サイネリアの園芸品種で、サントリーオリジナル品種を「セネッティ」と呼びます。
花色が鮮やかで、冬の鉢植えや花壇を彩ってくれます。
丈夫で育てやすい花ですが、難易度が高いのは「夏越し」です。
この記事では、はじめて夏越しに挑戦するためのポイントや、セネッティをプレゼントしたくなる花言葉などもご紹介します。
どうぞ最後までチェックしてみてくださいね!
今回はセネッティについてのポイント、
以上13個の点についてお伝えします。
まずはセネッティの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
セネッティの育て方は?
本来は多年草ですが、夏の高温で枯れてしまうので一年草として扱われます。
適した環境と管理方法で、鉢植えはもちろん地植えで育てることもできます。
一株でたくさんの花を咲かせるので、寄せ植えなどのアレンジにも人気です。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、セネッティが好む環境についてお伝えします!
セネッティの育て方!環境はどうする?
セネッティを育てる場所ですが、日当たりのよい場所が適しています。
屋外でよく日に当てて育てましょう。
寒さに強くマイナス3℃まで耐えることができます。
土が強く凍ってしまう寒冷地では、冬は室内に取り込むか、地植えの株元をマルチングするなどして、防寒対策をしておくと安心です。
セネッティの好む用土に植え付けすることで、水分管理がしやすくなって元気に育ち、花つきも多くなります。
ではどのような土が適しているのでしょうか?
次は、セネッティに適した用土についてお伝えします!
セネッティを育てる際の適した用土は何?
セネッティは水はけのよい有機質な土で育てましょう。
市販の培養土は「草花用(元肥入り)」を利用します。
配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1」がおすすめです。
たくさんの花を咲かせるセネッティには、エネルギーが必要になります。
肥料をしっかりと施してあげましょう。
次は、セネッティに必要な肥料についてお伝えします!
セネッティの育て方!肥料はどうする?
配合土や庭土には元肥として緩効性肥料を、用土によく混ぜ込んでから植え付けをします。
植え付け1カ月後くらいから、追肥を開始します。
週1回を目安に液体肥料をあげてください。
花が咲かなくなってしまうので、肥料は切らさないようにしましょう。
ただし真冬の時期だけは、肥料の量を控えめにしてくださいね。
長い開花期間に花を絶えず咲かせるためには、肥料と同じく水やりが大事なポイントになります。
管理はむずかしくないので、次のポイントだけおさえておきましょう。
では次は、セネッティの水やりポイントについてお伝えします!
セネッティを育てる際の水の量はどうする?
表土が乾いたらたっぷり水を与えます。
花や葉に水がかからないように、株元にそっと与えてください。
開花中はよく水を吸うので、水切れしないように注意が必要です。
冬のあいだは日中のあたたかい時間帯に、水をあげるようにしましょう。
以上で基本的なセネッティの育て方については終わりです。
次は、セネッティの画像(写真)をご紹介します!
セネッティの画像(写真)!
セネッティはキク科ペリカリス属の多年草・一年草です。
剪定をしなくても樹形が乱れにくいので、鉢植えとして人気があります。
花色も単色から、2色になるバイカラーなどもあり、色違いで植えたくなりますよね。
そんなセネッティの花が見られるのは、いつ頃なのでしょうか?
次は、セネッティの開花時期や季節についてお伝えします!
セネッティの開花時期や季節はいつ頃なの?
セネッティは冬~春に咲く花で、開花時期は11~5月頃です。
開花中に切り戻しを行うことで、ワンシーズンに2回、花を満開にすることができます。
春の満開後(3月上旬まで)に新芽の上のあたりで、全体を切り戻してください。
新芽が伸びて再び花を咲かせてくれますよ。
花茎は分岐が多く、花をこんもりと一面に咲かせるのが特徴です。
花色が園芸品種の名前にもなっているので、後ほどご紹介しますね。
セネッティの苗は秋~冬に販売されています。苗を購入したらさっそく植え付けしてみましょう!
次は、セネッティの苗の植え付けについてお伝えします!
