アオギリは排気ガスなどの公害に強く、病気にもかかりにくい丈夫な樹木です。
あまり手をかけなくても、どんどん成長します。
アオギリの豊富な葉は、夏は暑い日差しを遮り、冬は落葉するので暖かい日差しを通してくれます。
適した環境や、ご家庭で育てるために必要な剪定方法などをご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください。
今回はアオギリについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずはアオギリの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
アオギリの育て方は?
アオギリは庭植えにして育てましょう。
成長が早く、樹高が15~20mと大きくなるので、剪定を行い調整が必要です。
適した用土に植えることで、手がかからず管理が楽になります。
水やりは「夏」にポイントがあるので覚えておきましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、アオギリが好む環境についてお伝えします!
アオギリの育て方!環境はどうする?
アオギリは日当たりのよい場所と、暖かい気候を好みます。
雪が多い地域には向きません。
日陰でも育ちます。
しかし、アオギリの幹は緑がかっていて、これは幹でも光合成をするためのものです。
幹に日をたくさん当ててあげるためにも、よく日の当たる場所が好ましいです。
根浅なので強風を受けない場所に、植え付けしましょう。
台風の多い地域では倒木対策が必要です。
適した環境と用土を準備して、元気なアオギリに育てましょう。
次は、アオギリに適した用土についてお伝えします!
アオギリを育てる際の適した用土は何?
水はけのよい土を好みます。
庭土が粘土質で水はけが悪い場合は、川砂を混ぜて土壌改良しましょう。
アオギリは土質を選ばず育つので、あまり神経質になる必要はありません。
どんな土でもよく育つアオギリには、肥料はどのくらい与えればよいのでしょうか?
次は、アオギリに必要な肥料についてお伝えします!
アオギリの育て方!肥料はどうする?
2~3月頃に、油かすなどの有機質肥料を与えます。
これは次の年の成長に備えるための肥料です。
アオギリは肥料がなくてもよく育つので、過肥にならないように注意しましょう。
庭木の水やりは降雨のみでよいのですが、アオギリは水を好むので水切れに注意しなければいけません。
では次は、アオギリの水やりポイントについてお伝えします!
アオギリを育てる際の水の量はどうする?
夏は土が乾燥しやすいので、何日も雨が降らない場合は、たっぷり水やりを行い水切れを防ぎましょう。
それ以外の季節は、降雨のみで育てます。
以上で基本的なアオギリの育て方については終わりです。
次はアオギリの剪定時期と剪定方法についてお伝えします!
アオギリの剪定時期と剪定方法は?
アオギリの剪定は、暖地では冬の落葉期に、寒冷地では3~4月の新芽が出る前の時期に行います。
育てる高さを決めてそれ以上になったら、真ん中の一番太い枝を切り落とします。
枝が多くこみ合っている部分の枝数を減らして、風通しをよくしましょう。
伸びすぎた枝も、先端を切り樹形を整えてください。
アオギリはとても丈夫なので、強い剪定を行ってもしっかり芽を出してくれます。
放っておくと、どんどん大きくなってしまうので、毎年剪定を行い樹形を整えましょう。
環境と管理方法がわかりましたね。
では次は、植え付け時期とポイントについてお伝えしたいと思います!
アオギリの植え付け時期とポイントは?
アオギリの植え付けは、4~5月が適期です。
寒い時期は避けて、暖かくなってから行いましょう。
庭土に腐葉土や堆肥を加えてよく混ぜておきます。
根が少し乾いた状態で植え付けすると、根付きがよくなります。
植え付け時には、苗木と用土への水やりは控えましょう。
強い性質をもつアオギリですが、害虫には注意が必要です。
植え付け後は幹や葉などに次のような害虫がいないか、よく観察しましょう。
次はアオギリが注意すべき害虫の種類と対策についてお伝えします!
アオギリが注意すべき害虫の種類と対策とは?
葉につきやすいのが「ハマキムシ」です。
4~11月に発生しやすく、葉が巻いたような形になり、葉を食害します。
増えると被害が拡大して大変です、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
薬剤散布で駆除・防虫できます。
幹につきやすいのが「テッポウムシ(カミキリムシ)」です。
5~11月の間に発生しやすく、幹に穴を開けて内部を食べてしまいます。
テッポウムシ用の殺虫剤で駆除しましょう。
防虫剤を散布して、テッポウムシが産卵するのを防ぐのが一番よい予防策です。
害虫の被害は木の見た目も悪くしてしまいます。
せっかく剪定で樹形を整えているので、害虫予防をして、見た目もきれいに保ちましょうね。
「剪定で落とした枝を、挿し木にできないかな?」と思う方も多いのではないでしょうか。
次はアオギリの増やし方についてお伝えします!
