【檜扇(ヒオウギ)のまとめ!】育て方(苗の植え付けや挿し木)と花言葉等12個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ヒオウギ(檜扇)についてまとめていきたいと思います。

 

ヒオウギは、アヤメ科アヤメ属の多年草です。

 

以前は、アヤメ科ヒオウギ属に属していましたが、2005年からアヤメ属に編入されました。

それに伴い、学名も「Belamcand domestica」から「Iris domestica」に変更されています。

 

ヒオウギの原産地は、日本、朝鮮半島、中国、台湾、インド北部です。

また、日本では北海道以外の地域に分布しています。

 

今回は、ヒオウギ(檜扇)についてのポイント、

①ヒオウギ(檜扇)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ヒオウギ(檜扇)の画像(写真)!特徴は?花や実はどんな感じ?ぬばたまとは?
③ヒオウギ(檜扇)の開花時期や季節はいつ頃なの?
④ヒオウギ(檜扇)の苗の植え付けのポイントは?
⑤ヒオウギ(檜扇)の挿し木のやり方はどうするの?
⑥ヒオウギ(檜扇)の種まき時期と種まきのポイントは?
⑦ヒオウギ(檜扇)に似た花はなに?ヒオウギアヤメやヒオウギスイセンはどう違うの?
⑧ヒオウギ(檜扇)の花を生け花にしよう!生け方のおすすめは?
⑨ヒオウギ(檜扇)の生花をドライフラワーにする方法は?
⑩ヒオウギ(檜扇)の販売場所は?通販で買える?
⑪ヒオウギ(檜扇)の花言葉はなに?英語で何と言うの?
⑫ヒオウギ(檜扇)の種類や品種は何があるの?

 

以上12個の点についてお伝えします。

まずはヒオウギ(檜扇)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ヒオウギ(檜扇)の育て方は?

 

ヒオウギは、環境さえ合っていれば、放置していても良く育ってくれる植物です。

土質もあまりこだわらないので、園芸が初心者の方でも育てやすいでしょう。

 

また、鉢植えで育てる場合は「ダルマヒオウギ」という一般的に出回っている品種の方が適しています。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ヒオウギ(檜扇)が好む環境についてお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の育て方!環境はどうする?

 

ヒオウギは、日当たりが良く水はけの良い環境で育てましょう。

 

ヒオウギの自生地は海岸や野原なので、周囲になにも無い日が降り注ぐところが大好きです。

しかし、日が当たると言っても西日が強く当たるような場所は避けてください。

 

日陰ではあまり育ちませんが、半日だけでも良く日が当たるのであれば十分です。

 

次は、ヒオウギ(檜扇)に適した用土についてお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)を育てる際の適した用土は何?

 

ヒオウギは、土質は特に選びません。

しかし、水はけが良く適度に保水性があり、腐葉土などの有機質を含んだ土だと良く育ちます。

 

また、酸性の土を嫌いますので地植えの場合は、植え付ける2週間前に苦土石灰をまいて土を中和してください。

 

その中和した土に腐葉土などを混ぜ込んでから植え付けましょう。

 

自分で土を配合する場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用してください。

市販の草花用培養土でも十分に育ちます。

 

次は、ヒオウギ(檜扇)に必要な肥料についてお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の育て方!肥料はどうする?

 

ヒオウギは、追肥をすると良く育ちます。

 

しかし、植え付けの時に腐葉土などを混ぜ込んだ土であれば、その年の追肥は必要ありません。

2年以降経過してから追肥を行いましょう。

 

地植えの場合は、春と秋に1回づつ緩効性化成肥料を株元から離れた場所に置き肥してあげるだけで十分です。

 

難しく考えることなく、生育があまりよくないときに液体肥料を与えるだけでも良いでしょう。

 

では次は、ヒオウギ(檜扇)の水やりポイントについてお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)を育てる際の水の量はどうする?

 

ヒオウギを地植えしている場合は、ほぼ降雨のみで育ちます。

 

水切れしてしまうと葉先から枯れてしまうこともありますが、逆に水をやりすぎても枯れてしまいます。

保水性のある用土を使用している場合は、水のやりすぎに注意してください。

 

また、夏場は水枯れを起こしやすいので、気をつけましょう。

 

以上で基本的なヒオウギ(檜扇)の育て方については終わりです。

次はヒオウギ(檜扇)の写真をお見せします!

