【エリカ(花)のまとめ!】剪定や花言葉等14個のポイント!








冬の花壇や鉢植えを彩ってくれるエリカ。

原種や園芸品種がとても多く、開花時期や花の形、適した環境がそれぞれ違います。

 

植え付けする苗の品種を、しっかりと確認することが重要です。

 

厳しい環境に自生している種類が多いので、過保護にしないことが上手に育てるポイントになります。

 

ほかにも注意点や栽培ポイントを、わかりやすくまとめてみましたので、どうぞ最後までチェックしてみてください!

 

今回はエリカについてのポイント、

①エリカの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②エリカの画像(写真)!
③エリカの開花時期や季節はいつ頃なの?
④エリカの苗の植え付けのポイントは?
⑤エリカの地植え(花壇)のポイントは?
⑥エリカの植え替えのポイントは?
⑦エリカの寄せ植えの仕方!
⑧エリカの剪定(切り戻し)のポイントは?
⑨エリカの増やし方!
⑩エリカの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
⑪エリカのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
⑫エリカの花言葉はなに?
⑬エリカは英語でなんていうの?
⑭エリカの種類や品種は何があるの?

 

以上14個の点についてお伝えします。

まずはエリカの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

エリカの育て方は?

 

エリカは、樹高2m以上にもなる高性種から、地を這うように伸びる這性種など、育ち方は品種によってさまざまです。

 

寒さに弱い品種や、矮性種などは鉢植えで育てるのがおすすめ。

高性種は地植えにして、のびのび育てましょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、エリカが好む環境についてお伝えします!

 

エリカの育て方!環境はどうする?

 

エリカは、日当たりがよく風通しのよい場所が適しています。

 

高温多湿が苦手なので、夏は直射日光を避けた、涼しい半日陰で管理してください。

 

 

品種の原産国は大きく2つに分けられ、南アフリカ産とヨーロッパ産で、適した環境が異なります。

 

南アフリカ原産種は寒さにやや弱いので、暖地以外では鉢植えにして、冬は室内で管理するのがよいでしょう。

品種によってはマイナス8℃くらいまで耐えるものもあります。

 

ヨーロッパ原産種の耐寒性はマイナス15℃まで耐えられるので寒さに強く、暑さに弱い品種が多くあります。

寒冷地の花壇へ植えたい場合は、ヨーロッパ原産種がおすすめです。

 

最初のポイントは「用土」選びにあります。

次は、エリカに適した用土についてお伝えします!

 

エリカを育てる際の適した用土は何?

 

水はけのよい酸性土壌を好みます。

 

市販の培養土を利用する場合は「草花用」に、ピートモスや鹿沼土を混ぜ込んで使いましょう。

配合する場合は「鹿沼土7:ピートモス3」がおすすめです。

庭土には植え付け前に、ピートモスを加えてよく混ぜ込んでおきます。pH値は5.5~6.5が理想的です。

 

これらの用土に元肥を加えて植え付けしましょう。

元肥には次のようなものを使います。

 

次は、エリカに必要な肥料についてお伝えします!

 

エリカの育て方!肥料はどうする?

 

元肥として緩効性肥料を用土によく混ぜ込んで使いましょう。

追肥は春から秋(4~11月)に、月1~2回を目安に液体肥料を与えます。

 

9月上旬頃に固形肥料を与えると、花芽の付きがよくなりますが、過肥にならないように注意しましょう。

開花中は肥料を止めて管理します。

地植えの水分管理はむずかしくありませんが、鉢植えでは「〇〇」に注意が必要です。

 

では次は、エリカの水やりポイントについてお伝えします!

 

エリカを育てる際の水の量はどうする?

 

乾燥し過ぎても、湿度が高すぎても枯れてしまいます。

 

土の表面が乾いてから、たっぷり水やりを行いましょう。

鉢植えは水切れを起こしやすいので、土の様子をこまめにチェックしてあげてください。

 

地植えでは、植え付けから根付くまでのあいだは水やりを行います。

しっかりと根が張れば、降雨のみで育てられます。多湿になりやすいので注意しましょう。

 

以上で基本的なエリカの育て方については終わりです。

次はエリカの画像(写真)をご紹介します!

 

エリカの画像(写真)!

