ストケシアは病害虫に強く、丈夫で育てやすい多年草です。
寒さにも強いので、対策を取らなくても、屋外で越冬することができます。
花壇や鉢植えのほかにも、切り花としても人気があるんですよ。
あるポイントさえわかれば、むずかしい手入れは必要ありません!
その「あるポイント」とは…!?
この記事では、育て方のポイントにあわせて、花言葉や品種などもご紹介します。
どうぞ最後までご覧ください!
今回はストケシアについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
まずはストケシアの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ストケシアの育て方は?
寒さに強い花ですが、雪の多い寒冷地では、株元をマルチングしておくと安心です。
暖地では対策をしなくても、問題なく冬越しできます。
重要なポイントは「日当たり」と「水やり」です。
でも難しいものではありません!
いくつかポイントをおさえれば、ほとんど手入れは必要ないんです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ストケシアが好む環境についてお伝えします!
ストケシアの育て方!環境はどうする?
日当たりがよく、風通しのよい場所が適しています。
ストケシアを育てるのに、一番重要なポイントが「日当たり」です。
1日に半日以上は、よく日の当たる場所で管理しましょう。
気候はあたたかく、乾燥している環境を好みます。
多湿にならないように注意してください!
梅雨の雨や、夏の強すぎる直射日光は、花がしおれる原因になります。
あまりに高温になるようでしたら、遮光してあげましょう。
ストケシアは丈夫な植物なので、どのような土でも育ちます。
ポイントは、ひとつだけ!それは〇〇な土に植えること。
次は、ストケシアに適した用土についてお伝えします!
ストケシアを育てる際の適した用土は何?
ストケシアは、砂質で水はけのよい土を好みます。
市販の草花用の土でよく育ちます。
配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
庭土が粘土質な場合は土壌改良をしましょう。
有機質な酸性土壌を好むので、植え付けの1週間前に苦土石灰をまいて、よく耕しておきます。
植え付けのときは、植穴を大きめに掘り、堆肥と元肥を加えてよく耕しておきましょう。
たくさん花を咲かせるために、肥料を与えます。
注意ポイントは、与える量です。
次は、ストケシアに必要な肥料についてお伝えします!
ストケシアの育て方!肥料はどうする?
元肥に有機質を含んだ、緩効性肥料をつかいます。
地植えの場合は、追肥は必要ありません。
鉢植えの場合は、春先と秋(開花後)に、緩効性肥料を施しましょう。
開花中(6~9月)に元気がないときは、液肥を与えます。
ストケシアは過肥を嫌います。
肥料のあげ過ぎは逆効果になるので、注意してくださいね。
花後に種ができるので、それを採取して種まきをしてみませんか!
次は、ストケシアの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします。
ストケシアの種まき時期と種まきのポイントは?
種まきは、春か秋に行います。発芽温度は約15℃必要です。
育苗ポットに、種まき用の土を入れ、種を2~3粒ずつまきましょう。
かるく覆土して、土が乾かないように管理します。
芽が出てきたら間引きをしてください。
よく根が張るまで育てたら、定植させます。
ストケシアは多湿が苦手ですが、乾燥のし過ぎもよくありません。
では次は、ストケシアの水やりポイントについてお伝えします!
ストケシアを育てる際の水の量はどうする?
鉢植えの場合は、表土が乾いたら、たっぷり水やりを行います。
地植えの場合は、植え付け後2週間はしっかり水やりを行い、そのあとは降雨のみで育てます。
ストケシアは地上部よりも、根の方が乾燥に弱いので、水切れには注意が必要です。
土が乾燥し過ぎると、葉が枯れてしまうので注意してください。
以上で基本的なストケシアの育て方については終わりです。
次はストケシアの画像をお見せします!
ストケシアの画像は?
ストケシアは夏の花、開花時期は6~9月です。
花色には紫、青、白、ピンクなどがあります。
細かく切れ込んだ花びらが特徴。
枝分かれして花が咲くので、1株でたくさんの花が楽しめるんです。
葉茎は柄がなく、互い違いに生えています。
ストケシアは、根をよく伸ばして、どんどん成長します。
手入れを行い、根が広がり過ぎるのを防ぎましょう。
次はストケシアの切り戻しのポイントについてお伝えします!
ストケシアの切り戻しのポイントは?
ストケシアは切り戻し作業は必要ありません。
その代わりに「根切り」という作業を行います。
地植えにしていると、どんどん根が広がっていきます。
株が大きくなってきたら、周辺にスコップを垂直に挿して、根を切りましょう。
生育旺盛なストケシアは、切れた根から新たに芽を出すんです!
新しい株ができるので、そのまま育ててもいいですし、掘り起こして移植してもいいですよ。
種を採らない場合は、しぼんだ花は早めに摘み取る「花がら摘み」を行います。
こうすることで、株の消耗をおさえることができます。
苗は春(3~5月頃)に出回ります。
ストケシアの苗を購入したら、さっそく植え付けしてみましょう!
次はストケシアの苗の植えるポイントについてお伝えします。
ストケシアの苗の植えるポイントは?
苗の植え付けは、春または秋(3~4月、9~10月)が適期です。
根がよく広がるので、株間は30㎝くらいあけることがポイント!
鉢植えは底石を敷いて、水はけをよくしましょう。
丈夫で繁殖力の高いストケシアは、簡単に増やすことができます。
はじめての方も、ぜひ挑戦してみてくださいね!
次はストケシアの増やし方についてお伝えします。
ストケシアの増やし方は?
