まっすぐと伸びる花穂とツヤのある大きい葉が印象的なアカンサス。
その大きさは1.5mほどにも及ぶ大型の多年草です。
葉には切れ込みがあり、その造形の美しさから、アカンサスをモチーフとしたデザインのものを多く存在します。
また、その葉の姿はアザミに似ているため、日本ではハアザミという和名がついています。
今回はアカンサスについてのポイント、
以上7つの点についてお伝えします。
まずはアカンサスの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
アカンサスの育て方は?
アカンサスは耐暑性も耐寒性も強いです。
土質をあまり選ばす、丈夫で育てやすい植物です。
ただし、アカンサスはかなり強靭な根を持っているため、他の植物と寄せ植えで育てている場合は、相手の植物をダメにしてしまう場合があります。
どうしても寄せ植えで育てる場合は、アカンサスの根を広がらないように注意しましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、アカンサスが好む環境についてお伝えします!
アカンサスの育て方!環境はどうする?
アカンサスは日当たりにも日陰にも対応できる植物です。
アカンサスの花を楽しみたいのか、葉を観察したいのかで置き場所は変わります。
アカンサスの花を鑑賞したいのであれば、日当たりの良い所で育てましょう。
逆に、葉を楽しみたい方は、日中はあまり日の当たらない所で育てるようにしましょう。
また、アカンサスの葉は冬の寒風に長時間当たってしまうと傷んでしまいます。
冬にこの様な環境になっている場合には風よけをしましょう。
次は、アカンサスに適した用土についてお伝えします!
アカンサスを育てる際の適した用土は何?
一般的な草花用培養土で大丈夫です。
ただし、アカンサスの根は太く、地中の深くまで入り込むため、水はけのよいものをオススメします。
ですので、山野草向けのものもよいでしょう。
次は、アカンサスに必要な肥料についてお伝えします!
アカンサスの育て方!肥料はどうする?
鉢植えの場合、春と秋の成長する時期に少し与えましょう。
具体的には、3月と9月頃になります。
庭植えの場合、ほとんど要りません。
では次は、アカンサスの種まき時期と種まきポイントについてお伝えします!
アカンサスの種まき時期と種まきのポイントは?
アカンサスは3月頃に種まきをするとよいでしょう。
種まいた後に2cm程度、土で覆いましょう。
また、アカンサスの場合は種まきをしてから開花するまで4年間という長い年月を要します。
もしも、早く鑑賞したいという場合であれば、苗を購入した方が良いでしょう。
また、発芽しても花がきれいに咲かなかったり葉がきれい成長しないことがあります。
できれば種まきから育てるのはやめたほうがよさそうです。
次は、アカンサスの水やりポイントについてお伝えします!
アカンサスを育てる際の水の量はどうする?
アカンサスを育てる際、水はほとんど要りません。
鉢植えの場合、春と秋の成長する時期に葉のしおれを確認しつつ、水を与えましょう。
ここでなぜアカンサスはあまり水やりが必要ないのかを簡単に説明したいと思います。
それは、アカンサスが地の中に大きく太い根を張らせているためです。
なので乾燥に強いのです。
かえって水やりをしすぎて根を腐らせてしまう方もいるようです。
冬の間には特に水を与えすぎないようにしましょうね。
以上で基本的なアカンサスの育て方については終わりです。
次はアカンサスの開花時期についてお伝えします!
アカンサスの開花時期はいつ頃?
アカンサスの開花時期は6~9月です。
清涼感があるため、夏にぴったりの植物ですね。
また、アカンサスは約40cmの高さにもなり、花も存在感のあるつき方なのでガーデンの主役として活躍しているんですよ。
花が咲き終わったのちには切り落とす作業が必要になります。
これを「花がら摘み」と言います。
やり方は簡単で、花がついている茎を株元から切り落とすだけです。
花がら摘みをすることによって、来年の花が咲きやすくなります!
次は、アカンサスの苗植えについてお伝えします!
アカンサスの苗植えのポイントは?
アカンサスは大きく育つため、十分はスペースを確保して植えるとよいでしょう。
植え付ける際は、株の元部分にバークチップでマルチングを施すことをオススメします。
ここでのマルチングとは、バークチップでアカンサスの株元を覆う事を言います
マルチングをする事でのメリットは主に2点あります。
まずは、水分の蒸発を抑える事ができます。
そして、病気や害虫の発生を防ぐことができます。
ここでマルチングを施すことによって水やりの回数がかなり減ります。
私たち人間の手間が省けるだけでなくアカンサスの体調も整うので、ぜひマルチングを行なってください。
次は、アカンサスの花の特徴についてお伝えします!
アカンサスの花の特徴はなに?
花穂をまっすぐと伸ばし、可愛らしい小さな花をいくつもつけます。
花の色は、種類にもよりますが白から赤系統のムラサキである場合が多いです。
また、アカンサスはギリシアの国花にも指定されています。
次は、アカンサスの葉についてお伝えします!
アカンサスの葉の用途は?
アカンサスの葉は、タンニンが含まれており、下痢止めや止血に使われています。
また、アカンサスの葉は植物の葉を表現するような装飾の中で、最も一般的なものでもあります。
また、一万円札の縁にはアカンサスの葉の模様が写されているんですよ!
ご存知でしたか?
次は、アカンサスの花言葉についてお伝えします!
アカンサスの花言葉はなに?
アカンサスの花言葉は「芸術」「技巧」などがあります。
古代ギリシア建築のコリント式円柱でアカンサスの葉が装飾化され、彫られたことに由来しているといわれています。
次は、アカンサスの種類や品種についてお伝えします!
アカンサスの種類や品種は何があるの?
アカンサス属は地中海沿岸の地方を中心として、50種ほどあります。
最もポピュラーなものはアカンサス・モリスです。
また、今回はいくつかのアカンサスの種類と特徴をお伝えしますね。
「アカンサス・モリス」
育つと高さは1mほどになる。
葉の長さも50cm前後になるため、植える場所には注意が必要。
「アカンサス・スピノサス」
花の根元が赤く、そこからやや薄くピンクがかった花を咲かせる。
葉が大きくて見応えがあるため、この種も人気となっている。
「アカンサス・ハンガリクス」
こちらの種は、葉っぱがツンツンしている。
葉は、モリスよりも硬い。
- オススメ記事
アカンサスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7つありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①アカンサスの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりにも日陰にも対応できますが、木漏れ日程度の明るさがあるとよいでしょう。
土は、一般的な草花用培養土で大丈夫ですが、水はけがよいものをオススメします。
水は、ほとんど要りません。
肥料は、鉢植えの場合、春と秋に少し与えましょう。
庭植えの場合、ほとんど要りません。
②アカンサスの開花時期はいつ頃?
アカンサスの開花時期は6~8月です。
③アカンサスの苗植えのポイントは?
生長できるスペースを十分に確保して植えるとよいでしょう。
④アカンサスの花の特徴はなに?
開花時期は、6~9月ころです。
花穂をまっすぐと伸ばし、小さな花をいくつもつけます。
⑤アカンサスの葉の用途は?
タンニンが含まれており、下痢止めや止血に使われています。
⑥アカンサスの花言葉はなに?
アカンサスの花言葉は「芸術」「技巧」などがあります。
⑦アカンサスの種類や品種は何があるの?
アカンサス属は、50種ほどあります。
最もポピュラーなものはアカンサス・モリスです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す