アオギリの増やし方は?
アオギリは「挿し木」「種まき」で増やすことができます。
剪定で落としは枝を使います。「挿し木」にする枝は、太く元気なものを選びましょう。
15cmほどの長さに切り、1時間ほど水に浸し水揚げをします。
切り口に発根促進剤を塗って、挿し木用の土に挿し、乾燥しないように管理しましょう。
挿し木よりも、種まきの方が発芽率は高いので、ご紹介します!
次はアオギリを種まきで増やす方法についてお伝えします。
アオギリを種まきで増やす方法は?
秋頃に果実が割れて、船のような形をした果片に種が付いています。
種を採取したら、鉢植えや種まきポットにまきましょう。
春の発芽まで、土が乾燥しないように管理してください。
根がしっかり張り、樹高が20cmほどまで育ったら定植させましょう。
「種まきで育てる自信がない」という方には苗木の購入がおすすめですよ。
次はアオギリの苗木の価格についてお伝えします!
アオギリの苗木の価格はどのくらい?
アオギリは30cmの苗木で1000円前後で販売されています。
大株のものは80cmで約3000円です。
樹高や株が大きくなるにつれて、価格も上がります。
突然ですが、なぜ「アオギリ」という名前かご存知ですか?
葉が桐に似ていることと、成長しても幹が緑色をしているため「青桐」という名前がつけられました。
では、花言葉にはどのようなものが、あるのでしょうか?
次はアオギリの花言葉についてお伝えします!
アオギリの花言葉はなに?
アオギリの花言葉は「秘めた恋」「秘めた意志」です。
由来は明らかになっていませんが、アオギリの花は雄花と雌花が混在して咲きます。
雌花の場所や割合はわかっておらず、混在する雄花と受粉して実をつけるのです。
このように花が咲く様子から「秘めた恋」がついたのかもしれませんね。
それでは、最後に今回お伝えした事をまとめたいと思います。
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アオギリのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①アオギリの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日陰でも育ちますが、アオギリの幹は緑がかっていて、これは幹でも光合成をするためのものなので、よく日の当たる場所が好ましいです。
根浅なので強風があたらない場所に、植え付けしましょう。
水はけのよい土を好みます。庭土が粘土質で水はけが悪い場合は、川砂を混ぜて土壌改良しましょう。
2~3月頃に、油かすなどの有機質肥料を与えます。
夏は土が乾燥しやすいので何日も雨が降らない場合は、たっぷり水やりを行い水切れを防ぎましょう。
それ以外の季節は、降雨のみで育てます。
②アオギリの剪定時期と剪定方法は?
アオギリの剪定は、暖地では冬の落葉期に、寒冷地では3~4月の新芽が出る前の時期に行います。
育てる高さを決めてそれ以上になったら、真ん中の一番太い枝を切り落とします。
枝が多くこみ合っている部分の枝数を減らして、風通しをよくしましょう。
③アオギリの植え付け時期とポイントは?
アオギリの植え付けは、4~5月が適期です。
寒い時期は避けて、暖かくなってから行いましょう。
庭土に腐葉土や堆肥を加えてよく混ぜておきます。
根が少し乾いた状態で植え付けすると、根付きがよくなります。
植え付け時には、苗木と用土への水やりは控えましょう。
④アオギリが注意すべき害虫の種類と対策とは?
葉につきやすいのが「ハマキムシ」です。
増えると被害が拡大して大変です、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
薬剤散布で駆除・防虫できます。
幹につきやすいのが「テッポウムシ(カミキリムシ)」です。
テッポウムシ用の殺虫剤で駆除しましょう。
防虫剤を散布して、テッポウムシが産卵するのを防ぐのが一番よい予防策です。
⑤アオギリの増やし方は?
アオギリは「挿し木」「種まき」で増やすことができます。
⑥アオギリを種まきで増やす方法は?
秋頃に果実が割れて、船のような形をした果片に種がついています。
採取したら、鉢植えや種まきポットにまきましょう。
春の発芽まで、土が乾燥しないように管理してください。
根がしっかり張り、樹高が20cmほどまで育ったら定植させましょう。
⑦アオギリの苗木の価格はどのくらい?
アオギリは30cmの苗木で1000円前後で販売されています。
大株のものは80cmで約3000円です。
樹高や株が大きくなるにつれて、価格も上がります。
⑧アオギリの花言葉はなに?
アオギリの花言葉は「秘めた恋」「秘めた意志」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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