色が豊富で形が美しいセンペルビウムは、寒さに強く冬でも地植えで越冬できる丈夫な品種です。
きれいな形が魅力のセンペルビウムなのに「徒長」に悩まされていませんか?
また〇〇に弱いセンペルビウムは、あの時期を上手に乗り切ることで、長い間楽しむ事ができるんですよ!
上手に育てるポイントをまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧くださいね!
今回はセンペルビウムについてのポイント、
以上15個の点についてお伝えします。
まずはセンペルビウムの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
センペルビウムの育て方は?
センペルビウムは春と秋に生育するタイプの多肉植物です。
季節によって起き場所や、水やりと肥料の量を調節しましょう。
センペルビウムは寒さと乾燥に強く、冬は霜に当たっても傷みにくい性質を持っています。
その反面、夏には弱く蒸れを嫌うので、夏の管理にはいくつかのポイントが重要になります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、センペルビウムが好む環境についてお伝えします!
センペルビウムの育て方!環境はどうする?
センペルビウムは、日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。
春秋冬は屋外の日当たりのよい場所に置いて、十分に日光を当ててあげることで、秋にはきれいな紅葉を見ることができます。
夏は直射日光の当たらない、風通しのよい半日陰の場所で管理しましょう。
高温多湿に弱いので、雨が当たらないように注意が必要です。
センペルビウムは、休眠中は水をほぼ給水しないので〇〇な土がおすすめですよ!
次は、センペルビウムに適した用土についてお伝えします!
センペルビウムを育てる際の適した用土は何?
センペルビウムは水はけのよい土を好みます。
市販の多肉植物用の土でもよく育ちますが、置き場所の環境に合わせて土をブレンドするのもいいですね。
「赤玉土2:鹿沼土2:腐葉土2:川砂2:パーライト1:くん灰1」がおすすめの配合です。
適した用土の準備ができたら、次は「肥料」です。
肥料は季節によって施す量を調整しましょう。
次は、センペルビウムに必要な肥料についてお伝えします!
センペルビウムの育て方!肥料はどうする?
春と秋は緩効性の固形肥料を2か月に1回を目安に置き肥しましょう。
液体肥料の場合は1週間に1回のペースで施します。
夏と冬は肥料を与える必要はありません。
過肥は株が弱くなる原因になるので、肥料のあげ過ぎに注意しましょう。
肥料と同じように、水やりも季節によって量や回数を調整して、1年を通して快適な環境を作ってあげましょうね。
では次は、センペルビウムの水やりポイントについてお伝えします!
センペルビウムを育てる際の水の量はどうする?
春と秋は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
夏は土が蒸れないように、梅雨に入るころから水やりは控えて夏の間は断水します。
冬は屋外で降雨のみで管理するのもいいですし、室内の場合は1か月に1回程度の葉水で水分を調整してあげましょう。
以上で基本的なセンペルビウムの育て方については終わりです。
次はセンペルビウムの花についてお伝えします!
センペルビウムはどんな花?開花時期はいつ頃なの?
センペルビウムの開花時期は2~7月の間に不定期で咲きます。
中心から花茎が伸びて、先端に赤みがかった花を数個つけます。
花茎は結構長く伸びるので初めて見たときは、びっくりするかもしれません。
「やったー!花が咲いた!」と思うかもしれませんが、残念ながら花の咲いた株は枯れてしまうんです。
花茎は早めに切り落とし、子株を育てましょう。
センペルビウムは寒さに強いので、真夏の直射日光と雨の当たらない場所でしたら「地植え」することも可能ですよ!
他にも、お気に入りの容器に入れたり、水耕栽培で育てたりすることもできます。
最も多いのは、鉢植えではないでしょうか?
次はセンペルビウムを鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!
センペルビウムを鉢植えで育てるポイントは?
鉢はセンペルビウムより1回りほど大きなものを使いましょう。
鉢が大き過ぎると、土が乾きにくくなり蒸れの原因になるので、サイズに合った鉢を選ぶのがポイントです。
鉢植えにすることで、季節に合った場所へ移動することができるので、置き場所を季節ごとに変えてあげましょう。
では水耕栽培で育てる場合は、どのようなポイントがあるのでしょうか?
次はセンペルビウムを水耕栽培で育てるポイントについてお伝えします!
センペルビウムを水栽培で育てるポイントは?
