お祝いに欠かせない花といえば、コチョウランですよね。
せっかく頂いた花をそのままにしておいては、十分に花を楽しむ前に枯れてしまいます。
コチョウランはいくつかのポイントをおさえておけば、ご自宅でも育てられるんです!
この記事では栽培はむずしいとあきらめていた方でも、上手に育てられるようにポイントをまとめてみました。
あわせて贈り物にピッタリな花言葉や由来などもご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください!
今回は胡蝶蘭(コチョウラン)についてのポイント、
以上17個の点についてお伝えします。
まずは胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方は?
贈り物でコチョウランを頂いた場合、ラッピングはなるべく早く取りましょう。
鉢内が蒸れて根が傷みやすくなります。
すぐに取れない場合は、鉢植えの底穴が出るように包装を切り取ってください。
直射日光が苦手なので、一年を通して室内で管理します。
極端な高温や低温にならないように、気温は15~25℃を保つことがポイントです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、胡蝶蘭(コチョウラン)が好む環境についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方!環境はどうする?
胡蝶蘭(コチョウラン)は風通しのよい明るい場所を好みます。
レースカーテンで遮光した日光が届く、明るい場所で育てましょう。
朝日の当たる方角(東側)に置くのが最適です。
冷暖房の風が直接当たる場所は避けてください。
花もちが悪くなりますし、つぼみが落ちてしまうこともあります。
コチョウランは一般的な培養土を使いません。ではどのような用土が適しているのでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)に適した用土についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)を育てる際の適した用土は何?
コチョウランは着生植物なので、土に根を張りません。
用土は「水ゴケ」「バーク」「ヤシ殻チップ」などがおすすめです。
また、洋ラン用の用土も売られているので、そちらを使ってもよいでしょう。
肥料を与える場合は、濃度に注意しましょう。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)に必要な肥料についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方!肥料はどうする?
5~10月のあいだ週1回を目安に、洋ラン専用の液肥を3000倍に薄めたものを施します。
開花時期と冬の低温期は、肥料を与えずに管理してください。
濃すぎる肥料は根を傷める原因になるので注意が必要です。
「コチョウランはたくさん水をあげないといけない」と思っていませんか?
じつはそこに大きなポイントがあるんです!
では次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の水やりポイントについてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)を育てる際の水の量はどうする?
春~秋は7~10日に1回を目安に、株元にたっぷり水を与えます。
梅雨時期は用土が乾きにくいので、2~3週間に1回を目安にしてください。
冬は2週間に1回が目安です。
冬時期はあたたかい時間帯(晴天の午前中)にぬるま湯を与えることで、根の寒害を防ぐことができます。
強い乾燥が苦手なので、部屋が乾燥しているときは、葉水を行い湿度を調整しましょう。
生育に適した湿度は60~80%です。
以上で基本的な胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方については終わりです。
次は胡蝶蘭(コチョウラン)の画像をご紹介します!
胡蝶蘭(コチョウラン)の画像(写真)!
胡蝶蘭(コチョウラン)は、ラン科コチョウラン属とドリテノプシス属に属する、洋ランの総称です。
高温多湿地帯の東南アジアに分布し、樹木や岩盤に着生する多年性の植物です。
このため栽培の用土は、土ではなく「水ゴケ」や「バーク」などが適しています。
そんなコチョウランの花が咲くのは、どの季節なのでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の開花時期や季節についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の開花時期や季節はいつ頃なの?
コチョウランは冬~早春に咲く花で、開花時期は1~4月下旬です。
花茎は50~80㎝伸びて先端が垂れ下がります。
花色には白、ピンク、クリーム、混色などがあり、珍しいものでは青や紫もあります。
花茎の先端にまとまって咲かせるタイプや、分岐して花が並ぶようにつくタイプなど、花姿は多様です。
コチョウランは太くて立派な根を伸ばします。
植え付けのときは、根を傷つけないように丁寧に作業しましょう。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の苗の植え付けについてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の苗の植え付けのポイントは?
