みなさんこんにちは。
今回は、しだれ桜についてまとめていきたいと思います。
しだれ桜はバラ科サクラ属であり学名Cerasus spachiana f. spachianaの落葉高木です。
しだれ桜は細い枝が垂れ下がる姿から、糸桜と呼ばれることもあります。
しだれ桜にはいくつかの品種があり、しだれ桜の名前がつくのは多くがエドヒガン系の桜で、その総称として用いられています。
今回は、しだれ桜についてのポイント、
以上15個の点についてお伝えします。
まずはしだれ桜の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
しだれ桜の育て方(栽培方法)は?
しだれ桜は日当たりと水はけ、風通しの良い環境を好みます。
また、比較的生長が早いので、周囲の環境を考慮して育てることも必要です。
また、桜のまとめの記事もあります。
有名な桜の一覧をまとめていますので、こちらの記事もぜひご覧になってください!
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、しだれ桜が好む環境についてお伝えします!
しだれ桜の育て方!環境はどうする?
しだれ桜は日当たりや水はけ、風通しの良い環境が適しています。
特に、日陰では枯れてしまうことがあるので気を付けましょう。
ただし、品種によっては半日陰でも育つものもありますが花付きが悪くなることもあるので、なるべく日当たりの良い場所が良いです。
次は、しだれ桜に適した用土についてお伝えします!
しだれ桜を育てる際の適した用土は何?
しだれ桜は水はけの良い環境を好みます。
庭植えの場合はそのままの土壌でも構いませんが、必要に応じて水はけを良くするために赤玉土を混ぜたり、水持ちや栄養状態を良くするために腐葉土を混ぜたりすると良いでしょう。
鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を7:3で混合したものを用いると良いです。
次は、しだれ桜に必要な肥料についてお伝えします!
しだれ桜の育て方!肥料はどうする?
しだれ桜に与える肥料は開花前に腐葉土や油かす、緩効性肥料を穴を掘った根の周りに与えます。
植えたばかりの場合は根が枯れてしまうことがあるので、直接肥料を与えるのは控えたほうが良いでしょう。
では次は、しだれ桜の水やりポイントについてお伝えします!
しだれ桜を育てる際の水の量はどうする?
しだれ桜を庭植えする場合は自然の降雨に任せても構いません。
ただし、あまりにも乾燥が続く場合は水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら水やりをし、特に花後~梅雨入りまでの間は水切れを起こさないように気をつけたほうが良いです。
以上で基本的なしだれ桜の育て方については終わりです。
次はしだれ桜の写真をお見せします!
しだれ桜の画像(写真)!特徴は?寿命はいくらぐらいなの?
しだれ桜はエドヒガン系の枝が垂れる桜の総称です。
品種にもよりますが、生長すると5m~10mほどで、それ以上に大きくなることもあります。
しだれ桜はほかの樹木と比べて生長が早いのが特徴です。
桜で最も有名なソメイヨシノの寿命は70~80年といわれて言いますが、しだれ桜は300年以上にもなりかなり長命です。
長命なものは大きなものが多く、天然記念物に指定されているものも多くあります。
大きく圧倒されるようなしだれ桜がたくさんあるので、後程ご紹介する名所を参考にして訪れてみてくださいね!
次はしだれ桜の開花時期や見頃についてお伝えします!
しだれ桜の開花時期(季節)や見頃はいつ頃なの?紅葉は見れるの?
しだれ桜は品種や地域にもよりますが、3月下旬~4月下旬に開花し、一週間ほどで満開になります。
桜で有名な青森県弘前市の弘前城では毎年4月下旬に開花・満開を迎えます。
次はしだれ桜の名所についてお伝えします!
しだれ桜の有名な名所はどこ?
しだれ桜で特に有名なのは福島県二本松市にある三春滝桜です。
品種はベニシダレ桜で、樹齢1000年以上といわれており、国の天然記念物に指定されています。
見頃は4月上旬~中旬で、この桜を目的に毎年多くの観光客が訪れます。
身近な公園に咲く儚いしだれ桜とはまた違い、荘厳な雰囲気を感じる大木です。
この場所ではこの他にも、三春滝桜の子孫やソメイヨシノなど多くの桜をみることができるので訪れてみてくださいね!
