冬に咲くコスモスと言われるウィンターコスモス。
ビデンスとも呼ばれることがあります。
寒さに強く寒冷地でも屋外で育てることができます。
性質も丈夫なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめですよ。
育てやすい品種ですが、枯らさず元気に育てるためには、いくつかポイントがありました!
この記事では、ウィンターコスモスを上手に育てるポイントを、わかりやすくお伝えします。
花言葉や品種もご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください!
今回はウィンターコスモスについてのポイント、
以上9つの点についてお伝えします。
まずはウィンターコスモスの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ウィンターコスモス(ビデンス)の育て方は?
ウィンターコスモスには一年草、二年草、多年草のタイプがあります。
流通している品種の多くは、多年草タイプです。
開花する時期も、夏咲きと秋冬咲きのものがあるんですよ。
どのタイプも丈夫で育てやすく、栽培方法もほとんど同じ。
多年草タイプのものは、冬に対策をとることで、翌年もキレイな花を咲かせてくれます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ウィンターコスモスが好む環境についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の育て方!環境はどうする?
ウィンターコスモスを育てる場所は日当たりのよい場所が適しています。
日照不足は徒長の原因となり、花付きが悪くなってしまいます。
よく日に当てて育てましょう。
耐寒性があるので、マイナス5℃までは屋外でも育てることが可能です。
強く凍結してしまう寒い地域では、鉢植えにして冬は室内で管理する方が安心ですよ。
もともと丈夫な性質をもつので、どのような土でも育つことができます。
ウィンターコスモスの好む土に植えてあげることで、さらに育てやすくなりますよ。
次は、ウィンターコスモスに適した用土についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)を育てる際の適した用土は何?
ウィンターコスモスは、水はけのよい土を好みます。
市販の培養土は「草花用」を選びましょう。
配合する場合は「赤玉土6:腐葉土3:パーライト1」がおすすめです。
用土には元肥を加えて植え付けします。
では元肥にはどのようなものを、使えばよいのでしょうか?
次は、ウィンターコスモスに必要な肥料についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の育て方!肥料はどうする?
元肥には緩効性肥料をつかいます。
植え付けのときに、用土によく混ぜこんでおきましょう。
追肥は4~5月と9月中旬~10月に1回ずつ、緩効性肥料を少量与えます。
鉢植えの場合も、庭植えの場合も同じです。
種まきをする場合は、品種をしっかりと確認してください。
春まきの品種と、秋まきの品種がありますよ!
次はウィンターコスモスの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の種まき時期と種まきのポイントは?
一年草のタイプは春(3~4月)、多年草タイプは秋(9~10月)にまきましょう。
発芽温度は20℃前後です。
秋まきの場合は、霜と凍結に注意が必要です。
育苗箱に種まき用の土を入れて、種をまいたらかるく覆土します。
明るい日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。
霜の降りない季節になったら、鉢や花壇に植え替えします。
春まきの場合は、直まきかポットまきにしましょう。
ウィンターコスモスは乾燥に強い植物です。
水やりは「あげ過ぎないこと」がポイントになります。
では次は、ウィンターコスモスの水やりポイントについてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)を育てる際の水の量はどうする?
鉢植えの表土が乾いたら、たっぷり水やりをします。
ハダニがつきやすいので、乾燥する時期は葉水をして防虫しましょう。
葉裏にも、かけてあげてくださいね。
庭植えの場合は降雨で育てます。
日照りがつづいて、乾燥がひどいときは水やりを行ってください。
夏以外の季節は、やや乾燥気味に育てることがポイントです!
以上で基本的なウィンターコスモスの育て方については終わりです。
次はウィンターコスモスの画像をお見せします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の画像や写真!
ウィンターコスモスの開花時期は9~12月。
分岐した花茎の先端に、花径3~5㎝の花を咲かせます。
花色は黄色や白、グラデーションのある品種もありますよ。
草丈は20~120㎝に成長します。
生育旺盛なのでどんどん伸びます!
