【チョコレートミント(ハーブ)のまとめ!】育て方や食用なのかについて等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、チョコレートミント(ハーブ)についてまとめていきたいと思います。

 

チョコレートミント(ハーブ)はその旺盛な繁殖力で度々「植えてはいけない」植物などの代表格として語られがちです。

このような話が先行していますが、正しい知識・育て方をすれば…決して!厄介な植物などではありません。

 

鑑賞植物としてはもちろんですが、ハーブティーやちょっとしたスイーツ作りにも流用できるほどの万能植物なんです。

古くはアラビア・ヨーロッパで「薬用ハーブ」としても重宝されていたチョコレートミント…その実態をお話ししていきます。

 

今回は、チョコレートミント(ハーブ)についてのポイント、

①チョコレートミント(ハーブ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②チョコレートミント(ハーブ)の画像(写真)!花の特徴や学名はなに?食用なの?
③チョコレートミント(ハーブ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
④チョコレートミント(ハーブ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤チョコレートミント(ハーブ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥チョコレートミント(ハーブ)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
⑦チョコレートミント(ハーブ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
⑧チョコレートミント(ハーブ)の種類や品種は何があるの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

まずはチョコレートミント(ハーブ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

チョコレートミント(ハーブ)の育て方(栽培方法)は?

 

チョコレートミント(ハーブ)はシソ目シソ科ハッカ属のミント草の一種で、ハッカ油で有名な「ニホンハッカ」と同属の植物です。

 

その「スーッ」という鼻を通り抜けるような独特のメントール風味は、古くは薬草ハーブ・ハーブティー・カクテルなどの染色…そして今ではアイスクリームのチョコミント味などにも使われています。

 

チョコレートミント(ハーブ)はかなり用途多彩な植物ですが、条件が合えば頑丈な地下茎を伸ばしドンドンと増え続けることがあり、その点のみ注意してください。

農耕地・畑などで一旦生えようものなら、その駆除はかなり困難になると聞きます。

ただ、ネットなどのサジェストで否定的な単語をよく見かけますが、正しい知識を持ちその生育に臨むのなら何ら問題はない植物です。

 

チョコレートミント(ハーブ)はとにかく水分を求め、日当たり・風通しの良い場所を好みます。

 

増え過ぎないよう配慮すればかなり容易に栽培できる植物であり用途も多様なので、ぜひ一度チョコレートミント(ハーブ)を育ててみてはいかがですか?

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、チョコレートミント(ハーブ)が好む環境についてお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の育て方!環境はどうする?

 

チョコレートミント(ハーブ)はとにかく日当たりが良く、風通し・通気性の良い場所を好みます。

ただ、あまりに強すぎたり長時間の日差しは嫌う傾向があります。

そのような環境下は避け、1日に4〜6時間ほど日差しが当たる場所を選んであげましょう。

 

チョコレートミント(ハーブ)の育て方として「鉢植え」「花壇等の地植え」が挙げられます。

 

鉢植え・地植え共に一度根づけばほぼ放ったらかしで育てられますが、要となるのは育ち過ぎないように観察することと、他の植物の成長を妨げていないか?という2点です。

特に花壇等に植え付ける際は注意が必要で、チョコレートミント(ハーブ)単体ならまだ間引くことができますが、他の植物の根と複雑に絡み合うことがあるので気をつけてください。

 

次は、チョコレートミント(ハーブ)に適した用土についてお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)を育てる際の適した用土は何?

