今回はノースポールの育て方のポイントにあわせて、種まきや花言葉などをご紹介したいと思います。
丈夫で育てやすい花なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめですよ!
鉢植えや花壇、寄せ植えなど、さまざまな楽しみ方ができるのですが、ひとつだけ欠点が…
このあと詳しくお伝えします!
以上15個の点についてお伝えします。
まずはノースポールの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ノースポールの育て方(栽培方法)は?
ノースポールは丈夫な性質をもつ草花なので、むずかしい管理は必要ありません。
ポイントをあげるとすれば「日当たり」ではないでしょうか。
花壇と鉢植え、どちらで育てる場合も「日当たり」を確認しましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ノースポールが好む環境についてお伝えします!
ノースポールの育て方!環境はどうする?
日当たりと風通しのよい場所が適しています。
日照不足になると、茎が徒長して下葉が枯れてしまう原因になることも。
鉢植えにした場合も、なるべく屋外に置いて、よく日に当てて育てましょう。
寒さと乾燥に強いのが、ノースポールの特徴です。
反対に、高温多湿に弱いので、夏に枯れる一年草として扱われます。
草丈が低く開花時期が長いので、鉢植えや寄せ植えにおすすめです。
ノースポールは丈夫な花なので、用土を選ばずに育ちます。
〇〇な土に植えることで、さらに育てやすくなりますよ。
次は、ノースポールに適した用土についてお伝えします!
ノースポールを育てる際の適した用土は何?
ノースポールは、水はけのよい土を好みます。
鉢植えには、市販の草花用培養土を使いましょう。
配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:川砂1」がおすすめです。
庭土には、腐葉土や堆肥をよく混ぜこみます。
用土に元肥を加えて、植え付けしてください。
開花中はエネルギーを多く使います。
肥料を切らさないようにしましょう。
次は、ノースポールに必要な肥料についてお伝えします!
ノースポールの育て方!肥料はどうする?
鉢植えも庭植えも、肥料の与え方は同じです。
元肥には緩効性化成肥料を使います。
追肥は10~5月のあいだ月1~2回を目安に、1000倍に希釈した液肥を与えましょう。
固形肥料を使う場合は1~2カ月に1回、株元に置き肥します。
ノースポールは「過湿」にならないように、注意してください。
ただし強すぎる乾燥にも、気をつけなければいけません。
では次は、ノースポールの水やりポイントについてお伝えします!
ノースポールを育てる際の水の量はどうする?
表土が乾きはじめたら、たっぷり水を与えます。
冬は乾燥気味に管理してください。
表土が乾燥してから、2~3日後に水やりしましょう。
庭植えの場合は、降雨で育てます。
日照りが続いて土が強く乾燥しているときは、水をあげてください。
以上で基本的なノースポールの育て方については終わりです。
次はノースポールの特徴についてお伝えします!
ノースポールの特徴は?
一重咲きの白い花びらと黄色い花芯が、見た目の特徴です。
花色は白のみで、葉の縁はギザギザとしていて、茎に互い違いに生えています。
「ノースポール」とは、サカタのタネが改良した「レウカンセマム・パルドサム種」の園芸品種を指す商品名でした。
しかし現在では、レウカンセマム種の代名詞となっています。
キク科の一年草である「パルドスム種」も、ノースポールと呼ばれることがあるんですよ。
ノースポールの最大の特徴といえば「香り」ではないでしょうか。
この「香り」が、ノースポール唯一の欠点です。
可愛らしい見た目に似合わず香りは強烈で、ほとんどの方が「不快な臭い」と感じます。
種から育つと、香りは強くなる傾向があるようです。
そんなノースポールの花は、次の時期に見ることができます。
次はノースポールの花期や開花時期についてお伝えします!
ノースポールの花期や開花時期はいつ頃なの?
ノースポールの開花時期は、暖地では12~5月とかなり長め。
寒冷地では3~6月に開花となります。
寒さに強いノースポールですが、寒さの厳しい地域では、開花が遅れるようです。
開花の時期が「花言葉」の由来にもなっているんですよ。
後ほど詳しくお伝えしますね!
ではノースポールの花を画像でチェックしてみましょう!
次はノースポールの画像をお見せします。
ノースポールの画像!
花の色は白のみ。
同属の花に、黄色い花が咲く「ムルチコーレ」という種類もあります。
花径は2~3㎝と小さく、白い部分は「舌状花」黄色い部分は「筒状花」と呼ばれます。
草丈も20~30㎝と低めなので、鉢植えで育てやすいサイズ。
もちろん花壇にもおすすめです。
ノースポールの苗は1株200円前後で販売されています。
苗を購入したら、植え付けしてみましょう。
次はノースポールの苗の植え方についてお伝えします!
