最近では100円ショップなどでも多肉植物が多く扱われていて、とても人気があります。
その中でも、葉の形がまるで花が咲いたようになるエケベリアは、フラワーアレンジやブーケなどにも使われる人気の品種です。
育て方を覚えて、水耕栽培や寄せ植えなどのアレンジに挑戦してみませんか?
今回はエケベリアについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはエケベリアの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
エケベリアの育て方は?
エケベリアは、種類にもよりますが基本的に高温多湿が苦手です。
耐寒性はありますが、寒いのもやや苦手なので梅雨時期や冬の置き場所には注意が必要です。
また、ある程度厳しい環境に置くことも強い株に育てるための一つのポイントと言えます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、エケベリアが好む環境についてお伝えします!
エケベリアの育て方!環境はどうする?
エケベリアは風通しがよく、日当たりのよい場所を好みます。
真夏の日差しの強い時期は半日陰に移してあげましょう。
寒いのがやや苦手なので、屋外に置いている場合は、5度以下になったら室内で管理するのがおすすめです。
0度を切ったら、水やりは控えましょう。
部屋に置く場合、よく日の当たる窓際などはおすすめですが、夜になると冷たい冷気が入るので移動しましょう。
また、高温多湿が苦手なので梅雨時期など外に出しているときは、なるべく雨に長い時間当たらない場所に置いてあげましょう。
ホームセンターや園芸店などでは、ポッドに入って販売されているものが多くあります。
適した用土を用意して、鉢植えに植えてみましょう!
次は、エケベリアに適した用土についてお伝えします!
エケベリアを育てる際の適した用土は何?
水はけのよい土を好みます。
市販の多肉植物・サボテン用の培養土でもよく育ちます。
配合する場合は「赤玉土2:鹿沼土2:ピートモス2:川砂2:くん灰2」がおすすめです。
エケベリアが元気がないとき、肥料を上げようと考えるでしょう。
しかし、肥料をあげるのはちょっと待ってください!その量は適量ですか?
次は、エケベリアに必要な肥料についてお伝えします!
エケベリアの育て方!肥料はどうする?
エケベリアに限らず多肉植物は、葉に栄養や水をためておくことができません。
なので肥料はほとんど必要ないのです。
元気がないからと、肥料を与え過ぎると根腐れの原因になってしまうので注意しましょう。
与えるとすれば、植え替え時に緩効性化成肥料を少量施しましょう。
エケベリアは季節によって水やりの頻度が変わります。それはエケベリアの生育期に関係しています。
では次は、エケベリアの水やりポイントについてお伝えします!
エケベリアを育てる際の水の量はどうする?
エケベリアの生育期は春と秋です。
春と秋は土が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりの水をあげましょう。
逆に、夏と冬は休育期です。
夏はほぼ水やりはせず、夕方の涼しい時間帯に葉水、もしくは少量(半日で乾くくらい)の水を与えます。
この時期の水やりは、蒸れて株が痛む原因になります。
冬は耐寒性を上げるために、ほぼ断水で構いません。
葉に水がかかると、しおれてしまうので水やりの際は葉にかからないように気を付けましょう。葉水する場合も少量にしましょう。
以上で基本的なエケベリアの育て方については終わりです。
次はエケベリアの種まきの時期と種まきのポイントについてお伝えします!
エケベリアの種まきの時期と種まきのポイントは?
時期は生育期の少し前か、5月中旬~6月末頃がおすすめです。
日光と水の管理がポイントになります。
底に穴の開いた小さな容器に、種まき用の土を入れます。霧吹きで土を湿らせておきましょう。
なるべく固まらないように種をまき、土は被せません。
腰水用のトレイに水を入れて、種をまいた容器を並べます。
直射日光を避け、風通しのよい場所で管理しましょう。
種類によって発芽時期は違いますが、約1週間ほどで発芽します。
カビや苔が出てきたらピンセットなどで取ってあげましょう。
1か月ほどしっかり育てたら、鉢に植えます。
植え替え後は日光浴をさせてあげましょう。(3時間くらい)
多肉植物は鉢で植えるのが一般的ですが、種類によっては地植えすることも可能なんです。
次は、エケベリアを地植えで育てるポイントについてお伝えします!
エケベリアを地植えで育てるポイントは?
エケベリアは、過酷な環境に置くことで強い株になります。
過保護に育てるよりも地植えでのびのびと育てると意外にしっかりと育ってくれます。
ただし、寒冷地の方は室内での管理をおすすめします。
特に大型・中型の品種が地植えに向いています。
生育期である春に、水はけのよい場所や、土壌を用意して植えましょう。
根腐れ防止対策が重要なポイントになるので、土の水はけが大切です。
また、日光がよく当たる場所を選びましょう。
梅雨時期はできれば雨除けを用意してあげると葉がしおれるのを防ぐことができます。
いまとても人気があるのが水耕栽培です。
水耕栽培のイメージがないもの、例えばサボテンなども、最近は水耕栽培で育てるのがオシャレで人気があります。
次は、エケベリアを水耕栽培で育てるポイントについてお伝えします!
