みなさんこんにちは。
今回は、ダイアンサスについてまとめていきたいと思います。
ダイアンサスは、ナデシコ科ナデシコ属に属する植物です。
学名はDianthus hybridsで、常緑多年草です。
日本では、「ナデシコ(撫子)」の名で知られることが多く、秋の七草の1つとして日本の花のようにお思いの方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、原産地は、ユーラシアから南アフリカで世界中に様々な品種が分布しています。
今回はダイアンサスについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはダイアンサスの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ダイアンサスの育て方(栽培)は?
ダイアンサスは、半日以上日光が当たるところで育てましょう。
もともと、河川敷などに自生している植物なので、砂利混じりの場所や、石垣の上などでも育てることができます。
耐寒性は強いですが、霜には弱いので、当てないようにしてください。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ダイアンサスが好む環境についてお伝えします!
ダイアンサスの育て方!環境はどうする?
ダイアンサスは、日当たりと水はけのよい環境で育てましょう。
また、高温多湿を嫌う植物なので、風通しの良い場所を選ぶことも大切です。
次は、ダイアンサスに適した用土についてお伝えします!
ダイアンサスを育てる際の適した用土は何?
ダイアンサスは、水はけのよい肥沃な用土で育てましょう。
市販の培養土でも十分に育ちますが、鉢植えの場合は、鉢底石をきちんと入れて水はけのよい用土にしてください。
自分で配合して用土を作る場合は、赤玉土5腐葉土2川砂2の割合で混ぜた用土に、緩効性肥料を加えて育てましょう。
また、庭などに地植えする場合、ダイアンサスは酸性の土壌を嫌うので、苦土石灰を混ぜて1週間ほど放置した土を利用し、育ててください。
次は、ダイアンサスに必要な肥料についてお伝えします!
ダイアンサスの育て方!肥料はどうする?
ダイアンサスは、肥沃な土壌を好みます。
追肥をしたほうが花付きも良くなるので、開花中は月に2回、液体肥料を与えるか緩効性肥料を与えましょう。
四季咲きの品種の場合は、年間を通して追肥をしてください。
では次は、ダイアンサスの水やりポイントについてお伝えします!
ダイアンサスを育てる際の水の量はどうする?
ダイアンサスを地植えしている場合は、根付いてからは降雨のみで育ちます。
あまりにも日照りが続き、乾燥がひどい場合は水やりをしましょう。
乾燥状態を好む植物なので、水のやりすぎには注意してください。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をたっぷりと与えてください。
以上で基本的なダイアンサスの育て方については終わりです。
次はダイアンサスの写真をお見せします!
ダイアンサスの画像(写真)!
ダイアンサスには様々な品種がありますが、写真の品種はカワラナデシコと呼ばれる品種です。
別名、ヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼ばれ、秋の七草で食べられる品種で、日本各地に自生している代表品種です。
カワラナデシコは四季咲きではありませんが、その凛とした花姿は、万葉集で読まれるほど、昔から愛されています。
次は、ダイアンサスの開花時期や季節はいつ頃なのかをお伝えします。
ダイアンサスの開花時期や季節はいつ頃なの?
ダイアンサスの開花時期は、品種により様々です。
4月~8月が開花時期のものもあれば、四季咲きといって通年花が観られる品種もあります。
また、ダイアンサスはどのような品種でも、3年ほどで株が古くなり、生育が悪くなります。
そのような株は花付きが悪くなるので、挿し芽や種の採取をするなどして株の更新をしてあげてください。
次に、ダイアンサスの苗の植え付けのポイントをお伝えします。
ダイアンサスの苗の植え付けのポイントは?
ダイアンサスの苗の植え付けは、3月~4月又は、9月~10月に行いましょう。
植え付け方は、10㎝~15㎝ほど穴をあけて根をほぐしてから植え付けてください。
植え付けのポイントは、苗同士の間隔を15㎝~20㎝は取ることです。
株同士が密接していると風通しが悪くなり、蒸れて病害虫が発生することがあります。
間隔をきちんと開け、土を少し盛り上げておくと水はけも良くなります。
次は、ダイアンサスの寄せ植えの仕方をお伝えします。
ダイアンサスの寄せ植えの仕方!
