モウセンゴケは食虫植物のなかでも育てやすい品種です。
赤い粘毛と粘液が特徴的で、上手に育てるには〇〇が重要なポイントです!
北海道から九州までも湿地帯に自生しています。
モウセンゴケは各地で「絶滅危惧」に指定されている植物なので、野生種をとるのではなく、園芸店などで販売されているものを購入しましょう。
モウセンゴケの価格などもご紹介しますので、どうぞ最後までご覧くださいね!
今回はモウセンゴケについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはモウセンゴケの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
モウセンゴケの育て方(栽培)は?
モウセンゴケは世界中の湿地帯に自生するので、湿気が必要です。
光合成をしっかり行うことで、手をかけなくても丈夫に育つので、適した環境で管理しましょう。
食虫植物は栄養が必要なときに、自ら虫を取るので、わざわざ与える必要はありません。
あえて与え続けると、特徴である葉が小さくなってしまうので、捕虫は自然に任せましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、モウセンゴケが好む環境についてお伝えします!
モウセンゴケの育て方!環境はどうする?
日当たりのよい環境を好みます。
モウセンゴケが丈夫に育つには「日光」が重要です。
春~秋は午前中はよく日が当たり、午後は日陰になるような半日陰の場所がよいでしょう。
ベランダや軒先などがおすすめです。
夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、夏は遮光しましょう。
暑すぎるのは苦手なので、風通しのよい場所で管理することも大切なポイントです。
モウセンゴケの栽培に重要なポイントは「日光」でした。
では用土はどのようなものが適しているのでしょうか?
次は、モウセンゴケに適した用土についてお伝えします!
モウセンゴケを育てる際の適した用土は何?
水もちがよく酸性の土を好みます。
根をあまり張らないモウセンゴケには、水苔がおすすめです。
湿らせた水苔に、浅植えで植え付けしましょう。
用土が準備できたら、次は肥料をみてみましょう。
次は、モウセンゴケに必要な肥料についてお伝えします!
モウセンゴケの育て方!肥料はどうする?
モウセンゴケに肥料は必要ありません。
もともと、やせ地に自生するので肥料がなくても元気に育つことができます。
その代わりに、十分に光合成することが大切です。
モウセンゴケはある時期に花が咲き、種をとることができます。
種が採取できたら、まいて育ててみましょう。
次はモウセンゴケの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
モウセンゴケの種まき時期と種まきのポイントは?
秋ごろに種がとれたら、すぐにまきましょう。
湿らせた水苔の上に種をまいて、乾燥しないように管理します。
種は寒さに当てることがポイントです。
冬を越えると翌春に発芽するので、粘液が出るくらいになるまで育てましょう。
種をとらない場合は、花がすべて咲く前に花茎を切ることで、株が弱まるのを防げます。
では育て方に戻ります。
モウセンゴケを上手に育てるポイントには「日光」のほかに「水やり」があります。
もっと詳しくみてみましょう。
次は、モウセンゴケの水やりポイントについてお伝えします!
モウセンゴケを育てる際の水の量はどうする?
モウセンゴケは常に湿った状態を好みます。
水やりは、受け皿に水を溜めて鉢底から吸わせる「腰水」を行いましょう。
日光のよく当たる場所では、水が傷みやすいので溜めっぱなしにしないで、常に新しいものを用意してください。
湿気があることは大切ですが、葉に水がつくのを嫌がります。
屋外やベランダで管理する場合も、雨が当たらないように注意しましょう。
休眠期の冬も、水苔を乾かさないようにすることが大切です。
以上で基本的なモウセンゴケの育て方については終わりです。
次はモウセンゴケの花の特徴についてお伝えします!
モウセンゴケの花と葉の特徴は?
花茎を伸ばして先端が丸まり、その外側に小さな白い花を数輪つけます。
花が咲く時期は6~8月頃です。
葉には粘毛が生えていて、先端からは甘い香りのする粘液を出します。
この粘液の香りに誘われて、近づいてきた虫を粘毛と葉で包み、消化吸収して栄養をとります。
光合成で粘毛が赤くなる品種は、雨粒のような粘液と相まって、よりきれいな葉が特徴です。
モウセンゴケを育てるために水苔は最適ですが、傷まないように管理が必要です。
定期的に植え替えなどを行い、水苔をきれいな状態に保ちましょう。
次はモウセンゴケの植え替えの時期とポイントについてお伝えします!
モウセンゴケの植え替えの時期とポイントは?
植え替えに適した時期は2~4月です。
水苔は水分が多く腐りやすいので、1~2年に1度は植え替えを行いましょう。
水苔が傷んできたら、この期間を待たずに新しい水苔に変えても構いません。
水苔が傷んでそのままにしておくと、モウセンゴケの根も腐って、枯れてしまいます。
モウセンゴケが枯れる原因は他にもあります。原因と対策を覚えておいて、枯れないように予防しましょう。
次はモウセンゴケが枯れる原因と対策についてお伝えします!
