みなさんこんにちは。
今回は、パンジー(サンシキスミレ)についてまとめていきたいと思います。
パンジーは、寒さに強く晩秋から春までの長い期間楽しむことができます。
花色が豊富で、初心者でも育てやすいためガーデニングの花として人気です。
パンジーは、スミレ科・スミレ属の一年草です。
学名は「Viola × wittrockiana」です。
今回は、パンジー(サンシキスミレ)についてのポイント、
以上17つの点についてお伝えします。
まずはパンジー(サンシキスミレ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
パンジー(サンシキスミレ)の育て方は?
パンジーは、秋から春まで次々と花を咲かせ、殺風景になりがちな冬の花壇や玄関先を華やかにしてくれます。
コツを知って上手に育てれば半年以上も楽しむことができます。
花壇・プランター・寄せ植え・ハンギングバスケットなど育てる場所を選ばず、いろいろな用途で楽しむことができます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、パンジー(サンシキスミレ)が好む環境についてお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の育て方!環境はどうする?
パンジーは、地植えでも鉢植えでも栽培が可能です。
日当たりがよく、風通しの良い場所で育てましょう。
太陽が大好きな草花なので、日光が不足すると花数が少なくなったり、ヒョロヒョロと間延びしたように徒長します。
次は、パンジー(サンシキスミレ)に適した用土についてお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)を育てる際の適した用土は何?
パンジーは、水はけ、水持ち、通気性の良い土が適しています。
パンジーを鉢植えで育てる場合は、園芸店やホームセンターで購入できる草花用の培養土を使うと手軽で良いでしょう。
自分で配合して用土を作る場合は、赤玉土と腐葉土、パーライトを6:3:1の割合で混ぜます。
地植えの場合は、植える前に腐葉土や堆肥を混ぜて耕しておきます。水はけが悪い場所には川砂を加えます。
次は、パンジー(サンシキスミレ)に必要な肥料についてお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の育て方!肥料はどうする?
パンジーを長く次々と咲かせるためには、適切な時期に適度に栄養を補う必要があります。
パンジーを植え付ける際には、ゆっくり効く「緩効性肥料」を施します。
生長がゆっくりな冬の間は、追肥の必要はありません。
春先、生長と開花が盛んになってきたら、月に2~3回ほど薄めた液体肥料を与えます。
育てる環境や、その時の葉や根の状態によって肥料を必要とする度合いが異なるので、よく栄養状態を観察しましょう。
では次は、パンジー(サンシキスミレ)の水やりポイントについてお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)を育てる際の水の量はどうする?
パンジーの水やりは、土が乾いたら鉢底から水が流れ出るほどたっぷり与えます。
冬場は、水をやる時間帯に注意が必要です。
午後気温が下がり始めた頃に水をやると、夜の間に水が凍ってしまい根を傷つけることになります。
そのため、冬場は気温が上がり出す午前に水やりをしましょう。
以上で基本的なパンジー(サンシキスミレ)の育て方については終わりです。
次はパンジー(サンシキスミレ)の写真をお見せします!
パンジー(サンシキスミレ)の画像(写真)!特徴は?毒性はあるの?
パンジーの花びらは、蝶のような可愛らしい形をしています。
また大きさは、5㎝程で、草丈は10~30㎝くらいになります。
パンジーは品種改良が盛んな草花で、白・青・赤・黄色など花色がとても豊富です。
また近年はフリンジタイプなど花びらの形状がフリルになっているタイプがあります。
パンジーの根や茎、種には、ビオニンやビオラルニンという有毒性分が含まれています。
嘔吐や神経麻痺を引き起こす成分です。
小さなお子さんや、ペットが口にしないように十分注意しましょう。
次に、パンジー(サンシキスミレ)の開花時期をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の開花時期や季節はいつ頃なの?いつまで楽しめる?
パンジーの開花時期は、10~5月の秋から春までです。約半年間ととても長く咲きます。
高温多湿に弱いため、6月の梅雨に入るころには枯れていきます。
次は、パンジー(サンシキスミレ)の苗の植え付けのポイントをお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の苗の植え付けのポイントは?
