるの?
季節にあわせて管理場所を移動させる必要があることから、地植えには向いていません。
⑦オンシジューム(オンシジウム)の植え替えのポイントは?
植え替えは2~3年に1回を目安に行います。
バルブ鉢からはみ出してきたり、植え込み材が古くなってきたら植え替えのサインです。
新芽が活動をはじめる4月上旬頃に行います。
⑧オンシジューム(オンシジウム)の増やし方!
オンシジュームは「株分け」で増やすことができます。
⑨オンシジューム(オンシジウム)の株分けのやり方は?
植え替えの時期にあわせて行います。
1株に2~3本バルブがつくように切り分けましょう。
⑩オンシジューム(オンシジウム)は種まきで増やせるの?
オンシジュームは自宅栽培での実生はむずかしいです。
種ができないので、種まきをすることができません。
⑪オンシジューム(オンシジウム)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
「アブラムシ」や「ナメクジ」などの食害に注意してください。
害虫は見つけ次第すぐに駆除しましょう。
害虫を駆除することによって、ウイルス病などを防ぐことができます。
⑫オンシジューム(オンシジウム)の切り花のやり方は?
花が咲いたら早めに切り取り、切り花にしましょう。
花瓶の水は少なめにして、切り花延命剤がよく効くので、花瓶の水に入れるのをおすすめします。
水は常にきれいな状態を保つことが、切り花を長持ちさせるポイントです。
⑬オンシジューム(オンシジウム)の花が咲かない原因は?
オンシジュームの花が咲かない原因には、「根腐れ」「日光不足」「水切れ」などがあります。
⑭オンシジューム(オンシジウム)の花言葉はなに?いつの誕生花なの?
オンシジュームの花言葉は「いっしょに踊って」「可憐」です。
1月15日、11月28日の誕生花です。
⑮オンシジューム(オンシジウム)の種類や品種は何があるの?
オンシジュームの品種には「オンシジウム・アロハイワナガ」「オンシジウム・メイフェア イエロー・エンジェル」「オレンジウム・トゥインクル」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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