【コクテール(バラ)のまとめ!】育て方(挿し木や剪定)と花言葉等9個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、コクテール(バラ)についてまとめていきたいと思います。

 

コクテール(バラ)は世界的なバラ育種家であるメイアン氏により、1957年に作出されたシュラブローズ(半つる性のバラ)です。

フランスの著名な俳優ロミー・シュナイダーに捧げられたバラとして有名であり、2015年にフランス・リヨンで行われた世界バラ会議では殿堂入りも果たしています。

 

今回は、コクテール(バラ)についてのポイント、

①コクテール(バラ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②コクテール(バラ)の画像(写真)!香りの特徴は?
③コクテール(バラ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
④コクテール(バラ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤コクテール(バラ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥コクテール(バラ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
⑦コクテール(バラ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
⑧コクテール(バラ)の花言葉や英語名はなに?
⑨コクテール(バラ)の種類や品種は何があるの?

 

以上9個の点についてお伝えします。

まずはコクテール(バラ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

コクテール(バラ)の育て方は?

 

コクテール(バラ)は多年草の「つるバラ」の改良品種であり、他の品種と比べ初春に早咲きし秋頃に返り咲きすることもあり、非常に人気の高い種類です。

 

国内のコクテール(バラ)はつる状植物に近くなり、フェンスや支柱に誘引し巻き付けながら育成を行います。

その他、細長く楕円状の「オベリスク」施設の入り口などで見かける「アーチ」という支柱を用い、本格的なガーデニングも行うことができます。

 

コクテール(バラ)は他のバラと異なり耐陰性を持ち、半日陰状態でも十分育成が可能です。

原産地ではかなり大型の「シュラブ樹形」(バラの用語でいわゆる立ち木状態です)を取りますが、温暖な日本ではより大型化し枝先が長くなる「つるバラ」へと変化します。

 

コクテール(バラ)は非常に日本国内の風土にマッチするバラであり、頑健で長期間育てられるといった特徴も人気の秘訣でしょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、コクテール(バラ)が好む環境についてお伝えします!

 

コクテール(バラ)の育て方!環境はどうする?日陰でも育つの?

 

コクテール(バラ)は耐陰性を持ち日陰での育成も可能です。

 

ただしコクテール(バラ)の魅力を十分に楽しみたいのなら、ある程度日光が差す環境が望ましいでしょう。

日陰でも育つことには育ちますが一番の魅力である「つる」が成長不良になり、開花量や花色も見すぼらしくなってしまいます。

 

またコクテール(バラ)は耐寒性・耐暑性もごく普通に持ち合わせます。

ただ、なるべく風通しが良く空気が澱まない環境を好むので、そのような場所を選び植え付けてあげましょう。

 

次は、コクテール(バラ)に適した用土についてお伝えします!

 

コクテール(バラ)を育てる際の適した用土は何?

 

コクテール(バラ)はその用土にうるさくない品種です。

 

庭土でも十分育ちますが、一般的なバラ用培養土や観葉植物の土・草花用培養土でも問題なく育てることができます。

庭土の場合腐葉土を混ぜると良い生育状態が続くようです。

 

鉢植えの際は赤玉土(小粒)に完熟堆肥や腐葉土を3~4割ほど混ぜ合わせた混合土か、市販のバラ育成用培養土を用いてください。

 

次は、コクテール(バラ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

コクテール(バラ)の育て方!肥料はどうする?

 

コクテール(バラ)の肥料は窒素成分の含有量が少なめのものを与えましょう。

窒素の過剰摂取は将来的な「黒星病」につながる危険性があります。

 

鉢植え時には前述のコクテール(バラ)用混合土に準じた比率の完熟堆肥・腐葉土が主な元肥となります。

 

庭植えの元肥としては植え付けの際に「鶏糞」「牛糞」「腐葉土」を掘り起こした庭土に3〜4割ほど混ぜて与えましょう。

追肥についてはほぼ必要ありません。

 

では次は、コクテール(バラ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

コクテール(バラ)を育てる際の水の量はどうする?