パンジーの苗の植え付けは、10~11月頃が適期です。
植え付ける際は、根の張りを良くするために、根の底や側面を軽くほぐしてから植えるのがポイントです。
また、深く植えすぎると根元が腐りやすくなります。ポット苗に植わっている時と同じ深さになるように土を掘って植え付けましょう。
元肥として、緩効性の肥料を土に混ぜます。
地植えの場合は、根が張る前に霜が降ると弱ってしまうので、霜が降りる季節の前か、霜が降りなくなってから植え付けます。
それでは次に、パンジー(サンシキスミレ)の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントをお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
パンジーは、鉢植えでも地植えでもどちらでも楽しむことができますが、いずれも日当たりの良い場所を選びましょう。
日光が不足すると、花付きが悪くなり、茎はヒョロヒョロと徒長してしまいます。
鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
パンジーは、寒さに強く、多少霜や雪に当たっても枯れることはありませんが、氷点下が続くような寒冷地では、鉢植えは軒に移動させたり、地植えの場合は、霜よけをすると安心です。
次は、パンジー(サンシキスミレ)の植え替えのポイントをお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の植え替えのポイントは?
パンジーは一年草のため基本的には植え替えは必要ありません。
鉢を変えたり、場所を移す場合は、根を傷めないように気を付けましょう。
ポットや鉢から出した時に、根が白く絡みあっている場合は軽くほぐしてから植えると根の張りがよくなります。
植え替え直後は、水をたっぷり与えて、直射日光をあてずに1、2日日陰に置きます。
次に、パンジー(サンシキスミレ)とビオラの寄せ植えのポイントをお伝えします!
パンジーとビオラの寄せ植えのポイント!
パンジーやビオラは、カラーバリエーションが豊富で、花弁は八重咲きやフリンジ咲きなどがあり、単体で植えても他の草花と組み合わせて寄せ植えにしてもどちらでも楽しむことができます。
なので、パンジーは寄せ植え向きの草花と言えます。
寄せ植えをする時は、似た環境を好む植物と組み合わせることがポイントです。
秋に植える場合は、耐寒性のある白妙菊や葉ボタン、春に植える場合は、アリッサムやノースポールなどがおすすめです。
それでは次に、パンジー(サンシキスミレ)の剪定(切り戻し)のポイントをお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の剪定(切り戻し)のポイントは?
パンジーの剪定(切り戻し)は、傷んだ茎や間延びした茎を取り除き、風通しを良くすることが目的です。
パンジーは花期が長いため切り戻しを行うことで、余分な部分に栄養が取られないようにします。
切り戻し後は栄養を補給する意味で、追肥を与えましょう。
次は、パンジー(サンシキスミレ)の増やし方をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の増やし方!
パンジーは、切り戻した時に剪定した茎を、挿し木(挿し芽)にして増やすことができます。
またパンジーは、花びらが散った後中心が丸くふくらみ、種をつくります。その種を採取して種から増やすこともできます。
次に、パンジー(サンシキスミレ)の挿し木(挿し芽)のやり方をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
パンジーの挿し芽は、1月~2月の寒い時期は避けましょう。
5㎝ほどに切った茎を1時間ほど水につけます。その時花や大きな葉は取り除き3~5枚ほどの葉だけ残します。
その後土に指先で穴を開けて、挿します。日陰に置いて、土が乾燥しないように管理します。
1週間ほどで発根します。
それでは次に、パンジー(サンシキスミレ)の種まき時期をお伝えします!
パンジー(サンキシスミレ)の種まき時期と種まきのポイントは?
パンジーの種まきは、8月中旬~9月が適期です。
発芽の適温は15℃~20℃です。
気温が高すぎると発芽しにくいため、残暑が厳しい場合は暑さが収まってから種をまきましょう。
種をまく時は、新しい土を用意し充分に湿らせておきます。
パンジーの種は、ゴマより小さいためピンセットやつまようじを使ってまくと、重ならずにまくことができます。
パンジーの発芽には、光が必要なため、種の上には薄く土をかけましょう。
その後種が乾かないように管理します。発芽後は、3~4枚葉が出たらポットに移植します。
次は、パンジー(サンシキスミレ)の株分けのやり方をお伝えします!