 

 

ツツジ科エリカ属の常緑性植物で、高木から低木まで樹高はさまざまです。

樹高1m以下の品種が多くあります。

 

 

葉茎を中心に円を描くように葉がつくのが特徴です。

 

 

葉の形は針状に細く短いので、花のほうがよく目立ちます。

 

 

花の咲き方も品種によってさまざまで、単独に咲くもの、穂状、総状、散形状などがあります。

 

 

そんなエリカの花が咲くのは、どの季節なのでしょうか?

次はエリカの開花時期や季節についてお伝えします!

 

エリカの開花時期や季節はいつ頃なの?

 

エリカは秋から春に咲く花で、開花時期は12~3月です。

 

品種によって、冬咲き、春咲き、夏咲きがあるので品種をよく確認してくださいね。

 

 

花色は赤、ピンク、白、混色など。

花の形状も豊富で、球状、筒形、つぼ型などがあります。

 

エリカの苗を購入するときは、しっかりと品種を確認することが大きなポイントです。

苗を選ぶときは、つぼみが膨らんで大きいこと、もしくは開花している株を選びましょう。

 

次はエリカの苗の植え付けのポイントについてお伝えします!

 

エリカの苗の植え付けのポイントは?

 

 

ほとんどの品種は鉢植えがよいとされています。

エリカの植え付けに適した時期は、4~5月です。

 

苗を買ってきたら、やさしく根をほぐして植え付けします。

肥料はしっかりと根付いてから開始してください。

 

「ジャノメエリカ」は日本で育てやすい品種として知られており、暖地では地植えで育てることもできます。

 

次はエリカの地植え(花壇)のポイントについてお伝えします!

 

エリカの地植え(花壇)のポイントは?

 

地植えにする場合はヨーロッパ原産種または、アフリカ原産種の「ジャノメエリカ」を選びましょう。

 

 

エリカは寒さに強く高温に弱いので、夏は直射日光を遮光して涼しい環境をつくってあげることがポイントです。

 

耐寒性がある品種でも、寒風には当てないほうがよいでしょう。

乾燥と寒さで枯れの原因になってしまいます。

 

エリカは細かい根をたくさん出して育つので、鉢植えの場合は定期的な植え替えが必要になります。

ではどの時期に行うのがよいのでしょうか?

 

次はエリカの植え替えのポイントについてお伝えします!

 

エリカの植え替えのポイントは?

 

エリカの植え替えは1~2年に1回を目安に、4~5月に行いましょう。

 

古い土と傷んだ根を取って、一回り大きな鉢と新しい土に植え替えします。

 

地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

しっかりと根が張った株を掘り起こすと、新しい場所に根付きにくいので移植は避けたほうがよいでしょう。

 

矮性種は樹高30㎝以下なので、寄せ植えなどのアレンジにおすすめです。

次はエリカの寄せ植えの仕方についてお伝えします!

 

エリカの寄せ植えの仕方!

 

 

背の高いエリカを中心に置き、外側に向かって中段、下段となるようにほかの植物を植えていきましょう。

 

品種によって開花時期が異なるので、開花時期は関係なく、酸性土壌で育てられ多湿を苦手とする植物をご紹介したいと思います。

 

一緒に植える植物は「ペチュニア」「バコパ」「カモミール」「コスモス」「キンギョソウ」などがおすすめです。

 

強い酸性土壌ではなく、中性~弱酸性に調整してください。

どの植物も「蒸れ」に弱いので、水のあげ過ぎに注意して、花がらや傷んだ葉は早めに取り除くようにすると、長く寄せ植えを楽しめます。

 

毎シーズンたくさんの花を咲かせるためには、定期的に切り戻しを行いましょう。

次はエリカの剪定(切り戻し)のポイントについてお伝えします!

 

エリカの剪定(切り戻し)のポイントは?

 

枝先に花が咲くタイプの品種は、花が咲き終わった枝を半分以下に切り詰めます。

株全体に花がつく品種は、すべての花が終わったら、全体を3分の2~半分ほどに切りましょう。

 

 

基本は自然樹形で育てられるので、こまめな剪定は必要ありません。

花がら摘みで整える程度にしましょう。

 

剪定で落とした枝を利用して、エリカの株を増やすことができるんです。

次はエリカの増やし方についてお伝えします!

 

エリカの増やし方!

 

 

エリカは「挿し木(挿し芽)」で増やすことができます。

 

挿し木は一度に複数の株をつくることができます。

発根には少し時間がかかりますが、やり方は簡単なのでぜひ挑戦してみてくださいね。

 

では挿し木のやり方を詳しくご紹介したいと思います。

次はエリカの挿し木(挿し芽)のやり方についてお伝えします!

