みなさんこんにちは。
今回は、百合(ユリ)についてまとめていきたいと思います。
百合は「ユリ科」「ユリ属」に分類される「多年草」です。
百合は北半球の温帯地域が原産地とされています。
そのため、百合は日本や中国で特に多く自生しています。
百合の学名は「Lilium」といいます。
そのせいか百合は英語で「Lily」と呼ばれています。
百合の仲間は世界に100種類以上もあるため、開花時期や育て方は少しずつ違いますが、共通している部分も多いです。
寒さに強いため、初心者でも育てやすい植物です。
ぜひ挑戦してください!
今回は、百合(ユリ)についてのポイント、
以上17個の点についてお伝えします。
まずは百合(ユリ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
百合(ユリ)の育て方(栽培)は?
百合は品種によって育て方が若干違うため注意しましょう。
「スカシユリ」や「テッポウユリ」、「オニユリ」などは日向を好み、逆に「ヤマユリ」や「カノコユリ」などは半日陰を好む傾向があります。
そして、百合は水はけと水もちのよい土を好みます。
鉢植えで育てる場合は7~8号などの大きめの鉢で育てましょう。
春に芽が地上に出てきたら水やりの回数を増やし、ある程度の草丈になったら花後は花首で切り、固形肥料を与えて球根を太らせます。
地植えなら、数年間は植えたままでも大丈夫ですが、鉢植えなら2~3年に1回は植え替えるとよいです。
百合は寒さに強く暑さに弱いため、夏は涼しい半日陰で管理するとよいです。
特に、夏に蒸れすぎるとアブラムシが発生しやすくなるため、早めにオルトラン粒剤などの薬剤で予防しましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、百合(ユリ)が好む環境についてお伝えします!
百合(ユリ)の育て方!環境はどうする?
上でも言った通り、百合は品種によって好む環境が若干違います。
「スカシユリ」や「テッポウユリ」、「オニユリ」などは日向を好み、逆に「ヤマユリ」や「カノコユリ」などは半日陰を好む傾向があります。
そして、百合は水はけと水もちのよい土を好みます。
百合は寒さに強く、暑さに弱いため、夏は涼しい半日陰で育てるとよいです。
次は、百合(ユリ)に適した用土についてお伝えします!
百合(ユリ)を育てる際の適した用土は何?
百合は水はけと水もちのよい土を好みます。
具体的には「赤玉土」「腐葉土」「バーミキュライト」などを混ぜましょう!
それぞれの割合は赤玉土:6腐葉土:3バーミキュライト:1くらいがよいです。
次は、百合(ユリ)に必要な肥料についてお伝えします!
百合(ユリ)の育て方!肥料はどうする?
百合は元肥に「緩効性肥料」を、追肥には「固形肥料」を与えます。
特に追肥は花後に花首を切った際に与え、球根を太らせます。
では次は、百合(ユリ)の水やりポイントについてお伝えします!
百合(ユリ)を育てる際の水の量はどうする?
百合は地植えの場合は特に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与えましょう。
以上で基本的な百合(ユリ)の育て方については終わりです。
次は百合(ユリ)の写真をお見せします!
百合(ユリ)の花の画像(写真)!見た目や匂いの特徴は?毒性はあるの?
それでは今回ご紹介した百合の画像を見てみましょう!
百合の白い花はとても上品ですね!
百合は品種によって見た目や匂いがさまざまです。
百合の品種の多くは大きく反り返った花びらと甘い香りがあるのが特徴です。
百合は毒があると誤解されがちですが、実は人に有害な毒はありません。
そのため食べることはできますが、食用ではないユリ根は苦みやえぐみが強くて食べるには適さない場合が多いです。
したがって、食べるなら食用のユリ根を購入するのが確実です。
次に、百合(ユリ)の開花時期をお伝えします!
百合(ユリ)の開花時期や季節はいつ頃なの?名所はどこ?
百合の開花時期は5~6月です。
したがって百合の季節は初夏です。
百合の名所には埼玉県にある「ところざわのゆり園」や、栃木県にある「ハンターマウンテンゆりパーク」などがあります。
どちらも百合以外の植物もとても多く見ることができます。
百合はたくさんの品種が育てられているため、色彩も豊かです。
ぜひ訪れてみてください!
次は、百合(ユリ)の苗や球根の販売価格をお伝えします!
