ハランは丈夫で育てやすいことから、庭を飾る植物として海外でも人気があります。
丈夫で育てやすく、初心者の方にもおすすめの植物です。
大きく上に向かって伸びる葉が特徴で、葉をきれいに保つためには、いくつかポイントがあります。
いつもは目立たない「ハランの花」についてと、花言葉などもご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください。
今回はハランについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずは、ハランの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ハランの育て方は?
ハランはある程度の耐寒性があるので、暖地では対策をしなくても、戸外で越冬することができます。
0度以下の環境では寒害を受けてしまいます。
雪の多い地域では鉢植えにして、冬は室内で管理しましょう。
ハランの深い緑の葉を維持するポイントは、これからお伝えする環境や水やりにあります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ハランが好む環境についてお伝えします!
ハランの育て方!環境はどうする?
ハランは、風通しのよい明るい日陰を好みます。
日陰でも育ちますが、太陽の光できれいな葉を作り、丈夫な株に育つことができるので、明るい場所で管理しましょう。
強い日光には弱いので、真夏の直射日光や西日が当たらない場所を選んでください。
「明るい日陰」でよく育つハランには、どのような用土が適しているのでしょうか?
次は、ハランに適した用土についてお伝えします!
ハランを育てる際の適した用土は何?
水はけと程よい保湿力がある、通気性のよい土が適しています。
市販の草花用培養土でもよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1」の割合がおすすめです。
庭植えの場合は、乾燥し過ぎる土には腐葉土などを混ぜこみ、粘土質の場合は川砂を混ぜて土壌改良を行ってください。
ハランは、ある程度の湿り気がある環境を好むので「程よい保水力」が用土のポイントです。
用土の準備が出来たら、次は肥料を用意しましょう。
次は、ハランに必要な肥料についてお伝えします!
ハランの育て方!肥料はどうする?
植え付けのときに「緩効性化成肥料」を用土に混ぜこんでおきます。
追肥は12~2月に、有機質肥料(油かすや鶏ふんなど)を施しましょう。
肥料をあげ過ぎると、株が弱くなってしまいます。
品種によって葉の斑が消えてしまう場合もあるので、過肥にならないように注意が必要です。
ハランが元気に育つためには「水」がとても重要です。
では次は、ハランの水やりポイントについてお伝えします!
ハランを育てる際の水の量はどうする?
土が乾いたら鉢底から出るくらい、たっぷり水やりをします。
秋頃から回数を減らしていき、冬は乾燥気味に管理しましょう。
土が乾いてから数日後に、水を与えるようにします。
湿気を好みますが、水のあげ過ぎは「根腐れ」の原因になります。
反対に、乾燥しやすい夏の季節には「水切れ」に注意が必要です。
いずれも、ハランの葉や土の状態をよく観察して、水やりを行いましょう。
以上で基本的なハランの育て方については終わりです。
次はハランの花と葉の特徴についてお伝えします!
ハランの花と葉の特徴は?
ハランの花は、つぼ形をした4cmほどの暗紫色をしており、3~5月に株元に咲きます。
普段は葉に隠れているので、あまり目立ちません。
花後には緑色の実がつき、この中に種が入っています。
ツヤのある大きな葉には、殺菌作用が含まれています。
料理の飾りなどにも使われ、よくお弁当に入っている「バラン」はハランのことです。
ハランはよく育つので、葉は50cm以上にもなります。
葉もこみ合ってくるので、剪定をして葉をすっきりさせましょう。
では次は、ハランの剪定方法についてお伝えします!
ハランの剪定方法(切り方)は?
剪定は夏以外の季節に行いましょう。
葉が多く重なっているところや、垂れ下がって地面についている葉を切り落とします。
切り落とした葉は、フラワーアレンジに使うのがおすすめです。
切り花と一緒に飾ったり、生け花や花束にも使えます。
枯れてしまった葉は、自然には落ちないので、切り取ってあげましょう。
枯れ葉は時期に関係なく、切り落として構いません。
「ハランを植えたいけどスペースがない!」という方のために、次はハランを鉢植えで育てるポイントについてお伝えします。
ハランを鉢植えで育てるポイントは?
鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので1~2年に1回、植え替えすることがポイントです。
斑入り品種は、きれいな模様を保つために、鉢植えで育てるのがおすすめです。
室内やベランダの明るい日陰で管理しましょう。
ハランは庭植えにすると手がかかりません。存在感もあるので、庭や花壇のアクセントになること間違いなしです。
次はハランを地植え(庭植え)で育てるポイントについてお伝えします!
ハランを地植え(庭植え)で育てるポイントは?
地植えにすることで、ほぼ降雨のみで育ちます。
何日も雨が降らずに、土が乾燥しているときは水やりを行ってください。
地植えの場合も定期的に株分けを行い、すっきりとした形を維持しましょう。
鉢植え、地植えどちらも、植え替えを行う場合は「時期」が大切です。
次は、ハランの植え替え時期やポイントについてお伝えします!
ハランの植え替え時期はいつ?ポイントは?
ハランの植え替えは、4~6月または9~10月が適期です。
優しく根をほぐして、古い土を3分の1ほど落とし、新しい土に植え替えをします。
鉢底から根が出ていたり、株がこみ合ってきたら植え替えのサインです。
植え替え時期と一緒に株分けなどを行い、ハランを増やすこともできます。
次は、ハランの増やし方についてお伝えします!
ハランの増やし方は?
ハランは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
種まきは、花後についた実から種を採取して、種まき用の土にまきます。
庭に直まきする場合は、まわりの雑草をしっかり抜くことがポイントです。
ハランの種は、雑草に栄養を取られやすいので、常にきれいにしておきましょう。
次はハランの株分けの方法についてお伝えします!
ハランの株分けの方法は?
ハランの株分けに適した時期は4~6月です。
大きく育った株を、3~6芽ずつに切り分けて、それぞれを新しい土に植え付けしましょう。
株分けは増やす目的だけでなく、古い株を元気にしたり、葉に害虫がつくのを予防する効果があります。
育てやすいハランですが、「気づいたら枯れていた」ということも多くあります。
ハランが枯れてしまう原因は何でしょうか?原因を知っておくことで、予防と対策ができます!
次はハランが枯れる原因と対策についてお伝えします。
ハランが枯れる原因と対策は?
ハランが枯れる原因に「葉焼け」があります。
直射日光を避け、真夏の西日にも注意しましょう。
「水切れ」「根腐れ」も考えられます。
適した水やりを行い、土が乾燥し過ぎたり蒸れるのを防ぎましょう。
他にも「寒害」があります。
寒い地域では、冬は室内で管理することをおすすめします。
「葉の先が枯れる」のは自然なことです。
古くなった葉は、先端から枯れていきます。枯れた葉は切り取って、新しい葉を育てましょう。
これからハランを育てる方のために、苗の価格などをご紹介します。
購入の際の参考にしてくださいね。
次はハランの苗の価格についてお伝えします!
ハランの苗の価格はどのくらい?どこで買えるの?
ハランは、ホームセンターや園芸店、ネット通販などで購入できます。
草丈が50~80cmの5号ポットで、1000~1500円で販売されています。
ハランという名前は、中国で「大きな蘭」を意味する「馬蘭(バラン)」から「葉蘭」になったと言われています。
では花言葉にはどのようなものが、あるのでしょうか?
次はハランの花言葉についてお伝えします!
ハランの花言葉はなに?
ハランの花言葉は「強い心」「強い意志」「平癒」です。
ハランは薬草として使われることから「平癒」という花言葉がつけられました。
ハランには、たくさんの園芸品種があります。
次はハランの種類や品種についてお伝えします!
