【ハカラメ(花)のまとめ!】育て方(植え替えや増やし方)と花言葉等11個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ハカラメ(花)についてまとめていきたいと思います。

 

ハカラメは正式名称を「セイロンベンケイ」と呼び、その繁殖力の強さで国内沖縄や小笠原諸島に帰化しています。

パッと見ると何の変哲もない緑色一辺倒の熱帯性の多肉植物ですが、実は驚くべき繁殖方法を取る植物なのです。

 

今回は、ハカラメ(花)についてのポイント、

①ハカラメの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ハカラメの画像(写真)!花や葉っぱや芽の特徴は?気持ち悪いの?
③ハカラメの開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?沖縄や小笠原にあるの?
④ハカラメの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤ハカラメの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥ハカラメの水栽培や庭植えでで育てる際のポイントは?
⑦ハラカメの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
⑧ハカラメの増やし方!歯挿しや種まき時期と種まきのポイントは?
⑨ハラカメは食べることができるの?
⑩ハカラメの花言葉はなに?別名はなに?
⑪ハカラメの種類や品種は何があるの?子宝草との違いはなに?

 

以上11個の点についてお伝えします。

まずはハカラメ(花)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ハカラメ(花)の育て方(栽培方法)は?増えすぎに注意?寒さに強いの?

 

ハカラメは非常に繁殖力が強い植物です。

 

先に述べた沖縄・小笠原諸島では、あまりの繁殖力の強さで「特定外来種」に指定されているほどです。

そのため無闇やたらに増やすのはお勧めできません。

 

ユキノシタ目ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属に分類される本種は、正式名称「セイロンベンケイ」と言います。

『ハカラメ』の名は文字通り「葉から芽を出す」独特の増え方を指し、十分生育した葉をちぎって水面に浮かべるだけで、その葉の際から無数の子株を生やします。

 

ハカラメ(花)を育てる場合は、既に開花時期を間近に迎えた親株を購入するか、この子株を育てていく2通りの方法が挙げられます。

 

元々は熱帯地方に生息する植物なので、亜熱帯である沖縄や小笠原諸島でなければ屋外飼育は不可能です。

寒くなってきたら必ず鉢植えに植え替え、室内に取り込んであげましょう。

ハカラメ(花)はこの様な環境が整えば、問題なく開花まで持ち込めます。

 

ポイントは日当たりの良い暖かい場所で乾燥気味に育てることです。

葉から子株を取る際は例外的に水につけっぱなしで構いませんが、子株を受け変え育成する際は、気付いたら水やりをする程度で構いません。

 

ハカラメ(花)は多年草であり多肉植物でもあるので、かなり丈夫であり成育スピードも群を抜きます。

日照量・気温・水分量が適切なら「ベル状の母」を茎先端に連なる様に無数に咲かせてくれます。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ハカラメ(花)が好む環境についてお伝えします!

 

ハカラメ(花)の育て方!環境はどうする?

 

ハカラメ(花)は多くの日照量・乾燥した土壌、そして気温の高さの3点が必要不可欠となります。

この3点を遵守すれば1〜4月にかけての開花期に、前述のベルの形をした花を無数に咲かせてくれます。

 

次は、ハカラメ(花)に適した用土についてお伝えします!

 

ハカラメ(花)を育てる際の適した用土は何?

 

ハカラメ(花)は多湿環境に非常に脆い面があります。  

そのため育てる際は水捌けの良い用土を準備しましょう。

 

ご自身で用土を作る場合は「赤玉土:腐葉土:軽石」を「5:3:2」の比率に整えた混合用土が適しています。

最も手軽なのは市販の「多肉植物育成用土」を使うことでしょう。

 

とにかくハカラメ(花)を咲かせる際は、地植え・鉢植え双方とも、保湿性のある用土は絶対に避けてください。

 

次は、ハカラメ(花)に必要な肥料についてお伝えします!

 

ハカラメ(花)の育て方!肥料はどうする?

 

ハカラメを植え付ける際にあらかじめ用土内に「緩効性肥料の化成肥料」を混ぜておきます。

 

肥料はリン酸分の含有量が多いものが最も適します。

この肥料はゆっくりと持続的に効くので、開花期までその効果が維持するのです。

 

ハカラメ(花)の開花期が終わったら、5〜9月にかけての2週間を目安に速効性の液体肥料を与え続けるのがコツです。

この間に初期肥料と同じ緩効性化成肥料を2〜3ヶ月に一度与えると、翌年の開花期の花つきが良くなります。

 

開花期直近の9〜11月には液体肥料のみを2週に一度与えるにとどめ、それ以降は追肥を絶ってください。

 

では次は、ハカラメ(花)の水やりポイントについてお伝えします!

