みなさんこんにちは。
今回は、イカリソウについてお伝えします!
特徴的な花の形が美しいイカリソウ。
性質は丈夫で、ガーデニング素材にもおすすめです。
イカリソウを長く楽しむためには、あの時期に〇〇することがポイントなんです!
「イカリソウは漢方なの?」という疑問にもお答えします!
今回はイカリソウのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずは、イカリソウの育て方からお伝えします。
目次(クリックで飛べます)
イカリソウの育て方(栽培)は?
イカリソウは春から秋の終わりまでが成長する期間で、冬は休眠します。
成長ペースに合わせて、水やりなどの日常のお世話をするのがイカリソウを元気に育てるポイントです。
苗選びは、健康な苗を選びましょうね。
健康な苗は花や葉の色つやがよく数が多いです。
葉先がパサパサしているものは、乾燥している苗なので避けてくださいね。
とても成長が早い植物なので、2年に1回の目安で植え替えをします。
時期としては、春(5月~6月上旬)か秋(9月下旬~10月上旬)に行いましょう。
一回り大きな鉢に、水はけのよい土に植え替えます。
秋に植え替えをする場合は、枯れた葉や茎は切り落としましょう。
イカリソウは病害虫の被害にも合いにくい丈夫な植物なので育てやすいですよ。
まずイカリソウが好む環境についてお伝えします。
イカリソウの育て方!環境はどうする?
イカリソウは明るい半日陰の場所で育てます。
注意が必要なのは真夏の強い日光です。
強い日差しに当たると葉焼けをおこし、成長が悪くなってしまいます。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で育てましょう。
冬は霜が当たらない場所で育ててくださいね。
次はイカリソウに適した用土についてお伝えします。
イカリソウを育てるのに適した用土は何?
イカリソウは、水はけのよい土が適しています。
市販の山野草専用の土を使うか「赤玉土(小粒)・軽石(小粒)・腐葉土=4:4:2」の割合で配合した土を使ってください。
次はイカリソウに必要な肥料についてお伝えします。
イカリソウの育て方!肥料はどうする?
イカリソウの花が咲き終わった後と、秋に緩効性化成肥料を施します。
イカリソウは肥料が好きな植物ですから、液体肥料も月1~2回与えます。
液体肥料を与える間隔は目安ですので、肥料に記載されている間隔で与えてくださいね。
次はイカリソウの水やりのポイントについてお伝えします。
イカリソウを育てる際の水の量はどうする?
イカリソウは水切れに弱い植物です。
土が乾く少し前に1日1回たっぷりと水を与えましょう。
しかし、多湿にすると根が傷んでしまうので風通しをよくしてください。
冬に葉や茎は枯れてなくなってしまいますが、土が凍っても耐えれるぐらいイカリソウの根は丈夫なので、根は生きています。
春になれば、葉や茎は伸びてきますから「4~5日に1回」は水やりをしてくださいね。
以上で基本的なイカリソウの育て方については終わりです。
次は、イカリソウの写真をお見せします!
イカリソウの画像(写真)!特徴は?
こちらがイカリソウの写真です。
イカリソウは主に平地や高山帯の落葉森林樹でみられ、赤紫色の花をつけます。
高さは30cmから50cmで長い距が突き出した花が細い花茎の先に短い穂になって咲きます。
葉は別名「三枝九葉草」と呼ばれ、3つに枝別れした先に3枚ずつつけます。
次はイカリソウの開花時期についてお伝えします。
イカリソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
イカリソウの開花時期は4月〜5月です。
イカリソウの花は4枚の花びら一枚一枚の先端が、ツノのように尖っていてとても特徴的です。
花が船の錨(イカリ)に似ていることがイカリソウという名前の由来なんですよ。
次に、イカリソウの苗の植え付けのポイントをお伝えします。
イカリソウの苗の植え付けのポイントは?
イカリソウの植え付けは鉢植えのみで行います。
適切な時期は、葉が成長し終えて堅くなった5月下旬から7月上旬です。
芽が出る前にも植え付けられますが休眠や生育が鈍る場合があるので勧められません。
肥沃土を使い、日のよくあたる場所で育てて下さい。
次は、イカリソウの鉢植えや庭植えで育てる際のポイントをお伝えします。
イカリソウの鉢植えや庭植えで育てる際のポイントは?