ダイアンサスを寄せ植えするのであれば、四季咲きの品種を使用したほうが良いでしょう。
ダイアンサスは、品種によっては夏の暑さで枯れてしまうものもあります。
四季咲きの品種を選び、地面を覆うように育つ葉物の植物や、四季咲きのミニバラなどと寄せ植えをすると見栄えの良い寄せ植えになるでしょう。
また、手前に背丈の低いダイアンサスを植えて、奥に背丈が高い植物を植える寄せ植えの仕方もおすすめです。
次に、ダイアンサスの剪定(切り戻し)のポイントをお伝えします。
ダイアンサスの剪定(切り戻し)のポイントは?
ダイアンサスの剪定は、梅雨時期に行いましょう。
夏にかけて蒸れてくるので、草丈の低い品種なら株の半分くらいまで切り落とし、草丈が高い品種は、株元の近くから茎を切り落としましょう。
そうすることで、秋の花付きも良くなります。
マット状に広がるタイプのダイアンサスは剪定の必要はありません。
ただし、どのような品種であれ、枯れた花はこまめに摘み取ることは必要です。
次は、ダイアンサスの増やし方をお伝えします。
ダイアンサスの増やし方!
ダイアンサスは、挿し芽、種まき、株分けで増やすとができます。
しかし、種まきで増やす場合、自分で採取した種をまくと、親と異なる花が咲くことも多いです。
そのため、きちんと品種を選んで育てたい場合は、市販の種を使うか、挿し芽や株分けで増やすことをおすすめします。
また、ダイアンサスは連作障害があるので、植え替えをしたり、株を増やす際には土を新しいものに交換してください。
地植えの場合は植える場所も選び、一度栽培したことがある土には2年以上あけてから植えましょう。
次に、ダイアンサスの挿し芽のやり方はどうするのかをお伝えします。
ダイアンサスの挿し芽のやり方はどうするの?
ダイアンサスの挿し芽は、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
花芽の付いていない若い芽を切り取り、1時間ほど水に浸けておいてください。
そのあと、挿し木用土を入れた育成ポットに挿しましょう。
2~3週間ほどで根が成長するので、苗の植え付け方法と同じ方法で植え付けてください。
次は、ダイアンサスの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします。
ダイアンサスの種まき時期と種まきのポイントは?
ダイアンサスの種まきは、3月~4月又は、9月~10月に行いましょう。
発芽適温は20度前後で、発芽率も良く、まいてから5日~7日で発芽します。
用土は、市販の種まき用の用土か極小粒の赤玉土を使用し、種まきポットにまきましょう。
覆土は薄くし、深いところにまかないようにしてください。
発芽をしたら、本葉が2~3枚になるまで日陰で育て、水をきらさないように管理しましょう。
苗が大きくなってきたら、鉢や庭に植え付けて育ててください。
次に、ダイアンサスの株分けのやり方をお伝えします。
ダイアンサスの株分けのやり方は?
ダイアンサスを株分けする場合は、9月中旬~下旬に行いましょう。
株分けのやり方は、株の元気が良く芽吹きの多いものを選び、それぞれの株に2~3個芽が付くように分けてください。
しかし、ダイアンサスの根はあまり丈夫ではありません。
多年草ですが、古い株になると生育は衰えていくので、必ず元気な新しい株で分けるようにしましょう。
それでは次に、ダイアンサスの花言葉はなにかをお伝えします。
ダイアンサスの花言葉はなに?
ダイアンサスの花言葉は、「無邪気」・「純愛」です。
また、花色によって違う花言葉がそれぞれに付けられています。
ピンクのダイアンサスの花言葉は「純粋な愛」、赤は「純粋で燃えるような愛」、白は「器用」・「才能」です。
ここのような花言葉は、ダイアンサスを女性の姿に照らし合わせ、付けられたようです。
最後に、ダイアンサスの種類や品種は何があるのかをお伝えします。
四季咲きの種類はあるのでしょうか。
ダイアンサスの種類や品種は何があるの?四季咲きの種類は?
