みなさんこんにちは。
今回は、カスミザクラについてまとめていきたいと思います。
カスミザクラ(Cerasus leveilleana)は『バラ科』の植物で、『遠くから見た花が霞のようであるため』という意味から名前の由来とされています。
「Cerasus」はラテン語でサクラという意味です。
今回は、カスミザクラについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはカスミザクラ(霞桜)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
カスミザクラ(霞桜)の育て方!
また、桜のまとめの記事もあります。
有名な桜の一覧をまとめていますので、こちらの記事もぜひご覧になってください!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、カスミザクラ(霞桜)が好む環境についてお伝えします!
カスミザクラ(霞桜)の育て方!環境はどうする?
カスミザクラが好む環境は【日当たりが良いところ】を好みます。
しかし、西日が当たるところではサクラにとって良くないですので、避けましょう。
また、樹木の隣接の影響を受けることで樹形が崩れやすくなります。
日陰の環境で育てると枝が枯れやすくなります。
枯れていく枝は、枝と枝の距離を広く取り日光を求めていくのです。
土壌に関して、【通気性】、【透水性】、【肥よくで水もの良さ】がポイントになります。
そして、風通しが良い場所が良いので強風があるところはNGです。
次は、カスミザクラ(霞桜)に適した用土についてお伝えします!
カスミザクラ(霞桜)を育てる際の適した用土は何?
カスミザクラの用土の土壌は、小粒である【赤玉土】になります。
これに、【腐葉土】と【黒土】を混ぜていきます。
紹介した土の混合比率は、【赤玉土:腐葉土:黒土】=【4:3:3】となります。
比率を目安として植え付けを行ってみてくださいね。
次は、カスミザクラ(霞桜)に必要な肥料についてお伝えします!
カスミザクラ(霞桜)の育て方!肥料はどうする?
植え付ける時に、やはり肥料の準備は必須になります。
元肥を作るために、堆肥(たいひ)と化成肥料を混ぜ合わせます。
植え穴の底に混ぜた元肥に軽く覆土しておきます。
穴を掘る時期は、【晩秋~冬】で、株周りに何個か穴を掘っておく必要があります。
そして、寒肥として有機質肥料と緩効性化成肥料を混ぜ合わせたものを穴に入れていきます。
ここで注意点ですが、【地表に肥料を接触させると根っこが地表に浮いてくる】ので気をつけましょう。
また、追肥に関しては花が咲いた後にする場合がありますが、それは樹勢によります。
では次は、カスミザクラ(霞桜)の水やりポイントについてお伝えします!
カスミザクラ(霞桜)を育てる際の水の量はどうする?
庭植えの場合は、【水は不要】です。
ですが、夏になれば乾燥してきますので、【約2週間に1度】の水やりが必要になってきます。
水やりは必ず【朝】にするようにしておきましょう。
また、鉢植えの株に水を与える場合には、【1~2日に約1回(朝)】です。
以上で基本的なカスミザクラ(霞桜)の育て方については終わりです。
次はカスミザクラ(霞桜)の写真をお見せします!
カスミザクラ(霞桜)の画像(写真)!特徴は?
カスミザクラは、落葉高木であり、樹高は【約15m~20m】もあります。
高いものになれば【約20m】になります。
基部が細く、葉っぱが卵型になっていることが特徴です。
また、毛が葉と葉柄にあり、葉の裏はつやがあって光っているように見えます。
次に、カスミザクラ(霞桜)の名所はどこにあるのかをお伝えします。
基部(霞桜)の名所はどこ?
①吉野山:奈良県吉野郡吉野町吉野山2430
吉野山の見頃の時期は【4月上旬~中旬】になります。
シロヤマザクラが中心になりますが、【約200種3万本】の桜を見ることができます。
吉野山は全国でも抜群の有名な桜スポットになっています。
ですので、数々の桜を堪能することができるでしょう。
桜の開花は、山の下から上に順々と開花していきますので、見どころ満載です。
②三多気:三重県津市美杉町三多気204
三多気の見頃は【4月上旬~下旬】になります。
三多気と吉野山は、国の名勝スポットとして指定されている有名地になっています。
4月中旬になれば、桜も見頃を迎え、【桜まつり】も開催されます。
かなりの観光客も観光にきますので、非常に賑わいを見せてくれます。
約500本ものヤマザクラが伊勢本街道から真福院に向かう参道を彩ってくれます。
ちなみに、ヤマザクラの代表的なものは【大島桜(オオシマザクラ)】、
【大山桜(オオヤマザクラ)】、【霞桜(カスミザクラ)】となります。
次に、カスミザクラ(霞桜)の開花時期や季節はいつ頃なのかをお伝えします。
カスミザクラ(霞桜)の開花時期や季節はいつ頃なの?
