リュウビンタイは大型のシダ植物で、観葉植物として育てられます。
塊になる根元が特徴的で、龍のうろこに見えることが名前の由来です。
丈夫で育てやすい植物ですが、「元気がなく葉が下がってきた」「枯れてきた」というお悩みをよく耳にします。
そのお悩みすぐに解決できるんですよ!
適した環境や枯れる原因と対策についてなど、詳しくお伝えします。
今回はリュウビンタイについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはリュウビンタイの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
リュウビンタイの育て方は?
リュウビンタイは鉢植えで育てます。
鉢は株より一回り大きいくらいが、ちょうどいい大きさです。
鉢の大きさのわりに葉はとても大きく育つので、倒れないように対策が必要になります。
重みのあるものを選ぶか、プランタースタンドなどを利用するとよいでしょう。
リュウビンタイの自生地は、山中の湿度のある場所です。
自生地に近い環境をつくってあげることで、丈夫な株に育てることができます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、リュウビンタイが好む環境についてお伝えします!
リュウビンタイの育て方!環境はどうする?
風通しがよい高温多湿の環境を好みます。
明るい日陰で乾燥しすぎないように管理します。
直射日光に弱いので、窓際や屋外のよく日の当たる場所は避けましょう。
暗すぎる場所では葉姿の乱れや成長不良の原因になります。
太陽の光が入る、明るい部屋で育てましょう。
用土も自生地に近いものを用意すると、葉をいきいきと伸ばしますよ。
次は、リュウビンタイに適した用土についてお伝えします!
リュウビンタイを育てる際の適した用土は何?
水はけがよく保水性もある土が適しています。
市販の観葉植物用の土でよく育ちます。
配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」もしくは「バーミキュライト」に植え付けするのがおすすめです。
鉢底にはネットを針金で固定して、底石を敷きます。
塊茎が少し埋まるくらいに植え付けしてください。
葉に元気がないときは肥料を与えます。時期や量に注意しましょう。
次は、リュウビンタイに必要な肥料についてお伝えします!
リュウビンタイの育て方!肥料はどうする?
生育期である春~秋に、3カ月に1回を目安に粒状肥料ををまきます。
液肥を使う場合は2週間に1回、水やりの代わりに施しましょう。
冬は休眠期に入るので肥料は必要ありません。
リュウビンタイは肥料がなくても育ちます。
様子を見ながら施す量を調整してくださいね。
リュウビンタイを育てるのに最も重要なポイントは「水やり」です。
では次は、リュウビンタイの水やりポイントについてお伝えします!
リュウビンタイを育てる際の水の量はどうする?
春と秋は表土が乾いたらたっぷり水やりをします。
夏は土が乾きやすいので毎日行いましょう。
塊茎も乾燥するので水をかけて湿らせます。
冬は水の吸い込みが鈍いので、やや乾燥気味に管理してください。
水やりに合わせて葉水も行い、湿度を保ちましょう。
水が足りないと葉が下がってきます。
そのときは早めにたっぷりの水を与えると元に戻りますよ。
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以上で基本的なリュウビンタイの育て方については終わりです。
次はリュウビンタイの剪定のやり方についてお伝えします!
リュウビンタイの剪定のやり方は?
リュウビンタイは剪定に弱いので、枯れたり傷んだ葉を取る程度にします。
茎を切り落とすような強い剪定を行うと、新芽を出さなくなってしまいます。
横に葉を大きく広げて育つので、十分なスペースを確保してのびのびと育てましょう。
鉢植えで育てるのに植え替えは必ず必要な作業です。
しかしリュウビンタイの場合は、植え替えの周期がほかの植物と少し違うんです。
次はリュウビンタイの植え替えの時期についてお伝えします!
リュウビンタイの植え替えの時期はいつ?
リュウビンタイは頻繁な植え替えを好みません。
根鉢を崩されるのを嫌うためです。
植え替えは、だいたい3年に1回と覚えておきましょう。
5~9月の時期に、なるべく根鉢を崩さずに新しい土へ植え替えします。
根が広がりすぎないサイズの鉢だと、上手に育てることができます。
植え替え後は数日水やりを控えて、落ち着かせてから通常の水やりを行ってください。
「しっかりと水やりをしているのに、うちのリュウビンタイが枯れてきた」という話を聞きました。
そのお宅では次のような対策を取り無事に回復したので、その方法をご紹介したいと思います。
次はリュウビンタイが枯れる原因と対策についてお伝えします!
