ヒュウガミズキは、強健で芽吹く力が強く、むずかしい剪定も必要ないので、庭木や生垣に適しています。
小さな黄色い花は、花つきがよく、満開時期にはご自宅のお庭を鮮やかに彩ってくれますよ。
この記事では、ヒュウガミズキの育て方や、花以外にも楽しめる様々なポイントをご紹介したいと思います!
今回はヒュウガミズキについてのポイント、
以上9つの点についてお伝えします。
まずはヒュウガミズキの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヒュウガミズキの育て方は?
ヒュウガミズキは苗木のうちは鉢植えで管理して、ある程度大きくなったら地植えで育てましょう。
耐寒性はありますが、地植えにする場合、あたたかい地域のほうがよく育ちます。
夏越しや冬越しの対策は、とくに必要ありません。
注意すべきポイントには「日光」と「水分管理」があります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヒュウガミズキが好む環境についてお伝えします!
ヒュウガミズキの育て方!環境はどうする?
ヒュウガミズキを育てる環境ですが、日当りのよい場所が適しています。
日陰が多いと、花つきが悪くなってしまうので注意してください。
最低でも1日2~3時間は、しっかりと日の当たる場所で育てましょう。
次は、ヒュウガミズキに適した用土についてお伝えします!
ヒュウガミズキを育てる際の適した用土は何?
ヒュウガミズキは湿り気と通気性のバランスがよい土を好みます。
配合する場合は「黒土:鹿沼土:赤玉土」を均等に混ぜこみ、これに「腐葉土」や「堆肥」を加えて使いましょう。
市販されている「庭木・花木用の培養土」でもよく育ちますよ。
次は、ヒュウガミズキに必要な肥料についてお伝えします!
ヒュウガミズキの育て方!肥料はどうする?
1月下旬~3月に、油かすなどの有機肥料を施します。
この時期の肥料は、効果がゆっくりあらわれる緩効性の肥料を使いましょう。
花後の5月にも同じ肥料を施します。
肥料を施すときは、幹を中心に円を描くように、深さ10㎝ほどの穴を数か所掘り、肥料を埋めます。
ヒュウガミズキは根の先から、肥料の成分を吸収するので、幹から少し離れた場所に施すのがポイントです。
では次は、ヒュウガミズキの水やりポイントについてお伝えします!
ヒュウガミズキを育てる際の水の量はどうする?
表土が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。
ヒュウガミズキは乾燥に弱いので、水切れには注意が必要です。
乾燥する時期は、株元を敷きワラなどでマルチングすることをおすすめします。
以上で基本的なヒュウガミズキの育て方については終わりです。
次はヒュウガミズキの写真をお見せします!
ヒュウガミズキの画像(写真)!花や葉の特徴は?
ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木で、花が咲いたあとに葉が出ます。
新芽は赤みがあり、淡黄色の花は鐘形で下垂して咲きます。
葉は葉脈がしっかりとしていて、折り目模様のように見えるのが特徴です。
次に、ヒュウガミズキの開花時期と紅葉の時期をお伝えします!
ヒュウガミズキの開花時期や季節はいつ頃なの?紅葉が観れる時期は?
ヒュウガミズキの花は春に咲き、開花時期は3~4月頃です。
初夏には、葉脈がしっかりとした緑の葉がつき、11~12月頃になると紅葉を楽しむことができます。
次に、ヒュウガミズキの庭での育て方をお伝えします。
ヒュウガミズキの庭で育てるポイントは?
生長がはやく、枝が横に広がるので、充分なスペースのある場所に植えることが、ポイントになります。
やや寒さに弱いので、寒冷地では地植えに向いていません。
北海道・東北地方、信越地方では、鉢植えにして管理しましょう。
次にヒュウガミズキの剪定のやり方をお伝えします!
ヒュウガミズキの剪定(切り戻し)のポイント!
ヒュウガミズキの剪定は5月頃が適期です。
飛び出した枝や古い枝を切って、樹形を整えましょう。
芽を出す力が強いので、高さや幅を調整する「刈り込み剪定」もこの時期に行うことができます。
ヒュウガミズキは、自然樹形も美しいので、そのままで楽しむのもおすすめですよ。
次は、ヒュウガミズキの挿し木のやり方をお伝えしますね!
ヒュウガミズキの挿し木のやり方はどうする?
