【コーヒーの木(観葉植物)のまとめ!】育て方(植え替えや剪定)と花言葉等15個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、コーヒーの木(観葉植物)についてまとめていきたいと思います。

 

コーヒーの木(観葉植物)は“リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属(コーヒー属・カフィア属)”に分類される植物種の総称です。

皆さんご存知の通り、コーヒーの原材料「コーヒー豆」を採取するための栽培種であり、世界規模で古くから栽培農業が行われています。

栽培種以外でもコーヒーの木は観葉植物としての人気や価値も高く、取り扱う園芸店はかなり多岐に渡ります。

 

今回は、コーヒーの木(観葉植物)についてのポイント、

①コーヒーの木の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②コーヒーの木の画像(写真)!花や葉っぱ特徴は?大きさはどれくらい?猫にあげても大丈夫なの?
③コーヒーの木の開花時期や季節はいつ頃なの?実がなるまでにどれくらいかかるの?
④コーヒーの木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?ホームセンターやダイソーで購入できるの?
⑤コーヒーの木の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?失敗しないポイントも!
⑥コーヒーの木の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)や水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てる際のポイントは?
⑦コーヒーの木の寄せ植えに合うおすすめの植物はなにがあるの?
⑧コーヒーの木の手入れ!剪定(切り戻しや間引きとも)の仕方や時期はいつ?
⑨コーヒーの木の増やし方!挿し木や接ぎ木や株分けや種まき時期と種まきのポイントは?
⑩コーヒーの木のかかりうる病気や害虫の対策方法は?さび病や黒い斑点や炭疽病やカイガラムシやコバエに注意?
⑪コーヒーの木の元気がない!葉が枯れる(枯れた)原因や根腐れの原因や葉焼けや葉が垂れる原因や花が咲かない原因と対策方法は?
⑫コーヒーの木を大きくしたい!大きくならないのはなぜ?逆に大きくなりすぎる時にはどうすればいいの?
⑬コーヒーの木の冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?低温障害に注意?
⑭コーヒーの木の花言葉や英語名はなに?何日の誕生花?スピリチュアルや風水との関係性は?トイレやキッチンに置くといいの?
⑮コーヒーの木の種類や品種は何があるの?斑入りの種類はどれ?似てる植物はあるの?

 

以上15個の点についてお伝えします。

まずはコーヒーの木(観葉植物)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

コーヒーの木(観葉植物)の育て方(栽培方法)は?難易度は高い?室内でも室外でも育てられるの?

 

コーヒーの木(観葉植物)はかなり育てやすい観葉植物です。

その難易度はかなり低く、常緑樹なので日本の四季に合った栽培方法を取れば、かなり長い期間育成できる植物です。

 

コーヒーの木の栽培種は、主に東アフリカのエチオピアに自生する『アラビカコーヒーノキ』と『ロブスタコーヒーノキ』などに分けられます。

観葉植物としては前者の“アラビカ産コーヒーの木”が、一般的な流通種です。

 

コーヒーの木(観葉植物)は本来、アフリカ大陸の熱帯・亜熱帯地域に分布するため、非常に耐暑性が強い植物です。

 

それとは真逆で耐寒性は非常に乏しく、常に気温が10℃を上回る環境下で育成する必要があります。

10℃を下回る晩秋から冬期・初春の間は、室外で育てる事は不可能です。

冬季は休眠を取るので直ちに枯死することはありませんが、その後の開花や結実・成長に大きく響くので、外気温が15℃になったら室内育成に切り替えて下さい。

 

またコーヒーの木(観葉植物)は耐陰性も合わせ持ちますが、本来は真夏などの強い日差し…直射日光下を避け一年中、日の光が当たる場所に置きつけるのがベストです。

 

どの植物もそうですが、日本の夏は世界的に見ても異様に高温多湿です。

そんな環境下の直射日光はコーヒーの木(観葉植物)に致命傷を与え兼ねません。

耐陰性は確かに持ちますが、日照不足だと長く育成する事が難しくなります。

室外なら直射日光を避けた半木陰などに植え付け、室内なら窓辺などに置いてあげ、なるべく光を当ててあげましょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、コーヒーの木(観葉植物)が好む環境についてお伝えします!

 

コーヒーの木(観葉植物)の育て方!環境はどうする?日当たりはどうする?日陰でも育つの?

 

コーヒーの木(観葉植物)を育てる際の注意点は“耐寒性の乏しさ”と“できるだけ日光に当てる”…この2点が最重要です。

 

確かにコーヒーの木(観葉植物)は耐陰性を持ち日陰でも育ちますが、本来の姿を楽しむならば必ず日光に当て続けてあげましょう。

直射日光の様な強過ぎる光は苦手とするので、半木陰やレースカーテン越しに置き、光の当たり具合を適切に保つ必要が生じます。

 

コーヒーの木の野生種は実に7〜8mの樹高にまで育ちます。

後述しますが、かなりの強剪定にも耐え、栽培種は平均3m弱の樹高でも充分結実に至ります。

 

株そのものの大きさに比例し耐寒性は強まりますが、初期苗や若木状態で通年屋外育成する事は不可能です。

 

耐寒性は最低10℃と言われますが、あくまで下限なので、外気温15℃を目安に室内に取り込んであげて下さい。

ある程度育つと耐寒性は確かに増しますが、そこはやはりアフリカ原産種、氷点下や霜が張る環境では弱り切ってしまいます。

これらを加味すると、最終的には大きな鉢植えでの育成が、最も最適と言えるでしょう。

 

次は、コーヒーの木(観葉植物)に適した用土についてお伝えします!

 

コーヒーの木(観葉植物)を育てる際の適した用土は何?

