こんにちは。
今回は、珊瑚水木(サンゴミズキ)についてどこのサイトよりも詳しく、網羅的にまとめていきたいと思います。
もしよければ、記事の最後まで見ていってくださいね!
珊瑚水木(サンゴミズキ)は、ミズキ科ミズキ属に属する樹木です。
サンゴミズキは秋から冬にかけて名前の通り木肌がサンゴのように真っ赤に色づく、たいへんきれいな2mくらいの大きさまで育つ落葉低木です。
珊瑚水木(サンゴミズキ)の特徴は、なんと言っても美しいアカサンゴのように伸びた枝です。
なので、サンゴミズキは剪定が必要な植物ですが、比較的育てやすい植物で、家庭で育てるのにオススメの植物の一種です。
サンゴミズキは、洋風のアレンジや切り花にもとても向いている植物ですよ。
花も実も真っ赤な木肌も楽しめて、斑入りの葉も美しくて言うことなしの庭木ですね!
今回はサンゴミズキについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはサンゴミズキの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
珊瑚水木(サンゴミズキ)の育て方は?
珊瑚水木(サンゴミズキ)は、「シラタマミズキ」の改良品種です。
5月から6月に白い花を咲かせます。
また、秋には白い実をつけ、紅色の枝と写真映えするので紅葉も楽しめます。
サンゴミズキはとても丈夫な植物で、マイナス15℃くらいの寒さまで耐えることができる植物です。
ただし、サンゴミズキは夏の暑さには少し弱いので、夏の管理は注意が必要です。
最初は、サンゴミズキが好む環境についてお伝えします!
珊瑚水木(サンゴミズキ)の育て方!夏の環境はどうする?
サンゴミズキは日当たりを好む植物ですが、夏の暑さに注意が必要なため木漏れ日のある半日陰くらいの場所に植え付ける方がいいでしょう。
なので、西日が直接当たるようなところは避けた方が良いです。
サンゴミズキを夏に育てる際のポイントは以下の通りです。
1. 風通しを良くする
夏場は高温多湿になりやすく、病気の原因になることがあります。風通しの良い場所に置くことで、蒸れることを防ぎ、健康な状態を維持することができます。
2. 日光を適度に与える
日光が強すぎると葉焼けを起こしたり、乾燥してしまうことがあります。半日陰や明るい日陰の場所を選ぶ、日光が当たらない場所に移動するなど、適度な日光量を調整しましょう。
3. 水やりを適切に行う
夏場は水を欲しがりますが、過剰な水やりは根腐れや病気の原因になります。土が乾いたら適量の水を与え、水はけの良い土と鉢を使うことがポイントです。
4. 肥料を与える
夏場は成長が早いため、栄養をたくさん必要とします。適度な肥料を与え、健康的に育てましょう。
これらのポイントを守りながら、サンゴミズキを夏場に育てることができます。
また、サンゴミズキは発育が早く、生い茂るまで育ちます。
サンゴミズキを地植えで庭で育てる場合には剪定をしやすいような場所で育てるといいですね。
次は、サンゴミズキに適した用土についてお伝えします!
珊瑚水木(サンゴミズキ)を育てる際の適した用土は何?
サンゴミズキは特に土質を選ばずどんな土でも栽培することができます。
なので、市販の腐葉土を使っておくのが無難です。
土質を選ばず育ってくれる植物はとても育てやすいですね。
また、市販の汎用性の高い培養土も使うことができます。
培養土を選ぶ際は、特に栄養度が高いものを選ぶ方がいいとかはないので安いものでも構いません。
また、自分で1から土を作るのであれば、赤玉土:腐葉土=4:6ほどに配合したものを使いましょう。
ここで使う赤玉土は、土を弱酸性に保ち、通気性や保水性を保つために使用されます。
ぜひ、余裕があれば上記の用土を作ってみてくださいね。
次はサンゴミズキに必要な肥料についてお伝えします!
珊瑚水木(サンゴミズキ)の育て方!肥料はどうする?
サンゴミズキの肥料は、春の終わりぐらいの時期に、堆肥などの有機肥料を株元に施します。
肥料は与えすぎは逆効果になってしまうので注意し、肥料に記載されている使用方法をしっかりと守りましょう。
また、こちらの緩効性肥料もオススメですよ。
こちらの緩効性肥料をオススメするポイントとしては、じっくりと効果を発揮するためそこまで肥料を必要としないサンゴミズキにぴったりなのです。
あとは、1度置いておけば2ヶ月に1度ほど追肥を行えば良いだけです。
また、気になるニオイもあまりないので、部屋で鉢植えとして育てる際にも使用することが出来ます。
ぜひ、上記の商品を買ってみてください。
では次は、サンゴミズキの水やりポイントについてお伝えします!
珊瑚水木(サンゴミズキ)を育てる際の水の量はどうする?