ノースポールの苗の植え方は?
植え付けは、3~4月または10~12月が適期です。
庭植えは植穴を掘り返して、土をやわらかくしておきます。
複数株植える場合の株間は、15~20㎝ほど。
鉢植えは、底石を敷いて水はけをよくしましょう。
4~5号鉢に1株が目安です。
プランターに植えるなら、60㎝の大きさで3~5株を目安にしてください。
根がつまっている場合は、かるくほぐしてから植え付けすると、根付きがよくなりますよ。
「ノースポールをうまく育てられない」とお悩みの方。
次のような注意点をチェックしてみてください!
鉢植え、花壇それぞれの注意点をまとめてみました。
次はノースポールの鉢植えや花壇で育てる注意点についてお伝えします!
ノースポールの鉢植えや花壇で育てる注意点は?
ノースポールを育てる際、鉢植えと花壇、共通のポイントは次のふたつです。
・日当たりのよい場所で育てること
・水はけのよい土で育てること
それぞれの注意点を詳しくみてみましょう。
「鉢植えの場合」
多湿で根腐れを起こしやすいので、土の状態をよく観察してください。
水切れにもなりやすいので、土が乾きはじめたら、早めに水やりをします。
冬は室内のよく日の当たる場所で管理しましょう。
「花壇の場合」
水はけの悪い土は、土壌改良を行ってください。
長く雨に当たると、茎が倒れてしまう場合があります。
雨除けをするか、植え付け場所に、軒下や木陰を選ぶのもいいかもしれません。
暖地でも冬に3℃を下回る場合は、株元にマルチングをして、寒さ対策をしましょう。
ノースポールは、摘芯や花がら摘みをしてあげることで、花付きがよくなります。
切り戻しを行う場合は、次のときに行ってください。
次はノースポールの切り戻し(剪定)のやり方についてお伝えします!
ノースポールの切り戻し(剪定)のやり方は?
苗が10㎝ほどまで育ったら摘芯して、わき芽を増やします。
こうすることで、見た目がこんもりとして、しっかりした苗に育てることができます。
花がら摘みはこまめに行いましょう。
花がしぼんだら、わき芽の上で切り取ってください。
種を採る場合は、初夏の最後に咲いた花を残すと、株の消耗を抑えることができますよ。
3~4月頃に草丈が伸びすぎているようなら、全体の半分ほどに切り戻して、高さを調整しましょう。
頻繁な切り戻しは、花が咲きにくくなってしまうことも。
開花中に1回程度を目安に行いましょう。
植物を鉢植えで育てる場合は、「植え替え作業」が必要になりますよね。
ノースポールの場合は植え替えが必要なんでしょうか?
次はノースポールの植え替え時期についてお伝えします!
ノースポールの植え替えの時期はいつ?
一年草として育てるため、基本的には植え替えは必要ありません。
植え替えをするなら、寒冷地で花壇栽培している場合です。
冬の間は鉢植えで管理して、あたたかくなったら花壇に移すときにだけ植え替えをします。
開花鉢を購入した場合に、鉢底から根が出ているような場合は、一回り大きな鉢に植え替えしてあげましょう。
ノースポールは暖地と寒冷地で、開花時期が少し異なります。
こうしたことも含めて、開花時期のなるべく近いものと、寄せ植えをつくってみましょう!
次はノースポールの寄せ植えのポイントについてお伝えします。
ノースポールの寄せ植えのポイントは?
ノースポールと生育環境と開花時期が、似ている植物を選びます。
「パンジー」「ビオラ」「デージー」などがおすすめです。
冬~早春に咲く花を選ぶのもいいですね。
「ナノハナ」「アザレア」などもおすすめです。
ノースポールは、こんもりとした花姿が特徴なので、鉢の縁面や外側に植えると、バランスがよくなります。
寄せ植えは、花がら摘みをこまめに行い、通気性をよくしてあげましょう。
害虫の予防にもつながります。
ではその「害虫」にはどのようなものがあるのでしょうか?
次はノースポールがかかりうる病気や害虫の種類と対策についてお伝えします!
ノースポールがかかりうる病気や害虫の種類と対策は?