百合(ユリ)の苗や球根の販売時期や値段(価格)はいくらぐらいなの?
百合の苗や球根の販売時期は春植え球根の場合は3~4月です。
そして秋植え球根の場合、9月下旬から11月末までです。
価格は品種によって大きく変わりますが、球根の場合130円から、苗は500円くらいからが相場のようです。
それでは次に、百合(ユリ)の苗や球根の植え付けのやり方をお伝えします!
百合(ユリ)の苗や球根の植え付けのやり方は?植える時期はいつ?
百合を植える時期は春植えの場合3~4月、秋植えは10~11月です。
百合は球根で販売されることが多いため、苗よりも球根で育てるほうが簡単です。
百合の根は球根の上下に出るため、植穴は球根の大きさの3倍ほどの深さに植えましょう。
次は、百合(ユリ)の鉢植えや地植え(庭植え)で育てる際のポイントをお伝えします!
百合(ユリ)の鉢植えや花壇(庭植え)で育てる際のポイントは?
百合を鉢植えで育てる場合は7~8号などの大きめの鉢で育てましょう。
2~3年に1回は植え替えるとよいです。
花壇で育てる場合、数年間は植え替え不要です。
次に、百合(ユリ)の植え替えのやり方をお伝えします!
百合(ユリ)の植え替えのやり方は?植えっぱなしにしてもいいの?
百合は花後に球根を太らせ、10~11月に分球を兼ねて植え替えます。
花や葉が枯れてから、茎を根もとから切り落として堀り上げます。
百合の球根は乾燥を防ぐ表皮がないため、すぐに植え替えを行いましょう。
鉢植えの場合は2~3年に1度、地植えの場合は数年に1度植え替えるとよいです。
植え替えを行わない場合であれば、根もとに「緩効性化成肥料」を少し与えるとよいです。
それでは次に、百合(ユリ)の寄せ植えに合う植物は何があるのかをお伝えします!
百合(ユリ)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
百合は単体で植える場合がほとんどです。
もし寄せ植えをするようであれば、下草として「アイビー」を植えるとよいです。
次は、百合(ユリ)の剪定のポイントをお伝えします!
百合(ユリ)の剪定のポイントは?
百合は球根を太らせることを目的として、ある程度の草丈になったら花後に花首で切ります。
それ以外はむやみに剪定しなくても大丈夫です。
次に、百合(ユリ)の増やし方をお伝えします!
百合(ユリ)の増やし方!
百合の増やし方には「種」「分球」「挿し木」などがあります。
百合では分球が増やすために一番用いられる方法です。
それでは次に、百合(ユリ)の挿し木のやり方をお伝えします!
百合(ユリ)の挿し木のやり方はどうするの?
百合は「むかご」ができるものはそれを採取してまくことで増やせます。
ですがこの方法だと、花が咲くまでに5年以上かかる場合があります。
そのためあまり用いられる方法ではありません。
百合を増やす場合には「分球」から増やしましょう。
次は、百合(ユリ)の種まき時期をお伝えします!
百合(ユリ)の種まき時期と種まきのポイントは?
百合の種まきの時期は11~12月です。
種は花後にできるので、その種を採取しましょう。
種をまく際には育苗ポットに「赤玉土」などを入れ、種をまいてから薄く土で覆いましょう。
しかしながら、百合は種まきの場合、開花するまでに時間がかかるため、あまりお勧めできません。
次に、百合(ユリ)の株分けのやり方をお伝えします!
百合(ユリ)の株分けのやり方は?
百合は球根植物なので、分球という方法で増やします。
掘り上げた際に球根が2つに分球していたら、分割することで増やすことができます。
それでは次に、百合(ユリ)のかかりうる病気や害虫の対策法をお伝えします!
百合(ユリ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?枯れる原因と対策方法も!
百合の病気には「モザイク病」「葉枯れ病」などがあります。
「モザイク病」は葉や花に濃淡のまだら模様が生まれモザイク状に見えます。
この病気は「ウイルス病」とも呼ばれ、アブラムシなどに運ばれ伝染します。
発病した株は抜いて処分しましょう。
「葉枯れ病」は長雨が続くなどして湿度が高い季節に、葉や蕾に白っぽい小さな斑点が現れます。
しばらくすると茶色に変色して、株が枯れてしまいます。
マルチングなどを施して泥の跳ね返りが葉につかないようにしましょう。
百合の害虫には「アブラムシ」がいます。
夏に蒸れるとアブラムシが発生しやすいため、早めに「オルトラン粒剤」などの薬剤で予防しましょう。
次は、百合(ユリ)に似た花をお伝えします!