次はしだれ桜の鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!
しだれ桜の鉢植え(盆栽)で育てる際のポイントは?
しだれ桜を鉢植えするときのポイントは、水切れを起こさないことです。
花後~梅雨入り前は特に注意が必要で、ここで水切れを起こしてしまうと枯れてしまうこともあります。
毎日水を与えるのが理想ですが、受け皿に水を溜める腰水をすると、うっかり水やりを忘れても大丈夫なので、ぜひ試してみてくださいね。
次はしだれ桜の種まきの時期とポイントについてお伝えします!
しだれ桜の種まき時期と種まきのポイントは?
しだれ桜を種から育てることができます。
特に、盆栽なとで楽しみたい方は、好きな大きさ・形に成形できるので挑戦してみるのも良いですね。
ただ、すべての種が発芽するわけではなく、むしろ芽が出ないことも多くあり、芽が出ても、花を咲かせるまで何年もかかったり、咲かないこともあるので、根気が必要です。
手軽に育てたい方は、市販の苗がおすすめです。
しだれ桜の種は実が熟してから採取します。
採取した種から果肉をすべて取り除き、一か月ほど冷蔵庫に入れて休眠させてから種まきしましょう。
成功すれば翌年の春頃に芽が出ます。
採取した種をそのまま植えても良いですが、ヤスリで傷つけると芽が出やすくなることがあるので試してみてくださいね。
また、果肉には発芽抑制の成分が含まれているので、きれいに取り除かないと芽が出ないので注意しましょう。
次はしだれ桜の剪定についてお伝えします!
しだれ桜の剪定(切り戻し)のポイントは?
しだれ桜に関わらず、桜は強い剪定を嫌います。
剪定をした切り口をそのままにしておくと、病気や害虫が発生し、最悪枯れてしまうことがあるほどです。
ある程度育ったしだれ桜は、枝が混み日光が当たらないなど理由がない限りしないほうが良いでしょう。
しだれ桜を剪定する時期は葉が落ちて休眠する11月~2月です。
混みあった箇所や幹から直接生えている細めの枝を切り、なるべく太い枝を剪定しないようにします。
この時、切り口がある程度大きい場合は必ず防腐剤などを塗布しましょう。
これをしないと切り口から腐ることがあるので、気を付けてくださいね。
次はしだれ桜の植え替えのポイントについてお伝えします!
しだれ桜の植え替えのポイントは?
しだれ桜を鉢植えしている場合は、1年~2年で植え替えをします。
植え替えをする場合は、それまで使用していた鉢よりもひとまわり大きな鉢を使うと、根詰まりを防ぐことができます。
植え替えは、根に付いている土を半分落とし、新たな用土を加えます。
しだれ桜はある程度大きくなると植え替えを嫌うので、庭植えで育てている場合はなるべく植え替えないほうが良いでしょう。
次はしだれ桜の増やし方についてお伝えします!
しだれ桜の増やし方!挿し木のやり方は?
しだれ桜の挿し木は強剪定を避けるため、混みあった枝を剪定したものを利用するなど、再利用の形が良いでしょう。
しだれ桜の挿し木は6月~7月と3月~4月が適しており、その時期に枝を10~15㎝程に切り取ります。
6月~7月に切る場合は、その年に生長した青い枝を切ると幹に負担がかかりにくくいです。
親木の剪定した切り口が大きい場合は、塗布材を塗りましょう。
切り取った枝の挿す方の先を斜めに切り、葉がついている場合は葉を2~3枚残して落とします。
作った挿し穂に発根促進剤を塗り土に挿しますが、その時用いるのは赤玉土とピートモスを混ぜたものや、用意が大変な場合は市販の挿し木用の用土がおすすめです。
用意した土に挿し、明るい日陰で管理し水をたっぷり与え、根がついたらポットや鉢に植え替えましょう。
次はしだれ桜のかかりうる病気や害虫の対策方法についてお伝えします!
しだれ桜のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
しだれ桜がかかりやすい病気には、うどんこ病や炭疽病などがあります。
発生しやすい害虫は、ケムシやハダニ、アブラムシなどがあります。
どれも市販の薬剤で対処可能ですが、根本的な対策として、剪定の切り口や折れてしまった箇所には必ず防腐剤や癒合剤などを塗布しましょう。
また、しだれ桜の病気や害虫はソメイヨシノなど枝がしだれないものとほとんど変わらないので、桜の病気を参考にすると良いです。
次はしだれ桜が枯れる原因と対策についてお伝えします!