ノースポールは「アブラムシ」「ヨトウムシ」「ネキリムシ」に注意が必要です。
とくに「アブラムシ」がつきやすいので、防虫剤を散布しておくのもいいでしょう。
「ヨトウムシ」「ネキリムシ」は夜に地中から出てきて、茎や葉を食害します。
地中に専用の防虫剤を混ぜこんでおくと安心です。
夜に花壇や鉢植えなどをチェックして、見つけたらすぐに駆除してください。
枯れた葉や咲き終わった花をこまめに取り除くことも、害虫の予防につながります。
病気には強いので、心配はほとんどありません。
ノースポールは日本の夏に耐えることができないと言われています。
そのため「一年草」として育てられるのです。
夏越しさせたいと考えているのであれば、次のポイントをチェックしてみてください。
次はノースポールの夏越しのポイントについてお伝えします!
ノースポールの夏越しのポイントは?
花が終わるころに、花壇のものは鉢植えに植え替えしましょう。
風通しがよく涼しい、半日陰の場所で管理します。
鉢内が蒸れないように、水やりは土が乾いたら、夕方の時間帯に行ってください。
しかしこうした対策を行っても、ほとんど夏越しは失敗に終わってしまいます。
無理に夏越しさせるよりも、挿し木や種まきなどで増やした苗を、次のシーズンに楽しむ方が管理しやすいのでおすすめです。
切り戻しで落とした茎を使って、ノースポールの苗をつくってみましょう。
次はノースポールの挿し木(挿し芽)のやり方についてお伝えします!
ノースポールの挿し木(挿し芽)のやり方は?
ノースポールの挿し木(挿し芽)はどの時期でも行うことができます。
花のついていない茎を、先端から6~8㎝ほどにカットします。
先端の葉を数枚残して、あとはすべて取り除きましょう。
切り口を斜めに切ったら、2~3時間ほど水揚げをします。
赤玉土(小粒)に茎を挿して、土が乾燥しないように管理してください。
根がしっかりと張るまで育てたら、鉢や花壇に植え付けしましょう。
花後にできた種を採取して、種まきをしてみませんか?
花壇に植えている場合は、こぼれ種で増やすこともできますよ!
次はノースポールの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします。
ノースポールの種まき時期と種まきのポイントは?こぼれ種でも増えるの?
種まきは9中旬~9月下旬が適期です。
発芽温度15~20℃と、やや涼しい時期が好ましいです。
残暑が抜けた頃に行ってくださいね。
寒冷地では苗の凍結を防ぐために、3月下旬~5月上旬にまきます。
種まき箱またはポットまきにしましょう。
種まき用の土に種をまいたら、かるく覆土します。
明るい日陰の環境で、水を切らさないように底面給水で管理しましょう。
発芽後混みあっている部分を間引き、本葉2~3枚で育苗ポットに植え替えします。
このころから徐々に日に当てて慣らしていきます。
本葉6~8枚になったころに摘芯して、わき芽をたくさん増やしてから、冬前に定植してください。
花壇に植えている場合は、初夏の最後に咲いた花を残しておくと、種がこぼれ落ちます。
次のシーズンには新しい芽が出て、また花を咲かせてくれますよ。
ノースポールのように、白い花びらで中心が黄色い花は、ほかにもあります。
似たような花があると、「これはどっち?」と悩んでしまいますよね。
ノースポールと似ている花の特徴をみてみましょう。
次はノースポールに似た花についてお伝えします!
ノースポールに似た花はなにがある?
よく似た花には「マーガレット」があります。
ノースポールと同じ、キク科の草花です。
マーガレットは花びらと葉が細いのが、見分けるポイントです。
この2種の共通点は、見た目のほかに「ニオイがくさい」ということが、あげられます…
白花の「デージー」も見た目がそっくりです。
デージーは花茎が長く、花の近くには葉がつかないのが特徴です。
葉の先端は丸みを帯びていて、花の香りはほとんどないのが、見分けるポイントになります。
「スノーランド」はノースポールの品種で、花が大きく開花が10日ほど早いという特徴があります。
草丈がコンパクトになるように改良された品種なので、鉢植えなどにおすすめです。
「Northpole(ノースポール)」は、英語で「北極点」のことをさします。
開花した白い花が北極を連想させることが、名前の由来になっているんです。
では花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか?
次はノースポールの花言葉についてお伝えします!
ノースポールの花言葉はなに?
ノースポールの花言葉は「誠実」「冬の足音」「高潔」です。
12月頃に真っ白な花を咲かせて、冬の訪れを知らせてくれる様子から「冬の足音」という花言葉がつけられました。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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ノースポールのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①ノースポールの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりと風通しのよい場所が適しています。
水はけのよい土で育てましょう。
元肥には緩効性化成肥料を使います。
追肥は10~5月のあいだ月1~2回を目安に、1000倍に希釈した液肥を与えましょう。
表土が乾きはじめたら、たっぷり水を与えます。
冬は乾燥気味に管理してください。
②ノースポールの特徴は?
