ぷくぷくとした肉厚な葉が人気のある、冬型の多肉植物です。
種類が豊富で、植物とは思えない美しさから「生きる宝石」と呼ばれています。
半分まで割れた葉は、脱皮しながら成長します。
育てやすさは中級者向けですが、はじめての方でも上手に育てられるように、ポイントをわかりやすく、まとめてみました。
今回はリトープスについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはリトープスの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
リトープス(メセン)の育て方は?
リトープスは暑さに弱いので、夏の管理に注意しましょう。
冬型の多肉植物ですが、冬もある程度の温度が必要になります。
季節によって環境や、水やりの頻度を変えて育てましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、リトープスが好む環境についてお伝えします!
リトープスの育て方!環境はどうする?
リトープスを育てる環境は、春と秋は、風通しのよい日向が適しています。
夏は、風通しのよい日陰に置いて、雨が当たらない場所で管理してください。
暑い日に閉め切った部屋に置いておくと、溶けてしまいます。
長く家を空けるときは、ベランダなどに出してあげるとよいでしょう。
冬は、室内の日当たりのよい場所に置いて、温度は8℃以上を保つようにします。
多肉植物を育てるときは、鉢内に水分がたまり過ぎないようにすることが、上手に育てるポイントです。
用土は次のようなものが適しています。
次は、リトープスに適した用土についてお伝えします!
リトープスを育てる際の適した用土は何?
水はけのよい用土を選びましょう。
市販の多肉植物用の土でもよく育ちます。
配合する場合は「赤玉土2:鹿沼土2:腐葉土2:川砂2:パーライト1:くん灰1」がおすすめです。
肥料も季節に合わせて施す量を調整しましょう。
次は、リトープスに必要な肥料についてお伝えします!
リトープスの育て方!肥料はどうする?
春と夏は、肥料を与えずに育てます。
秋と冬は、緩効性固形肥料を2ヵ月に1回を目安に、置き肥しましょう。
液肥を使う場合は、1週間に1回を目安に施します。
環境が合っていると、リトープスは花を咲かせます。
花後の種を採取できたら、まいて育ててみましょう。
次はリトープスの種まきの時期と種まきのポイントについてお伝えします!
リトープスの種まきの時期と種まきのポイントは?
リトープスの種まきは10~11月が適期です。
花後の果実から種を採取したら、育苗箱や鉢に種まき用の土を入れて、種をまきます。
土は被せずに、発芽するまでは腰水で管理しましょう。
発芽後は、水はけと通気性のよい土に替えて、霧吹きで水分を管理してください。
約1年ほど育てて、ある程度大きくなったら、鉢に定植させます。
鉢内が多湿になると、最悪は枯れてしまうこともあります。
とくに「夏」の水やりには注意しましょう。
では次は、リトープスの水やりポイントについてお伝えします!
リトープスを育てる際の水の量はどうする?
夏は、リトープスの休眠期なので、乾燥気味に育てるのがポイントです。
1ヵ月に1~2回を目安に、葉水で管理しましょう。
夏の前後1ヵ月は、水やりの量を少なめにして、慣らしていきます。
春秋冬は土が乾いたら、たっぷりの水を与えましょう。
以上で基本的なリトープスの育て方については終わりです。
次はリトープスの花についてお伝えします!
リトープスはどんな花が咲く?開花時期はいつ頃?
リトープスの花は、葉の下に短い茎があり、葉の間から出てくるように咲くのが特徴です。
開花時期は10~1月で、白や黄、ピンク色の花を咲かせます。
菊のような形をしていることから、「イシコロギク」という別名もあります。
水はけのよい土で育てるリトープスですが、じつは水耕栽培で育てることもできるんです。
次はリトープスを水耕栽培で育てるポイントについてお伝えします!
リトープス(メセン)を水耕栽培で育てるポイントは?
リトープスの根の土を落として、きれいに水洗いします。
土用の根を、水耕栽培用の根に育てるために、根を短く切り詰めましょう。
ガラスの容器に、根の先が浸るくらいの水を入れます。
根元が水に浸ってしまうと、リトープスが呼吸できなくなってしまうので、水の量に注意してください。
水は傷みやすいので、常にきれいな水に変えてあげることが、上手に育てるポイントです。
一般的な植物は、根詰まりを防ぐために、定期的に植え替えをします。
ではリトープスの場合は、どのくらいの頻度で、植え替えすればよいのでしょうか?