リュウビンタイが枯れる原因と対策は?
上記のお宅のリュウビンタイが枯れた原因は「根腐れ」と「日照不足」でした。
まず悪くなった根を取り除き、土を新しいものに変えました。
レースカーテンで遮光した窓の近くに置いて、風通しをよくしてあげると徐々に回復してきたそうです。
ほかにも枯れる原因に、直射日光による「葉焼け」があります。
窓の近くに置く際は必ず遮光しましょう。
「水分不足」ですぐに枯れてしまいます。
明るい日陰に置くことで、葉は光合成をして水をたくさん吸うようになります。
土と塊茎、葉に十分な水分を与えることでよく育ちます。
「寒すぎる環境」では成長できなくなって枯れる原因になります。
冬は最低でも10℃以上の環境で管理しましょう。
暖房器具の近くは乾燥の原因になりますし、窓際は外気の影響を受けてしまうので避けましょう。
リュウビンタイは丈夫な植物です。
枯れてきてしまっても早めの対策を取れば、しっかりと元に戻ってくれるので安心してくださいね。
水が大好きなリュウビンタイですが、根腐れには注意が必要です。
次はリュウビンタイの根腐れの防ぎ方についてお伝えします!
リュウビンタイの根腐れの防ぎ方はどうする?
リュウビンタイは湿度が多くやや日陰の環境を好みます。
鉢も小さめで育てるため、根腐れしやすいのです。
鉢底から水を吸わせる腰水には向きません。
受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
風通しのよい場所に置くことも大切なポイントです。
土の水はけ水もちが悪いときは、植え替えして新しい土に変えてあげましょう。
大きく育ったリュウビンタイは次のような方法で増やすこともできますよ。
次はリュウビンタイの増やし方についてお伝えします!
リュウビンタイの増やし方は?
リュウビンタイが属するシダ植物の仲間は、葉につく「胞子」を使って増やすことができます。
塊茎が大きく育ったものは「株分け」を行うこともできます。
それぞれに注意ポイントがあるので、詳しくみてみましょう。
まずはリュウビンタイを胞子で増やす方法についてお伝えします!
リュウビンタイを胞子で増やす方法は?
リュウビンタイの胞子は葉の裏側につきます。
胞子の入った袋がはじけたら、葉ごと切り取ります。
クッキングシートに包んで、ジップロックに入れましょう。
胞子が葉から落ちたら、タッパーにバーミキュライトを入れ、胞子を薄く広くまきます。
蓋をして直射日光を避け、土が乾燥しないように管理します。
1週間ほどで発芽するので、根が張るまで育てたら育苗ポットに移して育てましょう。
リュウビンタイの塊茎は「鱗片」というものが集まってできています。
この鱗片を分けて株分けの要領で増やすことができます。
次はリュウビンタイを株分けで増やす方法についてお伝えします!
リュウビンタイを株分けで増やす方法は?
植え替えの時期に合わせて行いましょう。
固くしっかりとした鱗片を切り離します。
このとき根を傷つけないように注意しましょう。
傷がつくと成長不良を起こして枯れてしまいます。
切り取った鱗片は1日水に浸しておいて、殺菌された赤玉土に挿していきます。
明るい日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。
大切に育てたリュウビンタイが害虫の被害を受けて、枯れてしまうことがあります。
どんな害虫がいるのかを知っておくことで、予防することができますよ。
次はリュウビンタイの害虫の種類と対策についてお伝えします!
リュウビンタイの害虫の種類と対策方法は?
湿度を好む「ナメクジ」「カタツムリ」に注意が必要です。
鉢底のネットをしっかり固定すると、ナメクジが鉢内に侵入するのを防げます。
「ハダニ」や「カイガラムシ」がつくこともあります。
葉水をして予防しましょう。
湿気が多い環境で葉にカビが生えることがあります。
やさしく拭いて取り除いてあげましょう。
リュウビンタイは希少な種類なので、取り扱いのある園芸店は限られているかもしれません。
なかなか見つからない場合は、ネット通販がおすすめです。
次はリュウビンタイの苗の販売価格についてお伝えします!
リュウビンタイの苗の販売価格はどのくらい?