 

ヒオウギ(檜扇)の画像(写真)!特徴は?花や実はどんな感じ?ぬばたまとは?

 

 

ヒオウギは、草丈が最大で1m20cmほどに成長します。

 

花は、長い花茎の上部に数輪付け、ヒオウギの基本種の花色はオレンジ色です。

花期の間は次々と開花するので見ごたえがあります。

 

花びらは6枚で、ヒョウのような斑点模様が入っています。

このような模様の入り方を、日本では「虎斑(とらふ)」と呼びます。

 

葉は長さ30~60cmほどの剣状で、密に互生し左右に開きます。

 

(ヒオウギの葉)

 

「ヒオウギ」という名前は、この葉が宮中で用いられていた木製の扇である檜扇(ひおうぎ)に似ていることから名付けられたそうです。

 

また、花後には、さやが膨らみ果実が付き、晩秋になると割れて黒光りする種が見えてきます。

この種は熟してもすぐに落ちないので、飾ってもきれいです。

 

そして、「ぬまたま」とはこの黒い種のことを指します。

和歌では「ぬまたま」は、「黒・夜・夢・髪」などにかかる枕詞として用いられています。

 

(ヒオウギの種)

 

次に、ヒオウギ(檜扇)の開花時期をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の開花時期や季節はいつ頃なの?

 

ヒオウギの開花時期は7月~8月です。

11月以降は地上部は枯れていきますが、春になると芽が出てきます。

 

次は、ヒオウギ(檜扇)の苗の植え付けのポイントをお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の苗の植え付けのポイントは?

 

ヒオウギの植え付けは、4月~5月又は9月~10月に行いましょう。

苗をポットから出し、根鉢を崩さずに植え付けてください。

 

地植えの場合は葉が広がるので、株と株の間は40cmほどあけて植え付けてたら水をたっぷり与えましょう。

 

地植えの場合は、3年~4年はそのまま植え付けていても良いです。

しかし、株が増大して混み合ってくるので生育が悪くなる場合があります。

 

その際は、株分けをするなどして対処してください。

 

鉢植えで育てるのであれば、ダルマヒオウギという小さな品種のほうが適しています。

ダルマヒオウギは、一般的に出回っているヒオウギの品種です。

 

ダルマヒオウギの場合でも、2年~3年に1回は植え替えをしましょう。

 

(ダルマヒオウギ)

 

それでは次に、ヒオウギ(檜扇)の挿し木のやり方をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の挿し木のやり方はどうするの?

 

ヒオウギの挿し木(挿し芽)は、梅雨時期に行いましょう。

新しく伸びた芽を10cmほどの長さに切ります。

 

そして、付いている葉を半分切り落として1時間ほど水に漬けて吸水させましょう。

吸水が終わったら、湿らせたさし芽専用用土か、鹿沼土などの単用土に挿してください。

 

挿したら日陰で水をやりながら管理し、新芽が出てきたら徐々に日当たりの良い場所へ移動して育ててください。

しかし、ヒオウギは株分けでの増やし方のほうが簡単で一般的です。

 

次は、ヒオウギ(檜扇)の種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の種まき時期と種まきのポイントは?

 

 

ヒオウギの種まきは、9月中旬~10月中旬に行いましょう。

しかし、ヒオウギの種の販売はされていたいので自分で育てたものから採取しましょう。

 

8月頃から種の採取は出来ますが、8月に採取したものはバーミキュライトや砂を入れた袋の中に入れて冷蔵庫で保管してください。

 

その際、乾燥させないように保管をし、9月中旬になったらまきましょう。

9月以降に採取した種であれは、保管をせずにすぐにまいてください。

 

まき方は、ポットに3粒ほどをまいて覆土は5mm程度で十分です。

日当たりの良い場所で、水やりをしながら管理します。

 

発芽までに1ヶ月~3ヶ月はかかりますので、気長に待ちましょう。

発芽をしたら、間引きながら育てて本葉が2枚~3枚になったら植え付けたい場所へ植え付けましょう。

 

しかしヒオウギの種は、乾燥すると発芽率が悪くなる上、開花まで2年~3年かかります。

そのため、株分けで増やした方が簡単に増やせます。

 

次に、ヒオウギ(檜扇)に似た花をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)に似た花はなに?ヒオウギアヤメやヒオウギスイセンはどう違うの?