しだれ桜が枯れる原因と対策方法は?
しだれ桜の枯れる原因は、病気や害虫などがありますが、剪定のし過ぎや間違った方法で剪定しているということもあります。
剪定の時期や剪定箇所を失敗すると枯れることがあるので気を付けましょう。
詳しい剪定の方法は先にご紹介しているので、そちらを参考にしてくださいね。
次はしだれ桜の花が咲かない原因についてお伝えします!
しだれ桜の花が咲かない原因は?
しだれ桜の花が咲かない原因は病気や害虫、剪定の失敗など様々ありますが、根本的な日光不足ということもあります。
しだれ桜を管理している場所が半日陰や全くの日陰だと花付きが悪くなり、最悪咲きません。
品種にもよりますが、しだれ桜は日の当たる環境場好きなので、なるべく日当たりの良い場所で管理しましょう。
次はしだれ桜の花言葉についてお伝えします!
しだれ桜の花言葉はなに?英語や別名でなんていうの?
しだれ桜の花言葉は「優美」「まやかし」です。
しだれ桜は枝が糸のように垂れ下がる美しい姿から優美さを連想させますが、あまりにも美しいとまやかしのようにも感じられる、不思議な桜ですね。
しだれ桜は英語でweeping cherryやそのままshidare cherryと呼ばれるそうです。
weepingは垂れ下がる・しだれるという意味なので、そのままですね。
英語ではこのように呼ばれるしだれ桜ですが、細い枝が糸とのように見られることから、日本では糸桜と呼ばれることもあります。
次はしだれ桜の販売価格についてお伝えします!
しだれ桜を購入する際には、以下でお伝えする値段を基準に購入を検討しましょう。
しだれ桜の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
しだれ桜の価格は種類や大きさにもよります。
一例として、約1mのヤエシダレは4000円~6000円、約60㎝のセンダイシダレは2000円程度です。
この他にも、盆栽用や大きめの木として販売しているものもあるので、ご自分に合ったものを探してみてくださいね!
次はしだれ桜の種類やソメイヨシノとの違いについてお伝えします!
しだれ桜の種類や品種は何があるの?ソメイヨシノとの違いはなに?
しだれ桜はエドヒガン系の枝が垂れ下がる桜の総称であり、いくつか種類があります。
エドヒガンから派生した桜はしだれ桜だけではなく、ソメイヨシノもその一つです。
しだれ桜とソメイヨシノの違いは、簡単に表すと枝が細く柔らかく垂れ下がるか、垂れ下がらないかであり、ソメイヨシノの枝が垂れ下がるシダレソメイヨシノもあります。
しだれ桜の種類はいくつかあり、一重咲きではキヨスミシダレやベニシダレ、八重咲きではヤエベニシダレやウジョウシダレなどがあります。
ヤエベニシダレはほかのページで育て方など詳しくご紹介しているので、そちらもぜひご覧ください!
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
しだれ桜のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは15個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①しだれ桜の育て方(環境、土、肥料、水やり)
しだれ桜は日当たりや風通し、水はけの良い場所を好みます。
庭植えの場合はそのままの土壌で、鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混合したものを用いると良いです。
しだれ桜に与える肥料は開花前に腐葉土や油かす、緩効性肥料を穴を掘った根の周りに与えます。
庭植えする場合は自然の降雨に任せ、鉢植えの場合は、表土が乾いたら水やりをし、特に花後~梅雨入りまでの間は水切れを起こさないように気をつけましょう。
②しだれ桜の画像(写真)!特徴は?寿命はいくらぐらいなの?
しだれ桜はエドヒガン系の枝が垂れる桜の総称です。
品種にもよりますが、生長すると5m~10mほどで、それ以上に大きくなることもあります。
しだれ桜はほかの樹木と比べて生長が早いのが特徴ですが、寿命は300年以上にもなりかなり長命です。
③しだれ桜の開花時期(季節)や見頃はいつ頃なの?紅葉は見れるの?