パンジー(サンキシスミレ)の株分けのやり方は?
パンジーは一年草のため基本的には株分けは必要ありません。
鉢の根詰まりなどで株分けが必要な場合は、根を軽くほぐしてから植えましょう。
次に、パンジー(サンシキスミレ)のかかりうる病気や害虫の対策法をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
パンジーによく見られる病気として、「うどんこ病」や「灰色かび病」があります。
どちらも茎や葉が白~灰色にカビが付いたようになります。風通しが悪いと発生する病気です。
これらが発生した場合は、白くなった部分を取り除き、繁りすぎた茎や葉を切り戻して風通しをよくします。
また花柄をこまめに摘むようにしましょう。
害虫は、アブラムシやナメクジの被害が多く見られます。
アブラムシは、見つけ次第こそげ落とすか、薬剤を散布しましょう。
葉や株の周囲に光るように這ったあとがある場合は、ナメクジが発生しています。
ナメクジは、花びらや葉を食い尽くしてしまうので、見つけ次第割り箸などで取り除きます。
広範囲の花壇や庭植えで手入れが行き届かない場合は、植え付け時にオルトランなどの薬剤を事前に土に混ぜるとよいでしょう。
それでは次に、パンジー(サンシキスミレ)の花が咲かない原因をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の花が咲かない(育たない)原因は?
パンジーの花が咲かない原因は、いくつかあります。
・日当たりが悪い
・霜にあたりすぎたり、低温が続いた
・植え付け(根の張り)が悪い
・水のやりすぎ
・水はけが悪く湿度が高い
以上のような環境や管理に原因がある場合以外に、栄養不足(肥料切れ)も花が少なくなる原因です。
その場合は追肥を与えましょう。
次に、パンジー(サンシキスミレ)に似た花をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)に似た花は何がある?
パンジーによく似た花は、ビオラです。
パンジーとビオラはもともと、サンシキスミレやサンショクスミレといった原種を交配してできた品種です。
園芸店などでは、花の大きい品種はパンジー、小さい品種をビオラと区別することが多いようです。
次は、パンジー(サンシキスミレ)の花言葉をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の花言葉はなに?英語や漢字でどう書くの?
パンジーの花言葉は「もの思い」・「私を思って」です。
また各花色によって花言葉があります。
黄の色のパンジーの花言葉は、「つつましい幸せ」。
白色のパンジーは、「温順」。
紫色のパンジーは、「思慮深い」です。
英語では、「Pansy」と書きます。
漢字では、「三色菫」と書きます。
最後に、パンジー(サンシキスミレ)の種類をお伝えします!
パンジー(サンシキスミレ)の種類や品種は何があるの?
パンジーは、寒さや乾燥に強く育てやすい花のため、大変人気があります。
そのため、近年品種改良が進み、花色や花びらの形状などが異なるさまざまな品種があります。
人気の品種をいくつかご紹介します。
「ローヴ・ドゥ・アントワネット」 淡いパステルカラーでフリルのような八重咲きの花びらが特徴です。
「ドラキュラ」 花の中心に向かって濃い紫~黒っぽい色をした花色が特徴です。フリルの花びらで、ゴージャスな雰囲気です。
「ヌーヴェル・ヴァーグ」 この品種は多くの種類があり、どれもアンティークな落ち着いた風合いが特徴です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
パンジー(サンシキスミレ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①パンジー(サンシキスミレ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
パンジーは、日当たりがよく、風通しの良い場所で育てましょう。
パンジーは、水はけ、水持ち、通気性の良い土が適しています。
パンジーを植え付ける際には、ゆっくり効く「緩効性肥料」を施し、生長と開花が盛んになってきたら、月に2~3回ほど薄めた液体肥料を与えます。
パンジーの水やりは、土が乾いたら鉢底から水が流れ出るほどたっぷり与えます。
②パンジー(サンシキスミレ)の画像(写真)!特徴は?毒性はあるの?