 

エリカの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

 

エリカの挿し木に適した時期は、5~7月です。

 

先端から10~15㎝ほどにカットして、切り口を水に浸けておきます。

水揚げが終わったら、切り口を斜めにカットして発根促進剤を塗ります。

 

湿らせた鹿沼土単用に枝を挿したら、ビニールをかぶせて乾燥を防ぎましょう。

明るい日陰で管理し、土が乾燥する前に水やりを行ってください。

 

本葉が大きくなるまで育ったら、鉢植えなどに定植させます。

 

強い乾燥や多湿によって枯れてしまいますが、ほかにも病気や害虫の被害によって枯れてしまうこともあります。

 

次はエリカのかかりうる病気や害虫の対策方法についてお伝えします!

 

エリカのかかりうる病気や害虫の対策方法は?

 

エリカがかかりうる病気には「立枯病」があります。

 

長雨の多湿でかかりやすい病気で、感染すると茎に水が染みたようになり、やがて腐って枯れてしまいます。

幼苗期に感染するのを予防することがポイントになるので、植え付け後に薬剤を散布して感染を予防しましょう。

 

 

害虫は「カイガラムシ」に注意してください。

 

カイガラムシは大量発生し、成虫になると殺虫剤も効きづらくなります。

幼虫時期の5~9月に、専用の殺虫剤で防虫しましょう。

成虫がいたらブラシや割りばしなどを使って、こすり落として駆除してください。

エリカには全体の花言葉とは別に、色別の花言葉もあるんですよ。

次はエリカの花言葉についてお伝えします!

 

エリカの花言葉はなに?

 

エリカの花言葉は「孤独」「寂しさ」「裏切り」です。

ほかの植物がない荒野で孤独に咲く姿が花言葉の由来になっています。

 

 

色別の花言葉は次のようなものがあります。

 

・白花「幸福な愛」「寂寞(せきばく)」

・紫花「閑静」

 

もしもエリカを贈り物にしたい場合は、明るい花言葉がある「ジャノメエリカ」がおすすめです。

 

 

ジャノメエリカの花言葉は「幸運」「博愛」「希望」「優美」です。

 

荒野にさく姿は英名の由来にもなっています。

次はエリカの英名についてお伝えします!

 

エリカは英語でなんていうの?

 

エリカは英語では「Heath(ヒース)」と呼びます。

「荒野」という意味があり、ヨーロッパでは荒野に多く咲いているため、このような名前がつけられました。

 

 

「Erica(エリカ)」は学名です。

由来にはギリシャ語の「ereike(砕く)」や、ラテン語の「eric(ほうき)」が語源となっているなど諸説あります。

 

エリカ属には世界に600以上の種類があり、園芸品種も多く改良されています。

一部ですがご紹介したいと思います。

 

次はエリカの種類や品種についてお伝えします!

 

エリカの種類や品種は何があるの?

 

エリカは大きく「春咲き」「夏咲き」「冬咲き」に分けられ、次のような種類があります。

 

・春咲き

「エリカ・アルボレア」

アフリカの北東部に自生する種類で、樹高5mほどになる常緑中木です。

花の形は鐘形で甘い芳香があります。

基本的な耐寒温度はマイナス5℃前後で、マイナス18℃まで耐えられる品種もあります。

 

・夏咲き

「エリカ・テトラリクス」

ヨーロッパに自生する種類で、シルバーグリーンの細い葉が特徴の品種です。

花はつぼ形で淡いピンク色をしています。

耐寒性が高く、マイナス30℃くらいまで耐えることができます。

 

「エリカ・マッカイアナ」

西アイルランドなどに自生する種類で、沼地など湿気のある場所を好みます。

樹高は30㎝ほどで、寒さもマイナス12℃くらいまで耐えることができます。

・冬咲き

 

「エリカ・カルネア」

ヨーロッパの高山などに自生する種類で、矮性の常緑低木です。

最も耐寒性に優れた種で、マイナス34℃まで耐えることができます。

 

 

育てやすい品種には次のようなものがあります。

 

「ジャノメエリカ」

樹高2mほどの常緑低木で、ピンクの花色の中心に、黒い葯(雄しべの先にある花粉が入った袋のこと)が名前の由来になっています。

日本の気候によく合うので育てやすい品種です。

 

「クリスマスパレード」

冬咲き品種で12~4月にピンクや紅色の筒状の花を咲かせます。

樹高は30~100㎝ほどで、育てやすさから人気の品種です。

 

「スズランエリカ」

3~4月に小さな白い花を、1つの枝の先端に3輪咲かせます。分岐が多いので一面に白い花が咲く様子が美しい品種です。

冬でも屋外で育てられますが、強い霜や乾燥に注意が必要です。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

  • オススメ記事

シバザクラの育て方等はこちらをご覧下さい。

アグロステンマの育て方等はこちらをご覧ください。

イカリソウの育て方等はこちらをご覧ください。

 

エリカのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは14個ありました。

覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!