ヒュウガミズキの挿し木は6~7月に行いましょう。
花後(剪定時期)に伸びた枝を、10~20㎝の長さにカットします。
先端の葉を数枚残して、下葉はすべて取り除いてください。
枝の切り口を水に浸して「水揚げ」をしてから、挿し木用の土に挿していきます。
明るい日陰に置き、土が乾燥しないように管理しましょう。
よく根が張ってきたら、1本ずつ鉢植えに移して、定植できる大きさまで育てます。
ヒュウガミズキは「トサミズキ属」の植物なので、トサミズキとよく似ています。
このふたつを見分けるポイントを、いくつかご紹介したいと思います!
次は、ヒュウガミズキとトサミズキの違いをお伝えします。
ヒュウガミズキとトサミズキの違いは?
ヒュウガミズキの花は、2~3個で一房となって咲きます。
それに対してトサミズキの花は、8~10個で一房になるのが、一番見分けやすいポイントです。
(ヒュウガミズキ)
花や葉の大きさが、ヒュウガミズキは小さく、トサミズキのほうが大きいところが、違いのひとつでもあります。
花の中心にある雄しべの先端の色が、黄色がヒュウガミズキ、赤暗色がトサミズキです。
(トサミズキ)
次に、ヒュウガミズキの花言葉をお伝えします!
ヒュウガミズキの花言葉はなに?
ヒュウガミズキの花言葉は「思いやり」です。
花言葉の由来は、はっきりとはわかっていません。
ヒュウガミズキの花は、トサミズキよりも小さいことから「ヒメミズキ」とも呼ばれています。
「日向水木(ヒュウガミズキ)」という名前の由来には諸説あるんです。
この「ヒメミズキ」が変化して「ヒュウガミズキ」になったという説や、宮崎県・日向市に多く自生するからという説。
明智光秀の領域に多く自生し、光秀の官名である「日向守」から名付けられた、などの説があります。
最後に、ヒュウガミズキの販売価格をお伝えします。
ヒュウガミズキの価格や販売価格はいくらぐらい?
ヒュウガミズキは、50㎝苗木で700~900円ほどで販売されています。
ホームセンターや園芸店で見つけられないときは、ネット通販がおすすめですよ。
ヒュウガミズキは根付きがあまりよくないので、ガーデニング初心者の方は、ある程度大きい苗木を購入したほうが安心です。
上記のサイトでは、ある程度成長したヒュウガミズキを購入することができますよ。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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ヒュウガミズキのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒュウガミズキの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当りのよい環境が適しています。
湿り気と通気性のバランスがよい土で育てましょう。
肥料は、1月下旬~3月と5月に、油かすなどの有機肥料を施します。
乾燥に弱いので、水切れに注意して、水やりを行ってください。
②ヒュウガミズキの画像(写真)!花や葉の特徴は?
ヒュウガミズキの画像をご紹介しました。
黄色い花が咲いたあとに、葉脈のしっかりとした葉が出るのが特徴です。
③ヒュウガミズキの開花時期や季節はいつ頃なの?紅葉が観れる時期は?
春(3~4月頃)に花が咲き、初夏には緑の葉がつきます。
秋(11~12月頃)になると紅葉を楽しむこともできます。
④ヒュウガミズキの庭で育てるポイントは?
生長がはやく、枝が横に広がるので、充分なスペースのある場所に植えることが、ポイントになります。
⑤ヒュウガミズキの剪定(切り戻し)のポイント!
剪定は5月頃が適期です。
飛び出した枝や古い枝を切って、樹形を整えましょう。
⑥ヒュウガミズキの挿し木(挿し芽)のやり方はどうする?
挿し木の適期は6~7月です。
花後(剪定時期)に伸びた枝を、10~20㎝の長さにカットし、水揚げをしてから、挿し木用の土に挿していきます。
明るい日陰に置き、土が乾燥しないように管理しましょう。
⑦ヒュウガミズキとトサミズキの違いは?
「ヒュウガミズキ」
・花は2~3個で一房となる
・花や葉が小さい
・雄しべの色が黄色
「トサミズキ」
・花は8~10個で一房となる
・花や葉が大きい
・雄しべの色が赤暗色
⑧ヒュウガミズキの花言葉はなに?
ヒュウガミズキの花言葉は「思いやり」です。
⑨ヒュウガミズキの価格や販売価格はいくらぐらい?
50㎝苗木で700~900円ほどで販売されています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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