 

コーヒーの木(観葉植物)は清潔で水捌けがよく、栄養価が高い土地を好みます。

 

育てる際の用土は「観葉植物用培養土」が最も適しているでしょう。

混合用土を作る場合はバーミキューライト・腐葉土・鹿沼土を5:3:2、もしくは赤玉土・バーミキューライト・ピートモスを6:2:2の比率で混ぜ合わせたものを用いて下さい。

 

次は、コーヒーの木(観葉植物)に必要な肥料についてお伝えします!

 

コーヒーの木(観葉植物)の育て方!肥料はどうする?追肥は必要なの?

 

コーヒーの木は栄養を求める植物なので、育てる上で肥料は必須です。

 

基本的には生長期に当たる5〜9月の間の2ヶ月に一回、緩効性化成肥料を根株からやや離れた箇所に撒き、水やりで徐々に用土に浸透させます。

追肥として速効性液体肥料を、1〜2週間に一回を目安に施します。

その他の季節はコーヒーの木(観葉植物)は肥料を全く必要としないので、施肥をすると逆に弱ってしまうので気をつけましょう。

 

では次は、コーヒーの木(観葉植物)の水やりポイントについてお伝えします!

 

コーヒーの木(観葉植物)を育てる際の水の量はどうする?

 

コーヒーの木(観葉植物)の水やりは夏場の徹底的な管理がポイントとなります。

 

5〜9月の生長期…つまり春から秋にかけては表土が乾いたら与える程度で構いませんが、こと夏場には細心に気を配りましょう。

夏場の水不足は即座に葉が萎れるなどの成育不良が起こってしまいます。

逆に過度な水やりで弱るケースもあるので、コーヒーの木(観葉植物)全体をよく観察し、水やりの適量を見極める必要があります。

夏場の水やりは正午に行うと水そのものが温まってしまうので、基本的には朝・晩のタイミングで行って下さい。

 

コーヒーの木(観葉植物)への一回の水やりは生長期は、鉢植えなら鉢底から水が溢れるほど多く与えて構いません。

 

以上で基本的なコーヒーの木(観葉植物)の育て方については終わりです。

次はコーヒーの木(観葉植物)の写真(画像)をお見せします!

 

コーヒーの木の画像(写真)!花や葉っぱ特徴は?大きさはどれくらい?猫にあげても大丈夫なの?

 

上記画像がコーヒーの木です。

 

コーヒーの木(観葉植物)は果実にカフェインを含むだけなので、猫などのペットが葉を食べて体調を崩した事例はありません。

 

ただ原則として猫を始めとするペットの側には、観葉植物など興味を惹く植物は置かない方が無難です。

カフェインは一種の精神作用物質であり、自律神経に作用します。

多量摂取は人間にとっても有毒であり、もし誤って人間より小さい猫(ペット)が口にしたら、必ずしも安全とは言えないでしょう。

それ程の危険性はありませんが、幼児や子供の誤嚥の可能性も考えられるので、リスクマネジメントはきっちり行いましょう。

 

コーヒーの木(観葉植物)は原種「アラビカコーヒーノキ」はその樹高が実に7〜8mにも達します。

 

ただこれは野生種の話で、農業種はかなり強剪定を行っても、2〜3mで十分結実します。

観葉植物でそこまで育つには長期間を要しますが、強目の切り戻し・強剪定を行い、家庭や鉢植えでもギリギリ育成する事が可能です。

 

コーヒーの木(観葉植物)の花は5〜6月頃にその開花期を迎えます。

 

果実や焙煎した豆がかなりの芳香を持つのは周知の通りですが、花もジャスミンの様に気持ちの良い香りを放ちます。

花弁が5枚の白い花を咲きつけ、一度開花に持ち込めば翌年も咲く可能性が高まります。

葉はハート型をしており、僅かな光沢が見られ、観葉植物としても楽しめる形状を持ちます。

 

無理に開花に持ち込まなくても、コーヒーの木(観葉植物)は観葉植物として、とても優秀なんです。

 

次に、コーヒーの木(観葉植物)の開花時期や季節はいつ頃なのかについてお伝えします。

 

コーヒーの木の開花時期や季節はいつ頃なの?実がなるまでにどれくらいかかるの?

 

画像がコーヒーの木の花です。

 

コーヒーの木(観葉植物)の開花時期は毎年5〜9月の春から初秋にかけてです。

 

落下後の結実は9ヶ月もの長期間を要します。

完熟したコーヒーの木の果実は美しい赤色をしており「コーヒーチェリー」とも呼ばれています。

 

次に、コーヒーの木(観葉植物)の値段や販売価格はいくらぐらいなのかについてお伝えします。

 

コーヒーの木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?ホームセンターやダイソーで購入できるの?

 

画像はコーヒーチェリーと呼ばれる熟した果実です。

 

コーヒーの木(観葉植物)はかなり一般的に流通し、ありとあらゆる場所で目につきます。

 

ホームセンターはもちろん、ダイソーなどのミニ観葉植物コーナーで取り扱われる事も、多く見受けられます。

もちろん完全な同属同種なので、最低価格は税込110円で購入可能ですよ。

他のホームセンター・園芸店などでは、コーヒーの木(観葉植物)はポット苗で、約200〜800円で購入可能です。

 

ポットから鉢植えに移行した若木の場合は若干高くなり、樹高に比例した値段がつきます。

参考までに4号鉢で2500円から、7〜8号鉢で10,000円前後となります。

 

次に、コーヒーの木(観葉植物)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。

 

コーヒーの木の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?失敗しないポイントも!