 

コクテール(バラ)の水やりは特に留意点はありません。

成長状況を観察しながら、常識的な水まきの範囲内で問題なく成長します。

 

注意すべき点はコクテール(バラ)の休眠期の水やりです。

晩秋から冬にかけては休眠期に入り、この時期には最小限しか水分を必要としません。

水分量は控えめにして根腐れ等を避けてください。

 

以上で基本的なコクテールの育て方については終わりです。

次に、コクテール(バラ)の画像(写真)についてお伝えします。

 

コクテール(バラ)の画像(写真)!香りの特徴は?

 

 

画像はコクテールの花です。

 

コクテール(バラ)の花は退色しながら長期間に渡り花を咲かせ続けます。

 

開花初期は中心部…特におしべがハッキリとした黄色味を帯び、真っ赤な花弁をつけた花を大量につけるのです。

その開花の終わりには中心部は黄色から白色に変わり、色代わりの様を楽しめるというわけです。

 

コクテール(バラ)は微香種であり、多くのバラとは異なり花の香りは仄かに漂う程度です。

 

次に、コクテール(バラ)の開花時期や季節はいつ頃なのかについてお伝えします。

 

コクテール(バラ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

 

 

写真の様につるバラの特性を生かしアーチ状にもできます。

 

コクテール(バラ)は四季咲きを行うバラです。

 

四季咲きの厳密な定義は「春夏秋冬各季の開花」ですが、連続開花・周年開花にも「四季咲き」は用いられ、コクテール(バラ)に関しては後者にやや近い面があります。

コクテール(バラ)の開花期は5〜11月の約半年間であり、春から初冬にかけの全季節ですが…返り咲きを行わないこともあります。

 

次は、コクテール(バラ)の値段や販売価格はいくらぐらいなのかについてお伝えします。

 

コクテール(バラ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

コクテール(バラ)は苗の形状・その年数で値段が変動します。

 

最も高額になるのは5〜6号鉢の大苗で2000円台半ばです。

反対に安価なものは接木された一年生苗であり、800〜1,000円ほどとなります。

これが二年生苗となると約倍の1,600〜1,800円ほどの値段がつくようです。

 

次は、コクテール(バラ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。

 

コクテール(バラ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

コクテール(バラ)の苗は1〜2年ほど鉢で育て庭植えに移行します。

そのため初期の鉢植えは必ず行いましょう。

 

コクテール(バラ)を鉢植えする際はまず、その苗よりも2回りほど大きな鉢に植え替えます。

 

鉢は下土として半分以下の用土を入れ、その中に腐葉土や鶏糞などの元肥を混ぜ合わせます。

植え付ける苗は根に土をつけたままにし、徐々に上土を足しながら鉢の中心に置きましょう。

最後に鉢の縁の用土を4〜5cmほど低くし、苗の部分に盛土を行えば完成です。

 

庭植えに植え替える場合はまず、1〜2年ほど鉢で育成したコクテール(バラ)の苗を用意します。

 

直径・深さ30〜50cmの穴を掘り上げて、庭土を用いた混合土と元肥か各種育成用培養土を用意し、苗を穴の中心に置きます。

やや低めに土を埋め戻した後にたっぷりの水やりを行い、水が引いた時点で残りの土を被せて平らにならしましょう。

その後は雨や風で倒れないように仮支柱を用意し、茎の伸長に応じた太くて長い枝葉を選び、葉を全てむしり取りビニタイ・すずらんテープなどで仮支柱に誘引してください。

 

コクテール(バラ)の植え替えは鉢植え時のみ行います。

 

時期は12月〜翌年3月にかけての休眠期及び6月ごろの梅雨にかけてであり、元の鉢から株を抜き軽く土を振り払い、より大きな苗に植え替えるだけです。

地植えの際の植え替えは一切必要ありません。

 

それでは、コクテール(バラ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします!

