みなさんこんにちは。
今回は、スノードロップについてまとめていきたいと思います。
名前の通り、真っ白な花を咲かせるスノードロップ。
マツユキソウと呼ばれることもあります。
スノードロップの育てる際の難易度は中級者向きで、鉢植え、花壇どちらでも育てることができます。
剪定や難しい管理は必要なく、球根植物の中では育てやすい品種です。
それでも中級者向きなのには、「ある時期」の管理がポイントになっているため。
その「ある時期」の管理の仕方や、花言葉や名前についてもご紹介します!
今回はスノードロップについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはスノードロップの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
スノードロップの育て方(栽培方法)は?
スノードロップは、土が高温になり過ぎたり、強い乾燥を嫌います。
花後には株元にワラでマルチングをしてあげると、高温と乾燥を予防することができます。
環境では「日当たり」と「水分量」に気を付けて育てましょう。
そしてスノードロップの栽培の大きなポイントは「休眠期」にあります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、スノードロップが好む環境についてお伝えします!
スノードロップの育て方!環境はどうする?
秋から春は、よく日の当たる場所が適しています。
夏は風通しのよい直射日光を避けた、半日陰の環境で管理しましょう。
夏の管理が大きなポイントです。
高温と強い乾燥に注意してください。
鉢植えの場合も屋外に出して、よく日に当ててあげます。
鉢植えと庭植え、それぞれに適した用土をチェックしておきましょう。
次は、スノードロップに適した用土についてお伝えします!
スノードロップを育てる際の適した用土は何?
スノードロップは水はけと通気性のよい土を好みます。
ほどよい保水性も必要です。
配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1」がおすすめ。
市販の球根用培養土でもよく育つので、使ってみてくださいね。
用土には元肥を混ぜて利用しましょう。
元肥にはどのようなものを使えばよいのでしょうか?
次は、スノードロップに必要な肥料についてお伝えします!
スノードロップの育て方!肥料はどうする?
元肥には、緩効性化成肥料を使います。
植え付けのときに、用土によく混ぜこんでおきましょう。
追肥は花後の4~5月頃に、週1回を目安に液肥を与えます。
この時期に肥料を与えることで球根が太って、来年花を咲かせるエネルギーになります。
過肥は逆効果です、あげ過ぎには注意してくださいね。
スノードロップは、夏の水やりがポイントになります。
では次は、スノードロップの水やりポイントについてお伝えします!
スノードロップを育てる際の水の量はどうする?
鉢の表土が乾いたら、たっぷり水やりを行いましょう。
球根は多湿に弱いので、土が乾いているのをしっかりと確認してください。
夏に葉が黄色く枯れ始めたら、休眠期に入った合図です。
夏のあいだは水やりを控えめにして管理します。
断水すると球根が枯れてしまうので、ときどき水やりを行う程度にしておきましょう。
以上で基本的なスノードロップの育て方については終わりです。
次はスノードロップの季節や開花時期についてお伝えします!
スノードロップの季節や開花時期はいつ頃なの?
スノードロップの開花時期は、2~3月の早春です。
この時期に花を咲かせることから、春を告げる花といわれています。
一本の花茎に一輪の白い花を、下向きに咲かせる姿が特徴的です。
そんなスノードロップの花を画像でご紹介したいと思います!
次はスノードロップの画像についてお伝えします。
スノードロップの画像!
夜や気温が低くなると、花を閉じます。
これは昼に吸収したあたたかい温度を、保温するためと考えられています。
外側に大きな花びらが3枚、内側に小さな花びらが3枚、計6枚の花びらでできています。
葉は細く上に向かって真っすぐ伸びるのが特徴です。
スノードロップの球根は、秋頃に購入することができます。
球根を植えるときは、次のようなポイントに注意してください。
次はスノードロップの球根の植え方についてお伝えします!
スノードロップの球根の植え方は?