 

コーヒーの木の植え付け・植え替えの時期は両者とも同時期に行います。

 

かなり成長速度が早く土壌が痩せやすいので、1〜2年を目安に植え替えて下さい。

理想的な植え替え・植え付け時期は生育期前の5〜7月頃ですが、この他の季節でも弱ったり萎れる様なら、冬期を除き植え替え・植え付け共に可能となります。

 

コーヒーの木の植え付け時には、根株についた古土を軽く洗い流し、明らかに黄変した葉は取り除きます。

その後は前述の用土に植え付けるだけで、難しい手順は必要ありません。

 

植え替え方法ですが、まずコーヒーの木(観葉植物)を元の鉢から土ごと引き抜き、一回り大きな鉢を用意します。

 

この際『根株』をよくチェックする事が重要です。

かなり根を張り巡らせるので、無理をして古土を全て落とさず1/3程度にとどめましょう。

根株をほぐさなければ植え替えしても成長に繋がりにくいので、可能な限りほぐし古い根・傷んだ根を随時カットします。

1/3ほど植え替え先の鉢に新しい用土を充填し株を置きつけ、残りの2/3を根の隙間を満遍なく埋める様に足していくのがコツです。

 

最後に鉢底から水が溢れるほどの水やりを行えば、一通りの植え替えは完了となります。

 

コーヒーの木(観葉植物)の植え付け・植え替え時の失敗しないポイントは、極力根を傷つけない事に尽きます。

 

十分な栄養を欲するコーヒーの木(観葉植物)は根株を傷つけたりせず、新用土に馴染ませるのが一番のポイントです。

根株が馴染むまで、ある程度の日差しが差す半木陰に置き、風の通りを遮断して下さい。

この時期に施肥・剪定を行うのはNGであり、水やりも乾いたら与える…その程度に留め、ゆっくりと見守ってあげましょう。

根株が十分根付き、樹勢が見られたら通常育成に戻して構いません。

 

次に、コーヒーの木(観葉植物)の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)や水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てる際のポイントについてお伝えします。

 

コーヒーの木の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)や水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てる際のポイントは?

 

コーヒーの木を水耕栽培(ハイドロカルチャー)にした画像です。

 

コーヒーの木(観葉植物)は鉢植えはもちろん、地植え(花壇)・水耕栽培(ハイドロカルチャー)共に可能です。

ただ手間と難易度はグッと上がる事を覚えておきましょう。

 

まずコーヒーの木(観葉植物)の鉢植えですが、こちらは今まで説明した手順に添ったポイントを抑えれば容易に行えます。

基本的にコーヒーの木(観葉植物)は鉢植えが主体なので最も簡単な方法でしょう。

 

次に地植え(花壇)ですが、こちらは少々難易度が高めです。

というのもコーヒーの木(観葉植物)は“夏の直射日光”と“耐寒性の乏しさ”が挙げられ、しっかりとした植え付け場所の吟味・冬場の鉢植え移行が生じるからです。

 

コーヒーの木(観葉植物)を地植え(花壇)するポイントは、まず植え付ける場所を選ぶことから始まります。

 

夏場でも直射日光が当たらず、水捌けが良く有機物の多い土壌に限定されます。

その様な場所がなければ園芸用の日除けの用意や、土壌改良を行う事が必須です。

 

まず、コーヒーの木(観葉植物)は水捌けの良さと有機用土を求めるので、花壇の土をその様な用土に作り直さなければなりません。

 

花壇土の質にもよるので一概には言えませんが、目安として水やりをし…スーッと水が吸い込まれる様な土壌が理想的です。

赤玉土やバーミキューライト・鹿沼土をよく混ぜ込み、更に腐葉土を足して耕し、上記の様な土地に近づけて下さい。

花壇土をそっくり『観葉植物用培養土』に入れ替える方法もあります。

ただ15℃を下回る季節は、鉢植えに必ず移行しなければならない事を、念頭に置いて下さい。

直射日光などが当たらない花壇がベストですが、なかなか難しい条件となります。

その様な場合は前述の『園芸用日除け』を使用する様にしましょう。

 

コーヒーの木(観葉植物)を地植え(花壇)する際は、このサイクルが雛型となります。

 

最後に水耕栽培(ハイドロカルチャー)についてです。

 

このケースはコーヒーの木(観葉植物)の『苗』から行った方が確実にうまくいくでしょう。

既に土壌育成に慣れたコーヒーの木(観葉植物)では、なかなか環境に合わず、根腐れしてしまうからです。

 

コーヒーの木(観葉植物)を水耕栽培するには、まず専用土・専用鉢…そして『根腐れ防止剤』この3点が必ず必要となります。

 

水耕栽培(ハイドロカルチャー)を行うには人工土である「セラミス」「ゼオライト」「ハイドロボール」を用意します。

鉢は底穴のない「水耕栽培用の鉢」が販売されており、透明なプラスチック・ガラス製の商品が主体です。

根腐れ防止剤ですが、こちらは人工土のゼオライトが同様の効果を併せ持ちます。

他には『珪酸塩白土』『イオン樹脂交換栄養剤』などがあるので、各々お好みで選んでみて下さい。

 

コーヒーの木(観葉植物)の水耕栽培(ハイドロカルチャー)のやり方ですが、まず苗の根を優しく洗い古土を除去し、傷んだ葉を取り除きましょう。

 

鉢の最下部の1/4ほどゼオライト(あるいは他の根腐れ防止剤)を充填し、苗を中央に位置する様持ちながら、残りの人工土を入れ込みます。

最後に1/2ほど水を入れれば水耕栽培(ハイドロカルチャー)の完成です。

 

コーヒーの木(観葉植物)を水耕栽培(ハイドロカルチャー)にするポイントは、苗の土を完全に取り除く事です。

 

古土内には雑菌等が混入しており、これを丹念に行わなければ根腐れに容易に繋がってしまいます。

また冬場の水位は1/5程に減らすようにしましょう。

その後の手順は鉢植えと同様に根詰まりが見られたら、一回り大きな鉢に植え替えるだけです。

 

次に、コーヒーの木(観葉植物)の寄せ植えに合うおすすめの植物はなにがあるのかについてお伝えします。

 

コーヒーの木の寄せ植えに合うおすすめの植物はなにがあるの?