見た目がコスモスに似ていることが、名前の由来となっています。
コスモスの花が終わるころに、ウィンターコスモスが開花するんですよ。
ウィンターコスモスはよく育つので、定期的に切り戻しを行い草丈を整えましょう。
次はウィンターコスモスの剪定(切り戻し)についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の剪定(切り戻し)ポイントは?
梅雨が終わるころ、全体を20㎝ほどに切り戻してください。
草丈がコンパクトにまとまり、管理がしやすくなります。
しぼんだ花は早めに摘み取ることで、株の消耗をおさえることができます。
種をとる場合は、開花時期の終わりの方に咲いた花を残しましょう。
秋ごろに開花苗が販売されます。
苗を購入したら、さっそく植え付けしてみましょう!
庭植えで育てる場合は、アレに注意することがポイントになります。
次はウィンターコスモスを庭植えで育てるポイントについてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)を庭植えで育てるポイントは?
庭植えにするときは、「環境と土」があっているか確認しましょう。
植え付けの1週間前に苦土石灰を加えて、よく耕しておきます。
庭土が粘土質な場合は、腐葉土を多めに混ぜこんで、土壌改良を行ってください。
植え付けのときに、元肥を混ぜこみます。
根鉢をくずさずに、植え付けすることがポイントです。
根に傷がつくと、うまく成長できなくなってしまいますよ!
複数株植えるときは、株間を30㎝以上あけてください。
12~3月は霜よけを行います。
寒冷地では株元をマルチングして、根の凍結を防ぐのもいいですね。
数年たった株は株分けも兼ねて、植え替えして株を更新させましょう。
ウィンターコスモスは、育ち方にも種類があります。
這って伸びるタイプや、直立して育つタイプなどです。
その種類にあわせて、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
今回は「寄せ植え」のポイントをご紹介したいと思います。
次はウィンターコスモスの寄せ植えについてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)を寄せ植えにするポイントは?
茎を這わせるタイプは、鉢や花壇の縁側に。
直立するタイプは鉢の中心や、花壇の後ろ側に植えることで、全体のバランスがとれます。
一緒に植える植物は「コキア」「アリッサム」「カランコエ」などがおすすめです。
開花苗で寄せ植えをつくるときは、根を傷つけないように注意してください。
株は詰めすぎずに、ゆったりと植えてあげましょう。
花がらはこまめに摘み取り、やや乾燥気味に管理することで、長く寄せ植えを楽しめます。
ウィンターコスモスはさまざまな方法で、株を増やすことができるんです。
多年草で数年経った株は、次のような方法で株を更新しましょう。
次はウィンターコスモスの増やし方についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の増やし方は?
ウィンターコスモスは「種まき」「株分け」「挿し木」で増やすことができます。
種まきは「種まきのポイント」をご覧くださいね!
株分けは毎年4~5月ごろに、植え替えにあわせて行います。
掘り上げた株を均等に切り分けたら、それぞれを新しい土に植え替えしてください。
次はウィンターコスモスの挿し木のやり方についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の挿し木のやり方は?
ウィンターコスモスの挿し木も4~5月ごろが適期です。
茎を先端から10~15㎝ほどの長さにカットします。
切り口は斜めに切りましょう、水の吸い込みがよくなりますよ。
土に挿す部分の葉はすべて取り除いてください。
切り口を1時間ほど水に浸し、水揚げをします。
湿らせた挿し木用の土に、茎を挿していきます。
明るい日陰で、土が乾燥しないように管理しましょう。
よく根が張るまで育ったら、定植させます。
ウィンターコスモスの別名は「Bidens(ビデンス)」といいます。
ラテン語で数字の2を意味する「bi」と、歯を意味する「dens」の合成語です。
ビデンスの種子にある2本のトゲが、この名前の由来になっているんです。
では花言葉にはどのようなものが、あるのでしょうか?
次はウィンターコスモスの花言葉についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の花言葉はなに?
