みなさんこんにちは。
今回は、ノカンゾウについてまとめていきたいと思います。
ノカンゾウは、初夏にオレンジ色のユリに似た花を咲かせます。
日本中でよく見られる野草で、川辺や土手、高山に自生します。
ノカンゾウは、ユリ科ワスレグサ属の多年草です。
日本以外では、中国や朝鮮半島に分布しています。
ノカンゾウは漢字で「野萱草」と書き、別名「ベニカンゾウ」と呼ばれます。
ノカンゾウの学名は「Hemerocallis fulva」です。
今回は、ノカンゾウについてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずはノカンゾウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ノカンゾウの育て方(栽培)は?
ノカンゾウは、とても丈夫な植物で、庭植えの場合はほとんど手をかけなくてもよく育ちます。
冬は、地上部分が枯れ根茎で冬越しをします。
ノカンゾウの蕾や根、葉は薬用として使用され、若芽や若葉、花は山菜として食されています。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ノカンゾウが好む環境についてお伝えします!
ノカンゾウの育て方!環境はどうする?
ノカンゾウは、日当たりと通気性の良い場所を好みます。
明るい半日陰くらいでも育てることができます。
また、耐暑性、耐寒性がありとても丈夫な植物です。
次は、ノカンゾウに適した用土についてお伝えします!
ノカンゾウを育てる際の適した用土は何?
ノカンゾウは、水はけのよい有機質に富んだ場所を好みます。
そのため、用土は通気性と排水性がよい土が適しています。
市販の培養土を使用する場合は、球根用の土がおすすめです。
次は、ノカンゾウに必要な肥料についてお伝えします!
ノカンゾウの育て方!肥料はどうする?
ノカンゾウの肥料は、植え付け時に緩効性肥料を元肥として土に混ぜます。
その後3~4月と9~10月に1回ずつ緩効性化成肥料を追肥として与えます。
鉢植えの場合は、肥料切れを起こしやすいため月1回程度で肥料を与えます。
では次は、ノカンゾウの水やりポイントについてお伝えします!
ノカンゾウを育てる際の水の量はどうする?
ノカンゾウの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
秋から冬の間は、水やりを控えてもよいですが、土の乾燥が続くと株が弱って花付きが悪くなるので、ある程度土が湿っている状態を保つようにしましょう。
以上で基本的なの育て方については終わりです。
次はノカンゾウの写真をお見せします!
ノカンゾウの画像(写真)!特徴は?
ノカンゾウの花は、ユリの花の形に似ていて、花色はオレンジ色、茶褐色であることが特徴です。
葉は、幅1~1.5㎝、長さ50~70㎝の線形です。
ノカンゾウの花は、朝開き夕方にはしぼむ「一日花」です。
次は、ノカンゾウの開花時期をお伝えします!
ノカンゾウの開花時期や季節はいつ頃なの?
ノカンゾウの開花時期は、6月~8月の初夏~夏です。
6月~7月頃に葉の間から太い花茎をのばして、茎頂に数個の花を咲かせます。
ノカンゾウの花は、一重咲きです。
次に、ノカンゾウの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
ノカンゾウの苗の植え付けのポイントは?
ノカンゾウは、春か秋にポット苗が出回ります。
鉢に植え付ける場合は、二回りほど大きな鉢に植えます。
用土は、水はけと通気性、さらに適度な保水性のある土が適しています。
配合する場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:牛ふん堆肥1が良いでしょう。
また市販の培養土でも構いません。
庭植えの場合は、50㎝程の間隔で植え付けます。
ノカンゾウの花は一日花のため、観賞用として植える場合は、一株だとあっという間に終わるので、たくさんの株を植えることをおすすめします。
では次に、ノカンゾウの食べ方についてお伝えします!
ノカンゾウの食べ方は?天ぷらがおすすめ?
ノカンゾウの若芽や花、蕾は甘みがあり山菜としても人気です。
春の代表的な山菜であるフキノトウやタラの芽と同様に天ぷらでいただくのがおすすめです。
またアクがなく苦みもない山菜なので、茹でたり炒めたりしても美味しくいただけます。
次に、ノカンゾウの効能についてお伝えします!
ノカンゾウの効能はなに?生薬に用いられることがあるの?
ノカンゾウは全草が薬用になります。それぞれの部分によって少しずつ効能が異なります。
ノカンゾウの蕾は解熱効果、葉は不眠の緩和や鎮静作用、根は利尿作用があります。
蕾は天日干しで乾燥させて生薬にします。
それは「金針菜(キンシンサイ)」と言われ、中国料理などにも使用されています。
では次は、ノカンゾウの見分け方をお伝えします!
ノカンゾウとニッコウキスゲやヘメロカリス、ヤブカンゾウとの違い(見分け方)はなに?