セネッティの苗の植え付けのポイントは?
セネッティの植え付けは8号鉢に1株、65㎝プランターに2~3株が目安になります。
地植えの場合は、1㎡あたり9株を目安に植え付けしましょう。
ポイントは浅く植え付けすることです。
植え付け用土の表面と根鉢の表土を同じ高さにします。
根鉢の表土がかるく隠れるくらいに土をかぶせたら、水をたっぷり与えて根をなじませてください。
植え付けができたら、次のようなポイントに注意して鉢植えを管理しましょう。
次は、セネッティの鉢植えのポイントについてお伝えします!
セネッティの鉢植えのポイントは?
鉢植えに植える場合は、ウォータースペースを取りましょう。
ウォータースペースがないと、水があふれ出てしまうので、鉢縁から2~3㎝下に用土がくるくらいにスペースを取ってください。
冬に室内へ取り込む際は、暖房の効きすぎていない部屋で管理します。
20℃以下の環境が理想的です。
室内温度が高すぎると、間延びしたり花が咲きすぎて開花時期が短くなってしまいます。
セネッティは、株間をたくさん取らなくても植え付けができるので、寄せ植えにもぴったりなんです。
次は、セネッティの寄せ植えの仕方についてお伝えします!
セネッティの寄せ植えの仕方!
色違いのセネッティで合わせると管理しやすく、ボリュームがあって明るい寄せ植えができます。
ほかの植物と合わせる場合は「パンジー」「ビオラ」「デージー」「ノースポール」「コリウス」「アスパラガス」などがおすすめです。
花がらや枯れた下葉はこまめに摘み取って、株元が蒸れないようにすると、長く寄せ植えを楽しめますよ。
セネッティの夏越しは、その年の夏の気温などによって、管理状況を変える必要があります。
毎年おなじ場所で夏越しできるとは限らないということです。
成功率が低く難易度は高めですが、「夏越しできたらラッキー」くらいの気持ちで挑戦してみましょう!
次は、セネッティの夏越しの方法についてお伝えします!
セネッティの夏越しの方法は?
5~6月頃に日差しが強くなってきたら、風通しのよい明るい日陰へ移動させます。
風の入らない場所や完全な日陰だと、枯れてしまうことがあるので注意してください。
ご自宅の庭に樹木がある場合は、木陰になる場所が好ましいです。
咲き終わった花を切り戻して、水切れしないように管理しましょう。
秋になって新芽が育てば夏越し成功です。
夏越しができなかった時のために、株を更新しておくと、翌年もセネッティの花を観賞することができます。
次のような方法で株を増やしてみましょう!
次は、セネッティの増やし方についてお伝えします!
セネッティの増やし方!
セネッティは「挿し木(挿し芽)」「種まき」で増やすことができます。
株を夏越しさせるよりも成功率が高いので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ではそれぞれのやり方を詳しくみてみましょう。
まずは、セネッティの挿し木(挿し芽)のやり方についてお伝えします!
セネッティの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
セネッティの挿し芽は4月下旬~5月が適期です。
切り戻し後に出た新芽を手で摘み取って、湿らせた挿し木用の土に挿していきましょう。
土が乾燥しないように、風通しがよく涼しい、半日陰の場所で管理します。
発根したら1本ずつ鉢植えに移して、よく根が張るまで育てましょう。
次はセネッティの種まきのやり方についてお伝えします!
セネッティの種まきのやり方は?
セネッティの種まきは7~9月が適期です。
花後に種を採取して、種まき用の土にまきましょう。
覆土はせずに明るい日陰で管理します。
土が乾燥しないように、霧吹きで水やりをして、発芽するまで育てます。
本葉が4枚まで育ったら、1本ずつ育苗ポットに移して、苗が大きくなるまで育てましょう。
種から育てた苗は開花が少し遅れるので、開花時期にみられる満開は1回になります。
その代わりに耐寒性のある株に育ちますよ。
セネッティは全国の園芸店やホームセンターで購入することができます。
平均価格を調べてみたので、ご購入の際の参考にしてみてくださいね。
次はセネッティの販売価格についてお伝えします!