サンゴミズキを庭植えとして育てる場合には雨水のみで、水やりは不要です。
サンゴミズキを鉢植えで育てる場合は土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。
夏の時期は、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
夏の日が差している時間帯の水やりは、日光で水温もどんどん上がります。
つまり、最悪の場合には根を茹でてるのと同じことになってしまいますので、夏の水やりは朝から夕方におこないましょう。
また、お出かけをしている場合でも数日間であれば水がなくても大丈夫ですので、帰ってきてから土が乾いていないか確認しましょう。
以上で基本的なサンゴミズキの育て方については終わりです。
次はサンゴミズキの剪定についてお伝えします!
珊瑚水木(サンゴミズキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
冒頭でもお伝えしましたが、サンゴミズキは成長が早いため剪定が必要です。
基本的にはどの季節に剪定を行なっても問題ありませんが、花後に剪定するのがベストな時期です。
具体的には、サンゴミズキの剪定の時期は6月からですね。
剪定は葉や枝の色の美しさをさらに彩りよく育てるための大切な作業です。
めんどくさいからといって放置せずちゃんと剪定しましょうね。
サンゴミズキは成長が早いので放置するとどんどん伸びてしまいますよ…。
長くなってしまったサンゴミズキには、こちらの剪定ばさみを使用しましょう。
こちらの剪定ばさみは、倍カリンク機構という特殊な加工がされているので大きく育ってサンゴミズキの枝も簡単に切ることができますよ。
また、剪定後の細いサンゴミズキの枝は、曲げやすいですし、リースのベース素材として利用するのがおすすめです。
赤い色がきれいなので、クリスマスリースなどにもぴったりですね。
後ほどサンゴミズキのアレンジメントの方法をお伝えしますね。
次はサンゴミズキの鉢植えで育てる際のポイントをお伝えします。
珊瑚水木(サンゴミズキ)を鉢植えで育てるポイントは?植え替えの時期とやり方も!
サンゴミズキの一般的な栽培方法は庭植えで屋外で育てる方法ですが、鉢植えでも栽培することが可能です。
鉢植えでサンゴミズキを育てる際には、主に生け花として育てられる場合がほとんどです。
また、サンゴミズキは生け花の主役として使われることがあります。
サンゴミズキを鉢植えとして育てるのであれば、アレンジを加えて生け花にして育ててみるのはいかがでしょうか?
サンゴミズキは、2~3年に1回は植え替えをして、根詰まりを予防しましょう。
サンゴミズキの植え替えに適した時期は12月から3月です。
鉢植えで小さくサンゴミズキを栽培して、慣れてから庭植えにするのもおすすめの栽培方法ですよ。
次はサンゴミズキの増やし方についてお伝えします。
珊瑚水木(サンゴミズキ)の増やし方は?挿し木の時期やポイントは?
サンゴミズキにはいくつかの増やし方があります。
代表的な3つはこれらです。
- つぎ木で増やす方法。
- 熟した実から種を取り出し、種まきをして増やす方法。
- 挿し木で増やす方法。
種まきは成長するまで時間がかかり、つぎ木は少しテクニックが必要なので、挿し木で増やすのが一番手軽な方法です。
まずは、サンゴミズキを剪定をした際に出た丈夫な枝を15センチ程度に切り、葉を3枚程度残し他は取り除きます。
切り口をナナメに切り、1~2時間水揚げをします。
切り口に発根剤をつけて、水捌けの良い土(鹿沼土など)や挿し木専用土に挿します。
ちなみに、おすすめの発根剤はこちらから購入可能です。
これらの工程を経たのちに、土を乾燥させないように半日陰で管理します。
うまくこれらの作業をすると、2~3ヶ月で根が出ます。
そして翌年までそのまま育ててから植え替えます。
ここで注意点が一つ!
柔らかい新芽は挿し木に適さないので、注意してくださいね。
アレンジメントなどでサンゴミズキの枝が入っていた場合に、花瓶で飾っていると根が出てている場合があります。
こちらも挿し木に利用することもできますよ。
もし頂いたお花のアレンジメントにサンゴミズキが入っていた場合、挿し木にしてみて下さい。
次は、サンゴミズキを生け花にするポイントをお伝えしますね!
珊瑚水木(サンゴミズキ)を生け花にする際のポイントは?
まずは、生け花にする際にサンゴミズキを選ぶポイントからお伝えします。
サンゴミズキを購入する際には、約1mほどの大きさのものを選びましょう。
これより大きいと手入れが大変になるのでもし大きいのを買ってしまったならば剪定をすると良いでしょう。
次に、使用する鉢ですが筒状のものからボール型のものまでなんでも構いません。
自分が気に入ったものを購入すると良いでしょう。
また、クリスマスの時期にはサンゴミズキをクリスマスツリーとして使用する方もいます。
そして、生け花としたサンゴミズキを長生きさせるポイントをお伝えすると、水をしっかりと吸わせるのがポイントになります!
当然のことと思うかもしれませんが、このことにつまずいてしまって枯らしてしまう方もいます。
枯らせないために水揚げという作業を行いましょう!