花色は白のみで、葉の縁はギザギザとしていて、茎に互い違いに生えています。
「香り」が、ノースポール唯一の欠点です。
可愛らしい見た目に似合わず香りは強烈で、ほとんどの方が「不快な臭い」と感じます。
③ノースポールの花期や開花時期はいつ頃なの?
開花時期は、暖地では12~5月とかなり長め。
寒冷地では3~6月に開花となります。
④ノースポールの画像!
ノースポールの花を画像でご紹介しました。
ぜひもう一度チェックしてみてくださいね!
⑤ノースポールの苗の植え方は?
植え付けは、3~4月または10~12月が適期です。
複数株植える場合は、株間を15~20㎝ほどあけます。
4~5号鉢に1株が目安です。
プランターに植えるなら、60㎝の大きさで3~5株を目安にしてください。
根がつまっている場合は、かるくほぐしてから植え付けすると、根付きがよくなりますよ。
⑥ノースポールの鉢植えや花壇で育てる注意点は?
鉢植えと花壇、共通のポイントは次のふたつです。
・日当たりのよい場所で育てること
・水はけのよい土で育てること
⑦ノースポールの切り戻し(剪定)のやり方は?
苗が10㎝ほどまで育ったら摘芯して、わき芽を増やします。
花がら摘みはこまめに行いましょう。
花がしぼんだら、わき芽の上で切り取ってください。
3~4月頃に草丈が伸びすぎているようなら、全体の半分ほどに切り戻して、高さを調整しましょう。
⑧ノースポールの植え替えの時期はいつ?
一年草として育てるため、基本的には植え替えは必要ありません。
⑨ノースポールの寄せ植えのポイントは?
ノースポールと生育環境と開花時期が、似ている植物を選びます。
「パンジー」「ビオラ」「デージー」「ナノハナ」「アザレア」などがおすすめです。
寄せ植えは、花がら摘みをこまめに行い、通気性をよくしてあげることがポイントです。
⑩ノースポールがかかりうる病気や害虫の種類と対策は?
ノースポールは「アブラムシ」「ヨトウムシ」「ネキリムシ」に注意が必要です。
とくに「アブラムシ」がつきやすいので、防虫剤を散布しておくのもいいでしょう。
「ヨトウムシ」「ネキリムシ」は地中に専用の防虫剤を混ぜこんでおくと安心です。
夜に花壇や鉢植えなどをチェックして、見つけたらすぐに駆除してください。
枯れた葉や咲き終わった花をこまめに取り除くことも、害虫の予防につながります。
病気の心配はほとんどありません。
⑪ノースポールの夏越しのポイントは?
花が終わるころに、花壇のものは鉢植えに植え替えしましょう。
風通しがよく涼しい、半日陰の場所で管理します。
鉢内が蒸れないように、水やりは土が乾いたら、夕方の時間帯に行ってください。
⑫ノースポールの挿し木(挿し芽)のやり方は?
花のついていない茎を、先端から6~8㎝ほどにカットします。
先端の葉を数枚残して、あとはすべて取り除きましょう。
切り口を斜めに切ったら、2~3時間ほど水揚げをします。
赤玉土(小粒)に茎を挿して、土が乾燥しないように管理してください。
⑬ノースポールの種まき時期と種まきのポイントは?こぼれ種でも増えるの?
種まきは9中旬~9月下旬が適期です。発芽温度は15~20℃。
寒冷地では3月下旬~5月上旬にまきます。
種まき用の土に、種をまいたらかるく覆土します。
明るい日陰の環境で、水を切らさないように管理しましょう。
本葉2~3枚で育苗ポットに植え替えします。
本葉が6~8枚になったころに摘芯して、わき芽をたくさん増やしてから、冬になる前に定植してください。
花壇に植えている場合は、初夏の最後に咲いた花を残しておくと、種がこぼれ落ちます。
次のシーズンには新しい芽が出て、また花を咲かせてくれますよ。
⑭ノースポールに似た花とは?
ノースポールによく似た花に「マーガレット」があります。
マーガレットは花びらと葉が細いのが、見分けるポイントです。
この2種の共通点は、見た目のほかに「ニオイがくさい」ということが、あげられます…
「スノーランド」はノースポールの品種で、花が大きく開花が10日ほど早いという特徴があります。
⑮ノースポールの花言葉はなに?
ノースポールの花言葉は「誠実」「冬の足音」「高潔」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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