みなさんこんにちは。
今回は、シモツケソウについてまとめていきたいと思います。
シモツケソウは「バラ科」「シモツケソウ属」の日本固有種の落葉低木です。
本州の関東地方から九州にかけて分布していて山地の草原によく見られる多年草です。
シモツケソウの英名は、日本原産ということから「日本原産の草原の香り」という意味の「Japanese meadowsweet」といいます。
シモツケソウの名前の由来は、「下野国(現在の栃木県)」によく自生していたためといわれています。
また、別名「草下野(クサシモツケ)」ともよばれています。
今回は、シモツケソウについてのポイント、
以上11つの点についてお伝えします。
まずはシモツケソウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
シモツケソウの育て方は?
シモツケソウは、耐寒性が高く日陰にも強い植物です。
よく日の当たる半日陰でも育てられます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、シモツケソウが好む環境についてお伝えします!
シモツケソウの育て方!環境はどうする?
シモツケソウは、明るい日陰か、午前中はよく日の当たる半日陰で育てます。
ただし、庭植えで育てる場合は日なたでも構いませんが、乾燥する場所は避けましょう。
シモツケソウは、寒さや日陰に強い品種なので盆栽にも向いています。
次は、シモツケソウに適した用土についてお伝えします!
シモツケソウを育てる際の適した用土は何?
シモツケソウは、水はけが良い土を使いましょう。
一般的な花壇用の草花用培養土でよく育つので特別な用土を使う必要はありません。
庭植えの場合は、10~20cmぐらい土を盛ってから植えると、生育がよくなります。
次は、シモツケソウに必要な肥料についてお伝えします!
シモツケソウの育て方!肥料はどうする?
シモツケソウの植え替え時に元肥としてリン酸とカリが多めの緩効性肥料を4~5号鉢で2つまみぐらい入れておきましょう。
その後に、4月~10月にかけて月2回ほど、液体肥料を1500倍に薄めて(真夏は2000倍)つかいます。
庭植えの場合は元肥のみでも大丈夫です。
では次は、シモツケソウの水やりポイントについてお伝えします!
シモツケソウを育てる際の水の量はどうする?
シモツケソウは、表土が乾き始めたら水をたっぷり与えましょう。
鉢植えの場合、夏期は二重鉢で乾燥を防ぐのもよいでしょう。
庭植えの場合は、夕方になって元気が無いようなら水を与えてくださいね。
以上で基本的なシモツケソウの育て方については終わりです。
次はシモツケソウの写真をお見せします!
シモツケソウの画像(写真)!
とげがあるのがポイント。
おしべが勢いよく飛びだしている様子は、よく線香花火に例えられます。
シモツケソウの花の色はピンク色なのですが、色に濃淡があり白色もあり、5mmくらいの小さな花で葉っぱがギザギザしているという特徴があります。
シモツケソウは、花もちが良いので昔から家の中などで飾られていたようです。
次は、シモツケソウの開花時期や季節はいつ頃なのかをお伝えします
シモツケソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
シモツケソウの開花時期は5月~8月頃です。
棘があるのが特徴で雄しべが勢いよく飛びだしている様子は、よく線香花火に例えられているようです。
次に、シモツケソウの苗の植え付けのポイントをお伝えします。
シモツケソウの苗の植え付けのポイントは?
シモツケソウを鉢植えする場合は、毎年または2年に1度に芽出し前に行います。
シモツケソウを植えつける場合、2月~3月にしてくださいね。
次に、シモツケソウの剪定のポイントをおつたえします。
シモツケソウの剪定のポイントは?