 

コーヒーの木(観葉植物)の寄植えには、同様の環境を好む植物を選びましょう。

 

あまり寄せ植えに使われず、鉢植えで単独育成される事の多い本種ですが、土壌や日照量など条件が合えば容易に行えます。

ポイントは水捌けの良い土地を好み肥沃な土地を好む植物です。

コーヒーの木の耐寒性・耐暑性に合わせ融通が効く植物を選びましょう。

 

寄せ植えに適した植物群を、以下に列挙していきたいと思います。

 

◎ ポトス

本来はつる性植物なので、寄せ植えの際は上部・下部とうまく住み分ける事が可能です。

原産地は東南アジアですが、同じ熱帯・亜熱帯の植物であり、かなり相性が良い植物の一つとなります。

しかもポトスは人気種で、見かけない園芸店やホームセンターはありません。

非常に丈夫な観葉植物でもあり、コーヒーの木が好む環境にも柔軟に対応してくれます。

 

◎ シュガーバイン

こちらもまたブドウ科のつる性植物となり、ポトス同様に日の光など、競合する点が少なくなります。

耐寒性が弱く直射日光が苦手であり、ある程度の耐陰性を持つのも、コーヒーの木と寄せ植えする際の大きな利点でしょう。

水やりや施肥の点でも、ほぼ同じ性質を持つので、まとめて管理するのにもってこいのカラーリーフです。

 

◎ アイビー

意外にもコーヒーの木と寄せ植えしている方が多いのが、この「アイビー」です。

耐寒性・耐暑性・耐陰性の全てが強い植物であり、極めて繁殖力旺盛なつる性植物です。

寄せ植え相手を選ばないので多岐に渡り候補に挙がる様です。

グランドカバーの性質を持ち、爆発的に増えるので細かな剪定を要し、少々手間がかかりますが寄せ植え時の見栄えの良さはピカイチです。

 

◎ ハートカズラ

自生地がほぼ重なるガガイモ科のツル性多年草、そして多肉植物でもあります。

栽培環境や特徴もコーヒーの木と似ており、そのハート型の葉から「ラビチェーン」とも呼ばれています。

6〜8月にはきれいな紫色の花もつけるので、あまり花を楽しめない観葉植物のアクセントとして最適です。

 

◎ 千日紅(センニチコウ)

緯度がほぼ同じであるパナマ・グアテマラ産の一年草で、草丈も15〜30cmとコーヒーの木の若木とほぼ同様です。

乾燥・日当たりを好み、開花期には赤・白・紫・ピンク等の色とりどりの花を咲かせるので、観葉植物の緑とのコントラストが際立ちます。

栽培もほぼ手間がかからないので、コーヒーの木との相性はかなり良好となります。

 

コーヒーの木(観葉植物)との寄せ植えに合う植物を5種、ご紹介しました。

これ以外にも寄せ植えに合う植物が多々あると思うので、そのような種類を見つけ出すのも寄せ植えの醍醐味と言えるでしょう。

 

次は、コーヒーの木(観葉植物)の手入れについてお伝えします。

 

コーヒーの木の手入れ!剪定(切り戻しや間引きとも)の仕方や時期はいつ?

 

コーヒーの木(観葉植物)は剪定(切り戻しや間引き)を行う事で、健康な枝を維持し枝葉を増やしていきます。

 

剪定の適期は成長期内の5〜6月ごろが適期となります。

原則としてコーヒーの木(観葉植物)は頻繁な剪定は必要としません。

その全体像を見ながら、自然な形に整える程度に行いましょう。

成熟のピークに当たるのが8〜9月ごろの夏期なので、5〜6月ごろに剪定を行うとピーク時に理想的な生育状況に持ち込めます。

 

コーヒーの木(観葉植物)の剪定方法は樹勢を抑えるための強剪定も行えますが、基本は「浅く軽く」剪定を行います。

樹形が大きく乱れる枝がある様なら、その根元からバッサリと切り落としてしまいましょう。

 

間引きに関しては、コーヒーの木(観葉植物)に害虫が発生した時に行います。

 

やり方は病害虫に犯された枝を根本から思い切って切り落としてしまいます。

これを行う事で病害虫部位の駆除…そして風通りが良くなり、以降の予防にも繋がるというわけです。

 

また、コーヒの木(観葉植物)は大きく育ち過ぎた場合、株元を20〜40cmほど残した切り戻し(強剪定)が行えます。

 

かなり丈夫な部類の植物なので、鉢植え等で手に余る場合はこの方法を用い仕立て直しましょう。

その葉が全く無くなってしまっても、枯れる事は一切ありません。

 

次は、コーヒーの木(観葉植物)の増やし方についてお伝えします。

 

コーヒーの木の増やし方!挿し木や接ぎ木や株分けや種まき時期と種まきのポイントは?

 

コーヒーの木(観葉植物)は表題の全ての方法が行えます。

 

ただ接ぎ木は本来、別種のコーヒーの木の品種改良のため行う行為です。

増やし方とは趣旨が異なり、かなり高度な専門知識と経験を要するので、本項では割愛させて頂きます。

 

増やし方としてはコーヒーの木(観葉植物)の株分けが最も容易です。

 

ある程度育ったら植え替えの際、株分けが行えます。

株ごとの大きさの目安は任意で構いません。

 

コーヒーの木(観葉植物)は9月ごろ十分に熟し、赤い実を結実します。

 

自然に任せると9か月の長期に渡るので、すぐに種を取り出し種まきを行いましょう。

種まきの適期は5〜9月なので、翌年に向け暗所等で保存しても構いません。

 

種まき用の培地は赤玉土(小粒)・川砂・バーミキューライトのいずれかを選び、清潔さを常に保つ様にします。

発芽適温の15℃を維持し、1cmほど覆土すると数ヶ月後に発芽するので、子葉が開いたら苗用ポットに移し替えて下さい。

その後は初期苗状態になるまで15℃を保ち、清潔な環境を維持し続けましょう。

初期苗にまで育て上げたら通常育成に切り替え、これまで通りの育成方法をとります。

 