まず透明の容器(瓶など)を用意しましょう。センペルビウムが中に落ちてしまわないようなサイズのものを用意してくださいね。
センペルビウムの根の土を優しく落として、きれいに水洗いします。
洗った根は根元を少しだけ残して切りましょう。こうすることで「水耕栽培に適した根」が生えるようになります。
水には水耕栽培用の液肥を混ぜて、根がつくくらいに容器に水を入れましょう。
液肥が濃くなりすぎないように注意してください!
根元が水に浸ってしまうと呼吸ができなくなっていまいます。
根が伸びてきたら、根の3分の2くらいが水に浸るように量を調整しましょう。
週1~2回は水替えを行い、水をいつもきれいな状態に保つのがポイントです。
鉢植えで育てる場合は、定期的に植え替えすることで、土が痩せてセンペルビウムの成長が鈍くなるのを防ぐことができます。
次はセンペルビウムの植え替えの時期とポイントについてお伝えします!
センペルビウムの植え替えの時期とポイントは?
センペルビウムの植え替えに適した時期は、生育期である春か秋に行います。
目安として2~3年に1度は植え替えを行いましょう。
このときに株がこみ合っている場合は、一緒に株分けをして株をすっきりさせましょう。
センペルビウムがきれいな形にならずに、だらんと伸びてしまったり不自然に伸びたような状態を「徒長」と呼びます。
徒長はどういったことが原因で起こるのでしょうか?
では次は、センペルビウムが徒長する原因と対策についてお伝えします!
センペルビウムが徒長する原因と対策とは?
センペルビウムは室内管理していると、徒長しやすい傾向があります。
徒長の原因となるポイントは3つです。
1・日照不足
室内管理ではどうしても日照不足になりやすいので、窓際などに置いたりしてよく日に当ててあげましょう。
2・水のあげ過ぎ
季節によって水やりの適量を守りましょう。水のあげ過ぎは徒長の原因の他にも、根腐れを起こす原因にもなるので注意が必要です。
3・過肥
肥料のあげ過ぎは徒長や株を弱らせる原因になります。季節と適量を守って施しましょう。
徒長の他にも悩まされるのが「枯れる」問題です。
育てやすいことで人気の多肉植物ですが、枯れてしまうのにはどういった原因があるのでしょうか?
次はセンペルビウムが枯れる原因についてお伝えします!
センペルビウムが枯れるのは何が原因なの?
徒長したセンペルビウムはデリケートな状態にあるため、枯れやすくなっています。
徒長しないように管理することも大切なポイントです。
センペルビウムは、高温多湿の状態がとても苦手です。
夏に長く雨にあたると葉が溶けたように、だらんと伸びて枯れてしまうことがあります。
根腐も枯れの原因になるので「蒸れ」には十分に注意しましょう。
枯れる原因には「夏の管理」や「徒長を防ぐこと」にポイントがありました。
夏の管理に関しては、後ほど詳しくお伝えしますね!
徒長や枯れを予防して、きれいな形のセンペルビウムを育てていきましょう!
センペルビウムの違う種類や、他の多肉植物と寄せ植えで楽しむこともできますよ。
次はセンペルビウムの寄せ植えのポイントについてお伝えします!
センペルビウムの寄せ植えのポイントは?
センペルビウムを寄せ植えする場合は、生育タイプが同じ春秋タイプのものを選びましょう。
同じセンペルビウムの種類で作るのもいいですし、春秋タイプの多肉植物だと「グラプトぺタルム」が性質もセンペルビウムに似ているのでおすすめです。
寄せ植えを作る際には、背の高いものから配置を決めて植えていきましょう。
全体が、こんもりとしたシルエットにすることで多肉植物の魅力が引き立てられます。
寄せ植えが出来たら4~5日は水やりを控えましょう。
数日落ち着かせたあとに通常通り水やりを行ってください。
センペルビウムはとても簡単に増やすことができます。
子株もたくさんつきますので、ぜひ挑戦してみてください!
次はセンペルビウムの増やし方についてお伝えします!
センペルビウムの増やし方は?
センペルビウムは「株分け」と「挿し木」で増やすことができます。
「ランナー」と呼ばれる地上を這って伸びる茎が出る種類もあります。
ランナーが出たらその先に子株ができるので、その子株を使って増やすことができるんですよ。
それぞれのやり方を、もう少し詳しくみていきましょう。
まずはセンペルビウムの株分けのやり方についてお伝えします!
センペルビウムの株分けのやり方は?