 

チョコレートミント(ハーブ)はやや多湿であり、有機物が多めの栄養豊富な土壌を好みます。

 

そのためチョコレートミント(ハーブ)を鉢植えする際は通気性の良い「草花用培養土」よりも保水性・肥沃さが多い「野菜用培養土」を好みます。

配合用土として自作用土を作る場合は「赤玉土」「腐葉土」「バーミキューライト」をそれぞれ5:4:1に混ぜ合わせます。

用土を作る際は後述の初期肥料である元肥も忘れずに追加してください。

 

花壇等の地植えの場合は植え付け場所の土壌を前もって改良しておきます。

 

掘り出した庭土に対し1/4ほどの割合で通気性を高める「川砂」「パーライト」を混ぜ合わせましょう。

更に保湿性が足りない場合は多湿を維持するため、1/4以下を目安に「バーミキューライト」「黒土」「腐葉土」等を混ぜてください。

 

次は、チョコレートミント(ハーブ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の育て方!肥料はどうする?

 

チョコレートミント(ハーブ)は多湿環境の他に豊富な栄養も求める植物です。

そのため肥料は鉢植え・地植え共にふんだんに与えます。

 

チョコレートミント(ハーブ)に与える肥料は「緩効性の化成肥料」です。

地表に撒くタイプが元肥・追肥共に適しており、1ヶ月半を目安に与え続けてください。

 

では次は、チョコレートミント(ハーブ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)を育てる際の水の量はどうする?

 

チョコレートミント(ハーブ)は野生下では湿地帯を最も好む植物です。

そのため水分をかなり要求するので、ふんだんに与えてあげましょう。

 

チョコレートミント(ハーブ)は乾燥下でも育つことには育ちますが、その葉はしおれたり枯れたりし見栄えが悪くなります。

特に真夏の高温乾燥下には意外に脆い面があるので、全季節を通して常に用土表面が水を含む状態を保つ必要があります。

 

以上で基本的なチョコレートミントの育て方については終わりです。

次はチョコレートミント(ハーブ)の写真(画像)をお見せします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の画像(写真)!花の特徴や学名はなに?食用なの?

 

 

画像はチョコレートミントの花です。

 

チョコレートミント(ハーブ)の花は稲穂のように花をつける「花穂」の特徴を持ちます。

茎の先端部分から数cmほどの小さな花穂を伸長しそこに花をつけ、花色は白色から淡い紫色になります。

 

チョコレートミント(ハーブ)の学名はMentha × piperita ‘Chocolate Mint’です。

 

学名における「x」は「クス」と読む学名記号となり「親種が明らかになる交雑種において、少なくとも片親だけでも明らかな場合」に際し用います。

チョコレートミント(ハーブ)は属名が「Mentha」(ハッカ属)「piperita」はセイヨウハッカ・ペパーミントを指しすので“ハッカ属・種小名ペパーミント“の改良種「チョコレートミント」の意味を成す訳です。

例外的に英語表記がラテン語表記に混ざっているのもかなり変わっていますよね。

 

ちなみにチョコレートミント(ハーブ)はハーブティーやミント系アイスのように食用としても用いられます。

ただそのほとんどは香料・アロマテラピーなどの精油、薬草、着色料や忌虫剤として使用されるようです。

 

次に、チョコレートミント(ハーブ)の開花時期をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

 

 

写真はチョコレートミントを用いたミントアイスです。

 

チョコレートミント(ハーブ)の開花時期は7月から9月にかけてです。

季節でいうと、ほぼ夏場限定で花をつけるようですね。

 

チョコレートミント(ハーブ)の葉を利用したい方は開花時期に蕾を摘出してください。

一度開花してしまうと葉が固くなる上に新芽も生え辛くなり、その葉が使い物にならなくなってしまいます。

 

次は、チョコレートミント(ハーブ)の値段や販売価格をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

チョコレートミントの苗はこの様な形で販売されます。

 

チョコレートミント(ハーブ)をはじめ、各ハーブ類の植物はかなり安価です。

時期や購入方法にもよりますが、3号ポットの初期苗で約200〜300円ほどとなります。

 

それでは次に、チョコレートミント(ハーブ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

 

鉢植えで育成されているチョコレートミントです。

 

チョコレートミント(ハーブ)の植え付けは多年草という特徴もあり、地植え・鉢植え問わず年間を通し行えます。

 