鉢植えは、5~7号の深中鉢を使い、腐植質に富んだ水はけの良い土を選びましょう。
市販なら草花用培養土がおすすめです。
庭植えの場合は、10cm~20cmほど土を盛ってから植えると生育が良くなります。
水やりは新芽が出てから花が咲くまでは、少し多めに与えましょう。
花が咲いた後は表面の土の乾きを見ながらたっぷりと与えて下さい。
冬の時期は寒風や強い霜に当たらないよう室内に置くようにしましょう。
それでは次に、イカリソウの植え替えのポイントをお伝えします。
イカリソウの植え替えのポイントは?
イカリソウの植え替えは、鉢植えの場合は春から秋にかけて1~2年ごとに行いましょう。
イカリソウは根の成長が早く鉢の下から根が出てきたら、根をほぐして広げ一回り大きい鉢植えに植え替えてください。
庭植えの場合は植え替えの必要はありません。
次は、イカリソウの株分けのやり方をお伝えします。
イカリソウの増やし方!株分けのやり方は?
イカリソウを株分けする場合は、植え替えと同時に行いましょう。
古くなった根茎を自然に分かれている部分で3cmから5cmに分けます。
この時根茎に付いた芽を傷つけないように注意して扱って下さい。
つながった根茎のそれぞれの芽に十分に芽がついている場合はナイフなどで切り分けると良いでしょう。
根は乾燥に弱いため、株分けをする際、水を浸した布の上か水を掛けながら作業を行うようにしましょう。
次に、イカリソウの花が咲かない原因をお伝えします。
イカリソウの花が咲かない原因は?
イカリソウの花が咲かない原因としては、植え付けをしてから長期間放置してしまい根詰まりを起こしている事が考えられます。
対策としては、1~2年に必ず植え替えを行いましょう。
また、根が増えてきたら株分けを行い根数を減らすことで花が咲きやすくなります。
次はイカリソウは漢方なの?という疑問についてお答えします。
イカリソウは生薬(漢方)やサプリの成分なの?効果や効能は?副作用はある?
日本や中国で昔から「ホザキノイカリソウ」の葉を乾燥させたものが、漢方として使われています。
日本では、徳川吉宗の時代に作られた小石川薬園に植えられて、漢方として利用するために育てられてきました。
小石川薬園は現在の東京大学附属小石川植物園で、こちらで徳川吉宗の時代に植えられたと思われる「ホザキイノカリソウ」の子孫が今も植えられています。
原産地の中国ではとても珍しくなってしまった「ホザキノイカリソウ」が日本で元気に育っているのはすごいですね。
日本では「ホザキノイカリソウ」の他にも、「ヤチマタイカリソウ」「トキワイカリソウ」なども漢方として使われてきました。
「昔から使われている、このどれかを育てれば漢方として使えるの?」
と考える方もいるかもしれませんがこの考え方は危険です。
というのも園芸店で売られている苗は、園芸用として栽培された苗です。
消毒液などの農薬が、出荷するために大量に使われているかもしれません。
食べるには適さない有毒なものが含まれているかもしれませんよね。
どうしても漢方として使うために育てたい!という方は、食用に育てられた苗を信用できるお店で確認してから購入しましょう!
イカリソウに含まれている「イカリイン(フラボノイド)」などの成分が、強壮、強精などに効果があります。
コンビニやドラッグストアなどで、誰もが目にしたことがある有名な滋養強壮栄養ドリンク、有名な薬用酒にもこのイカリインが含まれたものがたくさんありますよ。
是非探してみてくださいね。
次に、イカリソウのお茶の通販の値段や販売価格の相場はいくら位なのかをお伝えします。
イカリソウのお茶の通販の値段や販売価格の相場はいくら位なの?
イカリソウは生薬のため、お茶は漢方を取り扱っている薬局で販売されています。
値段は粉末のもので6600円です。
他には生葉があり760円で販売されています。
価格の相場としては、既製品だと4000円~6000円、生葉だと700円~800円となっています。
次に、イカリソウの花言葉をお伝えします。
イカリソウの花言葉はなに?
イカリソウの花言葉は、
「あなたを捕える」
「あなたをつかまえる」
「人生の出発」
「君を離さない」
です。
花言葉にはとても素敵な意味があります。
大切な人に花の咲いたイカリソウの苗を贈り思いを伝えてみると良いことが起きるかもしれませんね。
次はイカリソウの種類や品種についてお伝えします。
イカリソウの種類や品種は何があるの?