日本や中国原産のカンゾウ類やユウスゲがヨーロッパで品種改良されてできた園芸品種を一般的に「ヘメロカリス」といいます。
ノカンゾウの花はオレンジ色の花だけですが、ヘメロカリスは黄色や赤、クリーム色、ピンク、紫など多くの種類があります。また花弁がフリルになっていたり、八重咲など華やかな種類が多いのが特徴です。
ニッコウキスゲは、ユリ科ワスレグサ属の多年草で、ノカンゾウの仲間になります。
大きな違いは、ノカンゾウの花は上向きに咲くのに対して、ニッコウキスゲの花は横向きに咲きます。
ノカンゾウと最もよく似ているのが「ヤブカンゾウ」です。
葉や蕾では見分けが付きにくく、花が完全に開花するとその違いがわかります。
ノカンゾウとヤブカンゾウの大きな違いは、ノカンゾウの花が6枚の花弁からなる一重咲きに対して、ヤブカンゾウの花は、花びらが重なりあって咲く八重咲きなのが特徴です。
次に、ノカンゾウの花言葉についてお伝えします!
ノカンゾウの花言葉はなに?
ノカンゾウの花言葉は、「愛の忘却」、「憂いを忘れる」、「悲しみを忘れる」などがあります。
ノカンゾウは故郷や恋人への思いを忘れさせる花、ワスレグサ(忘れ草)として万葉集の詩に詠まれています。
そこからこれらの花言葉がきているのかもしれません。
それでは最後に、ノカンゾウの種類や品種についてお伝えします!
ノカンゾウの種類や品種は何があるの?
ノカンゾウと同じくユリ科ワスレグサ属の仲間として挙げられるのは、「ヤブカンゾウ」、「ニッコウキスゲ」、「ヒメカンゾウ」、海の近くの草原などでみられる「ハマカンゾウ」、日本では野生種として自生していない「ホンカンゾウ」があります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ノカンゾウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ノカンゾウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ノカンゾウは、日当たりと通気性の良い場所を好みます。
ノカンゾウは、通気性と排水性がよい土が適しています。
ノカンゾウの肥料は、植え付け時に緩効性肥料を元肥として土に混ぜます。
その後3~4月と9~10月に1回ずつ緩効性化成肥料を追肥として与えます
鉢植えの場合は、肥料切れを起こしやすいため月1回程度で肥料を与えます。
ノカンゾウの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
②ノカンゾウの画像(写真)!特徴は?
ノカンゾウの花は、ユリの花の形に似ていて、花色はオレンジ色、茶褐色であることが特徴です。
③ノカンゾウの開花時期や季節はいつ頃なの?
ノカンゾウの開花時期は、6月~8月の初夏~夏です。
④ノカンゾウの苗の植え付けのポイントは?
鉢に植え付ける場合は、二回りほど大きな鉢に植えます。
用土は、水はけと通気性、さらに適度な保水性のある土が適しています。
庭植えの場合は、50㎝程の間隔で植え付けます。
⑤ノカンゾウの食べ方は?天ぷらがおすすめ?
ノカンゾウの若芽や花、蕾は、春の代表的な山菜であるフキノトウやタラの芽と同様に天ぷらでいただくのがおすすめです。
またアクがなく苦みもない山菜なので、茹でたり炒めたりしても美味しくいただけます。
⑥ノカンゾウの効能はなに?生薬に用いられることがあるの?
ノカンゾウの蕾は解熱効果、葉は不眠の緩和や鎮静作用、根は利尿作用があります。
蕾は天日干しで乾燥させて生薬にします。それは「金針菜(キンシンサイ)」と言われ、中国料理などにも使用されています。
⑦ノカンゾウとニッコウキスゲやヘメロカリス、ヤブカンゾウとの違い(見分け方)はなに?
ノカンゾウの花はオレンジ色の花だけですが、ヘメロカリスは黄色や赤、クリーム色、ピンク、紫など多くの種類があります。
ニッコウキスゲとの大きな違いは、ノカンゾウの花は上向きに咲くのに対して、ニッコウキスゲの花は横向きに咲きます。
ノカンゾウとヤブカンゾウの大きな違いは、ノカンゾウの花が6枚の花弁からなる一重咲きに対して、ヤブカンゾウの花は、花びらが重なりあって咲く八重咲きなのが特徴です。
⑧ノカンゾウの花言葉はなに?
ノカンゾウの花言葉は、「愛の忘却」、「憂いを忘れる」、「悲しみを忘れる」などがあります。
⑨ノカンゾウの種類や品種は何があるの?
ノカンゾウと同じくユリ科ワスレグサ属の仲間として挙げられるのは、「ヤブカンゾウ」、「ニッコウキスゲ」、
「ヒメカンゾウ」、海の近くの草原などでみられる「ハマカンゾウ」、日本では野生種として自生していない「ホンカンゾウ」があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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