セネッティの販売価格っていくらぐらいなの?
セネッティは4号鉢植えで1,000円前後で販売されています。
苗は10.5㎝ポットで500~700円です。
店舗で見つけられない場合は、ネット通販もおすすめなので、利用してみてくださいね。
セネッティには明るい花言葉があるので、贈り物にもぴったりです。
次はセネッティの花言葉についてお伝えします!
セネッティの花言葉はなに?
セネッティの花言葉は「喜び」「快活」です。
「喜び」はサイネリアの花言葉でもあり、次々と花が咲く様子が由来になっています。
明るい色の花が生き生きと育つ様子から「快活」という花言葉がつけられました。
サイネリアを改良してつくられたセネッティには、次のような品種があります。
次はセネッティの種類や品種についてお伝えします!
セネッティの種類や品種は何があるの?
大きく育ち一面に花が咲く「豪華咲き」と、早咲きで樹形がコンパクトな「キュート咲き」があります。
品種名には花色の名前がつけられており、豪華咲きには単色の「レッド」「ブルー」、2色になる「ブルーバイカラー」「ラベンダーバイカラー」などがあります。
キュート咲きには、白と青のバイカラーが可愛らしい「ブルーサン」などがあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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セネッティのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは13個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①セネッティの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりのよい場所が適しています。
水はけのよい有機質な土で育てましょう。
配合土や庭土には元肥として緩効性肥料を使います。
追肥は植え付け1カ月後くらいから、週1回を目安に液体肥料をあげてください。
表土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
②セネッティの画像(写真)!
セネッティの画像をご紹介しました。
元気で明るい色の花を、ぜひチェックしてみてくださいね!
③セネッティの開花時期や季節はいつ頃なの?
セネッティは冬~春に咲く花で、開花時期は11~5月頃です。
➃セネッティの苗の植え付けのポイントは?
植え付けは8号鉢に1株、65㎝プランターに2~3株が目安になります。
地植えの場合は、1㎡あたり9株を目安に植え付けしましょう。
浅く植え付けすることがポイントです。
⑤セネッティの鉢植えのポイントは?
冬に室内へ取り込む際は、暖房の効きすぎていない部屋で管理します。
20℃以下の環境が理想的です。
⑥セネッティの寄せ植えの仕方!
合わせる植物は「パンジー」「ビオラ」「デージー」「ノースポール」「コリウス」「アスパラガス」などがおすすめです。
花がらや枯れた下葉はこまめに摘み取って、株元が蒸れないようにすると、長く寄せ植えを楽しめます。
⑦セネッティの夏越しの方法は?
5~6月頃に日差しが強くなってきたら、風通しのよい明るい日陰へ移動させます。
風の入らない場所や完全な日陰だと、枯れてしまうことがあるので注意してください。
咲き終わった花を切り戻して、水切れしないように管理しましょう。
⑧セネッティの増やし方!
セネッティは「挿し木(挿し芽)」「種まき」で増やすことができます。
⑨セネッティの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
挿し芽は4月下旬~5月が適期です。
切り戻し後に出た新芽を手で摘み取って、湿らせた挿し木用の土に挿していきましょう。
土が乾燥しないように、風通しがよく涼しい、半日陰の場所で管理します。
⑩セネッティの種まきのやり方は?
種まきは7~9月が適期です。
花後に種を採取して、種まき用の土にまきましょう。
覆土はせずに明るい日陰で管理します。
⑪セネッティの販売価格っていくらぐらいなの?
セネッティは4号鉢植えで1,000円前後で販売されています。
苗は10.5㎝ポットで500~700円です。
⑫セネッティの花言葉はなに?
セネッティの花言葉は「喜び」「快活」です。
⑬セネッティの種類や品種は何があるの?
大きく育ち一面に花が咲く「豪華咲き」と、早咲きで樹形がコンパクトな「キュート咲き」があります。
豪華咲きの品種には「レッド」「ブルー」「ブルーバイカラー」「ラベンダーバイカラー」などがあります。
キュート咲きには「ブルーサン」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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