ダイアンサスは、世界に約300種類も分布しています。
ダイアンサスは、品種改良が盛んに行われる品種で、カーネーションもダイアンサスから品種改良されたものです。
しかし今では、カーネーションを除いたものを総称してダイアンサスと呼んでいます。
品種によっては暑さに弱いものもあり、通常なら多年草ですが、ビジョナデシコやセキチクといった品種は一年草扱いとされています。
(ビジョナデシコ)
また、ハマナデシコという日本原産の種類や、マット状に広がる性質のアムールナデシコ、八重咲きのケンジントンミックスなど、様々な種類と品種があります。
(ハマナデシコ)
四季咲きの品種には以下のようなものがあります。
①テルスター
セキチクとヒゲナデシコの種間雑種で、四季咲きの代表品種です。
様々な花色があり、育てやすい品種です。
②初恋
背丈が20㎝~80㎝と高く、花の色が白からピンクに変化しながら咲き、花付きのよい品種です。
③さくら
名前の通り、桜に似ている花姿のダイアンサスです。
花色も混じりのない桃色で、花弁のゆがみもない、人気の品種です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ダイアンサスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ダイアンサスの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ダイアンサスは、日当たりがよく、風通しの良い場所で育てましょう。
用土は、水はけのよいアルカリ性の土壌を使用し、開花時には追肥をしましょう。
ダイアンサスを地植えしている場合は、降雨のみで育ちます。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をたっぷり与えましょう。
②ダイアンサスの画像(写真)!
写真の品種はカワラナデシコと呼ばれる品種です。
別名、ヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼ばれ、秋の七草で食べられる品種で、日本各地に自生している代表品種です。
③ダイアンサスの開花時期や季節はいつ頃なの?
ダイアンサスの開花時期は、品種により様々です。
4月~8月が開花時期のものもあれば、四季咲きといって通年花が観られる品種もあります。
また、ダイアンサスはどのような品種でも3年ほどで生育が悪くなるので、株の更新をしてあげましょう。
④ダイアンサスの苗の植え付けのポイントは?
ダイアンサスの苗の植え付け時期は、3月~4月又は、9月~10月に行いましょう。
植え付けのポイントは、根をほぐしてから植え付け、苗同士の間隔を15㎝~20㎝は取ることです。
間隔をきちんと開け、土を少し盛り上げておくと水はけも良くなります。
⑤ダイアンサスの寄せ植えの仕方!
ダイアンサスを寄せ植えするなら、四季咲きの品種を選ぶことをおすすめします。
四季咲きのダイアンサスと、地を這う植物、四季咲きのミニバラを組み合わせるのも良いでしょう。
また、手前に背丈の低いダイアンサスを植え、後ろに背丈の高い植物を植えてもきれいです。
⑥ダイアンサスの剪定(切り戻し)のポイントは?
ダイアンサスの剪定は、梅雨時期に行いましょう。
草丈の低い品種なら株の半分くらいまで切り落とし、草丈が高い品種は、株元の近くから茎を切り落としましょう。
また、枯れた花はこまめに摘み取ることは必要です。
⑦ダイアンサスの増やし方!
ダイアンサスは、挿し芽、種まき、株分けで増やすとができます。
また、連作障害を起こす植物なので、植える場所や用土を変えてから植え付けましょう。
⑧ダイアンサスの挿し芽のやり方はどうするの?
ダイアンサスの挿し芽は、4月~6月又は9月~10月に行いましょう。
花芽の付いていない若い芽を切り取り1時間ほど水に浸けたあと、挿し木用土を入れた育成ポットに挿してください。
その後、2~3週間ほどで根が成長するので、苗の植え付け方法と同じ方法で植え付けてください。
⑨ダイアンサスの種まき時期と種まきのポイントは?
ダイアンサスの種まきは、9月~10月に行いましょう。
用土は、市販の種まき用の用土か極小粒の赤玉土を使用しましょう。
覆土は薄くし、深いところにまかないようにしてください。
⑩ダイアンサスの株分けのやり方は?
ダイアンサスを株分けする場合は、9月中旬~下旬に行いましょう。
株分けのやり方は、株の元気が良く芽吹きの多いものを選び、それぞれの株に2~3個芽が付くように分けてください。
⑪ダイアンサスの花言葉はなに?
ダイアンサスの花言葉は「無邪気」・「純愛」です。
また、花色によって違う花言葉がそれぞれに付けられています。
ピンクのダイアンサスの花言葉は「純粋な愛」、赤は「純粋で燃えるような愛」、白は「器用」・「才能」です。
⑫ダイアンサスの種類や品種は何があるの?四季咲きの種類は?
ダイアンサスは、世界に約300種類も分布しています。
四季咲きの品種としては、テルスター、初恋、さくらなどが挙げられます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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