百合(ユリ)に似た花は何がある?
百合に似た花には「クロユリ」や「コオニユリ」などがあります。
「クロユリ」は北海道と本州の低地から亜高山帯の湿った草地に自生しています。
茎先に暗い紫褐色の鐘状の花を下向きにつけます。
「コオニユリ」は北海道と本州、四国、九州に広く分布しています。
山地の湿った草原に自生し、花びらに暗い紫色の斑点があるのが特徴です。
次に、百合(ユリ)の花言葉をお伝えします!
百合(ユリ)の花言葉はなに?英語でどう書くの?何日の誕生花なの?
百合の花言葉は「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」です。
百合は英語で「Lily」と書きます。
百合は7月31日の誕生花です。
最後に、百合(ユリ)の種類をお伝えします!
百合(ユリ)の種類や品種は何があるの?
百合の仲間は世界で100種以上あり、野生種から交配して作られた品種などが広く親しまれています。
交配で生まれた品種には大きく分けてオリエンタル系とスカシユリ系の2つの系統があります。
オリエンタル系には濃い赤色で大輪の花を咲かせる「スター・ゲイザー」や、純白の大輪の花を咲かせる「カサブランカ」などがあります。
スカシユリ系には斑点があるオレンジ色の花を咲かせる「エンチャントメント」や、鮮やかな黄色の花を咲かせる「コネチカット・キング」などがあります。
野生種では「テッポウユリ」「ササユリ」などの品種が育てられています。
「テッポウユリ」は屋久島から琉球の島々に自生する純白の花です。
花筒の先がラッパ上に反っており、やや下向きに3~6輪を咲かせるのが特徴です。
「ササユリ」は伊豆半島以西の本州と四国、そして九州の一部にだけ自生しています。
淡いピンク色の花をやや下向きに咲かせるのが特徴です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
百合(ユリ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①百合(ユリ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
百合は品種によって育て方が若干違うため注意しましょう。
「スカシユリ」や「テッポウユリ」、「オニユリ」などは日向を好み、逆に「ヤマユリ」や「カノコユリ」などは半日陰を好む傾向があります。
そして、百合は水はけと水もちのよい土を好みます。
百合は元肥に「緩効性肥料」を、追肥には「固形肥料」を与えます。
百合は地植えの場合は特に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与えましょう。
②百合(ユリ)の花の画像(写真)!見た目や匂いの特徴は?毒性はあるの?
それでは、改めて今回ご紹介した百合の画像を見てみましょう!
百合は品種によって見た目や匂いがさまざまです。
百合の品種の多くは大きく反り返った花びらと甘い香りがあるのが特徴です。
百合は毒があると誤解されがちですが、実は人に有害な毒はありません。
そのため食べることはできますが、食用ではないユリ根は苦みやえぐみが強くて食べるには適さない場合が多いです。
③百合(ユリ)の開花時期や季節はいつ頃なの?名所はどこ?
百合の開花時期は5~6月です。
したがって百合の季節は初夏です。
百合の名所には埼玉県にある「ところざわのゆり園」や、栃木県にある「ハンターマウンテンゆりパーク」などがあります。
どちらも百合以外の植物もとても多く見ることができます。
④百合(ユリ)の苗や球根の販売時期や値段(価格)はいくらぐらいなの?
百合の苗や球根の販売時期は春植え球根の場合は3~4月です。
そして秋植え球根の場合、9月下旬から11月末までです。
価格は品種によって大きく変わりますが、球根の場合130円から、苗は500円くらいからが相場のようです。
⑤百合(ユリ)の苗や球根の植え付けのやり方は?植える時期はいつ?
百合を植える時期は春植えの場合3~4月、秋植えは10~11月です。
百合は球根で販売されることが多いため、苗よりも球根で育てるほうが簡単です。
百合の根は球根の上下に出るため、植穴は球根の大きさの3倍ほどの深さに植えましょう。
⑥百合(ユリ)の鉢植えや花壇(庭植え)で育てる際のポイントは?