カスミザクラは山桜の一種ではありますが、一般のヤマザクラに比べて【遅咲き】です。
ヤマザクラは【4月初旬】で、カスミザクラは【4月下旬】となります。
ちなみに、知名度の高い「ソメイヨシノ」は【4月中旬】で、八重桜は【5月初旬】です。
カスミザクラはヤマザクラよりも標高の高い場所で咲き香ります。
東北地方や標高の高い地域でのカスミザクラの開花は、【5月初旬ころに満開】を迎えます。
ちなみに、本州中部(平野部)では【4月中旬~4月下旬】が開花を時期となり、
若干、遅い時期にキレイな花を咲かせるのがカスミザクラになります。
次は、カスミザクラ(霞桜)の苗の植え付けのポイントをお伝えします。
カスミザクラ(霞桜)の苗の植え付けのポイントは?
カスミザクラの植え付けの時期は【11~12月】、【2月~開花前】が適切です。
比較的、寒い土地になれば、【3月前後】が植え付けのポイントになります。
植え付け手順は、裸苗の場合は、
【❶水を入れたバケツに根っこの全体を1時間ほど漬けていきます。(伸びてる根は切る)】
そして、【❷広がった根の範囲より一回り大きく穴を掘っていきます。】
さらに【❸土と根っことの間に土を入れていきますが、接ぎ口をあらかじめ確認しておきましょう。】
また、【❹木を固定させるため、麻ロールで巻きます。(シュロ縄、麻ひもで結ぶのもOK)】
続いて、【❺やり水をが流れ出ないように水盛りを作ります。(植え穴と同じ大きさの水盛り)】
最後に【❻水をたくさん与え、引くことを確認したら、支柱を差し込みます。】
以上、6点の手順を参考にしてみてください。
次に、カスミザクラ(霞桜)の増やし方をお伝えします。
カスミザクラ(霞桜)の増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
❶【枝を約10~15cmにカット(切り口は斜め)】
❷【切り口を約3時間水に浸して出した後に、切り口に発根促進剤をつける】
❸【枝を約5~6cmほど鹿沼土(中粒)に挿し、土の乾燥を防ぐために水をあげる】
❹【根が成長してきたら、鉢に植えて終了】
以上が手順になります。
挿し木の時期は【2~3月】または、【6~7月】がオススメです。
次に、カスミザクラ(霞桜)の花言葉をお伝えします。
カスミザクラ(霞桜)の花言葉はなに?
カスミザクラの花言葉は【「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」「あなたに微笑む」】となります。
オオヤマザクラ(大山桜)と同じ花言葉になりますので、セットで覚えておくといいでしょう。
最後に、カスミザクラ(霞桜)の種類や品種は何があるのかをお伝えします。
カスミザクラ(霞桜)の種類や品種は何があるの?
カスミザクラは【野生種の一種】になり、北海道や本州にある品種になります。
白く美しい姿が多くの人を魅了することでしょう。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
カスミザクラ(霞桜)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①カスミザクラ(霞桜)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
カスミザクラは【風通しが良いところ】を好み、
土壌は【通気性】、【透水性】、【肥よくで水もの良さ】が大切です。
用土は【赤玉土:腐葉土:黒土】=【4:3:3】の目安で実践してみてください。
肥料は堆肥(たいひ)と化成肥料を混ぜた元肥に軽く土をかぶせておくことです。
庭植えの水やりの場合は、【基本的に水やりは不要】になります。
しかし、夏は、【約2週間に1度】の目安であげましょう。
また、鉢植えの株の場合は【1~2日に約1回(朝)】にあげましょう。
②カスミザクラ(霞桜)の画像(写真)!特徴は?
葉と葉柄に毛が生えていおり、葉の裏は光沢が目立っています。
また、基部が細いのが特徴的で葉っぱが卵型であることもカスミザクラの個性でもあります。
③カスミザクラ(霞桜)の名所はどこ?
全国でも花見で有名なスポットの吉野山と三多気になります。
ぜひ、春の季節に足を運んでみてください。
④カスミザクラ(霞桜)の開花時期や季節はいつ頃なの?
カスミザクラは【4月下旬】で、一般的なヤマザクラに比べて遅咲きになります。
ですが、東北地方や標高の高い地域では、【5月始め頃に満開】となります。
⑤カスミザクラ(霞桜)の苗の植え付けのポイントは?
植え付けの適期は【11~12月】、【2月~開花前】になります。
手順については上記をご覧ください。
⑥カスミザクラ(霞桜)の増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
挿し木の適期は、【2~3月】または、【6~7月】になります。
こちらも手順に関しては、上記を参考にしてみてください。
⑦カスミザクラ(霞桜)の花言葉はなに?
【「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」「あなたに微笑む」】になります。
まさにカスミザクラの姿そのものを表している花言葉で素敵な印象を受けます。
⑧カスミザクラ(霞桜)の種類や品種は何があるの?
カスミザクラは【野生種の一種】であり、北海道や本州にある品種となります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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