育苗ポットの縁に沿ってナイフを入れ、そっと苗を取り出します。
古い水苔を取り除いたら、新しい水ゴケを湿らせて根を包んで植え付けしてください。
株元を高くして、周囲を低くすると水はけがよくなります。
用土に合った鉢を選ぶことも大事なポイントになります。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の鉢植えのポイントについてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の鉢植えのポイントは?
鉢植えは土が蒸れやすく、根腐れを起こしやすいので、水分管理が大きなポイントになります。
適した用土に合った素材の鉢を使いましょう。
水ゴケには通気性のよい素焼き鉢、バークやヤシ殻チップには保水性のあるプラ鉢が適しています。
贈り物用の化粧鉢は通気性の悪いものが多いので、適した時期に植え替えてあげるのがおすすめです。
では植え替えに適した時期とは、いつ頃なのでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の植え替えについてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の植え替えのポイントは?
胡蝶蘭(コチョウラン)の植え替えは、成長期の4~5月が適期です。
数株が寄せ植えにしてあるものは、1株ずつに分けて新しい用土へ植え替えしましょう。
支柱を外したら、花茎を根元から3節半残して切ります。
茶色くなったり黒く傷んでいる根は取り除きます。
そのあとは植え付けと同じ手順で、植え替えを行ってください。
栽培で最も重要な季節は「冬」です。
この時期を上手に乗り切ることができれば、翌シーズンもキレイな花を観賞することができますよ。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の冬越しについてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の冬越しのポイントは?
寒いのが苦手なコチョウランにとって、冬が一番注意すべき季節になります。
冬は水を吸う力が弱くなっているので、やや乾かし気味に育てるのがポイントです。
水をあげ過ぎると根腐れしてしまいますし、土が濡れていると寒害も受けやすくなります。
地上部の乾燥は防ぎたいので、ときどき葉水を行って管理しましょう。
夜間の気温が10℃以下にならないように注意が必要です。
夜は部屋の中心へ移動させ、大きめの段ボールなどで全体を覆うと防寒になります。
コチョウランは高価な花なので、剪定はちょっとためらってしまいますよね。
しかし適した時期に行うことで、花つきをよくすることができます。
時期や切る位置をしっかりとチェックしておきましょう。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の剪定についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の剪定のポイントは?
剪定に使うハサミは、切れ味がよく清潔なものを使用しましょう。
花が咲き終わりそうになったら、少し早めに花茎を切り落とします。
根元から3節半ほど残した位置で切ってください。
水は控えめにして肥料を止めましょう。
よく日に当てて管理すると、1カ月ほどで花芽が出てきます。
あたたかい場所で、つぼみが乾燥しないように葉水を行えば、もう一度花を咲かせてくれますよ。
ご自宅のコチョウランに「〇〇」ができていたら、株を増やすことも可能です!
「〇〇」とは一体何でしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の増やし方についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の増やし方!
コチョウランは「株分け」で増やすことができます。
ほかの植物は株が成長すると子株が増えて、それを株分けするのが一般的です。
しかしコチョウランは株が増える植物ではありません。
何らかの原因により親株が成長できなくなると、茎の高い位置に根を出したり、子株ができたりするんです。
「たまたま」できた子株を分けて増やしていくのが、コチョウランの株分けになります。
では株分けのやり方を詳しくみてみましょう。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の株分けのやり方についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の株分けのやり方は?
茎の途中から根が出ることがあります。
葉が2~3枚になり5㎝ほどまで成長したら、根の下部分から切り落として新しい用土に植え付けすると、約1~2年で開花します。
株元に子株ができている場合は、植え替えの時期にあわせて、株分けを行いましょう。
子株を切り離して、小さめの鉢と新しい用土へ植え付けします。
「コチョウランってすぐに枯れちゃうよね」という話をよく耳にします。
枯れてしまう原因と対策を知っておくことで、思っているよりも長く花を楽しむことができるんですよ!
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)が枯れる原因についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)が枯れるのはなぜ?原因と対策はどうする?