ウィンターコスモスの花言葉には「調和」「忍耐」「真心」「淡い恋」「もう一度愛します」などがあります。
厳しい冬の時期に、寒さに負けず花を咲かせる様子から、「忍耐」という花言葉がつけられたと言われています。
ウィンターコスモスが分類される「ビデンス」は、世界に200種以上が分布しているんですよ。
日本で販売されているウィンターコスモスの品種には、次のようなものがありました。
次はウィンターコスモスの種類や品種についてお伝えします!
ウィンターコスモス(ビデンス)の種類や品種は?
ウィンターコスモスは、いくつかの品種があります。
その中のいくつかを今回はお伝えしますね。
「飛騨微笑」
岐阜県飛騨地区のオリジナル品種です。
秋冬咲きで、オレンジ色の強い黄色い花が特徴です。
草丈は100~150㎝になる高性品種になります。
「飛騨笑顔」
こちらも飛騨地区のオリジナル品種です。
「微笑」よりも花色が明るいのが特徴です。
「イエローキューピット」
秋冬咲きの品種で、草丈が高くなる高性種です。
花の中心が黄色く、縁は白色をしているのが特徴。
冬は防寒対策が必要です。
「ホワイトキューピット」
中心花はレモンイエローで、花びらは白色をしています。
草丈は60~70㎝ほどに成長します。
茎が硬くしっかりしているのがこの種の特徴です。
「ゴールドキューピット」
中心花はオレンジ色で、花びらは内側から外側にグラデーションがあります。
全体的に美しい山吹色をしていて、目を惹く品種です。
花径がほかの品種に比べて小さいのが特徴になります。
「レモンキューピット」
花の中心がオレンジ色で、花びらがレモンイエローになっています。
短日性があるので、夜は明かりの当たらない場所で、育てることがポイントです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
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ウィンターコスモス(ビデンス)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9つありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①ウィンターコスモスの育て方(環境、土、肥料、種まき、水やり)
日当たりのよい場所が適しています。
水はけのよい土で育てましょう。
元肥には緩効性肥料をつかいます。
追肥は4~5月と9月中旬~10月に1回ずつ、緩効性肥料を少量与えます。
一年草のタイプは春(3~4月)、多年草タイプは秋(9~10月)にまきましょう。
発芽温度は20℃前後です。
秋まきの場合は、霜と凍結に注意が必要です。
鉢植えの表土が乾いたら、たっぷり水やりをします。
庭植えの場合は降雨で育てます。
②ウィンターコスモスの画像は?
ウィンターコスモスを画像でご紹介しました。
ぜひチェックしてみてください!
③ウィンターコスモスの剪定(切り戻し)ポイントは?
梅雨が終わるころに全体を20㎝ほどに切り戻してください。
草丈がコンパクトにまとまり、管理がしやすくなりますよ。
④ウィンターコスモスを庭植えで育てるポイントは?
庭植えにするときは、「環境と土」があっているか確認しましょう。
根鉢をくずさずに植え付けすることがポイントです。
複数株植えるときは、株間を30㎝以上あけてください。
12~3月は霜よけを行います。
⑤ウィンターコスモスを寄せ植えにするポイントは?
一緒に植える植物は「コキア」「アリッサム」「カランコエ」などがおすすめです。
開花苗で寄せ植えをつくるときは、根を傷つけないように注意してください。
株は詰めすぎずに、ゆったりと植えてあげましょう。
⑥ウィンターコスモスの増やし方は?
ウィンターコスモスは「種まき」「株分け」「挿し木」で増やすことができます。
⑦ウィンターコスモスの挿し木のやり方は?
4~5月ごろが適期です。
茎を先端から10~15㎝ほどの長さにカットします。
切り口を1時間ほど水に浸し、水揚げをします。
湿らせた挿し木用の土に、茎を挿していきます。
明るい日陰で、土が乾燥しないように管理しましょう。
⑧ウィンターコスモスの花言葉はなに?
ウィンターコスモスの花言葉には「調和」「忍耐」「真心」「淡い恋」「もう一度愛します」などがあります。
⑨ウィンターコスモスの種類や品種は?
品種には「飛騨微笑」「飛騨笑顔」「イエローキューピット」「ホワイトキューピット」「ゴールドキューピット」「レモンキューピット」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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