パンジーの花びらは、蝶ちょのような可愛らしい形をしています。また大きさは、5㎝程で、草丈は10~30㎝くらいになります。
パンジーの根や茎、種には、ビオニンやビオラルニンという有毒性分が含まれています。
③パンジー(サンシキスミレ)の開花時期や季節はいつ頃なの?いつまで楽しめる?
パンジーの開花時期は、10~5月の秋から春までです。約半年間ととても長く咲きます。
高温多湿に弱いため、6月の梅雨に入るころには枯れていきます。
④パンジー(サンシキスミレ)の苗の植え付けのポイントは?
パンジーの苗の植え付けは、10~11月頃が適期です。
植え付ける際は、根の張りを良くするために、根の底や側面を軽くほぐしてから植えるのがポイントです。
⑤パンジー(サンシキスミレ)の鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
パンジーは、鉢植えでも地植えでもどちらでも楽しむことができますが、いずれも日当たりの良い場所を選びましょう。
⑥パンジー(サンシキスミレ)の植え替えのポイントは?
鉢を変えたり、場所を移す場合は、根を傷めないように気を付けましょう。
⑦パンジーとビオラの寄せ植えのポイント!
寄せ植えをする時は、似た環境を好む植物と組み合わせることがポイントです。
⑧パンジー(サンシキスミレ)の剪定(切り戻し)のポイントは?
パンジーの剪定(切り戻し)は、傷んだ茎や間延びした茎を取り除き、風通しを良くすることが目的です。
⑨パンジー(サンシキスミレ)の増やし方!
パンジーは、挿し木(挿し芽)にして増やすことができます。
また種を採取して種から増やすこともできます。
⑩パンジー(サンシキスミレ)の挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
パンジーの挿し芽は、1月~2月の寒い時期は避けましょう。
5㎝ほどに切った茎を1時間ほど水につけます。その時花や大きな葉は取り除き3~5枚ほどの葉だけ残します。
その後土に指先で穴を開けて、挿します。日陰に置いて、土が乾燥しないように管理します。
⑪パンジー(サンシキスミレ)の種まき時期と種まきのポイントは?
パンジーの種まきは、8月中旬~9月が適期です。
種をまく時は、新しい土を用意し充分に湿らせておきます。
パンジーの発芽には、光が必要なため、種の上には薄く土をかけましょう。
その後種が乾かないように管理します。
⑫パンジー(サンシキスミレ)の株分けのやり方は?
パンジーは一年草のため基本的には株分けは必要ありません。
⑬パンジー(サンシキスミレ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
パンジーによく見られる病気として、「うどんこ病」や「灰色かび病」があります。
これらが発生した部分を取り除き、繁りすぎた茎や葉を切り戻して風通しをよくします。
害虫は、アブラムシやナメクジの被害が多く見られます。
アブラムシは、見つけ次第こそげ落とすか、薬剤を散布しましょう。
ナメクジは、花びらや葉を食い尽くしてしまうので、見つけ次第割り箸などで取り除きます。
⑭パンジー(サンシキスミレ)の花が咲かない(育たない)原因は?
パンジーの花が咲かない原因には、日当たりが悪い、霜にあたりすぎたり低温が続いた、植え付け(根の張り)が悪い、水のやりすぎ
、水はけが悪く湿度が高いなどがあげられます。
また栄養不足(肥料切れ)も花が少なくなる原因です。その場合は追肥を与えましょう。
⑮パンジー(サンシキスミレ)に似た花は何がある?
パンジーによく似た花は、ビオラです。
園芸店などでは、花の大きい品種はパンジー、小さい品種をビオラと区別することが多いようです。
⑯パンジー(サンシキスミレ)の花言葉はなに?英語や漢字でどう書くの?
パンジーの花言葉は「もの思い」・「私を思って」です。
英語では、「Pansy」と書きます。
漢字では、「三色菫」と書きます。
⑰パンジー(サンシキスミレ)の種類や品種は何があるの?
パンジーは近年品種改良が進み、花色や花びらの形状などが異なるさまざまな品種があります。
「ローヴ・ドゥ・アントワネット」、「ドラキュラ」 、「ヌーヴェル・ヴァーグ」は人気の品種です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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