しだれ桜は品種や地域にもよりますが、3月下旬~4月下旬に開花し、一週間ほどで満開になります。
④しだれ桜の有名な名所はどこ?
しだれ桜で特に有名なのは福島県二本松市にある三春滝桜です。
品種はベニシダレ桜で、樹齢1000年以上といわれており、国の天然記念物に指定されています。
⑤しだれ桜の鉢植え(盆栽)で育てる際のポイントは?
しだれ桜を鉢植えするときのポイントは、水切れを起こさないことです。
⑥しだれ桜の種まき時期と種まきのポイントは?
しだれ桜の種は実が熟してから採取します。
採取した種から果肉をすべて取り除き、市販の種まき用の培養土に植え、明るい日陰で管理しましょう。
また、果肉には発芽抑制の成分が含まれているので、きれいに取り除かないと芽が出ないので注意しましょう。
⑦しだれ桜の剪定(切り戻し)のポイントは?
しだれ桜を剪定する時期は葉が落ちて休眠する11月~2月です。
混みあった箇所や幹から直接生えている細めの枝を切り、なるべく太い枝を剪定しないようにします。
この時、切り口がある程度大きい場合は必ず防腐剤などを塗布しましょう。
⑧しだれ桜の植え替えのポイントは?
しだれ桜を鉢植えしている場合は1年~2年で行い、根に付いている土を半分落とし、新たな用土を加えて植え替えます。
それまで使用していた鉢よりもひとまわり大きな鉢を使うと、根詰まりを防ぐことができます。
しだれ桜はある程度大きくなると植え替えを嫌うので、庭植えで育てている場合はなるべく植え替えないほうが良いでしょう。
⑨しだれ桜の増やし方!挿し木のやり方は?
しだれ桜の挿し木は6月~7月と3月~4月が適しており、その時期に枝を10~15㎝程に切り取ります。
6月~7月に切る場合は、その年に生長した青い枝を切ると幹に負担がかかりにくくいです。
親木の剪定した切り口が大きい場合は、塗布材を塗りましょう。
切り取った枝の挿す方の先を斜めに切り、葉がついている場合は葉を2~3枚残して落とします。
作った挿し穂に発根促進剤を塗り土に挿しますが、その時用いるのは赤玉土とピートモスを混ぜたものや、用意が大変な場合は市販の挿し木用の用土がおすすめです。
用意した土に挿し、明るい日陰で管理し水をたっぷり与え、根がついたらポットや鉢に植え替えましょう。
⑩しだれ桜のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
しだれ桜がかかりやすい病気には、うどんこ病や炭疽病などがあります。
発生しやすい害虫は、ケムシやハダニ、アブラムシなどがあります。
どれも市販の薬剤で対処可能ですが、根本的な対策として、剪定の切り口や折れてしまった箇所には必ず防腐剤や癒合剤などを塗布しましょう。
⑪しだれ桜が枯れる原因と対策方法は?
しだれ桜は剪定の方法が間違っていると枯れてしまうことがあります。
⑫しだれ桜の花が咲かない原因は?
しだれ桜は日が当たらないと花が咲かないことがあります。
日当たりの良い場所で管理しましょう。
⑬しだれ桜の花言葉はなに?英語や別名でなんていうの?
しだれ桜の花言葉は「優美」「まやかし」です。
しだれ桜は英語でweeping cherryやそのままshidare cherryと呼ばれています。
また、しだれ桜の別名は細い枝が糸とのように見られることから、日本では糸桜と呼ばれることもあります。
⑭しだれ桜の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
しだれ桜の価格は種類や大きさにもよります。
一例として、約1mのヤエシダレは4000円~6000円、約60㎝のセンダイシダレは2000円程度です。
⑮しだれ桜の種類や品種は何があるの?ソメイヨシノとの違いはなに?
しだれ桜はエドヒガン系の枝が垂れ下がる桜の総称であり、いくつか種類があります。
しだれ桜とソメイヨシノの違いは、簡単に表すと枝が細く柔らかく垂れ下がるか、垂れ下がらないかです。
しだれ桜の種類はいくつかあり、一重咲きではキヨスミシダレやベニシダレ、八重咲きではヤエベニシダレやウジョウシダレなどがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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