サラダや漬物、夏は冷やして味噌をつけてそのまま食べる!など、きゅうりって色々な食べ方がありますよね。
でも、きゅうりってあまり日持ちしないイメージがありませんか?
買ってきても、すぐに悪くなってしまったらもったいないですよね?
ならば、採れたてきゅうりをご自宅で作ってみるのはどうでしょう!
きゅうり栽培は、あるポイントに気を付ければ、そんなに難しくはありません。
これを機にぜひ、きゅうり栽培に挑戦してみませんか?
今回はきゅうりについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずは、きゅうりの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
きゅうりの育て方(栽培方法)は?
きゅうりは生育が早く、実もよく育ちます。
上手に育てるためには、いくつかポイントがあります。
地植えはもちろん、プランターでも育てることができるので、畑のないご家庭でもおいしいきゅうりを作ることができますよ!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、きゅうりが好む環境についてお伝えします!
きゅうりの育て方!環境はどうする?
きゅうりは、日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。
あたたかい気温を好むので、高温過ぎる気温では成長が鈍くなります。
寒さに弱く、10度を下回ると成長は止まってしまいます。
寒さと乾燥は、きゅうりの苦みを出してしまうので注意が必要です。
きゅうりを育てるには、水分が重要です。
過湿に気をつけながら、水分の量に注意して育てていきましょう。
おいしいきゅうりを作るには、土台となる土壌作りが大切です。
きゅうりに適した土を用意してあげましょう。
次は、きゅうりに適した用土についてお伝えします!
きゅうりを育てる際の適した用土は何?
水はけがよく、通気性がよい土を好みます。
きゅうりは、連作障害を起こしてしまうので、3年以上きゅうりを作っていない場所に植えましょう。
3年経っていない場所に植える場合は、値段は高いですが「接木苗」を使って育てる方法もあります。
酸性土壌を嫌うので、植え付けの2週間前に、畑に「苦土石灰100g/㎡」をまいて深めに耕します。
1週間前になったら「堆肥2㎏/㎡」「化成肥料200g/㎡」を加えてよく耕しておきましょう。
きゅうりは、生育がとても早いので肥料切れに注意しなければいけません。
次は、きゅうりに必要な肥料についてお伝えします!
きゅうりの育て方!肥料はどうする?
きゅうりに適した肥料は、化成肥料や油かす、有機配合肥料などがおすすめです。
実が付き始めたら肥料を施します。株間にまきましょう。
そのあとは2週間に1度を目安に施します。
同じ場所ばかりにならないように、株間、畝の肩、株元など毎回違う場所にまいてあげましょう。
生育が早くなる夏は、薄めた液肥を水やりの代わりに毎日与えてもいいです。
きゅうりの実は96%が水分でできています。
きゅうりにとって水分はとても大切です。
では次は、きゅうりの水やりポイントについてお伝えします!
きゅうりを育てる際の水の量はどうする?
きゅうりの根は浅根なので、乾燥しやすいため水切れには十分注意が必要です。
土の様子を見ながら、夕方に畝の中心まで届くように、たっぷりの水をあげましょう。
土が乾燥しないように管理します。
水分不足になると、実が変形しやすくなり味も苦みが強いきゅうりになってしまいます。
以上で基本的なきゅうりの育て方については終わりです。
次はきゅうりの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
きゅうりの種まき時期と種まきのポイントは?
きゅうりの種まきは、春まき(4月上旬)で行います。
土は市販の野菜用用土を使いましょう。
ポットまきの場合は、大きめの穴に種が重ならないように3粒まき、軽く土を被せます。
箱まきの場合は、溝間を8センチあけて、幅2センチほどの溝を作ります。
種を2センチ間隔で並べて軽く土を被せます。
水やりをして、乾燥しないように管理しましょう。
4~5日で発芽するので、ポットの場合は、生育のよい芽を2本選んで1本は抜きます。
本葉が出るころには更に1本抜いて、1本立ちにしましょう。
箱まきは、発芽したら1本ずつポットに移して本葉が2~3枚になるまで育てましょう。
※品種によって種まきの時期は異なります。その品種に合った時期に種まきをしてください。
きゅうりの、つるはどんどん伸びるので摘心しないと大変なことに!