 

ヒオウギアヤメは、ヒオウギと同じくアヤメ科アヤメ属に属しています。

ヒオウギアヤメは、扇の檜扇に葉が似ていることからヒオウギアヤメと名付けられました。

 

そのため、ヒオウギとヒオウギアヤメは葉が似ています。

ヒオウギとは違いは、青色~紫色の花色しか付けないことが挙げられます。

 

また、ヒオウギアヤメは、亜高山帯~高山帯の湿地に生息し、北海道や北アメリカなどの寒いところに分布しています。

 

(ヒオウギアヤメ)

 

ヒオウギスイセンも、ヒオウギと同じくアヤメ科アヤメ属に属しています。

ヒオウギズイセンは、ヒオウギと違い南アフリカが原産です。

 

そして、ヒオウギと違い地下に繊維質の球茎を持ちます。

また、ヒオウギスイセンはグラジオラスに似た、穂状花序の花を多数つけることも違いの1つです。

 

(ヒオウギスイセン)

 

次は、ヒオウギ(檜扇)の生け方のおすすめをお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の花を生け花にしよう!生け方のおすすめは?

 

ヒオウギは、「魔除けの花」と言われ、京都の祇園祭の花としても使われています。

 

ヒオウギの斜めに曲がっている姿を生かし、中央部分を高く生けて扇状の葉を生かしてみると良いと思います。

また、ダルマヒオウギのほうが葉の幅が広いので、ダイナミックな生け花になります。

 

それでは次に、ヒオウギ(檜扇)の生花をドライフラワーにする方法をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の生花をドライフラワーにする方法は?

 

ドライフラワーの作り方は、ただ吊るしておけばよいので簡単です。

乾燥している時期の方が早く出来上がりますが、約1週間~2週間で出来上がります。

 

ヒオウギで主にドライフラワーにされるのは、実や種です。

 

(ヒオウギの実)

 

次は、ヒオウギ(檜扇)の販売場所をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の販売場所は?通販で買える?

 

ヒオウギは、ホームセンターや園芸店、通販でも購入できます。

通販での販売価格は、苗は800円前後で、種は500円前後で売られています。

 

次に、ヒオウギ(檜扇)の花言葉をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の花言葉はなに?英語で何と言うの?

 

ヒオウギの花言葉は、「誠意」・「個性美」・「誠実」です。

このような花言葉は、個性的なぶれない花姿から名付けられたのでしょう。

 

また、英語で言うと「Leopard flower」です。

 

それでは最後に、ヒオウギ(檜扇)の種類や品種をお伝えします!

 

ヒオウギ(檜扇)の種類や品種は何があるの?

 

ヒオウギには、矮性品種の他にもいろいろな改良品種や交雑種もあります。

以下に、ヒオウギの代表的な園芸品種をご紹介します。

 

①真竜(しんりゅう)

花色は朱橙色で赤色の斑点が入る品種です。

 

②黄竜(おうりゅう)

黄色い花を咲かせ、斑点がありません。

 

③緋竜(ひりゅう)

花色は橙紅色で、赤色の斑点が入る品種です。

 

④桃竜(とうりゅう)

 

 

ピンク色の花を咲かせ、濃いピンク色の斑点が入る品種です。

 

⑤ダルマヒオウギ

 

 

草丈40cm~50cmの矮性品種で、花付きが良く、葉が幅広いのが特徴です。

一般的に出回っているのはこのダルマヒオウギです。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

ヒオウギ(檜扇)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ヒオウギ(檜扇)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

ヒオウギは、日当たりが良く水はけの良い環境で育てましょう。

用土は水はけが良く、適度に保水性があり有機質に富む土壌を好みます。

地植えの場合は、苦土石灰をあらかじめ混ぜた土に腐葉土などを混ぜてから植え付けてください。

水やりは、地植えの場合はほぼ降雨のみで育ちます。

 

②ヒオウギ(檜扇)の画像(写真)!特徴は?花や実はどんな感じ?ぬばたまとは?