ストケシアは「種まき」「株分け」で増やすことができます。
種まきのやり方は「種まきのポイント」をご覧ください!
大きくなった株は、生育も衰えてきます。
定期的に株分けを行うことで、また株を元気にすることができるんです。
次はストケシアの株分けのやり方についてお伝えします!
ストケシアの株分けのやり方は?
3年目以降の株は、株分けを行いましょう。
植え替えと同じく、3月と10月が適期です。
1株に3~5芽をつけて切り分けて、それぞれを新しい土に植えてください。
ポイントは「根を乾かさないこと」です!
ストケシアの根は乾燥がやや苦手なので、作業は素早く行いましょう。
株分けは、3~4年に1回を目安に行います。
植え替えは、2年に1回を目安に行ってください。
「ストケシア」という名前は、イギリスの博物学者、ジョナサン・ストークスの名前からつけられました。
では和名では何と呼ばれているのでしょうか?
次はストケシアの和名についてお伝えします!
ストケシアの和名はなに?
ストケシアの和名は「瑠璃菊(ルリギク)」「江戸紫(エドムラサキ)」です。
瑠璃色の花を咲かせる、キク科の植物であることから「ルリギク」という名前がつけられました。
「江戸紫」とは、あい色がかった紫色の呼び名で、ストケシアの花色を表しています。
英名では「Stokesia(ストケシア)」「Stoke’s aster(ストークスアスター)」と呼ばれています。
ストケシアには、花の色や形が似ているものがあります。
違いを見てみましょう。
次はストケシアに似た花についてお伝えします!
ストケシアに似た花は何があるの?
ストケシアは同じキク科の「ヤグルマギク」に似ています。
ヤグルマギクは青紫の花色が美しく、葉のつき方がストケシアのように、無柄で互い違いに生えています。
違いには次のようなものがあります。
「ストケシア」
草丈30~60㎝/花径6~10㎝/花びらが細かく平たい/開花時期が6~9月
「ヤグルマギク」
草丈30~100㎝/花径4~5㎝/花びらが細い筒状/開花時期が4~5月
またストケシアは、タンポポ亜科に属しているため、「タンポポ」に近い植物と言われています。
花言葉ってどうやってつけられているかご存知ですか?
日本で使われる花言葉は、西ヨーロッパから伝わったものが起源になっています。
新しい品種ができたときは、開発者がつけたり、生産者が募集して選ばれたものが使われているんですよ。
ではストケシアには、どのような花言葉があるのでしょうか?
次はストケシアの花言葉についてお伝えします!
ストケシア花言葉はなに?
ストケシアの花言葉は「追想」「追憶」「清楚な娘」「清らかな乙女」「たくましさ」
です。
「たくましさ」は、丈夫で強い性質からつけられました。
「清楚な娘」「清らかな乙女」はすっきりとした美しい花姿から。
「追想」「追憶」は、淡くさみしげな花色から、つけられたと言われています。
和名にもなっている「瑠璃色」が特徴のストケシア。
しかし品種改良がすすむにつれて、薄い花色のものが増えているそうです。
次はストケシアの種類や品種についてお伝えします!
ストケシアの種類や品種はなにがあるの?
ストケシアの品種には、次のようなものがあります。
「るりこまち」
ピンクや淡いブルーの花が咲くのが特徴です。
1株で花色の濃淡を楽しむことができます。
「ストケシア・スカイロケット」
スカイブルーの花が咲きます。
高性種なので、切り花におすすめです。
「江戸紫」
最も代表的な品種で、ストケシアの和名にもなっています。
花色は、青紫色のほかにも、白、黄、藤、紅、桃などがあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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ストケシアのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①ストケシアの育て方(環境、土、肥料、種まき、水やり)
日当たりがよく、風通しのよい場所が適しています。
砂質で水はけのよい土を使いましょう。
種まきは、春か秋に行います。発芽温度は約15℃必要です。
育苗ポットに、種まき用の土を入れ、種を2~3粒ずつまきます。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら、たっぷり水やりを行います。
地植えの場合は、植え付け後2週間はしっかり水やりを行い、そのあとは降雨のみで育てましょう。
②ストケシアの画像は?
ストケシアの花を画像でチェックしてみましょう!
③ストケシアの切り戻しのポイントは?
切り戻しの代わりに「根切り」という作業を行います。
地植えにしていると、どんどん根が広がっていきます。
株が大きくなってきたら、周辺にスコップを垂直に挿して、根を切りましょう。
④ストケシアの苗の植えるポイントは?
苗の植え付けは、春または秋(3~4月、9~10月)が適期です。
根がよく広がるので、株間は30㎝くらいあけることがポイントです。
⑤ストケシアの増やし方は?
ストケシアは「種まき」「株分け」で増やすことができます。
⑥ストケシアの株分けのやり方は?
3月と10月が適期です。
1株に3~5芽をつけて切り分けて、それぞれを新しい土に植えてください。
⑦ストケシアの和名はなに?
ストケシアの和名は「瑠璃菊(ルリギク)」「江戸紫(エドムラサキ)」です。
⑧ストケシアに似た花は何があるの?
ストケシアは同じキク科の「ヤグルマギク」に似ています。
ヤグルマギクは青紫の花色が美しく、葉のつき方がストケシアのように、無柄で互い違いに生えています。
⑨ストケシア花言葉はなに?
ストケシアの花言葉は「追想」「追憶」「清楚な娘」「清らかな乙女」「たくましさ」
です。
⑩ストケシアの種類や品種はなにがあるの?
ストケシアの品種には「るりこまち」「ストケシア・スカイロケット」「江戸紫」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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