モウセンゴケが枯れる原因と対策は?
モウセンゴケが枯れる原因には次のようなものがあります。
・直射日光で葉焼けする
日光は成長に重要ですが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になり、やがて枯れてしまいます。強い日光は遮光してあげましょう。
・冬に水切れを起こしている
冬は休眠期ですが水は必要です。冬の間も水苔が乾かないように管理しましょう。
・寒害の影響
冬に0℃以下の環境になると、水苔や葉が凍ってしまい、傷んで枯れる原因になります。凍結には十分に注意しましょう。
・園芸用の肥料の影響
モウセンゴケに園芸用の肥料を与えると、枯れてしまいます。肥料は与えずに、十分な日光で育てましょう。
モウセンゴケは毛先につく粘液が特徴です。しかしこの粘液が出ない場合があります。
粘液が出ないのは、次のような原因が考えられます。
次はモウセンゴケの粘液が出ない原因についてお伝えします!
モウセンゴケの粘液が出ないけど大丈夫なの?
モウセンゴケの粘液は、環境が合っているかのサインでもあります。
粘液が出ていない場合は、環境が合っていないということです。
原因には次のようなものがあります。
・湿度が低すぎる
乾燥した環境では、粘液が出ないだけでなく、枯れてしまう原因にもなります。過湿機などで部屋の湿度も高めに保ちましょう。
・温度が高すぎる
モウセンゴケは高い温度が苦手です。高温になる場合は、ベランダに出すなどして、風通しのよい環境に置いてあげましょう。
・日照不足
日当たりが十分でないと粘液を出しません。1日6時間は日が当たるような場所で管理してください。
・水が古くなっている
水の質はとても重要です。受け皿の水に足していくのではなく、毎回新しい水で腰水を行うようにしてください。
湿度を保つため、葉水を行うのは逆効果です。葉に水がかからないように注意しましょう。
モウセンゴケには冬に強い品種と、そうではない品種があります。
日本で販売されている品種は、ほとんどが冬に弱い品種です。そのため冬越しには、いくつかのポイントが重要になります。
次はモウセンゴケの冬越しのポイントについてお伝えします!
モウセンゴケの冬越しのポイントは?
冬はモウセンゴケの休眠期で、この時期は10℃以上の環境が必要です。
室内のよく日の当たる、暖かい場所で管理します。
水やりも行い、乾燥しないようにしましょう。
凍結に注意して、温度と湿度を保てば、問題なく越冬することができます。
「種まき」については先ほどお伝えしましたね。モウセンゴケの増やし方は他にもあります!
次はモウセンゴケの増やし方についてお伝えします。
モウセンゴケの増やし方は?
「種まき」の他に「葉挿し」で増やせます。
冬芽をつくる温帯性の品種は「株分け」もできます。
株分けは、茎を均等に2~3株に分けて、それぞれ新しい鉢に植えましょう。
多く行われるのは「葉挿し」です。
次はモウセンゴケを葉挿しで増やす方法についてお伝えします!
モウセンゴケを葉挿しで増やす方法は?
モウセンゴケの葉挿しは4~6月が適期です。
傷みがなく元気な葉を先端から10cmほどの長さに切り、湿らせた水苔に粘毛面を上にして並べます。
発根するまで乾燥しないように、明るい日陰で管理しましょう。
モウセンゴケはホームセンターや園芸店、ネット通販などで購入することができます。
販売価格はどのくらいなのでしょうか?
次はモウセンゴケの価格についてお伝えします!
モウセンゴケの販売価格はどのくらい?
モウセンゴケは2~3号ポットで500~1000円で販売されています。
鉢付きやアレンジされているもの、大きいサイズのものは価格が上がります。
モウセンゴケの群生する姿は、赤い粘毛が「毛氈(もうせん)」にみえることから「毛氈苔」という名前があります。
※毛氈はフェルトのことです。
では花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか?
次はモウセンゴケの花言葉についてお伝えします!
モウセンゴケの花言葉はなに?
モウセンゴケの花言葉は「詐欺」「不誠実」「無神経」「物思い」などがあります。
甘い粘液で虫を捕らえる姿から「詐欺」などの花言葉がつけられました。
モウセンゴケ属には、世界で200以上の種類があるといわれています。
その中で日本でも販売されている種類をいくつかご紹介したいと思います。
次はモウセンゴケの種類についてお伝えします!
モウセンゴケの種類は何がある?