因みにコーヒーの木(観葉植物)は、成木になり結実するまでは、4〜5年ほどの月日がかかります。

 

コーヒーの木(観葉植物)を挿し木で増やす場合は、生育期の5〜9月が適期となります。

 

まずは切り戻し・剪定の際に、その枝の5節部分を目安に切り落とし挿し木を用意し、先端の2節部分を取り除きます。

培養土は赤玉土・バーミキューライトも使えますが、できれば市販品の『種まき用培養土』が成功率がより高くなるでしょう。

切り口に発根促進剤を塗り付け培養土に挿し、直射日光の当たらない日陰で概ね一月ほど寝かしつけてあげます。

順調にいけば発根し約2か月後には発芽をするので、その後は鉢に植え替え「初期苗」と同様に育て上げて下さい。

 

コーヒーの木(観葉植物)を増やすポイントはどのケースでも「培養土の清潔さ」と「15℃の気温維持」が要となります。

 

次は、コーヒーの木(観葉植物)のかかりうる病気や害虫の対策方法についてお伝えします。

 

コーヒーの木のかかりうる病気や害虫の対策方法は?さび病や黒い斑点や炭疽病やカイガラムシやコバエに注意?

 

コーヒーの木(観葉植物)は表題にある全ての病害虫にかかってしまいます。

“病気”と“害虫”に大きく分けられるので、それぞれの症状と対策について説明していきます。

 

まずコーヒーの木(観葉植物)はさび病・黒斑を持つスス病・炭疽病に罹患するケースが多々あります。

 

この3つの樹木病の共通点は極端な湿度の高さです。

そのため春から夏にかけての高温多湿下で発生しやすく、それ以外の季節に発生する様であれば生育環境そのものを見直しましょう。

これらコーヒーの木(観葉植物)の疾病についてはまず、土壌の見直しから始めます。

根詰まりや極端に古い土ですと水捌けが悪くなり、これら病原菌の格好の繁殖地となってしまいます。

その様な状態であれば即座に新しい用土に植え替えてあげましょう。

 

また風通しが悪く空気の対流が淀むと発生しやすくなります。

常日頃から枝葉を密生させ過ぎない様に、適宜剪定を怠らないことが予防の大前提です。

 

もしこれらの病気にかかってしまったら、病変部位を取り除くか、植物薬を投与するしかありません。

初期状態でしたら病変部位の枝葉を除去し、ビニール等で密閉したのち、即座に廃棄して下さい。

病変部位が進行している様でしたら薬剤投与をするしか方法はありません。

ホームセンター等で各疾病に対応した樹木薬が販売されているので、必ず説明書に従い投与して下さい。

 

次にコーヒーの木(観葉植物)の害虫です。

 

コバエやカイガラムシが発生しやすいのですが、実はコバエは直接コーヒーの木(観葉植物)に害を与えることはありません。

極論放っておいても全く構いませんが、やはり鬱陶しいものですよね?

 

コバエの大好物は有機物で、その様な用土を好むコーヒーの木(観葉植物)とは切っても切り離せない面があります。

どうしても気になる方は、成虫は市販のコバエホイホイ・幼虫はオルトランなどの殺虫剤を用いて駆除し、更に家庭内の生ゴミなどを徹底的にクリーンナップしましょう。

 

ただカイガラムシは積極的にコーヒーの木(観葉植物)から吸汁し、弱らせてしまう厄介な害虫です。

 

成虫は固い甲羅に覆われ薬剤が効きにくく、輪をかけて厄介さが増してしまいます。

薬剤で駆除はできるのですが、業務用に近い強力なものが多く、中には可燃性を持つものもあるので成虫前の駆除を強くオススメします。

 

カイガラムシの繁殖期は基本的に毎年5〜6月です。

その間の幼虫期に一挙に叩き駆除してしまいましょう。

幼虫の間は一般的な薬剤…上記で紹介した「オルトラン」で容易に駆除ができます。

カイガラムシの成虫の寿命は約一年なので、コーヒーの木(観葉植物)で発生したら即座に駆除せず、翌年の対策に備えて下さい。

 

地道に1匹1匹ピンセット等でこそぎ落としても、ある程度の効果は期待できますよ。

 

それでは、コーヒーの木(観葉植物)の葉が枯れる(枯れた)原因や根腐れの原因や葉焼けや葉が垂れる原因や花が咲かない原因と対策方法についてお伝えします!

 

コーヒーの木の元気がない!葉が枯れる(枯れた)原因や根腐れの原因や葉焼けや葉が垂れる原因や花が咲かない原因と対策方法は?

 

コーヒーの木(観葉植物)の主な原産地はエチオピアのカッファ州です。

 

この地域の年間平均気温は約15℃であり、当然ですがそれに即した栽培方法を取る必要があります。

また現地は乾期と雨季が交互に繰り返されるので、本来の環境を国内で再現するのが難しく、表題の様な問題が生じることがあります。

 

まずコーヒーの木(観葉植物)の葉枯れの要因は『寒さ』『冬期の水のやり過ぎ』『根詰まり』が挙がります。

 

既に説明した通り耐寒性に乏しいコーヒーの木(観葉植物)は、外気が15℃を下回ったら屋内育成に切り替えなければいけません。

また乾燥を好むので、冬季の休眠時の水やりは極力控えましょう。

根詰まりを起こすと用土内の有機物を上手く吸収することができなくなります。

以上の3点を改善する事が、葉枯れの対策方法です。

 

根腐れに関しては『水やりの過多』『植え替えの怠り』が主要因です。

 

水捌けの良い用土を好み、乾燥地帯に自生するコーヒーの木(観葉植物)に過剰な水やりは不要です。

表土が乾き切ったら行う程度に留めて下さい。

 