次はリトープスの植え替えの時期とポイントについてお伝えします!
リトープスの植え替えの時期とポイントは?
リトープスは成長がゆっくりなので、2~3年に1度を目安に植え替えをします。
10~11月頃が適期です。
古い土を落として、傷んでいる根は取り除きましょう。
1~2週間くらい日陰で乾燥させて、新しい土に植え替えをします。
植え替えして、1週間ほど経ってから、徐々に水やりを行いましょう。
リトープスは「脱皮」することで有名です。
いつ、どのようなときに、起こるのでしょうか?
次はリトープスの脱皮についてお伝えします!
リトープスが脱皮する時期はいつ?
1年に1回春の時期に脱皮をします。
葉が萎れると中から新しい葉を出して、古い葉を脱いで脱皮するように成長します。
古い葉は、無理に剥がすと葉を傷つけてしまうので、自然と剥がれ落ちてから取り除きましょう。
成長が目に見えてわかるので、育てるのが楽しくなりますね。
しかし、成長不良を起こすと「徒長」して、脱皮がうまくできない場合があります。
次はリトープスの徒長についてお伝えします!
リトープスが徒長したらどうすればいいの?原因はなに?
リトープスが本来の形とは違って、異常に伸びてしまうことを「徒長」といいます。
徒長すると、脱皮がうまくできずに、新しい葉も出てこれなくなってしまいます。
原因として考えられるのが、11~12月の新葉が作られる時期に、水をあげ過ぎることです。
適した水やりを行っているのに、徒長したり葉がぶよぶよとしている場合は、根が傷んでいるのかもしれません。
その場合は、傷んでいる根を取り除いて、新しい土へ植え替えしてあげましょう。
新葉が中にあるのにうまく脱皮できず、徒長してしまった葉は、真ん中からやさしく割って、新葉を出してあげます。
新葉が成長して、古い葉は自然と剥がれ落ちたら取り除いてください。
さまざまな多肉植物を、寄せ植えにするのが人気です。
リトープスはどのようなものと、寄せ植えにすることができるのでしょうか?
次はリトープスの寄せ植えのポイントについてお伝えします!
リトープスの寄せ植えのポイントは?
リトープスは他の植物との寄せ植えには向いていません。
同じ冬型の多肉植物と、寄せ植えにするのがよいでしょう。
例えば「コノフィツム」や「リトープスの品種違いのもの」で作ると、管理がしやすいです。
種を採取するほかにも、次のような方法でリトープスを増やすことができます。
次はリトープスの増やし方についてお伝えします!
リトープスの増やし方はどうする?
リトープスは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
種まきのやり方は、「種まきのポイント」をご覧くださいね。
大きく育った株は、「株分け」をすることができます。
次はリトープスの株分けのやり方についてお伝えします!
リトープスの株分けのやり方は?
リトープスの株分けは植え替えの時期に合わせて行いましょう。
成長したリトープスは、根元に子株が出てきます。
葉を傷つけないように、根を付けた状態で子株を分けます。
1~2週間くらい日陰で乾燥させてから、それぞれを新しい土へ植え替えしてください。
無理に分けると傷がついて、成長不良を起こしてしまいます。
ある程度、分けやすい大きさに育ってから、行いましょう。
リトープスは観葉植物専門店や園芸店、ネット通販などで購入できます。
次はリトープスの販売価格や値段についてお伝えします!
リトープスの販売価格や値段はいくら?
リトープスは2cmほどのもので、500~1,000円で販売されています。
大きくなるにつれて、値段が上がります。
種が販売されていることもあり、10粒で800円ほどです。
「リトープス」という名前には、ギリシャ語の「Lithos(石)」と「ops(似た)」から「石に似た」という意味があります。
動物に食べられないように、石に似せた姿になったと考えられています。
では花言葉にはどのようなものが、あるのでしょうか?
次はリトープスの花言葉についてお伝えします!
リトープスの花言葉はなに?
リトープスの花言葉は「こよなき魅力」「用心深い」です。
豊富な種類と奥深い魅力から「こよなき魅力」が、石に似ていることから「用心深い」という花言葉がつけられたと言われています。
花言葉にもなっているように、リトープスにはとても多くの種類があるんです。
次はリトープスの種類についてお伝えします!
リトープスの種類は何があるの?