 

ハカラメ(花)を育てる際の水の量はどうする?

 

ハカラメ(花)をうまく育てるための水やりは、土壌が乾燥したら与える程度で構いません。

常に土がジメジメする多湿下だと、呆気なく根腐れを起こし枯れてしまいます。

 

ハカラメ(花)もうまく育たなくなるので、土が僅かに湿り水やりをためらう状況なら、与えない方が良い結果につながります。

 

以上で基本的なハカラメの育て方については終わりです。

次はハカラメ(花)の写真(画像)をお見せします!

 

ハカラメの画像(写真)!花や葉っぱや芽の特徴は?気持ち悪いの?

 

 

 

写真上がハカラメの花、写真下が無数に子株を付けたハカラメの成木です。

 

ハカラメが気持ち悪いから否かは個人の主観でしょう。

 

確かに葉の終焉部にビッシリと新芽をつける様は苦手な方が多いのも事実です。

ただこの変わった特徴がハカラメ育成の醍醐味といっても良いので、苦手な方は写真を見て判断してみてください。

 

ハカラメの花も写真のように無数に連なり、集合体が苦手な方は及び腰になるかも?知れません。

 

既に述べた様にハカラメは名前の通りその葉から新芽・子株を発生させる変わった植物です。

葉っぱ自体はごくありふれた緑色の葉なのですが、葉が肉厚であり新芽や子株を生やす栄養分や水分を多く蓄えているので、かなりの重量感を感じます。

この点が多肉植物と言われる所以ですね。

 

因みにハカラメ(花)は花茎に花をつけると言いましたが、正確には真っ直ぐに伸びた茎の下部には葉があり、その頭頂部に無数の花を咲かせます。

厳密に言えば開花期に下部が葉…そして頭頂部にピンク色〜やや薄紫色の花が咲き乱れると言った方が正しいでしょう。

 

ハカラメは葉から子株を取る時のみ水に浮かべたり、水苔に十分水分を含ませた環境下に置き、多湿を維持します。

ハカラメの芽は1枚の葉から生え、その葉を切り分けても十分成長します。

状態の良い葉では葉の周辺に隙間なく芽を生やすこともあり、間引きをしなければ栄養不良でまともに育たないことも頭に入れておいてください。

 

また鉢植え・地植えの際も葉の周辺に芽や子株を発生させるので、繰り返しますが親株の栄養不良を防ぐため、適宜芽や子株の摘み取りは行いましょう。

 

次に、ハカラメの開花時期や季節をお伝えします!

 

ハカラメの開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?沖縄や小笠原にあるの?

 

画像は開花しかけのハカラメの蕾です。

 

ハカラメの開花時期は真冬の1月から春真っ只中の4月となります。

この時期は地植えの場合は鉢植えに植え替えを行い、開花を見たければ暖かい室内に必ず取り込んでおくことが原則です。

 

ハカラメの原産地の最も有力な説は『南アフリカ一帯』とされています。

ただ同属のハカラメの仲間は「アフリカ東部」「アラビア半島」「東南アジア」そして「東アジア」にも分布しており、帰化種が在来種かで論争が起きているのも事実です。

要は熱帯・亜熱帯地方で乾燥が続く土地ならばどの国や地域でも成育可能であり、なかなか本来の主息地が分かりにくい植物なんです。

 

国内本土では九州以南には梅雨や冬季の関係で帰化の報告例はありません。

ただ気候と環境の合う「沖縄本島南部」「小笠原諸島(特に父島)」には外来種として帰化しています。

特に小笠原諸島では【侵略的外来種】として重く見られており、本来自制していた貴重な植物を駆逐してしまう現状があります。

 

次は、ハカラメの値段や販売価格をお伝えします!

 

ハカラメの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

画像は文字通り葉から芽を出している様子です。

 

ハカラメは古くから親しまれている植物であり、繁殖力も旺盛なことから非常に安価です。

販売形態としては…

◎ 苗
◎ 葉そのもの

この2通りが主となります。

 

ハカラメの苗は大きさによりますが概ね400〜600円ほどです。

 

葉はさらに安価になり複数枚での販売が多く見られます。

単価で言えば1枚100円もしませんが5枚程度のまとめ売りの販売方法がとられており、その価格は概ね300〜400円台と言ったところです。

 

それでは次に、ハカラメの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!