 

①エリカの育て方(環境、土、肥料、水やり)

日当たりがよく風通しのよい場所が適しています。

水はけのよい酸性土壌で育てましょう。

元肥として緩効性肥料を使います。

追肥は春から秋(4~11月)に、月1~2回を目安に液体肥料を与えてください。

土の表面が乾いてから、たっぷり水やりを行いましょう。

鉢植えは水切れに注意して、地植えは植え付けから根付くまでのあいだは水やりを行います。

 

②エリカの画像(写真)!

エリカの画像をご紹介しました。

鮮やかな花の写真をぜひチェックしてみてください!

 

③エリカの開花時期や季節はいつ頃なの?

エリカは秋から春に咲く花で、開花時期は12~3月です。

品種によって、冬咲き、春咲き、夏咲きがあります。

 

➃エリカの苗の植え付けのポイントは?

植え付けに適した時期は、4~5月です。

苗を買ってきたら、やさしく根をほぐして植え付けします。

 

⑤エリカの地植え(花壇)のポイントは?

地植えにする場合はヨーロッパ原産種または、アフリカ原産種の「ジャノメエリカ」を選びましょう。

寒さに強く高温に弱いので、夏は直射日光を遮光して、なるべく涼しい環境をつくってあげることがポイントです。

 

⑥エリカの植え替えのポイントは?

鉢植えは1~2年に1回を目安に、4~5月に行いましょう。

古い土と傷んだ根を取って、一回り大きな鉢と新しい土に植え替えします。

 

⑦エリカの寄せ植えの仕方!

背の高いエリカを中心に置き、外側に向かって中段、下段となるようにほかの植物を植えていきましょう。

一緒に植える植物は「ペチュニア」「バコパ」「カモミール」「コスモス」「キンギョソウ」などがおすすめです。

強い酸性土壌ではなく、中性~弱酸性に調整してください。

 

⑧エリカの剪定(切り戻し)のポイントは?

枝先に花が咲くタイプの品種は、花が咲き終わった枝を半分以下に切り詰めます。

株全体に花がつく品種は、すべての花が終わったら、全体を3分の2~半分ほどに切りましょう。

 

⑨エリカの増やし方!

エリカは「挿し木(挿し芽)」で増やすことができます。

 

⑩エリカの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

挿し木に適した時期は、5~7月です。

枝の先端から10~15㎝ほどにカットして、切り口を水に浸けておきます。

水揚げが終わったら、切り口を斜めにカットして、発根促進剤を塗りましょう。

湿らせた鹿沼土単用に枝を挿して、乾燥しないようにビニールをかぶせておきます。

明るい日陰で管理し、土が乾燥する前に水やりを行ってください。

 

⑪エリカのかかりうる病気や害虫の対策方法は?

エリカがかかりうる病気には「立枯病」があります。

植え付け後に薬剤を散布して感染を予防しましょう。

害虫は「カイガラムシ」に注意してください。

幼虫時期の5~9月に、専用の殺虫剤で殺虫・防虫しましょう。

 

⑫エリカの花言葉はなに?

エリカの花言葉は「孤独」「寂しさ」「裏切り」です。

色別の花言葉は、白花「幸福な愛」「寂寞(せきばく)」、紫花「閑静」です。

 

⑬エリカは英語でなんていうの?

「Erica(エリカ)」は学名で、英語では「Heath(ヒース)」と呼びます。

 

⑭エリカの種類や品種は何があるの?

エリカは大きく「春咲き」「夏咲き」「冬咲き」に分けられ、次のような種類があります。

春咲き「エリカ・アルボレア」/夏咲き「エリカ・テトラリクス」「エリカ・マッカイアナ」/冬咲き「エリカ・カルネア」

育てやすい品種には「ジャノメエリカ」「クリスマスパレード」「スズランエリカ」などがあります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)