リュウビンタイの苗は4号ポットで2,000~3,000円で販売されています。
中株になると3,000~4,000円、大株のものは5,000~6,000円ほどです。
価格は高めですが、うまく育てば増やすこともできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
リュウビンタイ科には「リュウビンタイ属」「リュウビンタイモドキ属」の2属からなります。
その中の種類をいくつかご紹介したいと思います。
次はリュウビンタイの種類についてお伝えします!
リュウビンタイの種類は何があるの?
2属には次のような種類があります。
「ナンヨウリュウビンタイ」
リュウビンタイよりも一回り大きく、葉にある筋(偽脈)が中心まで伸びていることが、この種の特徴です。
「リュウビンタイモドキ」
見た目はリュウビンタイとよく似ています。葉の裏の胞子ができる袋が大きいのが特徴です。
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リュウビンタイのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①リュウビンタイの育て方(環境、土、肥料、水やり)
風通しがよい高温多湿の環境を好みます。
明るい日陰で乾燥しすぎないように管理します。
水はけがよく保水性もある用土で育てましょう。
肥料は生育期である春~秋に、3カ月に1回を目安に粒状肥料ををまきます。
春と秋は表土が乾いたらたっぷり水やりをします。
夏は土が乾きやすいので毎日行いましょう。
冬は水の吸い込みが鈍いので、やや乾燥気味に管理してください。
②リュウビンタイの剪定のやり方は?
リュウビンタイは剪定に弱いので、枯れたり傷んだ葉を取る程度にします。
③リュウビンタイの植え替えの時期はいつ?
植え替えは、だいたい3年に1回と覚えておきましょう。
5~9月の時期に、なるべく根鉢を崩さずに新しい土へ植え替えします。
④リュウビンタイが枯れる原因と対策は?
リュウビンタイが枯れる原因に「根腐れ」と「日照不足」があります。
悪くなった根を取り除き新しい土に変えて、風通しのよい明るい部屋で管理しましょう。
直射日光による「葉焼け」も原因のひとつです。
窓の近くに置く際は必ず遮光しましょう。
「水分不足」ですぐに枯れてしまいます。
土と塊茎、葉に十分な水分を与えることでよく育ちます。
「寒すぎる環境」では成長できなくなって枯れる原因になります。
冬は最低でも10℃以上の環境で管理しましょう。
暖房器具の近くは乾燥の原因になりますし、窓際は外気の影響を受けてしまうので避けましょう。
⑤リュウビンタイの根腐れの防ぎ方はどうする?
鉢底から水を吸わせる腰水には向きません。
受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
風通しのよい場所に置くことも大切なポイントです。
土の水はけ水持ちが悪いときは、植え替えして新しい土に変えてあげましょう。
⑥リュウビンタイの増やし方は?
リュウビンタイが属するシダ植物の仲間は葉につく「胞子」を使って増やすことができます。
塊茎が大きく育ったものは「株分け」を行うこともできます。
⑦リュウビンタイを胞子で増やす方法は?
胞子の入った袋がはじけたら、葉ごと切り取ります。
クッキングシートに包んで、ジップロックに入れましょう。
胞子が葉から落ちたら、タッパーにバーミキュライトを入れ、胞子を薄く広くまきます。
蓋をして直射日光を避け、土が乾燥しないように管理します。
⑧リュウビンタイを株分けで増やす方法は?
植え替えの時期に合わせて行いましょう。
固くしっかりとした鱗片を切り離します。
このとき根を傷つけないように注意しましょう。
切り取った鱗片は1日水に浸しておいて、殺菌された赤玉土に挿していきます。
明るい日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。
⑨リュウビンタイの害虫の種類と対策方法は?
湿度を好む「ナメクジ」「カタツムリ」に注意が必要です。
鉢底のネットをしっかり固定すると、ナメクジが鉢内に侵入するのを防げます。
「ハダニ」や「カイガラムシ」がつくこともあります。
葉水をして予防しましょう。
⑩リュウビンタイの苗の販売価格はどのくらい?
リュウビンタイの苗は4号ポットで2,000~3,000円で販売されています。
中株になると3,000~4,000円、大株のものは5,000~6,000円ほどです。
⑪リュウビンタイの種類は何があるの?
リュウビンタイの種類には「ナンヨウリュウビンタイ」「リュウビンタイモドキ」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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