 

ハカラメの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

ハカラメの苗の植え付け適季は、気候の穏やかな4〜5月か9〜10月になります。

ただし基本的に非常に生命力が強いので、極端に寒い時期や台風・梅雨などの時期を避ければ年中可能です。

 

基本的にハカラメは鉢植えで育てる植物です。

 

地植えも行えなくはありませんが、本来は沖縄など本土の「温暖湿潤気候」と全く異なる気温20℃前後の「亜熱帯気候」で行われています。

そのため温室を用意したり、温室内での冬季のエアコンフル稼働は欠かせません。

 

冬季や多湿季には鉢植えに植え替え夏季に限定して地植えを行う方法も考えられますが、先に述べた「侵略的外来種」ということもあり、他の植物に悪影響を及ぼすので徹底的な管理が必要となります。

このことを踏まえた上で地植え・庭植えにはチャレンジしてください。

 

ハカラメの植え付け自体は至極簡単です。

 

初めに述べた用土に植え付け、軽く給水をする…ただそれだけです。

その後は日当たりの良い場所に置き、乾燥気味に育てれば問題なく生育するでしょう。

 

ハカラメの植え替えは5〜6月と9月が最も適しています。

 

ただ鉢植えの場合は底から根が溢れ出る様であれば、すぐにワンサイズ上の鉢に植え替えましょう。

根についた土は綺麗に落とす必要はなく、大体半分ほどを残し振り払ってください。

こちらも先に述べた初期肥料と用土に植え替えを行うだけで、特別な処置を必要としません。

 

地植えのハカラメの植え替えはかなり未知数ですが、夏季が終わり残暑が続く内に同様の方法で鉢植えに移行した方がベストです。

徐々に気温も冷え台風や降雨なども激しくなるので、来年の夏季まで室内で大人しく生育してあげましょう。

 

次は、ハカラメの水栽培や庭植えでで育てる際のポイントをお伝えします!

 

ハカラメの水栽培や庭植えでで育てる際のポイントは?

 

ハカラメは一時期かなり乾燥した状態の葉が100円ショップでも販売されていたほどです。

 

そのような状態でもひとたび水につけると、目や子株を盛んに生やし、その生命力に驚いた記憶があります。

ただ芽が伸張し茎になった時点で適宜用土に移しかえなければ、呆気なく枯れて溶けてしまうので注意してください。

 

庭植えの際のポイントは沖縄以南にお住まいの方は「多肉植物用用土」などを「庭土」に混ぜ合わせ植え付けることで周年育成が可能です。

 

ですが九州以北にお住まいの方は、夏場以外は事実上庭植えは不可能です。

先にも述べた通り湿気と低温であっけなく枯れてしまうので、鉢植えでハカラメを育成するのが大原則です。

夏場の乾燥・高温下では問題なく庭植えが可能です。

 

次に、ハラカメの寄せ植えに合う植物についてお伝えします!

 

ハラカメの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?

 

ハカラメの寄植えに適した植物は、やはり同じような環境下で育つ各種『多肉植物』のプランター植えを強くお勧めします。

 

変わり種として意外に相性が良いのが「各種サボテン」類です。

 

両者とも水分を蓄える性質が共通している上に、栄養の乏しい用土でも十分成育可能であること。

そして日光と高温を好むことから、寄植えのアクセントに使用する方も多いようですね。

 

この他に数多くの熱帯植物が挙げられますが、なかなか寄植えを実践しているケースは乏しいようです。

 

その一因としてハカラメの異様な増殖速度により他の植物がダメージを受けやすいからでしょう。

実際に小笠原諸島では在来種を次々と駆逐してしまう特定外来種に指定されているわけですから。

 

もし寄植え用の植物を新しく思いついたら、ハカラメの侵食を受けていないかどうか注意深く観察しながら寄植えしてください。

その際はハカラメを適切に間引く必要性が生じます。

 

次は、ハカラメの増やし方をお伝えします!

 

ハカラメの増やし方!葉挿しや種まき時期と種まきのポイントは?

