ハマユウは葉の形が「オモト」に似ていることから、「ハマオモト」とも呼ばれています。
オモトよりも育てやすく、地植えにすることで、水やりなどの管理がしやすくなります。
ハマユウを元気に育てるためには、重要なポイントが「2つ」ありました!
この記事の中で詳しくお伝えしますね。
「オモト」に関する記事もありますので、気になった方は、ぜひご覧ください!
今回はハマユウ(浜木綿)についてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
まずはハマユウ(浜木綿)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ハマユウ(浜木綿)の育て方は?
ハマユウは関東~沖縄の浜辺に自生する、常緑多年草です。
半耐寒性なので、暖かい地域では戸外で越冬することができますが、寒い地域では鉢植えにして、室内管理がおすすめです。
環境が合っていれば、細かい管理をしなくてもよく育つので、環境作りはハマユウを育てる大切なポイントになります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ハマユウ(浜木綿)が好む環境についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の育て方!環境はどうする?
ハマユウは日当たりのよい場所を好みます。
元気な株と、きれいな花を育てるためには、「日光」が最も重要なポイントです!
真夏の直射日光にも強いので、よく日の当たる場所で管理しましょう。
強い乾燥に弱いので、室内管理の場合、エアコンの風が直接当たるような場所は避けてください。
環境が整ったら次は用土を準備しましょう。ハマユウにはどのような用土が適しているのでしょうか?
次は、ハマユウ(浜木綿)に適した用土についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)を育てる際の適した用土は何?
ハマユウは、水はけのよい土を好みます。
鉢植えにする場合は、水はけと程よい保水性のある土が適しています。
市販の「花と野菜の培養土」でよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
「水はけ」の条件を満たしていれば、土質は選びません。
肥料は花つきをよくしてくれて、葉の色もきれいに保つ役割をしてくれます。
適した量や、種類のものを使いましょう!
次は、ハマユウ(浜木綿)に必要な肥料についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の育て方!肥料はどうする?
ハマユウの芽が活動し始める4月と、花が終わる9月に、緩効性化成肥料を施しましょう。
液肥を使う場合は、春~秋、2週間に1回を目安に施します。
過肥になると株が弱ってしまうので、与え過ぎに注意が必要です。
適した量を施すことで、しっかりとした花が咲き、花後には「種」がつきます。
これを採取して、ハマユウを種から育ててみましょう!
次はハマユウ(浜木綿)を種から育てる方法についてお伝えします。
ハマユウ(浜木綿)を種から育てる方法は?
ハマユウの種は直径2cmほどで、とても大きいです。
コルク質の皮に覆われていて、押すと程よい弾力があります。
花後に果実が茶色く熟したら、種を採取してすぐにまきます。
寒い地域では、採取した種を保管して、春になったらまきましょう。
砂質の土にまき、種がかるく隠れる程度に土を被せます。
土が乾いたら水やりをして、よく日の当たる場所で管理しましょう。
種まきから開花するまでは、数年かかりますが、種が取れたらぜひ挑戦してみてくださいね。
では次は、ハマユウ(浜木綿)の水やりポイントについてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)を育てる際の水の量はどうする?
地植えの場合は、ほぼ降雨のみで育てます。
何日も雨が降らずに、土が乾燥する場合は水やりをしましょう。
鉢植えの場合は表土が乾いたら、鉢底から出るくらい、たっぷり水やりをします。
受け皿の水は根腐れを防止するために、必ず捨ててください。
冬はハマユウの成長がゆっくりになる時期なので、水やりは控えめにします。
完全に水を止めてしまうと枯れてしまうので、表土が乾いてから数日後に与えましょう。
以上で基本的なハマユウ(浜木綿)の育て方については終わりです。
次はハマユウ(浜木綿)の花についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)はどんな花?開花時期は?
ハマユウの開花時期は7~9月です。
花茎を長く伸ばし、大きいものは80cmにもなります。
その先端に10数輪の白い花を咲かせます。6枚ほどの細い花弁は、反り返るように開き、甘くてとてもよい香りがするのが特徴です。
花が木綿のように白く垂れて咲くことと、浜辺に自生することから、「浜木綿」という名前がつけられました。
ハマユウは大きく育つので地植えにするのがおすすめですが、強い寒さに弱いので鉢植えにして、季節によって場所を変えながら管理するのもよいでしょう。
次は、ハマユウ(浜木綿)を鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)を鉢植えで育てるポイントは?
