みなさんこんにちは。
今回は、侘助(ワビスケ)についてまとめていきたいと思います。
侘助(ワビスケ)はツバキ科の常緑低木種であり、皆さんが良く知るツバキとは異なり、一回り小さく小ぶりな花をつけます。
雄しべが退化し一切花粉を作らず結実することもなく、一重咲き・半分ほどの「筒咲き」という一風変わった開花をします。
改良品種も多く様々な花の色を楽しめることから、古くから庭木として根強いファンがいる人気種です。
今回は、侘助(ワビスケ)についてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずは侘助(ワビスケ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
侘助(ワビスケ)の育て方は?
侘助(ワビスケ)は非常に適応能力が高く育てやすい花木です。
侘助(ワビスケ)の基本的な育て方はツバキ(椿)とほとんど変わりません。
鉢植え・地植え(庭植え)の両方で楽しむことが可能であり、ある程度の寒さにも耐え、日なた・日陰の両方で栽培可能です。
乾燥する冬季など、木枯らしのような冷たい風には弱い面があるので、そのような場所を避けた肥沃な土地に植え付けてあげましょう。
植え付け時から十分栽培・育成し一旦根づけば、ほとんど水やりの必要もなくなります。
害虫としては特に毒を持つ「チャドクガ」の幼虫の発生率が高く、刺されるケースが後を立ちません。
チャドクガはかなり厄介な虫で、一旦刺されると赤斑・かぶれ・発疹…重篤な例では過去にアナフィラキシーショックの事例もあるので、見かけ次第慎重に駆除しましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、侘助(ワビスケ)が好む環境についてお伝えします!
侘助(ワビスケ)の育て方!環境はどうする?
侘助(ワビスケ)は極端な木陰・日陰でなければ日照量にかなりの融通性を持つ花木です。
もちろん日当たりの良い場所の方がその生育は段違いに良くなります。
開花後は特に顕著に日の光を求めるようになるので、安定した開花を見たければ日光がよく当たる場所を選んであげた方がベターです。
また侘助(ワビスケ)はある程度の頑健さを持ち、耐寒性も備えますが、極端に低い気温や北風にさらされると落花・落葉…果てには立ち枯れにも繋がってしまいます。
国内では東北以南が最も植え付けに適しているとも言われるので、冷え込みの強い冬場などは慎重な管理が求められます。
しっかりと根を張り植えつくまでは乾燥に弱い面もあるので、この点にも留意してください。
次は、侘助(ワビスケ)に適した用土についてお伝えします!
侘助(ワビスケ)を育てる際の適した用土は何?
侘助(ワビスケ)は弱酸性に傾いた土壌を好みます。
そのため塀際など人工物近くのアルカリ性に傾きがちな土壌は育てるのに適していません。
侘助(ワビスケ)を育てるのに適した用土は鉢植え・庭植えの両者で異なります。
鉢植えの際は鉢底に軽石・白石など大きめな石粒を敷き、水通りを良くします。
用土は赤玉土と鹿沼土を半々に混ぜ合わせ、そこに少量の川砂を加え、更に「完熟腐葉土」や「パーク堆肥」など肥料にも転じる有機物を加えて酸性寄りの混合土で栽培しましょう。
庭植えの際は東寄りの暖かく日当たりが良い場所が適地です。
用土は特に作る必要がなく庭土で構いませんが、こちらもまた腐葉土を混ぜ込んでおくと、水捌け・保湿性が高まります。
コンクリート塀などの近くはアルカリ性に傾くので、避けた方が無難です。
次は、侘助(ワビスケ)に必要な肥料についてお伝えします!
侘助(ワビスケ)の育て方!肥料はどうする?