スノードロップの球根の植え付け時期ですが、9~10月頃が適期です。
5号鉢に5~7球、花壇は株間を5㎝ほどあけて植えましょう。
かぶせる土の厚さは、鉢植えは1~2㎝ほど、庭植えは2~3㎝ほどです。
深植えにならないように注意してください。
植え付けから芽が出るまでは、半日陰の涼しい環境で育てましょう。
芽が出たら、よく日に当ててあげます。
スノードロップのような球根植物は、水耕栽培で育てることもできます。
水耕栽培にする場合は、まだ根が出ていない球根を使いましょう。
次はスノードロップを水耕栽培での育て方についてお伝えします!
スノードロップを水栽培での育て方は?
土に植えてある球根は、「土用」の根ができます。
水耕栽培にする場合は、水で発根させることが最初のポイントです。
球根の底面が少しだけ水に浸るようにします。
発根したら、根の4分の3くらいが水に浸るくらいに、水の量を減らします。
4~5日に1回を目安に水換えを行い、管理しましょう。
水は常にきれいな状態にしておくことが、重要なポイントになります。
鉢植えで育てる場合は、成長にあわせて管理する場所を変えてあげてください。
次はスノードロップを鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!
スノードロップを鉢植えで育てるポイントは?
発芽から開花までは、よく日の当たる場所で育てましょう。
花が咲き終わったら、半日陰の環境で育てましょう。
スノードロップの休眠期は「夏」です。
この時期は鉢内が多湿になると、球根が腐ってしまいます。
水やりは控えめにして、風通しのよい涼しい場所で保管しましょう。
強い乾燥もよくないので、球根は掘り返さずに、土に埋めたまま管理してください。
夏に球根を掘り返さなくてよいなら、ほかに管理は必要ないのでしょうか?
次はスノードロップは植えっぱなしでいいのかについてお伝えします!
スノードロップは植えっぱなしにしていていいの?
植え付けから3年くらいは、植えっぱなしで構いません。
鉢植えは、鉢内が球根でいっぱいになったら「植え替え」をします。
2~3年に1回が目安です。
庭植えは、子株が増えてきたら「分球」を行いましょう。
親株から子株を切り離したら、乾く前にすぐ植え付けをしてください。
分球は6月頃が適期です。
スノードロップは株間を大きくとる必要がないので、寄せ植えにもおすすめです。
次はスノードロップの寄せ植えのポイントについてお伝えします!
スノードロップの寄せ植えのポイントは?
生育環境(日当たり、土、水分量)と開花時期が近い植物と、寄せ植えをつくりましょう!
「ユキワリソウ」「フクジュソウ」などがおすすめです。
しぼんだ花は早めに摘み取りましょう。
傷んだ葉もこまめに取って、通気性をよくします。
スノードロップは株間をあけ過ぎると、すかすかとした印象になってしまいます。
ほかの植物よりも、間隔を詰めて植えることがポイントです。
スノードロップの学名は「Galanthus nivalis(ガランサス ニヴァリス) 」といいます。
「Galanthus」はギリシャ語で「乳のように白い花」
「nivalis」はラテン語の「雪(nivis)」が語源になっています。
では英語や和名では、なんと呼ばれているのでしょうか?
次はスノードロップの英名と和名についてお伝えします!
スノードロップは英語でなんていうの?和名も!
スノードロップはそのまま英語で「Snowdrop」といいます。
17世紀ころにドイツで流行した、涙型の真珠のイヤリングを「スノードロップ」と呼んでいました。
花の形がそのイヤリングに似ていることから、この名前が付けられたといわれています。
和名は「待雪草(マツユキソウ)」です。
雪の中でじっと春が来るのを待つような姿から、このような名前が付けられました。
スノードロップには勇気づけてくれる、とても清らかな意味をもった花言葉があります。
次はスノードロップの花言葉や誕生花についてお伝えします!
スノードロップの花言葉はなに?いつの誕生花なの?