また1〜2年を目安に植え替えをし、その時に根をほぐしたり鉢のサイズアップを行わなければ容易に根詰まりし、根腐れに繋がります。

 

根腐れの主な要因はコーヒーの木(観葉植物)の管理不足です。

今一度育成状況を見直す様にして下さい。

 

葉焼けや葉が垂れる要因は単刀直入に、直射日光に晒している可能性があります。

こちらも置き場所の日内変動を要チェックし、過剰な光量が当たる時間帯がないかを見極め置き場所を変えるか?園芸用の遮光シートを備え付けてあげましょう。

 

コーヒーの木(観葉植物)の花ですが、本来は数日間で花が散ってしまい、開花のタイミングを見逃している可能性もあります。

 

対策方法…とはまた違うのですが、非常に開花期間が短く、しかも滅多に開花しないので“じっくり観察し辛抱強く待つ”これが最適解です。

長年育成していても開花しないというケースもあり「幻の花」とも称されるほどです。

こればかりはコーヒーの木(観葉植物)の気分次第なのではないでしょうか?

 

それでは次に、コーヒーの木(観葉植物)を大きくしたいがどうしたらいいかをお伝えします!

 

コーヒーの木を大きくしたい!大きくならないのはなぜ?逆に大きくなりすぎる時にはどうすればいいの?

 

コーヒーの木(観葉植物)は本来7〜8mにまで成長します。

 

そのため大きくする方法はただ一つ、長期に渡り育成するしか方法はありません。

過度な施肥や日光は逆に成長を阻害するので、そのままの育成環境で十分巨大化するでしょう。

もちろん剪定は樹勢を整える程度に留め、強剪定は行なわないで下さい。

 

逆にコーヒーの木(観葉植物)が大きくなり過ぎるケースの方が深刻です。

 

鉢内に収まりきらず育成不可になるので、早めの対処が必要となります。

1m前後の樹高になったら、思い切って株元20〜40cmまでバッサリと強剪定して下さい。

 

コーヒーの木(観葉植物)は剪定に関しては異様に丈夫なので、この際に葉が一切なく丸裸になっても生き続けます。

これを繰り返し、室内でも育成できる樹高に仕立てあげて下さい。

 

それでは次に、コーヒーの木(観葉植物)の冬越しのやり方をお伝えします!

 

コーヒーの木の冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?低温障害に注意?

 

コーヒーの木(観葉植物)は耐寒温度が10℃であり、極めて寒さに弱い樹木です。

 

日本の気候下では、その耐寒性は皆無といってもいいでしょう。

10℃以下に晒され続け、直ちに枯死する事はありませんが、低温障害が残り翌年以降の生育不良に繋がってしまいます。

 

コーヒーの木(観葉植物)を冬越しさせるには、屋内に取り込む事が必須です。

 

この際は野生環境の平均気温15℃に倣い、10℃ギリギリまで耐えさせてはいけません。

外気が15℃になった時点で屋内に置き、暖かい部屋の窓際などに置き、ゆっくり冬越しを行いましょう。

 

それでは次に、コーヒーの木(観葉植物)の花言葉や英語名はなにかをお伝えします!

 

コーヒーの木の花言葉や英語名はなに?何日の誕生花?スピリチュアルや風水との関係性は?トイレやキッチンに置くといいの?

 

食後や仕事の合間・休憩時間に飲む事の多いコーヒー…そんなコーヒーの木(観葉植物)の花言葉は『一緒に休みましょう』です。

 

コーヒーブレイクにピッタリの花言葉ですね。

英語ではその名の通り『Coffee tree』と呼ばれています。

 

誕生花としてのコーヒの木は情報が乏しかったのですが、(10月)1日の誕生花の様です。

 

コーヒーの木(観葉植物)は下向きに生えるつや深い葉が、風水的に「陰の気」を醸し出すと言われています。

この気は風水的に人の心を落ち着かせる効果があるそうで、リビングや寝室に置くと効果が増します。

 

最後に、コーヒーの木(観葉植物)の種類や品種は何があるのかをお伝えします!

 

コーヒーの木の種類や品種は何があるの?斑入りの種類はどれ?似てる植物はあるの?

 

コーヒーの木(観葉植物)の種類は大きく分けて3つに分かれます。

今回紹介したアラビカ種の他に『ロブスター種』『リベリカ種』が存在します。

 

ロブスター種はベルギーで作出された改良品種で、強靭の意味を持つ「Robust」が、その名前の由来となっています。

酸味と苦味が強く、主にEU諸国で好まれているコーヒー品種となります。

 

リベリカ種はほぼアフリカ大陸限定種であり、輸出は滅多に行われません。

高温多湿と病害虫への耐性が弱く、アフリカの環境下でしか栽培できないのがネックとなります。

そのためアフリカ人の間で好まれているコーヒーとなります。

 

その他コーヒーの木は4亜種66種にも上りますが、現地では野生種のほとんどが絶滅危惧種であり、入手はほぼ不可能です。

 

班入りコーヒーの木はアラビカ種の突然変異を固定したもので、かなり希少性が高い園芸種です。

初期苗でも数千円ほどの値がつき、市場にも滅多に出回りません。

 

因みにコーヒーの木に似た種類として、有名な国内種『クチナシ』が真っ先に取り上げられます。

それもそのはずで、両者は同じアカネ科の植物なのです。

 

またチョコレートの原料となるカカオとも多くの類似点があります。

よく混同されがちですがカカオはアオイ科の植物であり、分類上で大きな隔たりがあります。

偶然の一致でしょうが、チョコレートとコーヒーは相性が良く、好まれる傾向があります。

産地や種子など、その共通点が多いのも混同される一因なのでしょう。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

コーヒーの木(観葉植物)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①コーヒーの木の育て方(環境、土、肥料、水やり)