侘助(ワビスケ)の肥料は有機物由来のものが最も適しています。
侘助(ワビスケ)の元肥は鉢植え・庭植え共に「緩効性化成肥料」や完熟腐葉土・堆肥など用土にも転用できる「有機性肥料」を植え穴や鉢底に入れておきましょう。
追肥は冬季の2〜3月ごろに寒肥として「遅効性化成肥料」…もしくは油粕・骨粉を半々に混ぜた混合肥料をそれぞれ株元に施してください。
鉢植えの侘助(ワビスケ)には開花後に与えると、より効果が実感できます。
では次は、侘助(ワビスケ)の水やりポイントについてお伝えします!
侘助(ワビスケ)を育てる際の水の量はどうする?
侘助(ワビスケ)は植え付けてから1〜2年は若干多めの水やりを心がけます。
庭植えした侘助(ワビスケ)は上記の1〜2年が過ぎ、しっかりと根付けば極端に乾燥しない限り、水やりは不要となります。
鉢植えの際は用土が乾いたらたっぷりの水やりを心がけてください。
以上で基本的な侘助(ワビスケ)の育て方については終わりです。
次は侘助(ワビスケ)の写真(画像)をお見せします!
侘助(ワビスケ)の画像(写真)!花の特徴は?名前の由来はなに?
上記写真が侘助(ワビスケ)の花です。
実は侘助(ワビスケ)のルーツはかなり謎に包まれており、本来は国内に自生する種ではありません。
中国の唐つばきの流れを汲んでいる…ツバキとチャノ木の交雑種である…等諸説ありますが、いまだに明確にはなっていません。
基本的には花弁先端に白いラインが入る赤い薄簿色の花を咲かせますが、白侘助など白い花をつける改良品種も存在します。
侘助(ワビスケ)の花は基本的に「一輪咲」であり、その花弁は互いに重なり合いません。
ツバキと異なり名一杯に開花するのではなく、半開きの状態の「筒状花」として控えめにポツポツと蕾と花をつけます。
更にその雄しべは花粉を一切作ることができません。
当然ながら結実し種子を作り出す能力が欠如しているのです。
侘助(ワビスケ)という人名のような変わった名の由来は、かなり諸説豊富です。
まず茶人で有名な千利休…その千利休に仕えてこの花木を育てた庭師が侘助といい、彼の名前に因んだという説。
「侘び」と「好き」から取られ、好きがなまり「助け」となり複合漢字として「侘助」という漢字表記になったという説。
そして1592〜1598年、日本・明間の戦争(文禄・慶長の役)で朝鮮半島から“笠原侘助”と言う人物が持ち帰った説があります。
次に、侘助(ワビスケ)の開花時期をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
侘助(ワビスケ)の開花時期は11月から翌年3月にかけてです。
初冬から初春に差し掛かる寒い季節に開花します。
寒さに弱いとされる本種ですが、開花は冬期中心になるという少し変わった面があります。
次は、侘助(ワビスケ)の値段や販売価格をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
写真の様に苗木で販売されることが多いようです。
侘助(ワビスケ)は購入時の形態でかなりの価格の差が見られます。
基本的に「成木」「盆栽」「苗」「挿し木」の4通りに分けられ、この順番に倣い高価になります。
樹木としての販売…つまり十分育った侘助(ワビスケ)の成木となりますが、こちらは育てた経費も込みで10,000〜15,000円ほどになります。
侘助(ワビスケ)の盆栽は作出者や仕上げなど芸術的観点から根がつくことが多く、本来は天井知らずで最も高値になるのですが、一般業者が育てたものは凡そ5,000〜9,000円ほどの値段に留まります。
苗の平均価格は2,000〜3,000円ほどです。ただ苗と言っても鉢植えの苗木でありそれなりの大きさもあるので、ここから栽培するのが一般的です。
最後に挿し木ですが、こちらは購入者自らが水揚げなどを行い育てる手間が多いので最も安価になり、500円ほどの価格です。
それでは次に、侘助(ワビスケ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
改良品種の白侘助です。
侘助(ワビスケ)の苗木は真夏と極寒期を除けば、基本的にいつでも植え付けが行えます。
最も適した時期は春季・梅雨期・秋季の3〜4月・6月・9〜10月、この3回です。
鉢植えや強剪定直後の侘助(ワビスケ)の植え付けは、この適期に行うのがベストです。
侘助(ワビスケ)の苗木を庭植えする際は人工物の近くや南側をなるべく避けた、風通しの良い場所を選び植え付けましょう。