次は、きゅうりの摘心のポイントについてお伝えします!
きゅうりの摘心のポイントは?
中心のつるは手の届く位置で管理しましょう。それ以上に伸びたら切ります。
中心のつるから伸びた子づるは、根元から5~6節はすべて切ります。
それより上は、子づるの本葉を2枚残してその先を切り落としましょう。
通気性をよくしてあげることで、病気や害虫から守ってあげることができます。
葉の状態を見て、摘心してあげましょう。
きゅうりを植える時期は、春まきでポットに種をまく他にも時期があります!
次は、きゅうりを植える時期についてお伝えします!
きゅうりを植える時期っていつ?
ポットで春まきした苗は、5月上旬ころが植え付けの適期です。
夏まき(6月上旬)や秋まき(8月上旬)は畑やプランターに直接、種をまいて育てます。
上手に植え付けするには、〇〇することがポイントです!
定着のコツも続けてお伝えします。
まずは、きゅうりの植え付けについてお伝えします!
きゅうりの植え付けはどうするの?
土壌を整えたら、雑草予防と地温を高めるために、黒マルチフィルムをかけましょう。
50~60センチ間隔で植穴をあけて、植穴のすぐ横に合掌式で支柱を立てます。
または、きゅうりネットなどの支柱ネットを立てるのもおすすめです。
植穴は少し大きめに開けるのがポイントです。
接木苗を植える場合は、接木部分が土に入らないように植えましょう。
次は、きゅうりの定植のコツについてお伝えします!
きゅうりの定植のコツは?
定植は、あたたかい晴れた日の午前中に行うと、根が土になじみやすくなります。
ポット苗を植えつけるときに、根を切らないようにそっとポットから外しましょう。
こうすることで、植え傷みを防ぐことができます。
定植後は、たっぷり水をあげましょう。
苗が倒れないように支柱やネットにひもなどで固定してあげると、つるの形がきれいになります。
畑がなくても大丈夫!きゅうりはプランターでも育てることができます!
次は、きゅうりをプランターで栽培するコツについてお伝えします!
きゅうりをプランターで栽培するコツは?
深型の幅60センチ以上の大型プランターで、2株植えることができます。
プランターの底に底石を敷き、プランターの8分目まで野菜用培養土を入れます。
植え付け前に、土の表面に園芸用の殺虫剤をまくと、アブラムシなどの害虫を防ぐことができますよ!
苗は浅植えにして、たっぷり水をあげましょう。
支柱を立てて、つると支柱を紐などで結び誘引してあげましょう。
摘心は地植えと同じ方法で行います。
表土が乾いたらたっぷり水やりをします。
とくに夏時期は、水切れが起きやすいので毎日水やりをしましょう。
肥料は、実がついてきた頃から、2週間に1回を目安に、化成肥料を施します。
最初になった2~3か所の実は、早めに収穫して株を疲れさせないようにしましょう。
その後は、実が20センチくらいになったら収穫します。
どんどん大きくなるので、次々に収穫しましょう!
ベランダ栽培で一番困るのは、害虫ですよね。
できれば病気も予防したいところです。
病気や害虫から守って、おいしいきゅうりを育てましょう!
次は、きゅうりの注意すべき病気や害虫と対策方法についてお伝えします!
きゅうりの注意すべき病気や害虫は?対策方法も!