様々な品種が出回っています。変種や交配種も多く、新しい品種がどんどんでてきています。
「キバナイカリソウ」として売られているものでも「大きくなる品種」「小さいままの品種」もあります。
園芸店で購入する際に、開花している品種をみて花色で購入してみるのもいいですよ!
また、色んな品種を集めたい!という方はイカリソウ専門に扱っているお店もありますから、そちらで鑑賞価値の高い品種を購入するのもオススメです。
ただし、鑑賞価値の高い品種は栽培方法が難しい場合が多いので注意してくださいね。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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イカリソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①イカリソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
イカリソウを育てる際は、真夏の直射日光に気をつけて、明るい半日陰の場所で育てましょう。
冬は霜に当てないように注意が必要です。
水はけのよい土に植えて、肥料は春から秋に与えます。
水やりは土が乾燥する前に1日1回行いましょう。
冬に葉や茎が枯れても根は生きているので4〜5日に1回は水を与えるのがポイントです。
②イカリソウの画像(写真)!特徴は?
主に平地や高山帯の落葉森林樹でみられ、赤紫色の花をつけます。
葉は別名「三枝九葉草」と呼ばれ、3つに枝別れした先に3枚ずつつけます。
③イカリソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
イカリソウの花は、4月〜5月に船のイカリに似た、花びらが尖った花が咲きます。
④イカリソウの苗の植え付けのポイントは?
イカリソウの植え付けは鉢植えのみで行います。適切な時期は、葉が成長し終えて堅くなった5月下旬から7月上旬です。
肥沃土を使い、日のよくあたる場所で育てて下さい。
⑤イカリソウの鉢植えや庭植えで育てる際のポイントは?
鉢植えは、5~7号の深中鉢を使い、市販の物なら草花用培養土がおすすめです。
庭植えの場合は、10cm~20cmほど土を盛ってから植えると生育が良くなります。
水やりは新芽が出てから花が咲くまでは、少し多めに、花が咲いた後は表面の土の乾きを見ながらたっぷりと与えて下さい。
冬の時期は寒風や強い霜に当たらないよう室内に置くようにしましょう。
⑥イカリソウの植え替えのポイントは?
植え替えは、鉢植えの場合は春から秋にかけて1~2年ごとに行いましょう。
鉢の下から根が出てきたら、根をほぐして広げ、一回り大きい鉢植えに植え替えてください。
庭植えの場合は植え替えの必要はありません。
⑦イカリソウの増やし方!株分けのやり方は?
株分けは植え替えと同時に行いましょう。古くなった根茎を自然に分かれている部分で3cmから5cmに分けます。
根は乾燥に弱いため、株分けをする際、水を浸した布の上か水を掛けながら作業を行うようにしましょう。
⑧イカリソウの花が咲かない原因は?
花が咲かない原因としては、植え付けをしてから長期間放置してしまい根詰まりを起こしている事が考えられます。
対策としては、1~2年に必ず植え替えと株分けを行いましょう。
⑨イカリソウは生薬(漢方)やサプリの成分なの?効果や効能は?副作用はある?
イカリソウは、日本や中国で昔から漢方として使われてきました。
園芸店などで販売されているものは「園芸用」なので、自己判断で口にするのはやめましょう。
イカリソウの漢方としての効能は、強壮と強精があります。
⑩イカリソウのお茶の通販の値段や販売価格の相場はいくら位なの?
お茶の値段は粉末のもので6600円です。他には生葉があり760円で販売されています。
価格の相場としては、既製品だと4000円~6000円、生葉だと700円~800円となっています。
⑪イカリソウの花言葉はなに?
イカリソウの花言葉は、「あなたを捕える」「あなたをつかまえる」「人生の出発」「君を離さない」です。
⑫イカリソウの種類や品種は何があるの?
交配種や変種、鑑賞価値の高いものなど様々な品種があります。
ただし、鑑賞価値の高い品種は栽培方法が難しい場合もあります。
以上で今回のイカリソウについての記事は終わりです。
特徴的な花がステキなイカリソウですが、葉っぱもとても美しい植物ですので、栽培の際は是非葉っぱの美しさにも注目してみてくださいね!
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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