百合を鉢植えで育てる場合は7~8号などの大きめの鉢で育てましょう。
2~3年に1回は植え替えるとよいです。
花壇で育てる場合、数年間は植え替え不要です。
⑦百合(ユリ)の植え替えのやり方は?植えっぱなしにしてもいいの?
百合は花後に球根を太らせ、10~11月に分球を兼ねて植え替えます。
花や葉が枯れてから、茎を根もとから切り落として堀り上げます。
百合の球根は乾燥を防ぐ表皮がないため、すぐに植え替えを行いましょう。
鉢植えの場合は2~3年に1度、地植えの場合は数年に1度植え替えるとよいです。
植え替えを行わない場合であれば、根もとに「緩効性化成肥料」を少し与えるとよいです。
⑧百合(ユリ)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
百合は単体で植える場合がほとんどです。
もし寄せ植えをするようであれば、下草として「アイビー」を植えるとよいです。
⑨百合(ユリ)の剪定のポイントは?
百合は球根を太らせることを目的として、ある程度の草丈になったら花後に花首で切ります。
それ以外はむやみに剪定しなくても大丈夫です。
⑩百合(ユリ)の増やし方!
百合の増やし方には「種」「分球」「挿し木」などがあります。
百合では分球が増やすために一番用いられる方法です。
⑪百合(ユリ)の挿し木のやり方はどうするの?
百合は「むかご」ができるものはそれを採取してまくことで増やせます。
ですがこの方法だと、花が咲くまでに5年以上かかる場合があります。
そのためあまり用いられる方法ではありません。
⑫百合(ユリ)の種まき時期と種まきのポイントは?
百合の種まきの時期は11~12月です。
種は花後にできるので、その種を採取しましょう。
種をまく際には育苗ポットに「赤玉土」などを入れ、種をまいてから薄く土で覆いましょう。
しかしながら、百合は種まきの場合、開花するまでに時間がかかるため、あまりお勧めできません。
⑬百合(ユリ)の株分けのやり方は?
百合は球根植物なので、分球という方法で増やします。
掘り上げた際に球根が2つに分球していたら、分割することで増やすことができます。
⑭百合(ユリ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?枯れる原因と対策方法も!
百合の病気には「モザイク病」「葉枯れ病」などがあります。
「モザイク病」は葉や花に濃淡のまだら模様が生まれモザイク状に見えます。
この病気は「ウイルス病」とも呼ばれ、アブラムシなどに運ばれ伝染します。
発病した株は抜いて処分しましょう。
「葉枯れ病」は長雨が続くなどして湿度が高い季節に、葉や蕾に白っぽい小さな斑点が現れます。
しばらくすると茶色に変色して、株が枯れてしまいます。
マルチングなどを施して泥の跳ね返りが葉につかないようにしましょう。
百合の害虫には「アブラムシ」がいます。
夏に蒸れるとアブラムシが発生しやすいため、早めに「オルトラン粒剤」などの薬剤で予防しましょう。
⑮百合(ユリ)に似た花は何がある?
百合に似た花には「クロユリ」や「コオニユリ」などがあります。
⑯百合(ユリ)の花言葉はなに?英語でどう書くの?何日の誕生花なの?
百合の花言葉は「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」です。
百合は英語で「Lily」と書きます。
百合は7月31日の誕生花です。
⑰百合(ユリ)の種類や品種は何があるの?
百合の仲間は世界で100種以上あり、野生種から交配して作られた品種などが広く親しまれています。
交配で生まれた品種には大きく分けてオリエンタル系とスカシユリ系の2つの系統があります。
オリエンタル系には濃い赤色で大輪の花を咲かせる「スター・ゲイザー」や、純白の大輪の花を咲かせる「カサブランカ」などがあります。
スカシユリ系には斑点があるオレンジ色の花を咲かせる「エンチャントメント」や、鮮やかな黄色の花を咲かせる「コネチカット・キング」などがあります。
野生種では「テッポウユリ」「ササユリ」などの品種が育てられています。
「テッポウユリ」は屋久島から琉球の島々に自生する純白の花です。
花筒の先がラッパ上に反っており、やや下向きに3~6輪を咲かせるのが特徴です。
「ササユリ」は伊豆半島以西の本州と四国、そして九州の一部にだけ自生しています。
淡いピンク色の花をやや下向きに咲かせるのが特徴です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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