この際株より大きめの穴を掘り元肥は忘れずに入れ、湿り気が多ければ腐葉土で水捌けを調整します。
その後の1〜2年間は水やりの頻度を多めにし早めに根づかせてください。
一度根づいたら水やりの必要もなく、植え替えも行いません。
侘助(ワビスケ)の苗木を鉢植えする際は大き過ぎる鉢は、根張りが悪くなるので避けましょう。
購入時の根株より一回りほど大きな鉢に、水捌けの良い用土を入れ根株の周りを軽く押し固めた後、たっぶりの水分を与えます。
植え付けの際には苗木の根張りが良くするため、不揃いの根を1〜2cmほど切ってしまうと良い結果が出ます。
植え替えは鉢の底から根が溢れてきたら行いましょう。
植え付けとほぼ同手順でさらに一回り大きい鉢を用意して、同様に丁寧な植え替えをしてください。
鉢植えの際は庭植えと比べ水分を多量に与える必要があるので、根詰まりすると用土の水捌けや底穴の水通りが著しく悪化します。
水分過多で根の呼吸ができなくなり立ち枯れに繋がるので、底穴を観察し続けることが重要です。
次は、侘助(ワビスケ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
侘助(ワビスケ)は成長速度がそれほど速くないので、余分な枝を切り戻し栄養の分散を防ぐ必要があります。
また蜜に葉が生い茂ると風通しが悪くなり、侘助(ワビスケ)の成長を阻害しかねません。
この2つの理由で人の手を借り、剪定(切り戻し)されなくては上手く成長できない草木なんです。
剪定(切り戻し)の時期は開花時期が終わる3月半ばから5月にかけての春に行います。
(※因みに侘助(ワビスケ)やツバキの剪定(切り戻し)は本来庭師などの専門家に任せる作業なので、必ず自己責任で行ってください。)
まず侘助(ワビスケ)の剪定に必要な道具は…
◎ 剪定ばさみ
◎ 剪定のこぎり
◎ 刈り込みばさみ
◎ 癒合剤
◎ 軍手
の5点です。
特に園芸用の刃物は切れ味が段違いですので安全対策はしっかり行いましょう。
基本は「刈り込み」➡︎「強剪定(切り戻し)」➡︎「間引き剪定」の流れとなります。
間引き剪定とは侘助(ワビスケ)の生い茂った葉の内部の枝葉を切り戻し、空気の通り道を作る作業を指します。
まず『刈り込み』ですが、これは侘助(ワビスケ)の表面上の枝葉を切り揃え枝の分岐を促す作業です。
最終的に侘助(ワビスケ)の形が『円錐』になる様にしっかりと刈り上げましょう。
仕上げ時の目安は全大量の1/3の枝葉の除去となります。
次に2番目の『強剪定(切り戻し)』です。
強剪定は太い枝を剪定のターゲットとし、そこからの分岐やより良い内部環境を作り上げる作業のことです。
刈り上げ後の侘助(ワビスケ)の2〜3節ほどの内部の太い木を中心に、やや内側で強剪定することが重要です。
最終仕上げは『間引き剪定』となります。
間引き剪定は不要な枝を完全に除去し、侘助(ワビスケ)の内部の風通しを確保する作業です。
コツは中途半端な位置で不要な枝葉を切らずに、根元からバッサリと剪定することです。
中途半端に枝葉を切ると、そこから凄まじいスピードで芽が生えてしまうからです。
これら3段階の作業を終えたら侘助(ワビスケ)の剪定はひとまず完了です。
基本的には毎年これを繰り返してください。
その後のケアとして、太い枝の切断面等は病原菌やウイルスが侵入しやすく樹病に罹るケースがあるので、癒合剤を塗っておきましょう。
そして追肥も忘れずに行ってください。
次に、侘助(ワビスケ)の増やし方をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
侘助(ワビスケ)はおしべが退化し実をつけないので、ツバキの様に実植えで増やすことは不可能です。
必然的に挿し木で増やすしか方法がありません。
侘助(ワビスケ)の挿し木の適期は6〜9月です。
まず10cmほどの長さで枝を切り2〜3枚の葉を残し、他の葉は全て取り除いてください。
その枝を清潔な水に30分を限度に浸しておきます。
その後はポットに開封直後の清潔な鹿沼土を充填し、5cmほどの深さに枝を突き刺し半日陰に置き、根が出るのを待ちましょう。
この時に「発根促進剤」を切断面に塗布すると成功率がかなり上がります。
その後は苗の植え付け時と同様の手順で鉢植えに移行し、注意深く育て上げていきましょう。
次は、侘助(ワビスケ)の花言葉をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の花言葉や学名や英語名はなに?