 

ハカラメは子株を取り分ける増やし方の他に「葉挿し」と「種」で増やすことができます。

 

葉挿しの場合は簡単で、適当な大きさのハカラメの葉を切り取り水耕栽培するだけです。

葉の周囲から芽や根が発生し、ある程度の大きさになったら、そのまま用土の上に置きましょう。

そこから各子株が伸長し1ヶ月も経たない内に根を張り、2ヶ月後には立派な茎を持つハカラメが育っているはずです。

 

種まきの場合はハカラメの種を購入するか、開花後に収集する必要があります。

 

実際にハカラメの開花後にその種は採取できるのですが、かなり小型な上に茶褐色をしており、その発芽に関する情報はほぼ皆無でした。

時期は開花期が終わった直後というのが自然ですが、Web上・書籍でも種まきについて言及した情報は得られませんでした。

高温乾燥下で既にお話しした用土に撒けば発芽はするはずです。

 

「葉から芽」という名の通り、その葉から栽培育成するという先入観が強い植物です。

チャレンジする機会がある方はぜひ種からの飼育を試みてください。

 

それでは次に、ハカラメは食べることができるのかをお伝えします!

 

ハカラメは食べることができるの?

 

ハカラメは過去に牛が大量に食べ、中毒死した事例があります。

大量に食べなければ人体に影響は皆無でしょうが、敢えて過去にこの様な事例がある植物を食べることはお勧めしません。

 

ハカラメが食用に用いられているという話は一切耳にしません。

その様に食用としての前例がなく、食べてどうなるか分からない植物を無理に食べる必要はありません。

 

人ではありませんが動物の死亡例ははっきりと報告されていますので、安全策を選び無闇なリスクを負う必要もないでしょう。

 

次は、ハカラメの花言葉についてお伝えします!

 

ハカラメの花言葉はなに?別名はなに?

 

ハカラメの花言葉は『無言の愛』『平穏無事』『静穏』『信じて従う』です。

 

これは同ベンケイソウ科に属するベンケイソウと全く同じ花言葉であり、頑健で暑さ・乾燥に強い様から取られていると言われています。

これとは別に『不死鳥』の花言葉も持ち、葉から芽を出し強い生命力を持つことが由来です。

 

またハカラメの植物学上の正式名称は「セイロンベンケイ」ですが、数多くの異名や流通・商品名を取ることが知られています。

 

最も多いのが「マザーリーフ」であり、その葉を母体とし無数の子株を生やすことからこう呼ばれています。

その他には文字通りの「子宝草」子株を灯籠に見立てた「灯籠草」英語圏でも幸運の葉を意味する「good-luck leaf」という様に数々の異名を持ちます。

 

それでは最後に、ハカラメの種類や品種をお伝えします!

 

ハカラメの種類や品種は何があるの?子宝草との違いはなに?

 

ハカラメと子宝草は両者ともセイロンベンケイの俗称であり、違いは全くありません。

その昔、沢山の芽を生やす事から「育てていれば子宝に恵まれる」という願掛けとして子供のいない家庭で育てられていました。

 

ハカラメの種類ですが、これは「セイロンベンケイ」ただ一種のみです。

ただし、多くの改良品種は報告されています。

代表的な改良品種は以下の3種です。

◎ ウェンディ

オランダ国内の大学で作出された改良品種であり、主要人物の名に因み「カルパー・ウェンディ」の名で流通することもあります。

小柄な花を長期間つけ、色味も原種の花に比べ濃くなるのが特徴です

 

◎ テッサ

この改良品種の一番の特徴はなんと言っても「オレンジ色の花」をつけることです。

こちらの品種もまた原種より多くの花を咲かせ、より細い筒状の様な花の形になります。

 

◎ ニュー・ウェンディ・ホーピング

ウェンディのさらに改良品種であり、より原色寄りの赤紫色が非常に特徴的となります。

 

その他ハカラメと同一種ではありませんが、分類上の一つ上の区分「属」に言及すると…その種類は実に100を超えるほど存在するので、地道にコレクションするのも良いかも知れませんね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ハカラメ(花)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ハカラメの育て方(環境、土、肥料、水やり)

ハカラメは高温乾燥下を強く好むので、年間通しての屋外育成はできません。

日の光も多く必要とするので日照量の多い日向に常にに置いてあげましょう。

用土は「赤玉土:腐葉土:軽石」を「5:3:2」の比率に整えた混合用土が適しています。

最も手軽なのは市販の「多肉植物育成用土」を使うことです。

肥料は開花期が終わった5〜9月、リン酸分の含む「緩効性化成肥料」を2〜3ヶ月を目安に与えます。

同時期に2週間を目安にし、速効性液体肥料を与えても良いでしょう。

開花期直前の9〜11月には液体肥料のみを2週に一度与え、以降は追肥を絶ってください。

 

②ハカラメの画像(写真)!花や葉っぱや芽の特徴は?気持ち悪いの?