コーヒーの木は耐寒性に乏しく耐陰性を持ちます。

耐寒性は一般に下限が10℃と言われますが、余裕を持ち15℃ほどの気温になったら、屋内に取り込みましょう。

耐陰性を持ちますが、年間通し日光に当てた方が発育がグンと良くなります。

その際は直射日光に当て続けるのはNGです。

用土は水捌けが良くこなれた土壌を好むので「観葉植物植物用培養土」が一番適しています。

混合用土はバーミキューライト,腐葉土・鹿沼土を5:3:2、もしくは赤玉土・バーミキューライト・ピートモスを6:2:2の比率で混ぜ合わせ作成します。

肥料は生育期の5〜9月に限定し、他の季節に施肥すると逆効果です。

この期間の2ヶ月に一度ほど、固形の緩効性化成肥料を根株から離れた場所にパラパラと撒き、水やりの際に浸透する様にします。

追肥は速効性液体肥料を生長期の株元に、1〜2週間に一本ほど突き刺してあげましょう。

水やりは夏場が大きなポイントです。

水自体が温度を持つ昼間は避けて朝・晩に行い、株全体の樹勢・葉の萎れなどをよく観察し、適切な水やりに努めます。

 

②コーヒーの木の画像(写真)!花や葉っぱ特徴は?大きさはどれくらい?猫にあげても大丈夫なの?

コーヒーの木(観葉植物)は白い花弁を5つ持ち、綺麗な白色をしています。

ジャスミンの様な芳香も周辺に漂わせてくれます。

葉はハート型で弱めの光沢を持ち、葉だけ楽しむ観葉植物としてもかなり優良種です。

アラビカ産の野生種は樹高が7〜8mになりますが、強剪定に耐えるので2〜3mにまで成長を抑えられます。

ギリギリ鉢植えでき、家庭内育成も可能です。

猫などのペットは好奇心から葉などを食べがちですが、カフェインを含むのは果実だけなので問題は生じません。

ただペットだけでなく幼児や子供も誤嚥するケースがあるので、なるべく目につかない所に置きつけましょう。

カフェインは精神作用物質であり、過剰摂取でカフェイン中毒に陥ります。

知らず知らずの内に果実を食べてしまった…何て事がない様「リスクマネジメント」はしっかりと行って下さい。

 

③コーヒーの木の開花時期や季節はいつ頃なの?実がなるまでにどれくらいかかるの?

開花時期は5〜9月の春から初秋にかけてです。

結実…つまり実がつくには落花後、約9ヶ月ほどかかります。

 

④コーヒーの木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?ホームセンターやダイソーで購入できるの?

ダイソーなどの観葉植物コーナーで初期苗が入手可能です。

もちろんホームセンターや園芸店では普通に取り扱っており、最も目のつく観葉植物でしょう。

100円ショップで入手可能なことから、最低価格は初期苗の110円(税込)です。

ホームセンター・園芸店では、コーヒーの木(観葉植物)はポット苗で、約200〜800円で購入可能です。

鉢植えに移行した若木の場合は若干高くなり、樹高に比例し4号鉢で2500円から、7〜8号鉢で10,000円前後となります。

 

⑤コーヒーの木の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?失敗しないポイントも!

植え付け・植え替え共に適期は5〜7月です。

植え付け時は根株を軽く洗い古土を落として下さい。

弱った葉は適宜取り除き、後は用意した用土に植え付けるだけです。

植え替えは無理に古土を落とさず、根株全体の1/3ほどに留めます。

弱った根・伸長し過ぎた根をカットし、一回り大きい鉢に新たしい用土を1/3ほど充填します。

根の間に隙間なく新用土を入れ込み、軽く押し固めた後、鉢底から溢れるくらいの水やりを行えば取り敢えずの成功となります。

注意点は植え付け・植え替え共に根株を必要以上に傷つけない事です。

また、その後も明るい半木陰などに置きつけ、風通りは一切遮断して下さい。

根株が落ち着くまで剪定・施肥はNGです。

水分も極力少なめにし、乾き切ったら随時与える様にしましょう。

その後根を張り樹勢が強くなったら、通常の育成に戻して構いません。

 

⑥コーヒーの木の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)や水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てる際のポイントは?

鉢植えはもちろんですが、庭植え(花壇)・水耕栽培(ハイドロカルチャー)共に可能です。

鉢植えに関しては日光や置く場所等が既出なので、割愛します。

地植え(花壇)も可能ですが「土壌改良」と「花壇の場所」がネックとなります。

水耕栽培(ハイドロカルチャー)は『苗』から始めるのがベストです。

専用土・専用鉢・根腐れ防止剤の3点が必須用具となります。

専用土は人工土である「セラミス」「ゼオライト」「ハイドロボール」を用います。

専用鉢は底穴のない「水耕栽培用の鉢」、透明なプラスチック・ガラス製の商品が主流です。

鉢の最下部の1/4ほどゼオライト(あるいは他の根腐れ防止剤)を充填し、苗を中央に位置する様持ちながら、残りの人工土を入れ込みます。

最後に1/2ほど水を入れれば水耕栽培(ハイドロカルチャー)の完成です。

水耕栽培(ハイドロカルチャー)のポイントは、苗の古土を完全に取り除く事です。

雑菌等が混入しており、これを丹念に行わなければ根腐れに容易に繋がります。

また冬場の水位は1/5程に減らすようにしましょう。

その後の手順は鉢植え時と同様です。

 

⑦コーヒーの木の寄せ植えに合うおすすめの植物はなにがあるの?

コーヒーの木の好む環境に合わせた植物群を選んでください。

具体的には「ポトス」「シュガーバイン」「アイビー」「ハートカズラ」「千日紅(センニチコウ)」の5種が挙げられます。

 

⑧コーヒーの木の手入れ!剪定(切り戻しや間引きとも)の仕方や時期はいつ?