植え替えの時期に株がこみ合っていたら、株分けを行いましょう。
株分け(植え替え)前は1~2週間ほど断水して土を乾いた状態にしておきます。
ハサミは消毒したきれいなものを使用しましょうね!
根の土を落としたら、株同士が繋がっている根をハサミで切り分けます。
株に根がついていることを確認してください。
切り口を十分に乾燥させてから、それぞれを新しい土に植えます。
すぐに水は与えず、10日ほど経ってから水やりを行いましょう。
子株がたくさんついた場合は、手で簡単に分けることができます。
子株をとってそれぞれを新しい土に植え、水やりは1週間後に行いましょう。
では次はセンペルビウムをランナーで増やす方法をお伝えします!
センペルビウムをランナーで増やす方法とは?
親株から数本、茎をのばしてその先端に子株がつきます。
このランナーの子株を、茎を1~2cmほどつけて切ります。
新しい土に子株を挿して植え付け、4~5日経ってからたっぷりと水やりを行いましょう。
次はセンペルビウムの挿し木のやり方についてお伝えします!
センペルビウムの挿し木のやり方は?
センペルビウムの挿し木は上記の「ランナーを使った増やし方」で行います。
根がしっかりと張るまでは、あまり子株を触らないように管理しましょうね。
センペルビウムが最も苦手とするのが「夏」です。
苦手な夏をセンペルビウムが上手に乗り切る方法をご紹介します。
次はセンペルビウムの夏の管理についてお伝えします!
センペルビウムの夏の管理はどうする?
基本的に屋外で管理するのが好ましいセンペルビウムですが、夏の時期は直射日光の当たらない半日陰の場所に置いてあげましょう。
室内に置く場合は、レース越しの日光がよく当たる窓の近くがよいでしょう。
高温に弱いので、閉め切った部屋に長時間放置するのは避けましょう。
夏に注意することは、とにかく「蒸れ」です。
水やりを控えて風通しをよくし、土を乾燥気味に管理することで、根腐れや徒長など様々な問題を予防することができます。
夏の管理の重要なポイントは「蒸れないように管理すること」でした。
ここまでセンペルビウムの育て方についてお伝えしてきました。
では次は、これからセンペルビウムの購入を考えてる方に、センペルビウムの販売価格についてお伝えしたいと思います!
センペルビウムの販売価格はどのくらい?
センペルビウムは9cmポットで500円前後で販売されています。
大きいものや品種によって価格が上がります。
品種や種類にはどのようなものがあるのでしょうか?
次はセンペルビウムの品種や種類についてお伝えします!
センペルビウムの品種や種類は何がある?
センペルビウムには世界に約40の原種があり、園芸種は数千種とも言われています。
人気の品種を一部ご紹介します!
「クラクフ」
葉の先端は尖っていて、黒みがかった紫色が入ります。
「ガゼル」
緑の葉が白い綿毛で覆われた、人気の品種です。
梅雨に入る前から乾燥気味に育てることで、綿毛がつきやすくなります。
「ブロンコ」
冬に全体が赤みを帯びた紫色に紅葉します。
春には緑と紫のグラデーションになり、夏には濃い深緑へと、葉の変化を楽しめます。
「タルフ」
花のような形に葉がつき、内側は赤みのある色が濃く外側にいくにつれて、グリーンになるグラデーションがきれいな品種です。
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センペルビウムのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①センペルビウムの育て方(環境、土、肥料、水やり)
センペルビウムは、日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。
春秋冬は屋外の日当たりのよい場所に置いて、十分に日光を当ててあげることで、秋にはきれいな紅葉を見ることができます。
夏は直射日光の当たらない、風通しのよい半日陰の場所で管理しましょう。
高温多湿に弱いので、雨が当たらないように注意が必要です。
センペルビウムは水はけのよい土を好みます。
市販の多肉植物用の土でもよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土2:鹿沼土2:腐葉土2:川砂2:パーライト1:くん灰1」がおすすめです。
春と秋は緩効性の固形肥料を2か月に1回を目安に置き肥しましょう。
液体肥料の場合は1週間に1回のペースで施します。
夏と冬は肥料を与える必要はありません。
春と秋は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
夏は梅雨に入るころから水やりは控えて夏の間は断水します。
冬は屋外で降雨のみで管理するのもいいですし、室内の場合は1か月に1回程度の葉水で水分を調整してあげましょう。
②センペルビウムはどんな花?開花時期はいつ頃なの?