水揚げのやり方ですが、切り口を綺麗に揃えてあげます。
水揚げは、水の中で、一気にハサミを使って切ります。
その際は、このような力が加わりやすいハサミを使うといいですね!
この商品はアマゾンのレビューでも大変高評価を得ている剪定ばさみとなっています。
ここで、レビューの一部を抜粋してみると、
- 女性でも使いやすい!
- 10mm〜15mmの枝でも切りやすい!
- 枝にハサミを当てた時に滑らず、スパスパ切れるのが気持ちいい!
- 軽い力でも太い枝を切れる
このような高評価のレビューが並んでいます。
切り花やちょっとした剪定をする際にはこちらのハサミを使ってみてはいかがでしょうか?
そこで、つぎにもう少し踏み込んでサンゴミズキのアレンジメントの仕方を学んでいきましょう!
珊瑚水木(サンゴミズキ)のアレンジメントはどうするといいの?
サンゴミズキのアレンジメントのやり方ですが、YouTubeで紹介されている方がいます。
動画はこちらです。
ここの動画でお伝えされている事をまとめると、
- サンゴミズキはまっすぐ伸びてもいいことがないから曲げておく。
- ドラセナ、キキョウラン、バラ、ブラックパールを使う。
この2つが主なポイントです。
また、FlowerTVの長塚さんはいつも最初からどのようにアレンジメントをしていくかは考えていないそうです。
なぜなら、触ってからでないとその花の長所を掴めないからだそうです。
長塚さんは、トップフラワーアーティストとして活動されていますがさすがの職人コメントですね。
テレビや雑誌の取材にも数多く出演されています。
それでは次に、サンゴミズキの花言葉についてお伝えします。
珊瑚水木(サンゴミズキ)の花言葉は何があるの?
珊瑚水木の花言葉には次のようなものがあります。
1. 不変の愛情
珊瑚水木の花は赤やピンク色をしており、赤い色は愛情や情熱を表現する色とされています。そのため、珊瑚水木の花言葉には「不変の愛情」という意味が込められています。
2. 美のうつろい
珊瑚水木は秋になると美しい紅葉を見せますが、その紅葉の美しさは短い期間しか続きません。そのうつろいの美しさから、珊瑚水木の花言葉には「美のうつろい」という意味が込められています。
3. 新しい恋
珊瑚水木の花言葉には「新しい恋」という意味があります。これは珊瑚水木が春にピンク色の花を咲かせることから、新しい恋を始める人たちにとって象徴的な花とされているためです。
珊瑚水木の花言葉は、愛情や美しさ、新しい始まりなどの意味が込められています。
それでは最後に、今回お伝えした事をまとめていきましょう!
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珊瑚水木(サンゴミズキ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①珊瑚水木(サンゴミズキ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
サンゴミズキは日当たりのいい場所を好むが、夏の暑さには注意しましょう。
特に西日には当てないようにします。
サンゴミズキは特に土質を選ばずどんな土でも栽培することが出来きます。
庭植えの場合は雨水のみで、水やりは不要です。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与えましょう。
②珊瑚水木(サンゴミズキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
サンゴミズキは成長が早いため剪定が必要です。ベストな剪定時期は花が終わった後です。
③珊瑚水木(サンゴミズキ)を鉢植えで育てるポイントは?植え替えの時期とやり方も!
サンゴミズキの一般的には庭植えで育てるが、鉢植えでも栽培は可能です。
2~3年に1回は植え替えをし、根詰まりを予防しましょう。
④珊瑚水木(サンゴミズキ)の増やし方!挿し木の時期やポイントは?
サンゴミズキの増やし方にはつぎ木、種を収穫して種まき、挿し木の方法があります。
サンゴミズキの挿し木は枝を15センチ位に切った枝を水あげしてから水はけの良い土に挿します。
翌年までそのまま育て、植え替えましょう。
新芽は柔らかく、挿し木には適していません。
⑤珊瑚水木(サンゴミズキ)の生け花にするポイントは?
一番のポイントは枯らせないようにすること。
水揚げという作業をして水をより吸わせるようにする。
⑥珊瑚水木(サンゴミズキ)のアレンジメントのポイントは?
サンゴミズキをアレンジする際は、バラやドラセナ等を使うと良い。
⑦珊瑚水木(サンゴミズキ)の花言葉はなに?
サンゴミズキの花言葉は「熟した精神」「洗練」です。
庭などに植えられたり、はたまたアレンジメントして生け花にしたりして鑑賞されるサンゴミズキ。
みなさんも一度サンゴミズキを見たらその美しさに心を引かれるでしょう。
そんなサンゴミズキを育ててみてはいかがでしょうか?
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
色々調べていてこちらに辿り着きました。
ご質問させて下さい。
サンゴミズキですが、水耕栽培は可能な植物でしょうか?
太さ1.5センチ、長さ50センチほどのサンゴミズキの枝を
購入しまして。
お水に浸けて1ヶ月くらい経つのですが何も変化がありません。
暑さに極端に弱く、日陰に植えても夏越し困難です。関東より北なら何とかなるかも。