剪定適期は成熟のピークに達する前の5〜6月です。

浅く軽く剪定を行い、樹勢を整える程度に留めます。

樹形を乱す枝があれば、根本から剪定してしまいましょう。

間引きは病害虫に犯された枝葉に限定します。

この際も根本からバッサリ切り落とし、内部の風通りを良くし、今後の予防に繋げる形にします。

また大きなり過ぎた場合は株元から20〜40cm程度を残し、切り戻し(強剪定)も行えます。

生命力が強く死滅する事もないので、室内育成で手に余る場合は打って付けです。

 

⑨コーヒーの木の増やし方!挿し木や接ぎ木や株分けや種まき時期と種まきのポイントは?

接ぎ木は品種改良のため行い、高度な専門知識・経験を要するので割愛します。

挿し木は5〜9月が適期で、5節あたりから枝を切り先端の2節を取り除いて作ります。

種まき用培養土が培地として最も適しており、発根促進剤を塗り付け挿しつけます。

直射日光を避けた場所で1か月育成し、発根し芽が出たら、通常育成を行います。

株分けが一番用意で、植え替えの際などに任意に取り分け植え付けるだけです。

種まきは赤玉土・バーミキューライト等も使えますが、挿し木同様『種まき用培養土』が最も適します。

発芽気温は15℃を維持し続け、1cmほど覆土すれば、数ヶ月後に発芽します。

子葉が見られたら苗用ポットに移し替え、初期苗状態まで丁寧に育成して下さい。

種まきの場合は「用土の清潔さ」「15℃の気温」が要となります。

 

⑩コーヒーの木のかかりうる病気や害虫の対策方法は?さび病や黒い斑点や炭疽病やカイガラムシやコバエに注意?

コーヒーの木(観葉植物)はさび病・黒斑を持つスス病・炭疽病に罹患するケースが多々あります。

この3つの樹木病の共通点は極端な湿度の高さです。

そのため春から夏にかけての高温多湿下で発生しやすく、それ以外の季節に発生する様であれば生育環境そのものを見直しましょう。

ホームセンター等で各疾病に対応した樹木薬が販売されているので、説明書に従い投与します。

コバエやカイガラムシの害虫が発生しやすいのですが、コバエは直接コーヒーの木(観葉植物)に害を与えることはありません。

コバエは有機物にたかり、用土内から発生します。

市販のコバエホイホイ・幼虫はオルトランなどの殺虫剤を用いて駆除し、更に家庭内の生ゴミなどを徹底的にクリーンナップします。

カイガラムシの成虫は固い甲羅を持ち薬剤が効きにくく、駆除が困難です。

カイガラムシの繁殖期は5〜6月なので幼虫時の駆除が最適です。

幼虫の間は「オルトラン」で容易に駆除ができます。

成虫はピンセット等でこそぎ落とす事で、ある程度の効果は期待できます。

 

⑪コーヒーの木の元気がない!葉が枯れる(枯れた)原因や根腐れの原因や葉焼けや葉が垂れる原因や花が咲かない原因と対策方法は?

葉が枯れる原因は直射日光でしょう。

置きつける環境を一日を通しよく洗い出して下さい。

根腐れは「寒さ」「冬期の水分過多」「植え替え不足による根詰まり」が挙がります。

15℃以上に気温を保ち、冬場の水分は控えましょう。

植え替えの際に根をよくほぐす工程があるので、1〜2年を目安に必ず行う様にします。

葉焼け・葉垂れもまた直射日光が主要因です。

コーヒーの木の花は数日間しか開花せず幻の花と称されます。

時期を見逃している可能性もあるので注意深く観察を続けましょう。

また、なかなか開花しないケースもあるので、かなり運任せの開花とも言えます。

 

⑫コーヒーの木を大きくしたい!大きくならないのはなぜ?逆に大きくなりすぎる時にはどうすればいいの?

大きくするには手を加えず、そのままの環境で育成し続けるだけです。

本来7〜8mになる樹木なので、特別な方法は必要ありません。

大きくなり過ぎた場合は株元20〜40cmまで強剪定します。

丸裸になっても死ぬ事はないので、これを繰り返し屋内育成を継続できる様にしましょう。

 

⑬コーヒーの木の冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?低温障害に注意?

日本の気候下で耐寒性は皆無です。

10℃以下で即座に枯死しませんが、低温障害が残り翌年以降の成長不良につながります。

現地の平均気温15℃に倣い、10℃になる前に屋内に取り込み、窓辺などで冬越しをさせましょう。

 

⑭コーヒーの木の花言葉や英語名はなに?何日の誕生花?スピリチュアルや風水との関係性は?トイレやキッチンに置くといいの?

コーヒーの木(観葉植物)の花言葉は「一緒に休もう」です。

英名は「Coffee tree」(10月)1日の誕生花です。

その下向きに生える艶やかな葉は「陰の気」を呼び込み、リラックス効果を増幅させます。

そのため寝室やリビングに置いておくと効果的です。

 

⑮コーヒーの木の種類や品種は何があるの?斑入りの種類はどれ?似てる植物はあるの?

コーヒーの木(観葉植物)の種類は大きく分け、アラビカ種の他に『ロブスター種』『リベリカ種』が存在します。

ロブスター種はベルギーで作出された改良品種で、強靭の意味を持つ「Robust」が、その名前の由来です。

リベリカ種はほぼアフリカ大陸限定種であり、高温多湿と病害虫への耐性が弱く、滅多に輸出されません。

その他コーヒーの木は4亜種66種にも上りますが、現地では野生種のほとんどが絶滅危惧種であり、入手はほぼ不可能です。

班入りコーヒーの木はアラビカ種の突然変異を固定したものです。

コーヒーの木に似た種類として、国内種アカネ科の『クチナシ』が真っ先に挙がります。

カカオとも多くの類似点がありますが、カカオはアオイ科の植物であり、分類上で大きな隔たりがあります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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