ササユリは日本特産のユリで、葉の形が笹に似ていることから「ササユリ」という名前がつけられました。
他のユリに比べて、育成には注意しなければいけないポイントがいくつかあります。
注意ポイントをおさえて、歴史ある美しいユリをご自宅で育ててみませんか?
今回はササユリについてのポイント、
以上7つの点についてお伝えします。
まずはササユリの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ササユリの育て方は?
ササユリは、基本的にはユリの栽培方法で育てていきます。
しかし他のユリに比べて、ササユリの管理には注意が必要になります。
どういった点に注意が必要なのでしょうか?
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ササユリが好む環境についてお伝えします!
ササユリの育て方!環境はどうする?
ササユリは風通しのよい半日陰の環境を好みます。
夏の強い直射日光には弱いので、避けた場所を選びましょう。
庭木がある場合は近くに植えることで、自生地に近い日光の量にすることができます。
ササユリを育てる際に注意するポイントに、まず用土選びがあります。
〇〇な土が必要ですよ!
次は、ササユリに適した用土についてお伝えします!
ササユリを育てる際の適した用土は何?
ササユリは、水はけがよく適度に保水性のある土を好みます。
市販の草花用の培養土でもよく育ちますし、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
水はけをよくして根腐れの防止に、水もちをよくすることで乾燥を防ぐことができます。
適した用土を準備してあげましょう。
丈夫な球根に育てるために、肥料の量は重要です。
次は、ササユリに必要な肥料についてお伝えします!
ササユリの育て方!肥料はどうする?
元肥として緩効性肥料を少量、用土に混ぜこみましょう。
球根に触れないように用土の上の方に施すのがポイントです。
生育中は2~3か月おきに緩効性肥料を施しましょう。
花後はカリ分の多い液肥を1か月に1~2回施します。
夏と冬は肥料は必要ありません。
過肥になると弱い球根になってしまいます。肥料はちょっと少ない方が強い球根に育ちます。
ここでササユリの種まきについてお伝えしたいと思います。
次はササユリの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
ササユリの種まき時期と種まきのポイントは?
ササユリは花後についた種を採取して、種まきを行うこともできます。
種まき時期は、10~11月が適期です。
採取した種を、種まき用の土にまき、軽く土をかぶせてたっぷり水を与えます。
発芽するまで土が乾いたら水やりを行い、本葉が3枚ほどまで育ったら鉢や庭に定植します。
発芽までは1年ほどかかります。
乾燥に注意しながら、ゆっくり発芽を待ちましょうね。
ササユリを種から育てるのは大変な手間と時間がかかります。
しかしこうして育てるのもまた、楽しみのひとつですよね。
では育て方に戻って次は、ササユリの水やりポイントについてお伝えします!
ササユリを育てる際の水の量はどうする?
ササユリは乾燥に弱く、土が乾くと球根が弱ってしまうので、常に湿り気のある状態を保つようにするのがポイントです。
春~秋は土が乾ききる前に、たっぷり水やりをしましょう。
冬は地上部が枯れるので、土が乾いてから水やりを行う程度で構いません。
以上で基本的なササユリの育て方については終わりです。
次はササユリの開花時期についてお伝えします!
ササユリの開花時期はいつ頃なの?
ササユリの開花時期は6月の上旬~下旬です。
種から育てると花を咲かせるまでに、5~7年かかります。
長い年月をかけてやっと咲いた花は、わずか10日で花びらを落としてしまうのです。
短い期間ではありますが、とても儚く美しい花を堪能してくださいね。
ササユリの球根は、他のユリに比べて少し小さいのが特徴です。
球根の大きさによって発芽率が違うので、初めて育てる方は大きめの球根を選ぶとよいですよ!
ではその球根を使って、植え付けをしてみましょう。
次はササユリの球根を植え付けする際のポイントについてお伝えします!
ササユリの球根を植え付けする際のポイントは?
植え付けは5号鉢に1球、地植えする場合は20cm間隔をあけて、深さは20cmほどを目安に植え付けをしましょう。
ここで注意しなければいけないポイントがあります!