エケベリアを水耕栽培で育てるポイントは?
根の状態がよく見れるように、透明の瓶が観察しやすく見た目もオシャレです。
エケベリアの大きさよりも少し小さい口の瓶を用意しましょう。
鉢からエケベリアを取り出し、土を落とします。
残った土は、優しく洗い流してきれいに落とします。
水洗いした後はよく乾かしましょう。
よく乾いたら、水耕栽培用の根に育てるために、根元に少しだけ根を残してカットします。
瓶に水と少量の液体肥料を入れて、エケベリアを入れます。
水の量は根の先がつくくらいの量を入れましょう。
根元は水に入らないようにします。
肥料は入れ過ぎないように注意が必要です。
水の温度が上がると根が傷んでしまうので、直射日光を避けて明るい場所で管理しましょう。
数週間で発根します。
カビを防止するために、1週間に1度は水替えを行いましょう。
エケベリアは比較的、増やしやすい品種です。
次は、エケベリアの増やし方についてお伝えします!
エケベリアの増やし方は?
エケベリアの増やし方は3つあります。
挿し木(茎を土に挿して発根させる)
葉挿し(葉から発根させる)
株分け(株を切り分ける)
の3つの方法です。
今回は「挿し木」と「葉挿し」の方法をお伝えします。
まずは、エケベリアの挿し木のやり方からお伝えします!
エケベリアの挿し木のやり方は?
茎をハサミでカットします。
日陰に1週間ほど置いて、切り口をしっかり乾かしましょう。
土に挿す部分についている葉を落とします。
小さめの鉢に鉢底ネットと底石を入れてバーミキュライトを入れます。
茎を挿して直射日光の当たらない場所で管理しましょう。
水やりはストップします。
2~3週間ほどたって、新しい根と芽が出たら水やりを再開しましょう。
次は、エケベリアの葉挿しのやり方についてお伝えします!
エケベリアの葉挿しのやり方は?
葉挿しをする1週間以上前から、水やりを止めておきましょう。こうすることで、葉が取りやすくなります。
生育期の春や秋に行うのがおすすめです。
葉を途中から折れないように注意しながら、根元からはがし取ります。
苗用のトレイにバーミキュライトを敷いて、取った葉の付け根が軽く土に触るように並べていきます。
水やりはせずに、直射日光の当たらない場所で管理しましょう。
20~40日くらい経って、発根して新しい芽も出たら根元を土の中に埋めます。
たっぷりと水やりをして2~3か月十分に育てたら鉢へ植えます。
少し寒さに弱いエケベリアですが暖地では屋外でも越冬することができます。
次は、エケベリアの冬越しについてお伝えします!
エケベリアの冬越しはどうする?
室内で管理している場合は、冬の間はよく日の当たる風通しのよい場所で管理してあげましょう。
窓際に置いている場合は、日が沈んだら部屋の暖かい場所に移動してあげましょう。
ただし、暖房の効きすぎた部屋は株が傷んでしまうので注意が必要です。
屋外で管理している場合は、暖地では軒下などのよく日に当たる場所で管理します。
普段は外に置いていて、冬だけ中に入れる場合は、あまり早い時期から入れず寒さに慣れさせていくと丈夫な株に育ちます。
エケベリアの魅力の一つに寄せ植えがあります。
アレンジにエケベリアを加えることで、ぷっくりとした葉がより立体感を引き立ててくれます。
次は、エケベリア寄せ植えのポイントについてお伝えします!
エケベリア寄せ植えのポイントは?
生育期を合わせたり同じ環境のもので、寄せ植えすると管理が楽になります。
写真のように、置物やブリキ缶などにアレンジをするのがとても人気です。
ですが、初心者の方は入れ物の底に穴が開いているものに作った方が、はじめは失敗せずに育てることができます。
寄せ植え前は水やりを控えて、土を乾かしておきましょう。
背の高いもの、メインにしたいものから植えていくとバランスよく仕上がります。
寄せ植え後、1週間ほど置いてから水やりを再開しましょう。
エケベリアはとっても可愛らしい見た目から、贈り物にしたいという方も多いと思います。
贈る前に花言葉を調べておきましょう!
次は、エケベリアの花言葉についてお伝えします!
エケベリアの花言葉はなに?
エケベリアの花言葉は「穏やか」「たくましい」「優美」です。
優美な花を咲かせることと、たくましく育つ姿からこの花言葉がつけられました。
贈り物にもピッタリですね!寄せ植えのアレンジなども喜ばれそうです。
エケベリアには150種類以上の種類があります。
次は、エケベリアの種類や品種についてお伝えします!