シモツケソウは枝の間引きが欠かせません。
枝や葉が密になりすぎて風通しが悪くなると、株の内側が蒸れて害虫の被害を受けやすくなったり、病気に気づけなくなってしまいます。
なので、太い枝を株元20cmくらいの位置で切り落として間引きしてくださいね。
シモツケソウは、2月頃に古い枝を切ることで元気な新しい枝が伸びるようになり、株全体が若返っていきます。
若い枝の方が枝分かれしやすく、花付きも良くなります。
シモツケソウは、毎年切る必要はありません。
もし形を整えたい場合には、3年に1回くらい間延びした枝を切り落としましょう。
次に、シモツケソウの増やし方をお伝えします。
挿し木のやり方はどうするのでしょうか。
シモツケソウの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
シモツケソウの増やし方は、挿し木ではなく株分けが主流です。
シモツケソウの株分けは植え替えのタイミングで、「3月~4月の春の時期」と「9月中旬~10月中旬秋の時期」に行ってくださいね。
まず、古くなった根茎を自然に分かれる部分で分け、もしつながっていても、それぞれの芽にちゃんと根がついているならナイフなどで切り分けても大丈夫です。
シモツケソウは、種子からも増やせますが、一般には行われていないようです。
次に、シモツケソウに似た花は何があるかをお伝えします。
シモツケソウに似た花は何がある?
シモツケソウは、シモツケとキョウガノコの2つとよく似ているので違いを覚えておくと良いでしょう。
まず先に、シモツケソウの花言葉をお伝えしてから、この2つの違いについて解説しますね!
それでは先に、シモツケソウの花言葉をお伝えします。
シモツケソウの花言葉はなに?
シモツケソウの花言葉は「控えめな可愛さ」「純情」です。
子供や控えめで心が汚れていない純粋な人にぴったりの花言葉ですね。
それでは次に、京鹿の子(キョウガノコ)とシモツケソウの違いはなにかをお伝えします。
京鹿の子(キョウガノコ)とシモツケソウの違いはなに?
シモツケソウによく似た「京鹿の子(キョウガノコ)」は古くから栽培されている植物で、野生のものは知られていないようでシモツケソウとコシジシモツケソウとの交雑による園芸種とされています。
京鹿の子(キョウガノコ)は、濃い赤紫色の花をしており、側小葉はなく、葉は頂小葉(葉柄の先端部にある葉)だけなのが特徴です。
シモツケソウとは棘の有無しで見分けます。棘のないのがキョウガノコで棘のあるものがシモツケソウです。
また、花期はシモツケソウは5~8月、京鹿の子(キョウガノコ)は6~7月になります。
次に、シモツケソウとシモツケの違いはなにかをお伝えします。
シモツケソウとシモツケの違いはなに?
シモツケは、日本から中国にかけて分布する落葉性の高さ1m前後になる低木です。
シモツケの葉っぱは、切れ込みが大きいカエデの葉に似た形をしています。
シモツケは樹木で、シモツケソウは草本という分かりやすい違いがあります。
ですが、シモツケソウは草本とはいえ草丈は高く、むしろ低木のシモツケを凌駕するくらいになる場合もあります。
それでは最後に、シモツケソウの種類や品種は何があるのかをお伝えします。
シモツケソウの種類や品種は何があるの?
日本には5種類のシモツケソウが自生しています。
北半球の温帯から亜寒帯に10数種ほどあるようです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
シモツケソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①シモツケソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
シモツケソウは、よく日が当たる場所に水はけが良い土で植えてあげ、表面の土が乾いてきたら十分に水を与えるようにしましょう。
ただし、乾燥には要注意です。
②シモツケソウの画像(写真)!
小さな無数の花が愛らしいですね。
③シモツケソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
シモツケソウの開花時期は「5月~8月頃」です。
④シモツケソウの苗の植え付けのポイントは?
苗の植えつけは、2月~3月に行う。
⑤シモツケソウの剪定のポイントは?
剪定は2月に行いますが毎年ではなくていいです。
またシモツケソウは、間引きが重要。
⑥シモツケソウの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
シモツケソウは、株分けで簡単に増えます。
⑦シモツケソウに似た花は何がある?
シモツケソウとシモツケとキョウガノコがよく間違えられる。
⑧シモツケソウの花言葉はなに?
シモツケソウの花言葉は「控えめな可愛さ」「純情」
⑨京鹿の子(キョウガノコ)とシモツケソウの違いはなに?
京鹿の子(キョウガノコ)は棘が無く、シモツケソウは棘がある。
⑩シモツケソウとシモツケの違いはなに?
シモツケは樹木で、シモツケソウは草本。
⑪シモツケソウの種類や品種は何があるの?
日本には5種類が自生しています。
シモツケソウと同じシモツケソウ属には、シモツケ(下野)コデマリ(小手毬)ユキヤナギ(雪柳)シジミバナ(蜆花)などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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