侘助(ワビスケ)の花言葉は『静かな趣』です。
ひっそりと筒状の一重咲きをすることが由来であり、侘助(ワビスケ)にぴったりの花言葉ですよね。
侘助(ワビスケ)の学名は「Camellia wabisuke」、英語名は「Wabisuke」であり、そのままの直訳表記です。
それでは最後に、侘助(ワビスケ)の種類や品種をお伝えします!
侘助(ワビスケ)の種類や品種は何があるの?椿やヤブツバキとの違いはなに?
本来の侘助(ワビスケ)の野生種は既に述べた通り、朝鮮半島にルーツがあると言われています。
ただ今日の侘助(ワビスケ)は繁殖能力を欠如しており、何かしらの人の手が入った改良種、あるいは固定種とも呼ばれており野生のそれとは完全に一線を画しています。
原種はトウツバキ(唐椿)ということは判明しており、分類上の野生種としてはこの一種だけという説が有力です。
侘助(ワビスケ)の品種としては以下の3種が最も有名です。
◎ 白侘助
端的に言うと侘助(ワビスケ)の花が白くなる品種です。
その他の特徴は全てが侘助(ワビスケ)と同じであり、記録上は江戸時代中期の1789年に初めて公式に記載された記録が残ります。
◎ 胡蝶侘助
桃色に白い斑紋が入る花を咲かせる改良品種です。
こちらも白侘助同様に江戸時代中期の記録が残っており、ほぼ同時期に作出されたと言われています。
生垣などの庭植えより鉢植えとして多用され、盆栽種としても広く知られています。
◎ 太郎冠者
太郎冠者は狂言の舞台役柄の名称です。
命名の経緯は不明ですが、他の改良品種より一足早い1739年にその存在が記されています。
一時期は侘助(ワビスケ)の原種と言われたこともあったそうですが、現在はその説は否定されています。
花の色は薄い桃色であり他の品種にも見られますが、筒花状ではなくしっかりと開花するという、侘助(ワビスケ)の改良品種としては珍しい特徴を持ちます。
次に侘助(ワビスケ)と椿・ヤブツバキとの違いですが、3種とも分類状は全てが同属の草木となります。
ただ侘助(ワビスケ)と椿は園芸用・観賞用のための改良品種であり、ヤブツバキは一般に販売されている椿の「園芸母種」つまりは完全な野外種とされています。
ただし、椿の仲間はかなりややこしく、椿とヤブツバキを同一種とする見解も確かにあります。
断定はできませんが園芸用の椿の母種・原種が野生下のヤブツバキであり、椿は限りなく野生の血が濃い園芸品種なのでしょう…
侘助(ワビスケ)はそもそもルーツが国外であり、この2種とは明確な差があります。
諸説ありますが「唐つばき」が原種であり、国外から持ち込まれた外来種と言い換えることもできるでしょう。
そして最大の差はおしべの退化により、自ら結実し子孫を残せないことでしょう。
この様に古くからの“古典種”が大半を占める椿の仲間ですが、なかなかそのルーツや生態は謎に包まれた部分が多いのです。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
侘助(ワビスケ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①侘助(ワビスケ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
半日陰でも育てられますが、日照量の多い場所の方が生育状況は抜きん出て良くなります。
耐寒性が低いので冬場の立ち枯れには気をつけて下さい。
酸性寄りの用土を好み、鉢植え時は鹿沼土と赤玉土を半々に混ぜそこに完熟腐葉土・パーク堆肥などを加えたものを使います。
庭植えの際は元々の土壌で構いませんが、腐葉土を加えて水捌けをよくすると良いでしょう。