鉢植えで育てる場合は、8~10号もしくは10号以上の鉢を用意しましょう。
小さい鉢だと、うまく育つことができません。大きい鉢で、ゆとりをもって育てましょう。
球根は浅植えにして、乾燥しないように管理します。
とくに成長期(4~9月)は水切れしないように気を付けてください。
すぐ根詰まりを起こしてしまうので、2~3年に1回は植え替えをして、株が大きくなってきたら株分けも行いましょう。
植え替え時期は4~8月が適期です。
霜の時期以外は戸外に置いて、よく日に当ててあげることが、鉢植えで元気に育てるポイントです。
では次は、ハマユウ(浜木綿)を地植えで育てる際のポイントについてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)を地植えで育てる際のポイントは?
地植えにする場合も、植え付けするスペースを十分に取りましょう。
植穴を大きめに掘り、腐葉土を加えてよく混ぜ込んでおきます。
球根は浅植えにして、根がしっかり張るまでは、土が乾いたら水やりを行いましょう。
日陰にならない場所を選んで、植え付けするのがポイントです。
戸外で管理する場合は、「害虫」に注意しなければいけません。
ハマユウは次のような害虫の被害を受けやすいので、対策方法を覚えておきましょう!
次はハマユウ(浜木綿)がかかりうる害虫の種類と対策についてお伝えします。
ハマユウ(浜木綿)がかかりうる害虫の種類と対策は?
ハマユウが注意するべき害虫に「ハマオモトヨトウ」がいます。
成虫が葉に卵を産み、幼虫は葉や茎を食害します。
4~10月の間に繰り返し発生するので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
卵のうちに駆除するのが一番よいです。
産卵の前に、防虫剤で予防するのもよいでしょう。
害虫被害を防いで、元気に育てたハマユウの種や株を使って、増やすことができます。
次はハマユウ(浜木綿)の増やし方についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の増やし方は?
ハマユウは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
種まきで増やす方法は「種まきのポイント」をご覧くださいね。
次では、ハマユウ(浜木綿)の株分け時期と株分けのポイントについてお伝えします。
ハマユウ(浜木綿)の株分け時期と株分けのポイントは?
株分けは、植え替え時期と合わせて、4月に行いましょう。
大きくなった株を切り分けて、それぞれを新しい土に植え付けします。
根は傷んでいるものを取り除く程度にして、なるべく切らないようにすることがポイントです。
株を掘り上げるときに、球根を傷つけないようにすることも大切です。
球根や根が傷つくと成長が悪くなってしまうので、注意しましょう。
ハマユウは半耐寒性とお伝えしましたね。
半耐寒性とはどの程度の寒さまで、耐えられるのでしょうか?
ハマユウが一番注意しなければいけない季節、「冬」の管理方法をみてみましょう。
次はハマユウ(浜木綿)の冬越しの方についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の冬越しの方法は?
ハマユウを元気に育てるための、もう一つの重要ポイントは「冬越し」です!
ハマユウは、0~3度以上で越冬することができます。
暖かい地域ではとくに対策は必要ありませんが、霜が降りる地域では、霜対策と凍結対策が必要になります。
霜に当たると、枯れる原因になってしまうので、寒い地域では鉢植えにして、冬は室内に入れた方が安心です。
冬に室内で管理する場合は、暖房の効きすぎた部屋に置くのは避けましょう。
玄関や廊下などの、暖房の影響が少ない場所が好ましいです。
品種によって耐寒性に差があります。
耐寒性のあるものはマイナス2℃以上、ないものは5℃以上で越冬できるので、ご家庭の環境に合わせた品種を、選んでみてくださいね。
冬を乗り切れば、他の季節はあまり手がかからず、育てやすくなりますので、しっかり冬対策を行いましょう!
ハマユウの球根は関東より西の地域では、販売されているようですが、全国的には多く出回っていません。
ネット通販でも、購入することができます。
では、ハマユウの球根の価格はどのくらいなのでしょうか?
次はハマユウ(浜木綿)の球根の販売価格についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の球根の販売価格はどのくらい?
ハマユウの球根は、株立ちした状態で、1000円前後で販売されています。
大きく成長するにつれて、価格も上がります。
木綿のように見える花びらが特徴のハマユウですが、花言葉には花の姿や、種に関するものがありました。
次はハマユウ(浜木綿)の花言葉についてお伝えします!
ハマユウ(浜木綿)の花言葉はなに?