チョコレートミント(ハーブ)を鉢やプランターに植え付ける際は、地下茎や根の成長が早いので植え付け前の鉢より2回りほど大きい鉢・プランターを用意します。

鉢植えの場合は植え方に特筆すべき点はありません。

 

プランターに植え付ける際は必ず15〜20cmほど、株同士の間隔をあけます。

間隔を空けないと互いの地下茎や根が侵食し栄養・水分の奪い合いを行い、共倒れになるからです。

 

チョコレートミント(ハーブ)を地植えする際の植え付けは、必ず半日陰の風通しの良い場所を選びましょう。

その地下茎や根で他の植物を侵食してしまうので、地植えする区画を定めた上でブロックや園芸用セパレート等を20〜30cmほどの深さに埋め、他区画への侵入を防ぐことは鉄則です。

株同士の間は30cmほどの間隔を取ってください。

 

次にチョコレートミント(ハーブ)の植え替えですが、1年に1回…4〜5月・9〜10月に行います。

地植えの場合は植え替えの必要はありません。

 

鉢底などに根が溢れ出ていたら根詰まり・根腐れ防止のため、より大きな鉢・プランターを用意して植え替えてあげてください。

古い土ごと鉢から出し地下茎・根を傷つけないように要度は軽く振り払う程度で構いません。

植え替えの際1/2ほど用土を敷き、その上にチョコレートミント(ハーブ)を置き、残りの1/2で覆土するとうまく地下茎ごと植え替えることができます。

 

次は、チョコレートミント(ハーブ)の寄せ植えに合う植物をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?

 

チョコレートミント(ハーブ)の寄植えは残念ですが行うべきではありません。

 

例を挙げると同属の「ペパーミント」「アップルミント」の寄植えですら、アップルミントの生育速度が勝りペパーミントを侵害してしまうほどです。

地下茎を張り巡らし自生するエリアをほぼ独占してしまう性質を持つので、寄せ植えには最も適していない植物とも言えるでしょう。

 

チョコレートミント(ハーブ)単体で鉢植えし、他の植物を並べて楽しんでください。

ただこの際も鉢同士が近接すると他の植物の鉢を浸食することさえあるので、注意深く行いましょう。

 

次に、チョコレートミント(ハーブ)の増やし方をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

 

チョコレートミント(ハーブ)は年間を通しての挿し木(挿し芽)が可能です。

季節を問わずいつでも行えるので、その増やし方はかなり簡単に行えます。

 

挿し木をするには切り戻した茎を利用するのが適しています。

茎の長さは5〜10cmほどにしましょう。

この際に葉などが生えている節のやや下を斜めの切り口で剪定するとなお良いでしょう。

節直下には植物ホルモンが集中しているので、切り戻した後も成長を促進してくれるからです。

 

チョコレートミント(ハーブ)の切り戻した茎は一旦水を入れた容器で約30分、水揚げをしてください。

その後は通常の植え付け時より用土を多湿にした培地に、下部の葉を取り除いて挿し、親株同様風通しが良く若干日の光が当たりにくい半木陰に置き根が出るまで待ちます。

発根を確認したら通常の植え付けを行ってください。

 

チョコレートミント(ハーブ)には他にも水挿しをしたまま、発根させる方法もあります。

その際は水中の水カビや細菌に侵されやすいので、常に清潔な水を用いるのが成功させるコツです。

 

それでは最後に次に、チョコレートミント(ハーブ)の種類や品種をお伝えします!

 

チョコレートミント(ハーブ)の種類や品種は何があるの?