センペルビウムの開花時期は2~7月の間に不定期で咲きます。
中心から花茎が伸びて、先端に赤みがかった花を数個つけます。
③センペルビウムを鉢植えで育てるポイントは?
鉢はセンペルビウムより1回りほど大きなものを使いましょう。
鉢が大き過ぎると、土が乾きにくくなり蒸れの原因になるので、サイズに合った鉢を選ぶのがポイントです。
④センペルビウムを水栽培で育てるポイントは?
センペルビウムの根の土を優しく落として、きれいに水洗いします。
洗った根は根元を少しだけ残して切りましょう。こうすることで「水耕栽培に適した根」が生えるようになります。
水には水耕栽培用の液肥を混ぜて、根がつくくらいに容器に水を入れましょう。
液肥が濃くなりすぎないように注意してください!
根元が水に浸ってしまうと呼吸ができなくなっていまいます。
根が伸びてきたら、根の3分の2くらいが水に浸るように量を調整しましょう。
週1~2回は水替えを行い、水をいつもきれいな状態に保つのがポイントです。
⑤センペルビウムの植え替えの時期とポイントは?
植え替えに適した時期は、生育期である春か秋に行います。
目安として2~3年に1度は植え替えを行いましょう。
⑥センペルビウムが徒長する原因と対策とは?
センペルビウムは室内管理していると、徒長しやすい傾向があります。
徒長の原因となるポイントは3つです。
1・日照不足
室内管理ではどうしても日照不足になりやすいので、窓際などに置いたりしてよく日に当ててあげましょう。
2・水のあげ過ぎ
季節によって水やりの適量を守りましょう。水のあげ過ぎは徒長の原因の他にも、根腐れを起こす原因にもなるので注意が必要です。
3・過肥
肥料のあげ過ぎは徒長や株を弱らせる原因になります。季節と適量を守って施しましょう。
⑦センペルビウムが枯れるのは何が原因なの?
センペルビウムは、高温多湿の状態がとても苦手です。夏に長く雨にあたると葉が溶けたように、だらんと伸びて枯れてしまうことがあります。
根腐も枯れの原因になるので「蒸れ」には十分に注意しましょう。
⑧センペルビウムの寄せ植えのポイントは?
センペルビウムを寄せ植えする場合は、生育タイプが同じ春秋タイプのものを選びましょう。
寄せ植えを作る際には、背の高いものから配置を決めて植えていきましょう。
全体が、こんもりとしたシルエットにすることで多肉植物の魅力が引き立てられます。
寄せ植えが出来たら4~5日は水やりを控えましょう。
⑨センペルビウムの増やし方は?
センペルビウムは「株分け」と「挿し木」で増やすことができます。
「ランナー」と呼ばれる地上を這って伸びる茎が出る種類はこのランナーを使って増やします。
⑩センペルビウムの株分けのやり方は?
植え替えの時期に株がこみ合っていたら、株分けを行いましょう。
株分け(植え替え)前は1~2週間ほど断水して土を乾いた状態にしておきます。
根の土を落としたら、株同士が繋がっている根をハサミで切り分けます。
株に根がついていることを確認してください。
切り口を十分に乾燥させてから、それぞれを新しい土に植えます。
すぐに水は与えず、10日ほど経ってから水やりを行いましょう。
⑪センペルビウムをランナーで増やす方法とは?
親株から数本、茎をのばしてその先端に子株がつきます。
このランナーの子株を、茎を1~2cmほどつけて切ります。
新しい土に子株を挿して植え付け、4~5日経ったらたっぷりと水やりを行いましょう。
⑫センペルビウムの挿し木のやり方は?
センペルビウムの挿し木は上記の「ランナーを使った増やし方」で行います。
根がしっかりと張るまでは、あまり子株を触らないように管理しましょうね。
⑬センペルビウムの夏の管理はどうする?
夏に注意することは、とにかく「蒸れ」です。
水やりを控えて風通しをよくし、土を乾燥気味に管理することで、根腐れや徒長など様々な問題を予防することができます。
⑭センペルビウムの販売価格はどのくらい?
センペルビウムは9cmポットで500円前後で販売されています。
⑮センペルビウムの品種や種類は何がある?
センペルビウムには世界に約40の原種があり、園芸種は数千種とも言われています。
「クラクフ」「ガゼル」「ブロンコ」「タルフ」などの品種があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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