肥料は用土由来のもので構いません。
追肥は2〜3月ごろに寒肥として「遅効性化成肥料」か、油粕・骨粉を半々に混ぜた混合肥料を株元に施します。
水やりは庭植えの際は根付くまで1〜2年間ほど行い、その後は不要です。
鉢植えは表土が乾いたら水やりを行って下さい。
②侘助(ワビスケ)の画像(写真)!花の特徴は?名前の由来はなに?
半開きの一輪花・筒状花の形で開花します。
おしべが完全に機能退化しており、結実し種子を作り上げることができません。
名前の由来は諸説あり、原種を持ち帰った人物の名・千利休の庭師だった人物の名・「侘び」「好き」が混ざり合った造語という説が有力です。
③侘助(ワビスケ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
開花時期は11月から翌年3月にかけてです。
④侘助(ワビスケ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
「成木」「盆栽」「苗」「挿し木」で販売されています。
成木は10,000〜15,000円ほど、盆栽は一般業者が作出したものが5,000〜9,000円で売られています。
苗の価格は約2,000〜3,000円、挿し木が最も安価で500円ほどです。
⑤侘助(ワビスケ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
真夏と極寒期を除けば、いつでも植え付けが行えます。
適期は春季・梅雨期・秋季の3〜4月・6月・9〜10月となります。
庭植えは風通しが良い東側に植え付け、腐葉土を加え水捌けを良くすると根付きやすくなります。
鉢植えは根を軽く切り揃え発根を促し、購入時の鉢より一回りサイズアップしましょう。
植え替えは鉢底から根がはみ出した時点で、更に大きな鉢に植え替えて下さい。
庭植えは一度根付いてしまえば、植え替えの必要はありません。
⑥侘助(ワビスケ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
剪定(切り戻し)は開花時期が終わる3月半ばから5月にかけての春に行います。
「刈り込み」➡︎「強剪定(切り戻し)」➡︎「間引き剪定」の流れで行うのが基本です。
作業後は頻繁に水やりを行い、追肥も怠らないようにしましょう。
⑦侘助(ワビスケ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
挿し木の適期は6〜9月です。
10cmほど枝を切り2〜3枚の葉を残し、他の葉は全て取り除き、その枝を30分を限度に水に浸します。
その後はポットに鹿沼土を充填し、5cmほどの深さに枝を突き刺し半日陰に置き、発根を待ちます。
無事根が出たら植え付け時と同手順で鉢植えに移行しましょう。
⑧侘助(ワビスケ)の花言葉や学名や英語名はなに?
侘助(ワビスケ)の花言葉は『静かな趣』です。
学名は「Camellia wabisuke」、英語名は「Wabisuke」となります。
⑨侘助(ワビスケ)の種類や品種は何があるの?椿やヤブツバキとの違いはなに?
白侘助・胡蝶侘助・太郎冠者という代表的な改良品種が有名です。
ヤブツバキは椿の野生種で、園芸用椿の改良母種となります。
侘助はそもそも外来種であり、自ら結実し子孫を残せないという特徴を持ち、この点で椿とは明確な差が生じます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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