ササユリは連作障害を起こすので、地植えの場合は毎年場所をずらして植え付けする必要があります。
鉢植えの場合も毎年植え替えをして、必ず新しい土を用意しましょう。
毎年植え替えが必要なササユリですが、時期はいつ頃行えばよいのでしょうか?
次はササユリの植え替え時期とポイントについてお伝えします!
ササユリの植え替え時期とポイントは?
10〜11月はササユリの地上部が枯れてくる時期です。
植え替えはこのタイミングで行いましょう。
球根を掘りあげて場所をずらして植え替えをし、鉢をきれいにして新しい土に植え替えします。
ずらす間隔は20cmほどで構いません。
苗を購入することで、植え付けが更に簡単にできます。苗の価格をチェックしておきましょう!
次はササユリの苗の販売価格をみてみましょう。
ササユリの苗の販売価格はどのくらい?
ササユリの苗は1,000~1,500円で販売されています。
ユリのポット苗は500~700円ほどなので、ユリの中でもササユリは高価な品種であることがわかりますね。
ササユリは日本に自生する品種ですが、自生するものは盗掘や野生動物の被害によって、絶滅危惧種に指定されている県もあるんですよ。
そのため保護活動が行われている地域もあり、ササユリの群生を見ることができます。
今回は自然の場所は避けて、ササユリの群生が見られる植物園などをご紹介します。
ササユリの群生地ってどこにあるの?
ササユリの群生を見ることができるのは、次のような場所があります。
・静岡県南伊豆町「天神原植物園」
・兵庫県神戸市「六甲高山植物園」
・奈良県桜井市「大神神社」
他にも、地域の方の活動によって自然な状態での群生を見ることができる場所もあります。
貴重な日本の花ですので、盗掘などの被害はなくなってほしいと心から願います。
お近くに行った際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ササユリの美しい花にはどのような花言葉があるのでしょうか?
次はササユリの花言葉についてお伝えします!
ササユリの花言葉はなにがあるの?
ササユリの花言葉は「上品」「清浄」「純潔」です。
聖母マリアに捧げられた花が、白いユリであることから「純潔」という花言葉がついたと言われています。
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ササユリのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ササユリの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ササユリは風通しのよい半日陰の環境を好みます。
夏の強い直射日光には弱いので、避けた場所を選びましょう。
ササユリは、水はけがよく適度に保水性のある土を好みます。
市販の草花用の培養土でもよく育ちますし、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
元肥として緩効性肥料を少量、用土に混ぜこみましょう。
球根に触れないように用土の上の方に施すのがポイントです。
生育中は2~3か月おきに緩効性肥料を施しましょう。
花後はカリ分の多い液肥を1か月に1~2回施します。
夏と冬は肥料は必要ありません。
ササユリは乾燥に弱く、土が乾くと球根が弱ってしまうので、常に湿り気のある状態を保つようにするのがポイントです。
春~秋は土が乾ききる前に、たっぷり水やりをしましょう。
冬は地上部が枯れるので、土が乾いてから水やりを行う程度で構いません。
②ササユリの開花時期はいつ頃なの?
ササユリの開花時期は6月の上旬~下旬です。
③ササユリの球根を植え付けする際のポイントは?
植え付けは5号鉢に1球、地植えする場合は20cm間隔をあけて、深さは20cmほどを目安に植え付けをしましょう。
ササユリは連作障害を起こすので、地植えの場合は毎年場所をずらして植え付けする必要があります。
鉢植えの場合も毎年植え替えをして、必ず新しい土を用意しましょう。
④ ササユリの植え替え時期とポイントは?
10~11月はササユリの地上部が枯れてくる時期です。
植え替えはこのタイミングで行いましょう。
球根を掘りあげて場所をずらして植え替えをし、鉢をきれいにして新しい土に植え替えします。
⑤ササユリの苗の販売価格はどのくらい?
ササユリの苗は1,000~1,500円で販売されています。
⑥ササユリの群生地ってどこにあるの?
・静岡県南伊豆町「天神原植物園」
・兵庫県神戸市「六甲高山植物園」
・奈良県桜井市「大神神社」
などで群生を見ることができます。
⑦ササユリの花言葉はなにがあるの?
ササユリの花言葉は「上品」「清浄」「純潔」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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