 

コクテール(バラ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

 

コクテール(バラ)の剪定は、春先の開花期が過ぎた時点と冬季の休眠期に行います。

 

春期は咲き終わった花を根元から剪定するのみに留めましょう。

反対に冬季の休眠期に入ったら、コクテール(バラ)全体の形を整えるように各枝を剪定し切り戻しを行い、翌年の開花期に備えてください。

 

それでは次に、コクテール(バラ)の増やし方をお伝えします!

 

コクテール(バラ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

 

コクテール(バラ)の挿し木は梅雨時期・秋雨前線が活発な時期を見越して行います。

 

挿し木用用土は市販品のバラ専門のものが最も適しています。

個人で作るのはかなり難しいので、ここは市販品に頼ってください。

 

挿し木用の枝は必ず5枚以上の葉をつけたものを使用します。

 

この枝を2本単位で切り取り、鉢に用意した挿し木用用土にやや深めに突き刺します。

この際枝の切断面に「発根剤」を塗りつけておくとスムーズに挿し木が行えます。

 

コクテール(バラ)の挿し木は約30〜50日ほどで根が生えてきますので、鉢底から根が出るまでに育ったら育苗鉢に移し管理していきましょう。

 

それでは次に、コクテール(バラ)の花言葉や英語名はなにかをお伝えします!

 

コクテール(バラ)の花言葉や英語名はなに?

 

コクテール(バラ)の花言葉は「愛」「無邪気」そして英語名は「Cocktail」です。

 

前書きにも述べましたがコクテール(バラ)はフランスの有名女優ロミー・シュナイダーに捧げられたものです。

その彼女を表した花言葉なのではないでしょうか?

 

最後に、コクテール(バラ)の種類や品種は何があるのかをお伝えします!

 

コクテール(バラ)の種類や品種は何があるの?

 

写真左がロイヤル・サンセット、中央がフォール・スタッフ、右がピエール・ドゥ・ロンサールとなります。

 

コクテール(バラ)はフランスで作出された改良品種ですが、意外にも日本産のつるバラとかけ合わせて誕生した改良品種なのです。

 

このバラは「ノイバラ」といい。沖縄以南を除く全国各地の低地から高地にかけて幅広く分布しています。

コクテール(バラ)に関与する野生のバラとして、原種に近い立ち位置を持ちます。

 

コクテール(バラ)の近縁種として「テリハノイバラ」が挙げられます。

こちらもまた日本国内・朝鮮半島・中国の3国に自生している野外種となります。

これらのバラは当然ながらつるバラの一種であり、共に白い花を咲かせるという共通項を持ちます。

 

野生種の他にコクテール(バラ)は様々な改良品種を持つことでも有名です。

 

コクテール(バラ)から派生した改良品種として真っ先に思いうかぶのは「ピンクコクテール」です。

このバラはおしべ・めしべがある中心部を基準に白色がかり、花弁外郭はピンク色にほのづく花を咲かせます。

またコクテール(バラ)同様に繰り返し咲き・四季咲きを行い、ほぼ原種であるコクテール(バラ)と同じように育てることが可能です。

 

もう一つコクテール(バラ)が改良品種されたバラには「ニューコクテール」という種類も存在します。

こちらも原種コクテール(バラ)同様、年間を通じて花をつけ、コクテールのような真っ赤な花というよりは濃いピンク色の鮮やかな花色を持ちます。

中心部分が白いろになるのは、ピンクコクテールと同様です。

 

両者ともコクテール(バラ)の派生植物ということもあり、非常に似通った特徴を持ち合わせています。

 

その花色が独特な品種は「フォール・スタッフ」「ピエール・ドゥ・ロンサール」「ロイヤル・サンセット」です。

いずれも一輪咲きではなく花弁が幾重にも重なった大輪…つまり普通にイメージするバラの様な花を咲かせます。

 

フォール・スタッフは赤いバラ・深紅のバラの王道であり、8cmほどの大きな花を無数につけます。

しかもコクテールと同じ四季咲きであり、年間を通じその深紅色を目にすることができます。

病気になりにくく丈夫というメリットを兼ね備えているのも利点です。

 