きゅうりがかかりやすい病気と害虫には次のようなものがあります。
「べと病」
葉に黄色の斑がでて、葉裏にカビが発生します。
マルチなどを敷いて、雨などによる泥水はねを防ぎましょう。
また、摘心することで風通しがよくなり病気の予防につながります。
肥料切れでも発生するので、追肥をしっかり行いましょう。
「つる割病」
株元の茎が割れて、カビが発生します。
植穴の底にネギを入れて、その上にきゅうりを植えることで予防になります。
「モザイク病」
葉にモザイクのような斑ができて生育が悪くなります。
アブラムシを防ぐことで予防できます。
「うどんこ病」
葉の表面に白い粉のようなカビが発生します。
水やりをして乾燥を防ぎ、摘心で風通しをよくしてあげることで予防できます。
「黄化えそ病」
葉が黄化して、枯れてしまいます。
アザミウマを予防することで病気も予防できます。
「苗立枯病」
苗の時にかかる病気で、苗の根元が軟化して腐ってしまいます。
連作を防ぐことで予防できます。
「アザミウマ」
黄化えそ病を引き起こします。見つけたらすぐに駆除しましょう。
雑草をしっかり取ることで予防できます。
シルバーマルチも効果があります。
「アブラムシ」
見つけたらブラシなどでそぎ落として駆除しましょう。
プランターの場合は園芸用の殺虫剤をまくと予防できます。
地植えの場合は、シルバーマルチが有効です。
「ウリハムシ」
葉や実を食べて穴だらけにしてしまいます。
見つけ次第すぐに駆除しましょう。
幼苗の時期から、防虫ネットや袋で支柱を覆うことで予防することができます。
害虫に共通して言えることは、幼虫や卵など見つけたらすぐに駆除すること。
雑草などはきれいに抜き、葉の通気性をよくすることで予防できます。
収穫したきゅうりは、間違った保管方法でせっかくの栄養成分が損なわれてしまうかもしれませんよ!
次は、きゅうりの保存方法についてお伝えします!
きゅうりって日持ちする?保存方法は?
きゅうりはラップやビニール袋に入れて、風通しのよい冷暗所か、冷蔵庫の野菜室に立てて保管しましょう。
4~5日がおいしく保管できる期間です。
きゅうりは急な温度変化に弱く、冷えすぎることによって、ビタミンCが壊れてしまいます。
キンキンに冷えたきゅうりは、とってもおいしいですが、冷やし過ぎには注意しましょう。
きゅうりは黄色く可愛らしい花を咲かせます。
その花には花言葉があるってご存知でしたか?
次は、きゅうりの花言葉についてお伝えします!
きゅうりの花言葉はなに?
きゅうりの花言葉は「洒落」です。
洒落ているという意味を持っています。
きゅうりの実のなる様や、花の甘い香りなどからこの花言葉がついたのではないかと言われています。
最後に、きゅうりの豆知識をひとつご紹介したいと思います。
きゅうりを英語で何と呼ぶか知っていますか?
きゅうりに関する「ちょっと面白い英語」もご紹介しますね。
次は、きゅうりは英語でなんと言うかについてお伝えします!
きゅうりは英語でなんて言うの?
きゅうりは英語で「cucumber(キューカンバー)」と言います。
では「sea cucumber」(海のきゅうり)は何かわかりますか?
↓
↓
↓
↓
↓
答えは、「ナマコ」です!
ナマコをきゅうりに見立てるとは、面白い発想ですよね。
でもちょっと、きゅうりには見えな・・・
- オススメ記事
きゅうりのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①きゅうりの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。
高温過ぎる気温では成長が鈍くなり、寒過ぎると成長は止まってしまいます。
寒さと乾燥は、きゅうりの苦みを出してしまうので注意が必要です。
水はけがよく、通気性がよい土を好みます。
きゅうりは、連作障害を起こしてしまうので、3年以上きゅうりを作っていない場所に植えましょう。
酸性土壌を嫌うので、植え付けの2週間前に、畑に苦土石灰100g./㎡をまいて深めに耕します。
きゅうりに適した肥料は、化成肥料や油かす、有機配合肥料などがおすすめです。
実が付き始めたら肥料を施します。そのあとは2週間に1度を目安に施しましょう。
きゅうりの根は浅根なので、乾燥しやすいため水切れには十分注意が必要です。
土の様子を見ながら、夕方に畝の中心まで届くように、たっぷりの水をあげましょう。
②きゅうりの種まき時期と種まきのポイントは?