モウセンゴケは「寒地性」「温帯性」「熱帯性」に分けられます。
寒地性のものは耐寒性が高く、暑さに弱いのが特徴です。
「塊茎性」や小型種の「ピグミー」などの種類もあります。
日本で多く販売されているのは「熱帯性」「温帯性」です。
品種には「アフリカナガバモウセンゴケ」「サスマタモウセンゴケ」「コモウセンゴケ」などがあります。
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モウセンゴケのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①モウセンゴケの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりのよい環境を好みます。
モウセンゴケが丈夫に育つには「日光」が重要です。
春~秋は午前中はよく日が当たり、午後は日陰になるような半日陰の場所がよいでしょう。
ベランダや軒先などがおすすめです。
夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、夏は遮光しましょう。
水もちがよく酸性の土を好みます。
根をあまり張らないモウセンゴケには、水苔がおすすめです。
モウセンゴケに肥料は必要ありません。
種まきは秋ごろに種を採取したら、すぐにまきましょう。
湿らせた水苔の上に種をまいて、乾燥しないように管理します。
種は寒さに当てることがポイントです。冬を越えると翌春に発芽するので、粘液が出るくらいになるまで育てましょう。
モウセンゴケは常に湿った状態を好みます。
水やりは、受け皿に水を溜めて鉢底から吸わせる「腰水」を行いましょう。
日光のよく当たる場所では、水が傷みやすいので溜めっぱなしにしないで、常に新しいものを用意してください。
②モウセンゴケの花と葉の特徴は?
花茎を伸ばして先端が丸まり、その外側に小さな白い花を数輪つけます。
花が咲く時期は6~8月頃です。
葉には粘毛が生えていて、先端からは甘い香りのする粘液を出します。
この粘液の香りに誘われて、近づいてきた虫を粘毛と葉で包み、消化吸収して栄養をとります。
光合成で粘毛が赤くなる品種は、雨粒のような粘液と相まって、とてもきれいな姿が特徴です。
③モウセンゴケの植え替えの時期とポイントは?
植え替えに適した時期は2~4月です。
水苔は水分が多く腐りやすいので、1~2年に1度は植え替えを行いましょう。
水苔が傷んできたら、この期間を待たずに新しい水苔に変えても構いません。
④モウセンゴケが枯れる原因と対策は?
モウセンゴケが枯れる原因には次のようなものがあります。
・直射日光で葉焼けする
日光は成長に重要ですが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になり、やがて枯れてしまいます。強い日光は遮光してあげましょう。
・冬に水切れを起こしている
冬は休眠期ですが水は必要です。冬の間も水苔が乾かないように管理しましょう。
・寒害の影響
冬に0℃以下の環境になると、水苔や葉が凍ってしまい、傷んで枯れる原因になります。凍結には十分に注意しましょう。
・園芸用の肥料の影響
モウセンゴケに園芸用の肥料を与えると、枯れてしまいます。肥料は与えずに、十分な日光で育てましょう。
⑤モウセンゴケの粘液が出ないけど大丈夫なの?
粘液が出ていない場合は、環境が合っていないということです。
原因には次のようなものがあります。
・湿度が低すぎる
乾燥した環境では、粘液が出ないだけでなく、枯れてしまう原因にもなります。過湿機などで部屋の湿度も高めに保ちましょう。
・温度が高すぎる
モウセンゴケは高い温度が苦手です。高温になる場合は、ベランダに出すなどして、風通しのよい環境に置いてあげましょう。
・日照不足
日当たりが十分でないと粘液を出しません。1日6時間は日が当たるような場所で管理してください。
・水が古くなっている
水の質はとても重要です。受け皿の水に足していくのではなく、毎回新しい水で腰水を行うようにしてください。
⑥モウセンゴケの冬越しのポイントは?
冬はモウセンゴケの休眠期です。この時期は10℃以上の環境が必要になります。
室内のよく日の当たる、暖かい場所で管理しましょう。水やりも忘れずに行ってください。
⑦モウセンゴケの増やし方は?
「種まき」の他に「葉挿し」で増やせます。
冬芽をつくる温帯性の品種は「株分け」もできます。
⑧モウセンゴケを葉挿しで増やす方法は?
葉挿しは4~6月が適期です。
傷みがなく元気な葉を、先端から10cmほどの長さに切り、湿らせた水苔に粘毛面を上にして並べます。
発根するまで乾燥しないように、明るい日陰で管理しましょう。
⑨モウセンゴケの販売価格はどのくらい?
モウセンゴケは2~3号ポットで500~1000円で販売されています。
⑩モウセンゴケの花言葉はなに?
モウセンゴケの花言葉は「詐欺」「不誠実」「無神経」「物思い」などがあります。
⑪モウセンゴケの種類は何がある?
モウセンゴケは「寒地性」「温帯性」「熱帯性」に分けられます。
珍しい種類には「塊茎性」「ピグミー種」などがあります。
日本で多く販売されているのは「熱帯性」です。
品種には、カペンシス、ハミルトニー、バーマンニーなどがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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