 

チョコレートミントの仲間は総じてシソ科ハッカ属の植物です。

その種類は約40種にも及び、色や香りにより食用・飲料用・香料・薬用など、様々な用途に用いられています。

 

大分類として香りが比較的穏やかなスペアミント系のミントと、スーッとした清涼感と刺激が強いペパーミント系のミントに分けられます。

この分類はあくまでミントの用途に添ったもので、分類学的な分け方ではありません。

 

まず日本人に馴染み深いミントとして有名なものは「ニホンハッカ」と「ヒメハッカ」の2種類でしょう。

ご存知の通り医薬品やハッカ飴・ハッカ油やタバコの香料・菓子類など多岐に渡り日本文化に密接に関わっています。

「ヒメハッカ」は準絶滅危惧種に定められるほど生息数が減っており、かつてはハーブティーによく用いられました。

 

チョコレートミントのような香りを楽しむミント系の種類として「アップルミント」「パイナップルミント」の両者が広く知られています。

 

アップルミントはその名の通りリンゴのような甘い香りが特徴であり、ハーブティーとしての歴史が根強い種類です。 

パイナップルミントは別称「斑入りアップルミント」と言われるアップルミントの変異種・改良品種です。

こちらはハーブティーはもちろん料理にも使用される上に、班が入る珍しいミントなので観賞用としての人気も高い種類となります。

 

チョコレートミントを始めとした西洋系のミントは香りを楽しみハーブティーとして飲用されることが多く、この他にも多種多様な香りを持つミントが品種改良され続けています。

日本のミントといえば「ハッカ」一択ですが、海外…特にEU諸国では日進月歩で品種改良が進んでおり、中にはルーツが不明瞭のものや原種との差が極めて薄い改良品種も存在するほどです。

現状はこの様にミントの世界は複雑に入り組んでいるというわけです。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

チョコレートミント(ハーブ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①チョコレートミント(ハーブ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

1日4~6時間ほど日の当たり、風通し・通気性が良い環境を好みます。

一度根付けば容易に繁茂する植物ですが、増えすぎには気を付けましょう。

やや多湿で有機物が多い土壌を好みます。

肥沃な野菜用培養土や「赤玉土」「腐葉土」「バーミキューライト」を5:4:1の割合で混ぜ合わせた用土を使ってください。

元肥・追肥として土壌表面に撒く緩効性化成肥料を1月半を目安に与えます。

元々は湿生植物なので水分はかなり多めを心掛けましょう。

 

②チョコレートミント(ハーブ)の画像(写真)!花の特徴や学名はなに?食用なの?

花は稲穂のように花をつける「花穂」の特徴を持ちます。

色は白色から淡い紫色です。

学名は「Mentha × piperita ‘Chocolate Mint’」と言います。

食用にも多用されるハーブとなります

 

③チョコレートミント(ハーブ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

開花時期は7月から9月にかけての夏場です。

 

④チョコレートミント(ハーブ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

3号ポットの初期苗が200~300円ほどとかなり安価です。

 

⑤チョコレートミント(ハーブ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

植え付けは1年通しいつでも可能で、植え替えは年に1回…4〜5月・9〜10月に行います。

地植えの場合は植え替えの必要はありません。

鉢植えは急激に増殖するので2回り大きな鉢・プランターに20cm程の間隔で植え付けていきます。

植え替えの際は半分ほど用土を入れると上手く根づきます。

地植えの場所は風通しが良い半木陰の場所が最も適しています。

増殖力が強いのでこの際にセパレーターなどを設置してみても良いでしょう。

 

⑥チョコレートミント(ハーブ)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?

残念ですがチョコレートミントは他の植物の栄養や繁茂を阻害するので、寄せ植えすることはできません。

 

⑦チョコレートミント(ハーブ)の増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?

5~10cmほど茎を切り切断面を30分水に浸します。

その後は適切な用土に挿し発根を待つだけです。

水に挿したままでも発根できますが、水カビや病原菌に注意してください。

 

⑧チョコレートミント(ハーブ)の種類や品種は何があるの?

国内に「ニホンハッカ」と「ヒメハッカ」が自生しています。

アップルミントやパイナップルミントなどの改良品種はチョコレートミントと同じ用途で用いられています。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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