ヒオウギは、草丈が最大で1m20cmほどに成長します。

花は、長い花茎の上部に数輪付け、ヒオウギの基本種の花色はオレンジ色です。

花期の間は次々と開花し、見ごたえがあります。

花びらは6枚で、ヒョウのような斑点模様が入っています。

このような模様の入り方を、日本では「虎斑(とらふ)」と呼びます。

また、花後には、果実が付き晩秋になると割れて黒光りする種が見えてきます。

そして、「ぬまたま」とはこの黒い種のことを指します。

和歌では「ぬまたま」は、「黒・夜・夢・髪」などにかかる枕詞として用いられています。

 

③ヒオウギ(檜扇)の開花時期や季節はいつ頃なの?

ヒオウギの開花時期は7月~8月です。

11月以降は地上部は枯れていきますが、春になると芽が出てきます。

 

④ヒオウギ(檜扇)の苗の植え付けのポイントは?

ヒオウギの植え付けは、4月~5月又は9月~10月に行いましょう。

苗をポットから出し、根鉢を崩さずに植え付けてください。

葉が広がるので、株と株の間は40cmほどあけて植え付けてたら水をたっぷり与えましょう。

 

⑤ヒオウギ(檜扇)の挿し木のやり方はどうするの?

ヒオウギの挿し木(挿し芽)は、梅雨時期に行いましょう。

新しく伸びた芽を10cmほどの長さに切ります。

そして、付いている葉を半分切り落として1時間ほど水に漬けて吸水させましょう。

吸水が終わったら、湿らせたさし芽専用用土などに挿してください。

挿したら日陰で水をやりながら管理し、新芽が出てきたら徐々に日当たりの良い場所へ移動して育ててください。

 

⑥ヒオウギ(檜扇)の種まき時期と種まきのポイントは?

ヒオウギの種まきは、9月中旬~10月中旬に行いましょう。

8月に採取した種はバーミキュライトや砂を入れた袋の中に入れて冷蔵庫で保管してください。

その際、乾燥させないように保管をし、9月中旬になったらまきましょう。

9月以降に採取した種であれは、保管をせずにすぐにまいてください。

まき方は、ポットに3粒ほどをまいて覆土は5mm程度で十分です。

日当たりの良い場所で、水やりをしながら管理します。

発芽をしたら、間引きながら育てて本葉が2枚~3枚になったら植え付けましょう。

 

⑦ヒオウギ(檜扇)に似た花はなに?ヒオウギアヤメやヒオウギスイセンはどう違うの?

ヒオウギアヤメは、扇の檜扇に葉が似ていることからヒオウギアヤメと名付けられました。

そのため、ヒオウギとヒオウギアヤメは葉が似ています。

ヒオウギとは違いは、青色~紫色の花色しか付けないことが挙げられます。

また、ヒオウギアヤメは、亜高山帯~高山帯の湿地に生息し、寒いところに分布しています。

そして、ヒオウギズイセンは、ヒオウギと違い南アフリカが原産です。

そして、ヒオウギと違い地下に繊維質の球茎を持ちます。

また、ヒオウギスイセンは穂状花序の花を多数つけることも違いの1つです。

 

⑧ヒオウギ(檜扇)の花を生け花にしよう!生け方のおすすめは?

ヒオウギは、「魔除けの花」と言われ、京都の祇園祭の花としても使われています。

ヒオウギの斜めに曲がっている姿を生かし、中央部分を高く生けて扇状の葉を生かしてみると良いと思います。

 

⑨ヒオウギ(檜扇)の生花をドライフラワーにする方法は?

ドライフラワーの作り方は、ただ吊るしておけばよいので簡単です。

乾燥している時期の方が早く出来上がりますが、約1週間~2週間で出来上がります。

 

⑩ヒオウギ(檜扇)の販売場所は?通販で買える?

ヒオウギは、ホームセンターや園芸店、通販でも購入できます。

通販での販売価格は、苗は800円前後で、種は500円前後で売られています。

 

⑪ヒオウギ(檜扇)の花言葉はなに?英語で何と言うの?

ヒオウギの花言葉は、「誠意」・「個性美」・「誠実」です。

また、英語で言うと「Leopard flower」です。

 

⑫ヒオウギ(檜扇)の種類や品種は何があるの?

ヒオウギの代表的な園芸品種には、「真竜」・「黄竜」などの品種があります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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