コチョウランが枯れる原因で最も多いのが「水のあげ過ぎ」です。
花を枯らさないようにたくさん水をあげてしまいがちですが、やや乾かし気味のほうが元気に育ちます。
適した用土は保水性があるので、水をあげ過ぎないように注意してくださいね。
強い直射日光によって「葉焼け」を起こしてしまいます。
葉が黄色く変色していたら、日差しが強すぎるのかもしれません。
夏時期はレースカーテンなどで遮光した環境で管理しましょう。
「濃い肥料」は根を傷めてしまいます。
適した時期に希釈した肥料を与えるようにしましょう。
「低温」に弱いので、10℃を下回ると枯れてしまいます。
夜間の気温には注意してください。
部屋の湿度が低すぎると「乾燥」して枯れてしまうことがあります。
冷暖房の風は当てないようにして、とくにつぼみの時期は乾燥させないように湿度管理を行いましょう。
このような原因以外で葉や花が枯れてしまう場合は、病害虫の被害を受けている可能性があります。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)のかかりうる病気や害虫についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
かかりうる病気には次のようなものがあります。
「ウイルス病」
害虫に食害された傷口や、剪定の切り口から雑菌が入って感染します。
一度発症すると完治はむずかしいので予防が大切です。
害虫はしっかりと防虫して、剪定に使う道具や手は消毒してきれいな状態で行いましょう。
「軟腐病」
葉に濡れたような病斑ができ、症状がすすむと根元から腐って枯れてしまう病気です。
この病気も傷口から入る雑菌が原因になるので、防虫と道具の消毒が予防につながります。
「褐斑細菌病」
葉に濡れたような褐色の病斑ができます。
高温多湿で病気が広がりやすくなるので、風通しのよい環境で育てることが予防になります。
発症部分は早めに切り取って処分しましょう。
「炭そ病」
葉に黒色の病斑が現れます。梅雨時期にかかりやすい病気で、雨や風で運ばれた胞子がつくと発症します。
雨のかからない場所で管理して病気を予防してください。
「灰色かび病」
花びらや葉に濡れたような灰色の病斑ができます。
風で胞子が飛び伝染するので、発症部分はすぐに取り除いて、薬剤散布で殺菌しましょう。
風通しをよくして蒸れを防ぐことが予防につながります。
「立枯病」
水をあげ過ぎることで、根が黒く腐って表土にクモの巣状の菌糸が出てきます。
傷んでいる根を取り除き、新しい用土に変えてあげれば回復します。
根がほとんど黒くなり、葉も枯れた状態では回復が見込めないので、予防することが大事なポイントになります。
注意すべき害虫には次のようなものがあります。
「カイガラムシ」「コナカイガラムシ」
カイガラムシの分泌物は、ウイルス病の原因になります。
成虫は薬が効きづらいので、幼虫の時期に薬剤散布で駆除してください。
「ハダニ」
目に見えないほど小さい虫で、葉に白い斑点がついたようになります。
乾燥でつきやすいので、葉水をして防虫しましょう。
「コナダニ」
暗くて多湿の環境で発生しやすく、水ゴケなどの植え込み材につきます。
発症したら新しい水ゴケに取り換えて、風通しのよい明るい場所で管理しましょう。
「スリップス」「ナメクジ」
つぼみや葉を食害します。傷口からは雑菌が入り病気につながるので、見つけ次第すぐに駆除してください。
「アブラムシ」
大量に発生し、分泌物は「モザイク病」「軟腐病」の原因になります。
殺虫剤がよく効くので、専用の薬剤で駆除しましょう。
「コバエ」
腐った根や水ゴケなどに発生します。
多湿に注意して、傷んだ根や葉、花がらは取り除き、きれいな状態を保つことが防虫につながります。
コチョウランは切り花としても人気ですが、切り花はすぐにしおれてしまうイメージがありませんか?
より長く楽しむためには、次のポイントをチェックしてみてください。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の切り花についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)を切り花にするには?
1回目の花が咲いたら、早めに花茎ごと摘み取りましょう。
切り口を水に浸したまま1㎝くらい切ります(水切り)。
花瓶の水は少なめにして、半日陰に置くと長持ちします。
水はこまめに取り換えて、花瓶の中もスポンジできれいに洗いましょう。
花がしおれてきたら、水切りしたあと熱湯に2㎝ほど浸して、5~10分くらい置いておきます。
花には新聞紙を巻いて、湯気が当たらないように注意してください。
お湯からあげたら冷水に1日浸しておくと、また元気になります。ぜひ試してみてくださいね!