スノードロップの花言葉は「希望」「なぐさめ」です。
アダムとイヴの伝説から、この花言葉が付けられたといわれています。
禁断の果実を食べてしまったアダムとイヴは、楽園から追放されてしまいました。
冬の寒さに耐えられず絶望するふたり。
それを見た天使が、雪をスノードロップの花に変えました。
「もうすぐ春がくるよ。絶望してはいけませんよ。」となぐさめ、希望を与えてくれたのでした。
カトリックでは、聖母マリアの清めの祭日(2月2日)に、飾られる花として知られています。
そのため教会などに植えてあることが多いんです。
スノードロップは、1月1日、1月7日、1月16日、2月2日、2月26日の誕生花です。
スノードロップの主な品種には、次のようなものがあります。
次はスノードロップの種類や品種についてお伝えします!
スノードロップの種類や品種はなにがあるの?
スノードロップは世界に約20種類が分布されています。
日本では主に、次の2種類が販売されています。
「ニヴァリス」
ヨーロッパでスノードロップは、この種をさします。
八重咲き品種で、内側の花びらの先端のみに緑色の斑が入っているのが特徴です。
「エルウェシー」
日本のスノードロップは、この種が一般的です。
内側の花びらの先端と付け根に、緑の模様がついているのが特徴です。
全体的に大きく、英語では「giant snowdrop(ジャイアントスノードロップ)」と呼ばれています。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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スノードロップのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①スノードロップの育て方(環境、土、肥料、水やり)
秋から春は、よく日の当たる場所が適しています。
夏は風通しのよい直射日光を避けた、半日陰の環境で管理します。
水はけと通気性のよい土で育てましょう。
元肥には、緩効性化成肥料を使います。
追肥は花後の4~5月頃に、週1回を目安に液肥を与えます。
鉢の表土が乾いたら、たっぷり水やりを行いましょう。
夏のあいだは水やりを控えめにして管理します。
断水すると球根が枯れてしまうので、ときどき水やりを行う程度にしておきましょう。
②スノードロップの季節や開花時期はいつ頃なの?
スノードロップの開花時期は、2~3月の早春です。
この時期に花を咲かせることから、春を告げる花といわれています。
③スノードロップの画像!
スノードロップの画像をご紹介しました。
ぜひチェックしてみてくださいね!
④スノードロップの球根の植え方は?
植え付けは9~10月頃が適期です。
5号鉢に5~7球、花壇は株間を5㎝ほどあけて植えましょう。
かぶせる土の厚さは、鉢植えは1~2㎝ほど、庭植えは2~3㎝ほどです。
深植えにならないように注意してください。
⑤スノードロップを水栽培での育て方は?
水耕栽培には、2つのポイントがあります。
・水で発根させること
・水は常にきれいな状態にしておくこと
4~5日に1回水換えをするようにしてください。
⑥スノードロップを鉢植えで育てるポイントは?
スノードロップの休眠期は「夏」です。
この時期は鉢内が多湿になると、球根が腐ってしまいます。
水やりは控えめにして、風通しのよい涼しい場所で保管しましょう。
⑦スノードロップは植えっぱなしにしていていいの?
植え付けから3年くらいは、植えっぱなしで構いません。
鉢植えは、鉢内が球根でいっぱいになったら「植え替え」をします。
庭植えは、子株が増えてきたら「分球」を行いましょう。
⑧スノードロップの寄せ植えのポイントは?
生育環境(日当たり、土、水分量)と開花時期が近い植物と、寄せ植えをつくりましょう!
「ユキワリソウ」「フクジュソウ」などがおすすめです。
しぼんだ花は早めに摘み取ることが、ポイントになります。
⑨スノードロップは英語でなんていうの?和名も!
スノードロップはそのまま英語で「Snowdrop」といいます。
和名は「待雪草(マツユキソウ)」です。
⑩スノードロップの花言葉はなに?いつの誕生花なの?
スノードロップの花言葉は「希望」「なぐさめ」です。
1月1日、1月7日、1月16日、2月2日、2月26日の誕生花です。
⑪スノードロップの種類や品種はなにがあるの?
日本では主に、「ニヴァリス」「エルウェシー」の2種類が販売されています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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