きゅうりの種まき時期は、春まき(4月上旬)で行います。
土は市販の野菜用用土を使いましょう。
ポットまきの場合は、大きめの穴に種が重ならないように3粒まき軽く土を被せます。
箱まきの場合は、溝間を8センチあけて、幅2センチほどの溝を作ります。
水やりをして、乾燥しないように管理しましょう。
※品種によって種まきの時期は異なります。その品種に合った時期に種まきをしましょう。
③きゅうりの摘心のポイントは?
中心のつるは手の届く位置で管理しましょう。それ以上に伸びたら切ります。
中心のつるから伸びた子づるは、根元から5~6節はすべて切ります。
それより上は、子づるの本葉を2枚残してその先を切り落としましょう。
④きゅうりを植える時期っていつ?
ポットで春まきした苗は、5月上旬ころが植え付けの適期です。
夏まき(6月上旬)や秋まき(8月上旬)は畑やプランターに直接、種をまいて育てます。
⑤きゅうりの植え付けはどうするの?
土壌を整えたら、雑草予防と地温を高めるために、黒マルチフィルムをかけましょう。
50~60センチ間隔で植穴をあけて、植穴のすぐ横に合掌式で支柱を立てます。
または、支柱ネットなどを立てるのもおすすめです。
植穴は少し大きめに開けるのがポイントです。
接木苗を植える場合は、接木部分が土に入らないように植えましょう。
⑥きゅうりの定植のコツは?
定植は、あたたかい晴れた日の午前中に行うと、根が土になじみやすくなります。
ポット苗を植えつけるときに、根を切らないようにそっとポットから外しましょう。
こうすることで、植え傷みを防ぐことができます。
定植後は、たっぷり水をあげましょう。
⑦きゅうりをプランターで栽培するコツは?
植え付け前土の表面に、園芸用の殺虫剤をまくとアブラムシなどの害虫を防ぐことができます!
苗は浅植えにして、たっぷり水をあげましょう。
表土が乾いたらたっぷり水やりをします。
プランター栽培は(とくに夏時期)水切れが起きやすいので毎日水やりをしましょう。
⑧きゅうりの注意すべき病気や害虫は?対策方法も!
きゅうりがかかりやすい病気と害虫には次のようなものがあります。
「べと病」
マルチなどを敷いて、雨などによる泥水はねを防ぎましょう。
また、摘心することで風通しがよくなり病気の予防につながります。
肥料切れでも発生するので、追肥をしっかり行いましょう。
「つる割病」
植穴の底にネギを入れて、その上にきゅうりを植えることで予防になります。
「モザイク病」
アブラムシを防ぐことで予防できます。
「うどんこ病」
水やりをして乾燥を防ぎ、摘心で風通しをよくしてあげることで予防できます。
「黄化えそ病」
アザミウマを予防することで病気も予防できます。
「苗立枯病」
連作を防ぐことで予防できます。
「アザミウマ」
雑草をしっかり取ることで予防できます。
シルバーマルチも効果があります。
「アブラムシ」
プランターの場合は園芸用の殺虫剤をまくと予防できます。
地植えの場合は、シルバーマルチが有効です。
「ウリハムシ」
幼苗の時期から、防虫ネットや袋で支柱を覆うことで予防することができます。
害虫で共通して言えることは、幼虫や卵など見つけたらすぐに駆除すること。
雑草などはきれいに抜き、葉の通気性をよくすることで予防できます。
⑨きゅうりって日持ちする?保存方法は?
きゅうりはラップやビニール袋に入れて、風通しのよい冷暗所か、冷蔵庫の野菜室に立てて保管しましょう。
4~5日がおいしく保管できる期間です。
⑩きゅうりの花言葉はなに?
きゅうりの花言葉は「洒落」です。
⑪きゅうりは英語でなんて言うの?
きゅうりは英語で「cucumber(キューカンバー)」と言います。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す