「コチョウランは高価な花」ということは知っていますが、価格はどのくらいなのでしょうか?そして価格に差があるのはなぜなのでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の価格(値段)についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の価格(値段)はどのくらい?
コチョウランは、そこまで育てるためにどれくらいのコストがかかっているかで、価格が変わってきます。
多くの手がかかっているものほど、価格は高くなるのです。
例えば生産者から直接買うのと、生産者から運送会社を通して園芸店へ運ばれたコチョウランを買うのでは、価格に違いがあります。
丈が50㎝前後で2本立ちのものは、5,000~7,000円で販売されています。
丈が80㎝前後の3本立ちのものは、10,000~20,000円。
丈が100㎝くらいになると、20,000~40,000円になるものもあります。
ネット通販で購入するときに、価格が安すぎるものには注意が必要です。
花にボリュームのないものや、病害虫の被害を受けているものが届いたということがあるので、販売店選びは十分に注意してくださいね。
コチョウランの英名は、花の見た目が由来になっています。
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の英名についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)は英語で何というの?
コチョウランは英語で「Phalaenopsis(ファレノプシス)」「Phalaenopsis Orchid(ファレノプシス・オーキッド)」といいます。
「ファレノプシス」はギリシャ語で「蛾(ガ)のような」という意味があります。
日本語の「胡蝶蘭」も花姿が蝶に似ていることからつけられました。
では花言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の花言葉についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の花言葉はなに?
コチョウランの花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。
幸せを運んできた蝶が、花茎にとまっているように見えることが「幸福が飛んでくる」の由来になっています。
コチョウランの学名は「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アフロディーテ)」といいます。
「アフロディーテ」は、ギリシャ神話に登場する愛と美の女神を指します。
このことから「純粋な愛」という花言葉がつけられました。
花色別では、白…「清純」/ピンク…「あなたを愛しています」などがあります。
コチョウランにはとても多くの園芸品種があります。
花の大きさ、咲き方、花色などで品種を選んでみてはいかがでしょうか?
次は、胡蝶蘭(コチョウラン)の種類や品種についてお伝えします!
胡蝶蘭(コチョウラン)の種類や品種は何があるの?
コチョウランは「大輪」「中輪」「小輪」など花の大きさによって分けられます。
大輪品種には「ジェルフラワー」「ライムライト」「バレンシア」などがあります。
中輪品種には「ヴィーナスピンク」「レモンパイ」「グリーンエレガンス」などがあります。
小輪品種には「ブラックダイアモンド」「アイビス」ブルートゥインクル」などがあります。
花の付き方には「群れ咲き」「整列咲き」などがあり花色も豊富なので、お好みのものを探してみてくださいね!
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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胡蝶蘭(コチョウラン)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
風通しのよい明るい場所を好みます。
「水ゴケ」「バーク」「ヤシ殻チップ」などで育てるのがおすすめです。
肥料は5~10月のあいだ週1回を目安に、洋ラン専用の液肥を3000倍に薄めたものを施します。
春~秋は7~10日に1回を目安に、株元にたっぷり水を与えます。
梅雨時期は用土が乾きにくいので、2~3週間に1回を目安にしてください。
冬は2週間に1回が目安です。
②胡蝶蘭(コチョウラン)の画像(写真)!
コチョウランの画像をご紹介しました。
優美で上品なコチョウランの花を、ぜひチェックしてみてくださいね!
③胡蝶蘭(コチョウラン)の開花時期や季節はいつ頃なの?
コチョウランは冬~早春に咲く花で、開花時期は1~4月下旬です。
➃胡蝶蘭(コチョウラン)の苗の植え付けのポイントは?
新しい水ゴケを湿らせて根を包んで植え付けしてください。
株元を高くして、周囲を低くすると水はけがよくなります。
⑤胡蝶蘭(コチョウラン)の鉢植えのポイントは?
水ゴケには通気性のよい素焼き鉢、バークやヤシ殻チップには保水性のあるプラ鉢が適しています。
贈り物用の化粧鉢は通気性の悪いものが多いので、適した時期に植え替えてあげるのがおすすめです。
⑥胡蝶蘭(コチョウラン)の植え替えのポイントは?