ハランの種類や品種は何がある?
ハランが分類されるハラン属の種類は、80種以上です。
斑の入り方には、「縞斑、中斑、曙斑、星斑」などがあります。
主な品種には、この斑の名前が入った「シマハラン」「アサヒハラン」「ホシハラン」があります。
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ハランのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①ハランの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ハランは、風通しのよい明るい日陰を好みます。
日陰でも育ちますが、太陽の光できれいな葉を作り、丈夫な株に育つことができるので、明るい場所で管理しましょう。
水はけと程よい保湿力がある、通気性のよい土が適しています。
市販の草花用培養土でもよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1」の割合がおすすめです。
植え付けのときに「緩効性化成肥料」を用土に混ぜこんでおきます。
土が乾いたら、鉢底から出るくらい、たっぷりの水やりをします。
秋頃から回数を減らしていき、冬は乾燥気味に管理しましょう。
土が乾いてから数日後に、水を与えるようにします。
②ハランの花と葉の特徴は?
ハランの花は、つぼ形をした4cmほどの暗紫色をしており、3~5月に株元に咲きます。
葉に隠れているので、あまり目立ちません。
花後には緑色の実がつき、この中に種が入っています。
ツヤのある大きな葉には、殺菌作用が含まれています。
③ハランの剪定方法(切り方)は?
剪定は夏以外の季節に行いましょう。
葉が多く重なっているところや、垂れ下がって地面についている葉を切り落とします。
④ハランを鉢植えで育てるポイントは?
鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすいので、1~2年に1回植え替えすることがポイントです。
斑入り品種は、きれいな模様を保つために、鉢植えで育てるのがおすすめです。
⑤ハランを地植え(庭植え)で育てるポイントは?
地植えにすることで、ほぼ降雨のみで育ちます。
何日も雨が降らずに、土が乾燥しているときは水やりを行ってください。
地植えの場合も定期的に株分けを行い、すっきりとした形を維持しましょう。
⑥ハランの植え替え時期はいつ?ポイントは?
植え替えは、4~6月または9~10月が適期です。
優しく根をほぐして、古い土を3分の1ほど落とし、新しい土に植え替えをします。
鉢底から根が出ていたり、株がこみ合ってきたら植え替えのサインです。
⑦ハランの増やし方は?
ハランは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
⑧ハランの株分けの方法は?
株分けに適した時期は4~6月です。
大きく育った株を、3~6芽ずつに切り分けて、それぞれを新しい土に植え付けしましょう。
⑨ハランが枯れる原因と対策は?
ハランが枯れる原因に「葉焼け」があります。
直射日光を避け、真夏の西日にも注意しましょう。
「水切れ」「根腐れ」も考えられます。
適した水やりを行い、土が乾燥し過ぎたり蒸れるのを防ぎましょう。
他にも「寒害」があります。
寒い地域では、冬は室内で管理することをおすすめします。
「葉の先が枯れる」のは自然なことです。
古くなった葉は、先端から枯れていきます。枯れた葉は切り取って、新しい葉を育てましょう。
⑩ハランの苗の価格はどのくらい?どこで買えるの?
ハランは、ホームセンターや園芸店、ネット通販などで購入できます。
草丈が50~80cmの5号ポットで、1000~1500円で販売されています。
⑪ハランの花言葉はなに?
ハランの花言葉は「強い心」「強い意志」「平癒」です。
⑫ハランの種類や品種は何がある?
ハランが分類されるハラン属の種類は、80種以上です。
斑の入り方には、「縞斑、中斑、曙斑、星斑」などがあります。
主な品種には、この斑の名前が入った「シマハラン」「アサヒハラン」「ホシハラン」があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
物心ついた頃から庭で見かけていた葉蘭。
生花の先生をしていた叔母さんが植えたのよ。と母から聞いていました。
葉蘭は馬蘭とも言われてますが、私は馬蓮ときいていました。