ピエール・ドゥ・ロンサールはつるバラの中で最も有名であり、10cmもの大輪の花を咲きつけます。

薄ピンク色の花を持ち、つるバラの中でも1・2を争う人気種となります。

ただ春だけの一輪咲きなので、開花を長く待てないというデメリットも持ち合わせています。

 

最後にロイヤル・サンセットですが、この花はバラとしては珍しくオレンジ色の花を開花させるのです。

四季咲きはもちろん、返り咲きも頻繁に行うのでかなりの優良種ともいえるでしょう。

 

このようにつるバラの品種は数えきれないほど多く、代表的な種の紹介のみになりました。

さらにこれらの改良品種から連続して、欠点を克服するような品種が次々と生み出されてるのです。

代表種コクテールを始めとしたつるバラは、現時点でも数えきれないほどの品種が出回っています。

 

まずはお庭のお供に今回ご紹介した「コクテール(バラ)」を植えてみてはいかがでしょうか。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

コクテール(バラ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①コクテール(バラ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

環境への順応性が非常に高い上に、耐寒性・対暑性を持ち、木陰でも十分成育可能です。

ただ無理に耐えさせるのではなく、日光が当たり温暖な環境の方がよく育ち良い花を咲かせてくれます。

用土にもうるさくなく一般的な培養土や腐葉土を混ぜた庭土で充分育ちます。

鉢植え時は赤玉土(小粒)に完熟堆肥や腐葉土を3~4割ほど混ぜ合わせた混合土が適しているでしょう。

水やりも常識の範疇で構いませんが、落下後には少なめの量を維持してください。

肥料は窒素成分が多いと病気にかかりやすくなるので「堆肥」「牛糞」「完熟腐葉土」など、自然由来の肥料が適しています。

追肥は不要です。

 

②コクテール(バラ)の画像(写真)!香りの特徴は?

花は退色しながら長期間に渡り花を咲かせ続けます。

中心部はおしべがハッキリとした黄色味を帯び、真っ赤な花弁が魅力的です。

微香性であり、ほのかに香りが漂います。

 

③コクテール(バラ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

四季咲きを行い全季節で開花します。

 

④コクテール(バラ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

最も高額になるのは5〜6号鉢の大苗で2000円台半ばです。

反対に安価なものは接木された一年生苗であり、800〜1,000円ほどとなります。

これが二年生苗となると約倍の1,600〜1,800円ほどの値段がつくようです。

 

⑤コクテール(バラ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

1〜2年ほど鉢で育て庭植えに移行します。

鉢植えする際は苗床よりも2回りほど大きな鉢に植え替えましょう。

植え付ける苗は根に土をつけたままにし徐々に上土を足しながら鉢の中心に置き、の縁の用土を4〜5cmほど低くし盛土を行ってください。

庭植えは直径・深さ30〜50cmの穴を掘り、庭土を用いた混合土と元肥・各種育成用培養土を足しながら植え付けます。

低めに土を埋め戻した後にたっぷり水やりを行い、引いた時点で残土を被せ平らにならしましょう。

その後は雨や風で倒れないように仮支柱を用意し、茎の伸長に応じた太くて長い枝葉を選び、葉を全てむしり取りビニタイ・すずらんテープなどで仮支柱に誘引してください。

 

⑥コクテール(バラ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

時期は12月〜翌年3月にかけての休眠期及び6月ごろの梅雨にかけて行います。

元の鉢から株を抜き軽く土を振り払い、より大きな鉢に植え替えるだけです。

 

⑦コクテール(バラ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

開花期後・休眠期に行いましょう。

開花後は花を根元かr剪定するのみです。

休眠期は全体の形を整えることに徹してください。

 

⑧コクテール(バラ)の花言葉や英語名はなに?

コクテール(バラ)の花言葉は「愛」「無邪気」そして英語名は「Cocktail」です。

 

⑨コクテール(バラ)の種類や品種は何があるの?

改良母種としてノイバラ、国内種は更にテリハノイバラが自生しています。

有名な品種として「フォール・スタッフ」「ピエール・ドゥ・ロンサール」「ロイヤル・サンセット」の3種が挙げられます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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