ハマユウの花言葉は「どこか遠くへ」「汚れがない」「あなたを信じます」です。
「どこか遠くへ」はハマユウの種がコルク質で水に浮くことから、海を流れて種を遠くへ運ぶ様子が由来になりました。
「汚れがない」は白い花から連想されたものです。
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浜木綿(ハマユウ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①ハマユウ(浜木綿)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
ハマユウは日当たりのよい場所を好みます。
元気な株と、きれいな花を育てるためには、「日光」が最も重要なポイントです!
真夏の直射日光にも強いので、よく日の当たる場所で管理しましょう。
水はけがよい土を好みます。
鉢植えにする場合は、水はけがよく、程よい保水性のある土が適しています。
市販の花と野菜の培養土でよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
芽が活動し始める4月と、花が終わる9月に、緩効性化成肥料を施しましょう。
液肥を使う場合は、春~秋、2週間に1回を目安に施します。
花後に果実が茶色く熟したら、種を採取してすぐにまきます。
寒い地域では、採取した種を保管して、春になったらまきましょう。
砂質の土にまき、種がかるく隠れる程度に土をかけます。
土が乾いたら水やりをして、よく日の当たる場所で管理しましょう。
地植えの場合は、ほぼ降雨のみで育てます。何日も雨が降らずに、土が乾燥する場合は水やりをしましょう。
鉢植えの場合は表土が乾いたら、鉢底から出るくらい、たっぷり水やりをします。
②ハマユウ(浜木綿)はどんな花?開花時期は?
ハマユウの開花時期は7~9月です。
花茎を長く伸ばし、大きいものは80cmにもなります。
その先端に10数輪の白い花を咲かせます。6枚ほどの細い花弁は、反り返るように開き、甘くてとてもよい香りがするのが特徴です。
③ハマユウ(浜木綿)を鉢植えで育てるポイントは?
鉢植えで育てる場合は、8~10号もしくは10号以上の鉢を用意しましょう。
小さい鉢だと、うまく育つことができません。大きい鉢で、ゆとりをもって育てましょう。
球根は浅植えにして、乾燥しないように管理します。とくに成長期(4~9月)は水切れしないように気を付けてください。
すぐ根詰まりを起こしてしまうので、2~3年に1回は植え替えをして、株が大きくなってきたら株分けも行いましょう。
植え替え時期は4~8月が適期です。
霜の時期以外は戸外に置いて、よく日に当ててあげることが、鉢植えで元気に育てるポイントです。
④ハマユウ(浜木綿)を地植えで育てる際のポイントは?
地植えにする場合も、植え付けするスペースを十分に取りましょう。
植穴を大きめに掘り、腐葉土を加えてよく混ぜ込んでおきます。
球根は浅植えにして、根がしっかり張るまでは、土が乾いたら水やりを行いましょう。
日陰にならない場所を選んで植え付けするのがポイントです。
⑤ハマユウ(浜木綿)がかかりうる害虫の種類と対策は?
ハマユウが注意するべき害虫に「ハマオモトヨトウ」がいます。
4~10月の間に繰り返し発生するので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
卵のうちに駆除するのが一番よいです。
産卵の前に、防虫剤で予防するのもよいでしょう。
⑥ハマユウ(浜木綿)の増やし方は?
ハマユウは「種まき」と「株分け」で増やすことができます。
⑦ハマユウ(浜木綿)の株分け時期と株分けのポイントは?
株分けは、植え替え時期と合わせて4月に行いましょう。
大きくなった株を切り分けて、それぞれを新しい土に植え付けします。
根は傷んでいるものを取り除く程度にして、なるべく切らないようにすることがポイントです。
株を掘り上げるときに、球根を傷つけないようにすることも大切です。
球根や根が傷つくと成長が悪くなってしまうので、注意しましょう。
⑧ハマユウ(浜木綿)の冬越しの方法は?
ハマユウを元気に育てるための、もう一つの重要ポイントは「冬越し」です!
ハマユウは、0度以上で越冬することができます。
暖かい地域ではとくに対策は必要ありませんが、霜が降りる地域では、霜対策と凍結対策が必要になります。
霜に当たると、枯れる原因になってしまうので、寒い地域では鉢植えにして、冬は室内に入れた方が安心です。
⑨ハマユウ(浜木綿)の球根の販売価格はどのくらい?
ハマユウの球根は、株立ちした状態で、1000円前後で販売されています。
⑩ハマユウ(浜木綿)の花言葉はなに?
ハマユウの花言葉は「どこか遠くへ」「汚れがない」「あなたを信じます」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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