薄紫色のベル状の花を真っ直ぐに伸びた茎先端に数珠状に無数に咲かせます。

葉や芽は一見地味な黄緑色ですが、条件が整うと葉の縁にビッシリとその芽をつけます。

個人的な主観になりますが、集合体が苦手な方はあまり良い思いはしないでしょう。

 

③ハカラメの開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?沖縄や小笠原にあるの?

開花時期は1〜4月の真冬から初春にかけてです。

屋外では呆気なく枯れるので、20℃付近を目安に…最低でも屋内に取り込んでください。

原産地はアフリカ南部と言われますが、同属類似種が中東・東南アジア諸国等に100種以上自生しています。

沖縄南部や小笠原諸島(特に父島)に帰化しており、小笠原諸島では旺盛な繁殖力により在来植物を駆逐する「侵略的外来種」として位置づけられています。

 

④ハカラメの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

大きさに比例し、一株が概ね400〜600円ほどです。

葉のまとめ売りもされており、こちらは5枚で300〜400円ほどとなります。

 

⑤ハカラメの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

ハカラメの苗の植え付け適季は、4〜5月か9〜10月の間です。

ただ基本的に生命力の強い植物なので、屋内なら年中可能です。

ハカラメは基本的に鉢植えで育てます

地植えも不可能ではないですが20℃以下になると驚くほど脆くなり、あっという間に枯れてしまうので、鉢に植え替え屋内に取り込みましょう。

また「侵略的外来種」ということもあり、他の植物に悪影響を及ぼすので徹底的な管理が必要となります。

植え付け自体は容易で用土に植え付け、軽く給水をする…ただそれだけです。

その後は日当たりの良い場所に置き、乾燥気味に育てれば問題なく成長します。

ハカラメの植え替えは5〜6月と9月が最も適しています。

鉢植えの場合は底から根が溢れ出る様であれば、随時大きめの鉢に植え替えましょう。

根についた土は綺麗に落とす必要はなく半分ほどを残し振り払う程度で構いません。

こちらも先に述べた用土に植え替えを行うだけで、特別な処置を必要としません。

地植えの際は、夏季が終わり残暑が続く内に同様の方法で鉢植えに移行し室内に取り込みます。

 

⑥ハカラメの水栽培や庭植えでで育てる際のポイントは?

その葉を切り適当な容器に水を張り浮かべるだけで容易に水栽培が可能です。

芽が育ち過ぎると枯れてしまうので、早めに引き上げて植え付けましょう。

沖縄以南以外では年間通しての地植えは不可能です。

高温乾燥下の夏季限定で地植えをし、その他の季節は鉢植えにして屋内で育成する必要があります。

 

⑦ハラカメの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?

他の多肉植物や、変わり種ではサボテン等が挙げられます。

ただ成長スピードが早く他の植物を枯らしてしまうことがあるので、適切に間引いてください。

 

⑧ハカラメの増やし方!歯挿しや種まき時期と種まきのポイントは?

開花期後に種は取れますが葉からの育成が容易なので、種まきによる育成は情報が欠如しています。

種まき時期は落花後の5月が理に叶いますが、調べた限り情報は皆無でした。

葉から増える特殊な繁殖方法を取るので、種から増やすメリットがない…というのが要因と思われます。

おそらく普通に用土に撒き覆土すれば発芽するので、種を手に入れた方は試してみてください。

葉挿しは周辺の子株がある程度育ったら用土の上に乗せるだけで、簡単に根付きます。

 

⑨ハカラメは食べることができるの?

過去に牛が大量にハカラメを食べ中毒死する事故が発生しています。

毒性は不明ですが、この様な危険性があるので、食用かどうか分からないものを無理に食べる必要はありません。

 

⑩ハカラメの花言葉はなに?別名はなに?

ハカラメの花言葉は『無言の愛』『平穏無事』『静穏』『信じて従う』です。

『不死鳥』の花言葉も持ち、その強い生命力が由来です。

正式名称の「セイロンベンケイ」の他、ハカラメを始めとし「マザーリーフ」「子宝草」「灯籠草」など数多くの俗称を持ち合わせます。

英語圏では幸運の葉を意味する「good-luck leaf」とも呼ばれています。

 

⑪ハカラメの種類や品種は何があるの?子宝草との違いはなに?

ハカラメの種類ですが、これは「セイロンベンケイ」ただ一種のみです。

一つ上の「属」から見れば100種以上の近縁種が存在します。

代表的な改良品種は「ウェンディ」「テッサ」「ニュー・ウェンディ・ホーピング」の3種です。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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