植え替えは、成長期の4~5月が適期です。
数株が寄せ植えにしてあるものは、1株ずつに分けて新しい用土へ植え替えしましょう。
⑦胡蝶蘭(コチョウラン)の冬越しのポイントは?
冬は水を吸う力が弱くなっているので、やや乾かし気味に育てるのがポイントです。
葉水を行い地上部の乾燥は防ぎましょう。
夜間の気温が10℃以下にならないように注意が必要です。
夜は部屋の中心へ移動させ、大きめの段ボールなどで全体を覆ってあげると、防寒できますよ。
⑧胡蝶蘭(コチョウラン)の剪定のポイントは?
花が咲き終わりそうになったら、少し早めに花茎を切り落とします。
根元から3節半ほど残した位置で切ってください。
水は控えめにして肥料を止めましょう。
よく日に当てて管理すると、1カ月ほどで花芽が出てきます。
⑨胡蝶蘭(コチョウラン)の増やし方!
コチョウランは「株分け」で増やすことができます。
⑩胡蝶蘭(コチョウラン)の株分けのやり方は?
茎の途中から根が出ることがあります。
葉が2~3枚になり5㎝ほどまで成長したら、根の下部分から切り落として新しい用土に植え付けすると、約1~2年で開花します。
株元に子株ができている場合は、植え替えの時期にあわせて、株分けを行いましょう。
⑪胡蝶蘭(コチョウラン)が枯れるのはなぜ?原因と対策はどうする?
コチョウランが枯れる原因で最も多いのが「水のあげ過ぎ」です。
やや乾かし気味のほうが元気に育ちます。
水をあげ過ぎないように注意してくださいね。
強い直射日光によって「葉焼け」を起こしてしまいます。
夏時期はレースカーテンなどで遮光した環境で管理しましょう。
「濃い肥料」は根を傷めてしまいます。
適した時期に希釈した肥料を与えるようにしましょう。
「低温」に弱いので、10℃を下回ると枯れてしまいます。
夜間の気温には注意してください。
部屋の湿度が低すぎると「乾燥」して枯れてしまうことがあります。
とくにつぼみの時期は乾燥させないように湿度管理を行いましょう。
⑫胡蝶蘭(コチョウラン)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
かかりうる病気には「ウイルス病」「軟腐病」「褐斑細菌病」「炭そ病」「灰色かび病」「立枯病」などがあります。
害虫被害を予防して、剪定道具や用土を清潔に保つことが予防になります。
注意すべき害虫には「カイガラムシ」「コナカイガラムシ」「ハダニ」「コナダニ」「スリップス」「ナメクジ」「アブラムシ」「コバエ」などがいます。
害虫は見つけ次第、薬剤散布などで駆除しましょう。
⑬胡蝶蘭(コチョウラン)を切り花にするには?
1回目の花が咲いたら、早めに花茎ごと摘み取りましょう。
切り口を水に浸したまま1㎝くらい切ります(水切り)。
花瓶の水は少なめにして、半日陰に置くと長持ちします。
水はこまめに取り換えて、花瓶の中もスポンジできれいに洗いましょう。
⑭胡蝶蘭(コチョウラン)の価格(値段)はどのくらい?
丈が50㎝前後で2本立ちのものは、5,000~7,000円で販売されています。
丈が80㎝前後の3本立ちのものは、10,000~20,000円。
丈が100㎝くらいになると、20,000~40,000円になるものもあります。
⑮胡蝶蘭(コチョウラン)は英語で何というの?
コチョウランは英語で「Phalaenopsis(ファレノプシス)」「Phalaenopsis Orchid(ファレノプシス・オーキッド)」といいます。
⑯胡蝶蘭(コチョウラン)の花言葉はなに?
コチョウランの花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。
⑰胡蝶蘭(コチョウラン)の種類や品種は何があるの?
大輪品種には「ジェルフラワー」「ライムライト」「バレンシア」などがあります。
中輪品種には「ヴィーナスピンク」「レモンパイ」「グリーンエレガンス」などがあります。
小輪品種には「ブラックダイアモンド」「アイビス」ブルートゥインクル」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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