リトープスは改良品種も含めて200種近くあります。
世界中で人気があるため、今後も品種は増えていくと考えられています。
その中から一部をご紹介したいと思います。
「朱弦玉」
葉の色は灰褐色で、上部が朱色になるのが特徴です。
葉の高さは2~3cmほどになります。
「白花黄紫勲」
葉の色は黄緑色で、上部には模様が入っています。
割れ目の深い緑色が美しい品種です。
「紅大内玉」
葉が灰色の「大内玉」の葉変わり品種で、紅色の葉が特徴です。
「トップレッド」
葉の上部に、くっきりとした網目模様がある品種です。
葉の高さは1~5cmになります。
「ボルキー」
白や灰色の葉は表面がなめらかで、上部に濃い色のマーブル模様が入ります。
早咲きの品種で、開花時期は6~7月です。
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リトープスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①リトープスの育て方(環境、土、肥料、種まき、水やり)
春と秋は、風通しのよい日向が適しています。
夏は、風通しのよい日陰に置いて、雨が当たらない場所で管理してください。
冬は、室内の日当たりのよい場所に置いて、温度は8℃以上を保ちましょう。
配合する場合は「赤玉土2:鹿沼土2:腐葉土2:川砂2:パーライト1:くん灰1」がおすすめです。
春と夏は、肥料を与えずに育てます。
秋と冬は、緩効性固形肥料を2ヵ月に1回を目安に、置き肥しましょう。
種まきは10~11月が適期です。
育苗箱や鉢に種まき用の土を入れて、種をまきます。
②リトープスはどんな花が咲く?開花時期はいつ頃?
リトープスの花は、葉の下に短い茎があり、葉の間から出てくるように咲くのが特徴です。
開花時期は10~1月で、白や黄、ピンク色の花を咲かせます。
③リトープスを水耕栽培で育てるポイントは?
リトープスの根の土を落として、きれいに水洗いします。
土用の根を、水耕栽培用の根に育てるために、根を短く切り詰めましょう。
ガラスの容器に、根の先が浸るくらいの水を入れます。
根元が水に浸ってしまうと、リトープスが呼吸できなくなってしまうので、水の量に注意しましょう。
水は傷みやすいので、常にきれいな水に変えてあげることが、上手に育てるポイントです。
④リトープスの植え替えの時期とポイントは?
2~3年に1度くらいを目安に、植え替えをします。
10~11月頃が適期です。
古い土を落として、傷んでいる根は取り除きましょう。
1~2週間くらい日陰で乾燥させて、新しい土に植え替えをします。
植え替えして、1週間ほど経ってから、徐々に水やりを行いましょう。
⑤リトープスが脱皮する時期はいつ?
1年に1回春の時期に、葉が萎れると中から新しい葉を出して、古い葉を脱いで脱皮するように成長します。
古い葉は無理に剥がすと、葉を傷つけてしまうので、自然と剥がれ落ちてから、取り除きましょう。
⑥ リトープスが徒長したらどうすればいいの?原因はなに?
原因として考えられるのが、11~12月の新葉が作られる時期に、水をあげ過ぎることです。
適した水やりを行っているのに、徒長したり葉がぶよぶよとしている場合は、根が傷んでいるのかもしれません。
その場合は、傷んでいる根を取り除いて、新しい土へ植え替えしてあげましょう。
新葉が中にあるのにうまく脱皮できず、徒長してしまった葉は、真ん中からやさしく割って、新葉を出してあげます。
新葉が成長して、古い葉は自然と剥がれ落ちたら取り除いてください。
⑦リトープスの寄せ植えのポイントは?
リトープスは他の植物との寄せ植えには向いていません。
同じ冬型の多肉植物と、寄せ植えにするのがよいでしょう。
⑧リトープスの増やし方はどうする?
リトープスは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
⑨リトープスの株分けのやり方は?
植え替えの時期に合わせて行います。
成長したリトープスは、根元に子株が出てくるので、葉を傷つけないように、根を付けた状態で子株を分けます。
1~2週間日陰で乾燥させてから、それぞれを新しい土へ植え替えしてください。
⑩リトープスの販売価格や値段はいくら?
リトープスは2cmほどのもので、500~1,000円で販売されています。
⑪リトープスの花言葉はなに?
リトープスの花言葉は「こよなき魅力」「用心深い」です。
⑫リトープスの種類は何があるの?
リトープスの種類には「朱弦玉」「白花黄紫勲」「紅大内玉」「トップレッド」「ボルキー」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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