エケベリアの種類や品種は何がある?
同じエケベリア属のもので、生育期が春秋のものをご紹介します。
「パーティードレス」
真っ赤な紅葉をしていて、大型種。
「レインドロップ」
葉に、雨のしずくが落ちたような模様がついている。
「チワワエンシス」
葉の先が尖っていて赤ピンクの色をしている。
「リラシナ」
ピンクパープルの葉をつける。
「トプシーターヴィー」
葉が反対に反り返ってつく。
「ボンビシナ」
葉に毛が生えたようにフワフワしている。
「高砂の翁」
葉にウェーブがかかったような形をしている。
「大和錦」
葉先は細く尖っていて、葉裏に赤紫色の斑点がある。
「紅司」
葉に赤い筋が入った模様をしている。
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エケベリアのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①エケベリアの育て方(環境、土、肥料、水やり)
風通しがよく、日当たりのよい場所を好みます。
真夏の日差しの強い時期は半日陰に移してあげましょう。
寒いのがやや苦手なので、5度以下になったら室内で管理するのがおすすめです。
0度を切ったら、水やりは控えましょう。
水はけのよい土を好みます。市販の多肉植物・サボテン用の培養土でもよく育ちます。
配合する場合は「赤玉土2:鹿沼土2:ピートモス2:川砂2:くん灰2」がおすすめです。
エケベリアに限らず多肉植物は、葉に栄養や水をためておくことができません。なので肥料はほとんど必要ないです。
春と秋は土が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりの水をあげましょう。
夏と冬は休育期です。夏はほぼ水やりはせず、冬は耐寒性を上げるためにほぼ断水で構いません。
②エケベリアの種まきの時期と種まきのポイントは?
時期は生育期の少し前か、5月中旬~6月末頃がおすすめです。
日光と水の管理がポイントになります。
③エケベリアを地植えで育てるポイントは?
エケベリアは、過酷な環境に置くことで強い株になります。過保護に育てるよりも地植えでのびのびと育てると意外にしっかりと育ってくれます。
ただし、寒冷地の方は室内での管理をおすすめします。
根腐れ防止対策が重要なポイントになるので、土の水はけが大切です。日光がよく当たる場所を選びましょう。
④エケベリアを水耕栽培で育てるポイントは?
水耕栽培用の根に育てるために、根元に少しだけ根を残してカットします。
瓶に水と少量の液体肥料を入れて、エケベリアを入れます。水の量は根の先がつくくらいの量を入れましょう。根元は水に入らないようにします。
水の温度が上がると根が傷んでしまうので、直射日光を避けて明るい場所で管理しましょう。
カビ防止のために週に1回は水替えをしましょう。
⑤エケベリアの増やし方は?
エケベリアの増やし方は、挿し木(茎を土に挿して発根させる)葉挿し(葉から発根させる)株分け(株を切り分ける)の3つの方法があります。
⑥エケベリアの挿し木のやり方は?
茎をハサミでカットします。日陰に1週間ほど置いて、切り口をしっかり乾かしましょう。
土に挿す部分についている葉を落とします。小さめの鉢に鉢底ネットと底石を入れてバーミキュライトを入れます。
茎を挿して直射日光の当たらない場所で管理しましょう。
水やりはストップします。2~3週間ほどたって、新しい根と芽が出たら水やりを再開しましょう。
⑦エケベリアの葉挿しのやり方は?
葉挿しをする1週間以上前から、水やりを止めておきましょう。
葉を途中から折れないように注意しながら、根元からはがし取ります。
苗用のトレイにバーミキュライトを敷いて、取った葉の付け根が軽く土に触るように並べていきます。
水やりはせずに、直射日光の当たらない場所で管理しましょう。
20~40日くらい経って、発根して新しい芽も出たら根元を土の中に埋めます。
たっぷりと水やりをして2~3か月十分に育てたら鉢へ植えます。
⑧エケベリアの冬越しはどうする?
冬の間はよく日の当たる風通しのよい場所で管理してあげましょう。
窓際に置いている場合は、日が沈んだら部屋の暖かい場所に移動してあげましょう。
ただし、暖房の効きすぎた部屋は株が傷んでしまうので注意が必要です。
⑨エケベリア寄せ植えのポイントは?
生育期を合わせたり同じ環境のもので、寄せ植えすると管理が楽になります。
⑩エケベリアの花言葉はなに?
エケベリアの花言葉は「穏やか」「たくましい」「優美」です。
⑪エケベリアの種類や品種は何がある?
「パーティードレス」「レインドロップ」「チワワエンシス」「リラシナ」「トプシーターヴィー」「ボンビシナ」「高砂の翁」「大和錦」「紅司」などがあります。
増やしてみたり、アレンジをしてみたり多肉植物の魅力を、たくさん楽しんでみてくださいね。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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